観たいなぁと思いながら、今になってしまいました。
評判もよく、ウェス・アンダーソン監督は「ダージリン急行」が好きだったしね(ムーンライズ・キングダムはまだやねん)。
俳優の豪華さは、えらく目をひきました。主役級の俳優さんがワンサカ出とりますねん。脇でありながら、主役を食うことなく存在感を発揮しているさすがな俳優さんばかりです。
もっとコメディかなと思ったんですが、軽妙なサスペンスです。監督は、アドベンチャー映画と言うてたみたいですけど。
grand_budapest1グランド・ブダペスト・ホテル
原題:THE GRAND BUDAPEST HOTEL
監督・製作・脚本:ウェス・アンダーソン   
製作:スコット・ルーディン、スティーヴン・レイルズ、ジェレミー・ドーソン、   
製作総指揮:モリー・クーパー、カール・ウォーケン、クリストフ・フィッサー、ヘニング・モルフェンター、   
原案:ヒューゴ・ギネス   
衣装デザイン:ミレーナ・カノネロ   
音楽:アレクサンドル・デスプラ   
音楽監修:ランドール・ポスター
上映時間:100分
出演: レイフ・ファインズ、トニー・レヴォロリ、F・マーレイ・エイブラハム、マチュー・アマルリック、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、ジェフ・ゴールドブラム、ハーヴェイ・カイテル、ジュード・ロウ、ビル・マーレイ、エドワート・ノートン、シアーシャ・ローナン、ジェイソン・シュワルツマン、レア・セドゥ、ティルダ・スウィントン、トム・ウィルキンソン、オーウェン・ウィルソン、他
ヨーロッパ大陸の東端、旧ズブロフカ共和国の国民的大作家(トム・ウィルキンソン)が語り始めたのは、ゴージャスでミステリアスな物語だった……。grand_budapest21968年、若き日の作家(ジュード・ロウ)は、休暇でグランド・ブダペスト・ホテルを訪れる。かつての栄華を失い、すっかり寂れたこのホテルのオーナー、ゼロ・ムスタファ(F・マーレイ・エイブラハム)には、いくつもの謎があった。どうやって貧しい移民の身から大富豪にまで登り詰めたのか?何のためにこのホテルを買ったのか?なぜ一番狭い使用人部屋に泊まるのか?好奇心に駆られた作家に対して、ゼロはその人生をありのまま語り始める。遡ること1932年、ゼロ(トニー・レヴォロリ)がグランド・ブダペスト・ホテルのベルボーイとして働き始めた頃。ホテルはエレガントな宿泊客で溢れ、伝説のコンシェルジュ、ムッシュ・グスタヴ・H(レイフ・ファインズ)は、ゼロの師であり父親代わりだった。究極のおもてなしを信条とする彼は、マダムたちの夜のお相手も完璧にこなし、多くの客が彼を目当てにホテルを訪れていた。しかし、彼の人生は一夜にして変わってしまう。長年、懇意にしていたマダムD(ティルダ・スウィントン)が殺され、その遺言により貴重な絵画『少年と林檎』を受け取ったグスタヴが容疑者にされてしまったのだ。ホテルの威信を守るため、謎解きに挑むグスタヴとゼロ。コンシェルジュの秘密結社クロスト・キーズ協会(=鍵の秘密結社)や、ゼロの婚約者アガサ(シアーシャ・ローナン)の力を借りて、大戦前夜のヨーロッパ大陸を飛び回る。2人に迫る警察と真犯人の魔の手、そして開戦、果たして事件の真相は……?
