晴れたらいいね〜

映画の感想+αなblogです。海外ドラマも時々。

コリン・ファース

開店休業中のようなBlogです。映画を中心とした感想やらのBlogとしているんですけれど、更新はあんまりな今日このごろ。
まぁ過去分はそこそこあるかなぁ。
個人のメモ代りでもあるので、ネタバレしてるかも。
また、リンク切れ等もあるかもしれませんが、めんどくさがりな管理人ゆえ、放置してます。あしからず。

キングスマン

シルバーウィークだそうですが、あたしゃそんなに休みねぇよ。休みにしてほしかったなぁ。
これは、公開してすぐ観ました。これはなんとか感想らしきものが書けそうです。
恐竜観たときだっけかに予告かなんか観て、前売りをかってしまった。でも観に行ったときは、サービスデーの日で、変わらん。オマケがあったのでよしとしよう。
キック・アスのマシュー・ヴォーン監督なので、アクションシーンのキレが素晴らしい!キック・アスを気に入った方なら、たぶん好きな映画ですよ。
X-Menのこの前のやつを監督しなかったのは、この映画を撮りたかったかららしい。
スーツ萌え〜な方もね、いいわよ。着こなしが違うね〜なのよ。
Kingsman_posterキングスマン
原題:KINGSMAN: THE SECRET SERVICE
監督・製作・脚本:マシュー・ヴォーン   
製作:マシュー・ヴォーン、デヴィッド・リード、アダム・ボーリング   
製作総指揮:デイヴ・ギボンズ、スティーヴン・マークス、クローディア・ヴォーン、ピエール・ラグランジェ、   
原作:マーク・ミラー『キングスマン:ザ・シークレット・サービス』(小学館集英社プロダクション刊)、デイヴ・ギボンズ
脚本:ジェーン・ゴールドマン   
衣装デザイン:アリアンヌ・フィリップス   
編集:エディ・ハミルトン、ジョン・ハリス   
音楽:ヘンリー・ジャックマン、マシュー・マージェソン
出演: コリン・ファース、マイケル・ケイン、サミュエル・L・ジャクソン、タロン・エガートン、マーク・ストロング、ソフィア・ブテラ、ソフィー・クックソン、マーク・ハミル、ハンナ・アルストロム

ロンドンのサヴィル・ロウにある高級スーツ店“キングスマン”の実体は、どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関。“キングスマン”のエリートスパイ、ハリー(コリン・ファース)は、ブリティッシュ・スーツをスタイリッシュに着こなし、組織の指揮者アーサー(マイケル・ケイン)のもとで日々秘密裏の活動を行っている。ある日、チームの一員が何者かに惨殺され、新人をスカウトすることになったハリーは、街のチンピラ、エグジー(タロン・エガートン)に可能性を見出し候補生として抜擢するが、エグジーの父親もまた機密活動中に命を落とした“キングスマン”のスパイであった。そんな中、巷では科学者の失踪事件が頻発。その首謀者ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)は、前代未聞の人類抹殺計画を進めていた……。
公式サイト

『マナーが紳士を作るんだ』

KINGSMAN1アカデミー俳優コリン・ファースって、アクションしたっけ?裏切りのサーカスでスパイはやってたけど、あれは頭脳戦が主な映画だったし。(マーク・ストロングも出てた)
そうとう鍛えたようで、キレッキレなアクションを見せてくれる、しかもどこかスマートに。
なんせ、このどこにも属しないスパイ集団の本拠地は、キングスマンというテーラーで、スーツ♪
オーダースーツって、その人に合わせて作るのだから、そうなんだろうなって思います。
昔は、紳士も婦人もテーラーがあちこちにあったのだけど、既製品に押されて希少になってると思います。この頃はサイズに人が合わせてになったね。そういう私もつくったことないですけど。
KINGSMAN3この映画が楽しめたのには、スパイのひみつ兵器が色々でてくるところ。ハイテクなものも出てくるにせよ、英国紳士必須の傘だの靴だの万年筆だの…etc.に仕込まれてるのがステキ♪
もちろん、メガネも伊達にかけてるんじゃにないんだよねー。ワクワクするぜぇ〜。
彼らのコードネームは、アーサー王と円卓の騎士の名前からきてます。
ランスロットが消されてしまったため、次のランスロットを新人選考しなくてはならなくなり、ハリーこと「ガラハッド」は、定職にも就かずゴロついてるエグジーをスカウトっていうのが物語のはじまりなのだが、冒頭はこのエグジーの父親が命を落としてしまうシーンからなのね。そこででてくるタイトルロールが結構好みでした。
KINGSMAN5ほんまの主演はこのエグジーだと思う。
すんなりスパイになれるかって言うとそうではなくって、他にも候補生がいて色んなミッションを課せられ、クリアしていかなければならない。
その中でもエグジーは、異端といったら異端。大学はオックスフォード?ケンブリッジ?というような輩がおるわけです。
キングスマンのリーダーのアーサーも、お家柄を紳士の条件にしておりましたな。←ここPOINT
アーサーは、マイケル・ケイン。この配役いいですねー。
KINGSMAN9KINGSMAN7主に教育係なのがマーリン、キック・アスにも出ていたマーク・ストロング。今回はヴィランじゃない。こちらも紳士です。
ヴィランは、アメリカを背負ってるような(笑)ヴァレンタイン、サミュエルおじさんだよ。
どこかイギリスには、アメリカがひっかかりがあるようなとこをいつも描かれてるような気がします。
アメリカはアメリカで、歴史がイギリスみたいに綿々とないし、ましてやキングも存在した事がない。(監督はイギリスの人だ)
そのあたり両者色々あるようね。
アクションは随所にあるし、くすぐられる笑いも色々ある。どきどきもね。
アクションに関しては、後半よ後半!
まぁ凄いんですけど、私らみたいな人はもう笑いどころです。
Kingsman10KINGSMAN8サミュエルおじさんの用心棒的なおねいさんガゼルは、両足が恐ろしい。ナイフというか包丁です。床が痛まないのか、後で真剣に考えた。←気にしてはいけないところです。
KINGSMAN6不良少年スタイルだったエグジーがですよ、見事に変身しちゃったところは、やはり素晴らしい。
こんなに雰囲気が変わるとは、予想外でした。
彼の成長がやはりメインでもあるし。キック・アス同様、脇がメインなのかなぁ。
ほんの少しだけお色気も匂わせるシーンもあるけれど、全体的には恋もなく色気なく楽しいです。
コリンの存在感は、やはりすごいもんがあるし、教会のシーンはサイコーよ♪
当初たいして頭になかった(というか映画情報にかなり疎くなっていた)映画ですが、ハズレじゃなくってアタリでよかったなぁと思ってます。
でさ、EDロールでマーク・ハミルの名前を見つけて、え?出てた?だったわけ。後で確認したら、あーあのおっさん…でやんした。私も歳をとってるしな…。
私はとっても楽しかった映画なのさっ!先に見たトムちゃんのM:Iより好きだと思う。
このあと昔懐かしな「ナポレオン・ソロ」(コレ好きだった)をリメイクしたコードネームU.N.C.L.E.が11月にあります。
そして、12月は007(公式Twitter)。
今年後半は、スパイを楽しもう。

