検索してわかった。私だけじゃなかったんだな、おいしそうなイタリア家庭料理と癒しな家族ドラマみたいに思い込んでた人はね。
まぁ、娘を溺愛してる父親とその娘のドラマだろ?って、冒頭では、まだ思ってたんですが、殺人事件が起きてしまう。ほりゃ、父と娘のおはなしではあるんです。
時代設定が、第二次世界大戦の前後で、色合いがクラシックな映画の雰囲気です。
ボローニャの夕暮れ
原題:IL PAPA DI GIOVANNA
監督・脚本・原案:プピ・アヴァティ
製作・脚本:アントニオ・アヴァティ
撮影監督:パスクァーレ・ラキーニ
編集:アメデオ・サルファ
音楽:リズ・オルトラーニ
美術:ジュリアーノ・パンヌティ
衣装:マリオ・カルリーニ 、フランチェスコ・クリヴェッリーニ
上映時間:104分
出演:シルヴィオ・オルランド、フランチェスカ・ネリ、エッジオ・グレッジオ、アルバ・ロルヴァケル、セレナ・グランディ、他
第2次世界大戦前夜のボローニャ、美術教師のミケーレ(シルヴィオ・オルランド)は美しい妻のデリア(フランチェスカ・ネリ)、17歳の娘ジョヴァンナ(アルバ・ロルヴァケル)とつつましく幸せに暮らしていた。そんなある日、ミケーレの勤める学校で女子生徒が殺害され、その犯人がジョヴァンナだったことから、一家の平穏な生活は一変してしまう。
公式サイト
ボローニャの夕暮れ - goo 映画
向こうのポスターは、父娘しかないものを使ってますが、日本のは母もちゃんと入った左の画像が使われたものです。
ほりゃ、家族のほんわかドラマだと思うべさ。
美術教師ミケーレは、娘ジョヴァンナと同じ学校に行っていて、娘がBFのひとりもいない事を気にかけています。
日本の父ちゃんなら、その逆が多いと思うんですけどねぇ。そこらは、イタリア男なんでしょうか?
父ちゃんの構いすぎに比べて、母親デリアはクールに見えます。
徐々にこの家族のすれ違った心の関係が、みえてはきます。
ジョヴァンナも、ひそかに親が心配するような何かを抱えてはいることが、ちょっと垣間見えるのですが、それは後半にならないとわかりません。
ジョヴァンナの親友が、殺される事件が起き、にわかにサスペンスくさくなります。
隣人で警察官でもあるセルジョが、いい友だちですが、どうも最初からデリアとの視線の交わし方が、含みがあるようにできてます。
そんな中で、にわかにジョヴァンナに殺人の嫌疑がかけられ、自供もします。
え〜?誰かかばってるんと違うん?と思ったが、違った。
地味なだけの娘ではなくって、精神が崩壊してしまった…。
実は、ストーカー。
未成年であるがゆえとこの精神崩壊で、実刑は免れ、病院に。相手側はファシズムに乗じて、強行実刑を望んでいたが、誰が見ても「あかんな」と。
職を失い、街でも排除に合うこの夫婦の味方はセルジョの一家のみ。
拘置所にいるときも、何度となく面会にいくのは父。母はいかない。
遠い精神病院にも、面会に行くのは父のみ。
どうしても、映画がミケーレ目線であるからかもしれないですが、母の心が読みづらいのが残念。
彼女の心の隙間は、ミケーレにはわかっていたのでしょうか?
ジョヴァンナもまた、美しい母に対しての劣等感のようなものが、心の闇でもあったようです。
戦争が激しくなり、ボローニャの街も空襲に見舞われます。セルジョの妻も家族も、空襲で亡くなってしまう。セルジョはひとりです。
鉄道の寸断があり、娘のところに行けなくなってしまうことから、ミケーレは家を離れ、病院の近くに住むことにすると。
それは、妻と親友に対しての重大な決断でした。
病院でジョヴァンナは、余計に重症患者になっていくようでして、心配だったのですが、戦争の終わりとともによくなっていきました。
もうちょっと、描いてほしいなぁと思うところが、何箇所かありまして、そうなっちゃうと、この題材はTVドラマ向きかもしれませんね。
ただ、愚かなまでも愛を娘に注ぐ父の姿は、伝わるものがありました。
この流れで行くと、悪人あたりが観られそうな雰囲気かな。ふふ
そして、終戦。
退院することのできたジョヴァンナは、奇跡的に残っていた我が家で父と二人で暮らすことに。母親の消息はわかりません。
セルジョは、ファシズムのところに居たため仲間とみなされ、処刑されてしまってました。そんなことも、ミケーレは知る由もありません。
彼が、離れていた間セルジョと妻の関係がどうであったかも、はっきり語られてはいません。
そして、映画館での再会。家族の再生がはじまるのです。
とにもかくにも、ミケーレさんに絞ってあるから、それはそれでいいんですよ。
妻や娘の心の闇や移ろいというのも、妙に気をひくものがあるせいか、もうちょっと知りたいという気分になるのは確か。
たまにでてくるお食事は、やっぱり気になった(笑)
まぁ、娘を溺愛してる父親とその娘のドラマだろ?って、冒頭では、まだ思ってたんですが、殺人事件が起きてしまう。ほりゃ、父と娘のおはなしではあるんです。
時代設定が、第二次世界大戦の前後で、色合いがクラシックな映画の雰囲気です。