公式サイト

grand_budapest3時間が、お手頃100分なんですが、それ以上の濃さを感じました。
そうそう、時間軸によって画面サイズが変わるの。あたしゃ、あんまり気にもならなかったんだけどさぁ。
どうしても、アホな妄想があって、ブダペスト→ハンガリー→近いのはスロバキア→ホテルが舞台→ホステルというところに行き着いてしまっていた。やはり、そろそろこれ系に手を出す時期かな?(笑)この映画はR指定じゃないんだけど、ちょっと残酷なシーンもあるし、エロ系もあるんだけどね。舞台は、ハンガリーではありましぇん。
grand_budapest8冒頭は現代で、架空の国ズブロフスカで、1968年の寂れたブダペストホテルで行き詰まっている作家がオーナーというムッシュ・ムスタファから、その経緯を聞くという形です。
天涯孤独であった移民の彼が、どうやってオーナーになりえたか。
grand_budapest51932年のこと、ゼロは伝説のコンシェルジュのムッシュ・グスタヴの下でロビーボーイとして、働き出す。しばし、彼の視点でグスタヴのことが描かれます。
大変ね、コンシェルジュも。
富豪のおばちゃんたちの色んな欲を満たしてあげなきゃいけないんだもん。
87歳の伯爵家のマダム・Dと一夜を共にした後、嫌がる彼女を家に帰らせた。その後、彼女は急死してしまう。事件の始まりはじまりー。
grand_budapest4このおばあちゃんをティルダ・スウィントンが老けメイクでやってるんですが、老女そのものなんですよね。この女優さんは相変わらず思い切りがいいというか、面白い。
各賞のメイキャップ部門にノミニーされたりしてますしね。皮膚のたるみ具合とか、シミやら年輪を刻みつけとります。
グスタヴはゼロを伴い、彼女の屋敷に弔問というかなんか貰えるかなーです、はい。
こんなところにエドワード・ノートンとか、まぁ贅沢極まりないキャスティングだわ。
grand_budapest6胡散臭いマダム・Dの息子にいつものエイドリアン・ブロディ。何か訳知りの執事セルジュXに、マチュー・アマルリック、息子の用心棒みたいなんにウィレム・デフォー、女中に注目度急上昇中レア・セドゥ。書けば書くほど出てくるわさ。
一番値打ちのある絵画「少年と林檎」をグスタヴにと遺言書に書かれ、ややこしそうなんで持ち去って帰るんですが、その時すり替えて飾った絵画がねぇエロいです。笑ったわ。
そんなとこから、マダムの親族からマダム殺しの嫌疑をかけられ、グスタヴは囚人へ…。
grand_budapest9彼に会いに行くのは,ゼロ。マダムのところへ行ってからは、ほんとアドベンチャー。その中で、グスタヴとゼロの間に親子のような兄弟のような友だちのような何かが育ってくんがなーんかわかる。血の契約も結びました。
次は、プリズン・ブレイク!ここもテンポが軽くて、笑える。囚人にあんな人も出てくるしさ。
ホテルが上客におもたせにしているメンドルのお菓子があって、そこの菓子職人のアガサとゼロは恋に落ち、アガサも色々協力を惜しみない。つぐないで少女だったシアーシャも、すっかり女性になったなぁ。
grand_budapest7デフォーさんのジョプリングは、殺し屋でいっぱい殺しましたね。アガサの写真を見てから、アガサが物音に煙突を覗くシーンの後に女性の生首チョンで,殺されたのかと思わされた。顔がえらい違うというのはあったんだけど。被害者は、執事の姉さんでした。
プリズン・ブレイク後の追われる彼らが助けを求め電話した先は、有名ホテルのコンシェルジュ。そこからまた違うホテルのコンシェルジュへ…これが鍵の秘密結社なるもの。きゃー秘密結社よ。顧客の秘密をもつ彼らは、裏で本当になんかやっていたらしいという。
雪上のチェイスは、競技のコースでのチェイスなんで、笑えるんです。でも、スピード感もあって面白いチェイスだったと思います。
grand_budapest10ドタバタしてる中でも、戦争の影はあって、ゼロは戦災孤児ちゅうか家族を殺され、生き延びた村の者はみんな逃げたと言う、難民です。そしてまた、戦争が始まろうとしていた…。
そして、68年に戻ってその後の彼らが語られます。
面白く観られました!
68年のムッシュ・ムスタファがさ、どこかレイフ・ファインズにも似てたりして、あれっあれっと勘違いを起こしそうにはなってしまいましたが。
grand_budapest12作家のモデルは、ツヴァイクらしいとのことですが、彼はブラジルで亡くなってるんですよね、だからアガサにはブラジルの形の痣があるのかなぁ。
最後の二枚の画像は、監督の朋友オーウェン・ウィルソンとジェイソン・シュワルツマン。オーウェンは、どこどこと思いながら観たわよ。わからなかったんだよな。

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ココまで書いて、あー記事が長すぎるからなかなか書けんのだと思った。わざわざだなぁ、あらすじ追うことないじゃん。思い出しながらってぇのもあるんだけどね。
「面白かったです」で終わるわけにもいかんなぁと思ったり、アホだな私。
Ed Munro【追記】アカデミー賞大量受賞オメデト
リンゴを持つ少年の絵のモデルを載せたかったんで、やっぱり載せときます。ホンマのモデルさん。