今年お初な映画館鑑賞ですわよ。
LOTRファンとしては、これだけは映画館で観たかったですし…。またも長尺で、不安はあったのですが、寝なかったです。昼イチという不利な条件にもかかわらず、中つ国に再び行くことが出来ました。これは、3Dで観るか迷ったのですが、時間的に選択肢はなかった(笑)公開週だと、もっとでかいスクリーンだったろうなぁというのは、しょうがないなぁ。映画館に行くと、予告をしこたま観て、あれも今度みたいなって思うもんだね。
つづきを早くっ!ていうのが、一番の感想ですね。見事な中継ぎ作…そこで終りぃ?みたいな。まだの人は、そう覚悟して観て下さい。
原作には、レゴラスが出てこないのですが、相変わらず戦闘マシンのごとく活躍してました。竜(スマウグ)の造型もなかなかでした。
hobbit21ホビット 竜に奪われた王国
原題:THE HOBBIT: THE DESOLATION OF SMAUG
監督・脚本:ピーター・ジャクソン   
製作:キャロリン・カニンガム、ゼイン・ワイナー、フラン・ウォルシュ
製作総指揮:アラン・ホーン、トビー・エメリッヒ、ケン・カミンズ、キャロリン・ブラックウッド、
原作:J・R・R・トールキン   
脚本:フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン、ギレルモ・デル・トロ   
撮影:アンドリュー・レスニー   
特殊メイク:リチャード・テイラー   
プロダクションデザイン:ダン・ヘナ   
音楽:ハワード・ショア   
シニア視覚効果監修:ジョー・レッテリ
上映時間:161分
出演:マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、リチャード・アーミティッジ、オーランド・ブルーム、エヴァンジェリン・リリー、hobbit214ベネディクト・カンバーバッチ、リー・ペイス、ルーク・エヴァンス、スティーヴン・フライ、ケン・ストット、ジェームズ・ネスビット、ミカエル・パーシュブラント、シルヴェスター・マッコイ、エイダン・ターナー、ディーン・オゴーマン、グレアム・マクタヴィッシュ、アダム・ブラウン、ピーター・ハンブルトン、ジョン・カレン、マーク・ハドロウ、ジェド・ブロフィー、ウィリアム・キルシャー、スティーヴン・ハンター、ジョン・ベル、マヌー・ベネット、ローレンス・マコール、他
hobbit24魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)に誘われトーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミティッジ)ら13人のドワーフたちとともに、巨大な竜スマウグ(声:ベネディクト・カンバーバッチ)に奪われたドワーフの王国エレボールを取り戻す旅に出たホビット族のビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)。臆病だったビルボは、旅を通じて自分にも知恵や勇気があることに気付き、ドワーフたちと固い絆で結ばれていった。獰猛で巨大なクモの群れの襲撃、ドワーフたちと因縁のある森のエルフとの遭遇、急流を下りながらのオークとの死闘など、旅路は困難を極めた。それでも彼らは目的を果たすため、恐ろしいスマウグがいるはなれ山の荒れ地を目指す……。
公式サイト
前作の記事 ホビット 思いがけない冒険
hobbit22
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hobbit28原作には、レゴラスは出てきませんし、タウリエルという女エルフも出てこない。そのあたり、どうなんかなぁ〜というのはあったんだけど、LOTRを観ちゃってるとやっぱレゴさんは出てきて欲しいと思うし、おらんのは不自然にも思えるもんね。長寿のエルフゆえ、指輪の旅との時間(60年)なんてたいしたことないわけですが、オーランドもやっぱ貫禄着いた俳優になったという気はしました。声のトーンが低めにやってましたねぇ。でも、見た目の変化は少ない。衣装もまんま入ったそうなんで、スタイルの変化も少なかったんでしょうね。
どうしても説明的になってしまうし、登場人物の把握の大変な前作よりはテンポがよかったかもしれません。
hobbit211クリチャーも、前半は熊人ビヨルン(この人はLOTRに出るはずだったんだよね)、蜘蛛のわらわら(フロドのまゆを思い出す)があり、オークのばっちいのだけじゃない。後半のスターはスマウグです。こいつが、思いの外おしゃべりでひきこまれるキャラに仕上がっていたのは驚きです。声は、人気のベネさんです。(わからんわっ)
スマウグの目とサウロンの目のリンクの映像も、面白い。ビルボが、ちょっと指輪に魅せられている風なのも、いい。
hobbit210hobbit213二つの塔よろしくガンダルフが、ここっていうときにやっぱりいないのだ!