原題:IL PAPA DI GIOVANNA
監督・脚本・原案:プピ・アヴァティ
製作・脚本:アントニオ・アヴァティ
撮影監督:パスクァーレ・ラキーニ
編集:アメデオ・サルファ
音楽:リズ・オルトラーニ
美術:ジュリアーノ・パンヌティ
衣装:マリオ・カルリーニ 、フランチェスコ・クリヴェッリーニ
上映時間:104分
出演:シルヴィオ・オルランド、フランチェスカ・ネリ、エッジオ・グレッジオ、アルバ・ロルヴァケル、セレナ・グランディ、他
第2次世界大戦前夜のボローニャ、美術教師のミケーレ(シルヴィオ・オルランド)は美しい妻のデリア(フランチェスカ・ネリ)、17歳の娘ジョヴァンナ(アルバ・ロルヴァケル)とつつましく幸せに暮らしていた。そんなある日、ミケーレの勤める学校で女子生徒が殺害され、その犯人がジョヴァンナだったことから、一家の平穏な生活は一変してしまう。
公式サイト
ボローニャの夕暮れ - goo 映画

ほりゃ、家族のほんわかドラマだと思うべさ。
美術教師ミケーレは、娘ジョヴァンナと同じ学校に行っていて、娘がBFのひとりもいない事を気にかけています。
日本の父ちゃんなら、その逆が多いと思うんですけどねぇ。そこらは、イタリア男なんでしょうか?
父ちゃんの構いすぎに比べて、母親デリアはクールに見えます。
徐々にこの家族のすれ違った心の関係が、みえてはきます。
ジョヴァンナも、ひそかに親が心配するような何かを抱えてはいることが、ちょっと垣間見えるのですが、それは後半にならないとわかりません。
ジョヴァンナの親友が、殺される事件が起き、にわかにサスペンスくさくなります。

そんな中で、にわかにジョヴァンナに殺人の嫌疑がかけられ、自供もします。
え〜?誰かかばってるんと違うん?と思ったが、違った。
地味なだけの娘ではなくって、精神が崩壊してしまった…。
実は、ストーカー。
未成年であるがゆえとこの精神崩壊で、実刑は免れ、病院に。相手側はファシズムに乗じて、強行実刑を望んでいたが、誰が見ても「あかんな」と。
職を失い、街でも排除に合うこの夫婦の味方はセルジョの一家のみ。

遠い精神病院にも、面会に行くのは父のみ。
どうしても、映画がミケーレ目線であるからかもしれないですが、母の心が読みづらいのが残念。
彼女の心の隙間は、ミケーレにはわかっていたのでしょうか?
ジョヴァンナもまた、美しい母に対しての劣等感のようなものが、心の闇でもあったようです。

鉄道の寸断があり、娘のところに行けなくなってしまうことから、ミケーレは家を離れ、病院の近くに住むことにすると。
それは、妻と親友に対しての重大な決断でした。
病院でジョヴァンナは、余計に重症患者になっていくようでして、心配だったのですが、戦争の終わりとともによくなっていきました。
もうちょっと、描いてほしいなぁと思うところが、何箇所かありまして、そうなっちゃうと、この題材はTVドラマ向きかもしれませんね。
ただ、愚かなまでも愛を娘に注ぐ父の姿は、伝わるものがありました。
この流れで行くと、悪人あたりが観られそうな雰囲気かな。ふふ
そして、終戦。
退院することのできたジョヴァンナは、奇跡的に残っていた我が家で父と二人で暮らすことに。母親の消息はわかりません。
セルジョは、ファシズムのところに居たため仲間とみなされ、処刑されてしまってました。そんなことも、ミケーレは知る由もありません。
彼が、離れていた間セルジョと妻の関係がどうであったかも、はっきり語られてはいません。
そして、映画館での再会。家族の再生がはじまるのです。
とにもかくにも、ミケーレさんに絞ってあるから、それはそれでいいんですよ。
妻や娘の心の闇や移ろいというのも、妙に気をひくものがあるせいか、もうちょっと知りたいという気分になるのは確か。
たまにでてくるお食事は、やっぱり気になった(笑)