闇の森のエルフ達は、エルロンドやガラ様と違って、いささか荒っぽい。レゴさんのおとっつあんスランドゥイルは、どっか食えないエルフです。大酒飲みで宴会好きっていうのをもうちょっと描いて欲しかったかなぁ。なんか、この王でありながら、どっか人間くさいスランドゥイルというエルフは、好きなキャラです。
レゴラスの恋つうか、タウリエルを巡ってイケメンドワーフのキーリと三角関係?みたいな構図をオリジナルで差し込んであります。キーリは、オークの矢をうけ戦線離脱。後半は、姫です。レゴさん、顔見世興行ってことではなかった役割。
hobbit26レゴラスとギムリの父ちゃんグローインとの会話があり、幼き(?)ギムリと奥さんの肖像画を見ながらボロクソ言うシーンは、くふふとなりました。タウリエルとのこともあって、ドワーフを余計敵視しちゃう設定かもしれないですねー。
今作では、彼らのエルフはあのエルフ達とは毛色が違うということは、指輪の原作を読んでいるものはたぶんみんな知っている事なんですが(スランドゥイルはあっちのエルフと同種族ですが)、タウリエルがレゴラスと「違う」とスランドゥイルが諭した事がそうなんだと把握しかねるんではないでしょうか。単に、王族と身分の違いで…と片付けられるのはなぁという気はします。
レゴラスは、LOTRで一目惚れしてしまったので長くなってしまいますな。他のキャラも好きなんだけど…、きゃーっ何このイケメンっていうのはレゴラスでした(笑)
hobbit27hobbit29ビルボは、すっかり13人のドワーフとなじみ深いものとなり、彼らを何度も助けるシーンが出てきます。
フロドに比べると、ビルボって逞しい!
タル転がしは、中盤の見せ場。
指輪の影響も、サウロンがまだ巨大化していなかったからフロドよりマシといっちゃマシだったんでしょう。
スマウグとビルボの会話が、結構あるんだけど、後から考えたら、シャーロックとワトソンじゃねぇかっ!観てるときは、そこまで考えなかったけど。(早くS3放映してくれっ)
元トーリンの居城はいまやスマウグの棲み家となってしまったとこでのスマウグとの一戦は、ちょっとわかりにくい。金ぴか大好きなスマウグというのは、ちょっとしたキー。
hobbit25前後して、バルド登場は萌え(爆)
ルーク・エヴァンスはストライクですからねぇ。雰囲気も、勢いを感じます。
今作は、目の保養にもよろしい。
麗しいツーショットがあったんで貼っておこう。
バルド達の住む湖畔の町は、やはりスマウグによって寂れた町にされてしまい、バルド自身もスマウグに因縁を持つ人物です。もーいいとこで終わっちゃうんだよね。
このホビットのシリーズで、浮かぶのは「欲」についてのエトセトラでしょうね。それぞれの登場する者たちが持つ「欲」をちょっと思い浮かべると、色々あるなぁって思いました。
スマウグは、ドワーフは強欲というがアンタもなかなかのもんですよ。はっはっは
hobbit212毎回カメオ出演しているはずのPJ監督は、どないしたんやと思ったら、冒頭のブリー村躍る小馬亭にでてたんだそうで見落とした!
NZの豊かな自然を背景に、安定のクオリティでした。美術やら諸々のチームも、あのメンバーだというのもいいんですよね。
指輪とのリンクも、またウレシイ。中つ国に、すぐに誘ってくれる。
もっと書きたいことはあるはずなのに、沸騰しちゃった。
原作のホビット(児童向け)は指輪に比べたら、「へ」のような量なんですが同じ三部作で大人向けにもというのを考えると、指輪は六部のサーガでもよかったとさえ思えてくる。でも、今更同じメンバーでというのは無理なこと(魔法使いが…)なので、セルフリメイクはしないで欲しい。他の人のリメイクは言語道断。
とにかく、はよ、次を見せてくれ〜!