モネ・ゲーム

プレイス・ビヨンド〜と一緒に観た映画です。コリン・ファースとキャメロン・ディアスという異色にも思える取り合わせに、アラン・リックマンが入った完全コメディ。
「泥棒貴族」という66年の映画をリメイクというか脚色しちゃったもの。
脚本は、あのコーエン兄弟。
アメリカ人の監督・脚本ながら、イギリス俳優も多いせいかそれっぽい笑いです。
OPのアニメも、面白かったです。
gambit1モネ・ゲーム
原題:GANBIT
監督:マイケル・ホフマン   
製作:マイク・ロベル、ロブ・パリス、アダム・リップ   
製作総指揮:リザル・リシャド、フィリップ・エルウェイ   
原案:シドニー・キャロル   
脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン   
衣装デザイン:ジェニー・ビーヴァン   
音楽:ロルフ・ケント
上映時間:90分
出演:コリン・ファース、キャメロン・ディアス、アラン・リックマン、トム・コートネイ、スタンリー・トゥッチ、アンナ・スケラーン、伊川東吾、ジェラード・ホラン、他
gambit10美術学芸員のハリー(コリン・ファース)は、大金持ちのシャバンダー(アラン・リックマン)を相手に、モネの名画『積みわら、夏の終わり』の贋作を使った非の打ちどころのない詐欺計画を立てる。しかしこの名画の持ち主を演じるPJ(キャメロン・ディアス)は、美人ながらも自由奔放なカウガールで、騒動を巻き起こす。さらにシャバンダーが別の鑑定士を用意するなど、次々とハリーの想定外のことが起き、計画は思わぬ方向へ転がる……。
公式サイト

5gambit2月は、ふんっと思って有休を取りまくったのはいいんだけど、そんなにも絶対に映画館で観たい映画っていうのは、さほどなかったんですよね。
これ観たいなと思っても、自分の都合と映画館と一致しない事も多いしね。噂のインド映画は、行ったことのない映画館だし…(しかも、長尺映画)。
プレイス〜の方が、優先だったんで、あんまり深刻な映画は避けたかったし、これをチョイス。映画館のはしごも久しぶりにやっちゃった。
「泥棒貴族」は未見ですが、ネットであらすじなんかを検索しちゃってみました。
ハリーとシャバンダーってぇのは一緒。似た作りだけど設定が変えてありますね。
gambit9ここんんとこシリアス路線だったコリン・ファースも、やっちゃってくれてます。
キャメさんは、ラブコメの女王(元?)だもんね。天然ボケっぽいカウガールで応戦。
アラン・リックマンも、「ギャラクシー★クエスト」(好き♪)のトカゲヘッド、スネイプ後であっても何でもやっちゃってくれますねぇ。(Never GiveUp!Never Srrender!)アラン・リックマン、可笑しい!
まさか、ヌーディストな億万長者とは…。そこでのコリン・ファースのリアクションも絶妙でした。
gambit3どこか気取りがある英国人をやらせたらコリン・ファースは、笑いにもシリアスにも転べる人だ。
超自由というか天然なキャメさんのPJといい対比になってます。
すんごい爆笑してるお客さんもみえたのですが、クスッとなるシーンはあります。
ちょっとしたやりとりやリアクションやら巧い人たちですからねぇ。コリンの役のキャラも面白い。
コケにされた美術鑑定士ハリーが、美術収集している大金持ちのシャバンダーをコケにしちゃおっていう話なんだな。
gambit6友人の贋作名人のネルソン少佐と組んで、テキサスのカウガールPJに会いに行く。彼女の祖父がモネの連作「積みわら」の消えた一作の最後の目撃者だから。
モネは積みわらを題材にした作品は、いくつか描いてますが、本作で出てくるものは映画のためのオリジナル二部作で、実際にはそういうのないそう。
ネルソン少佐は、飄々としてていい。
シャバンダーとオークションで競り合った日本人タカガワという人が何気に出てくるし、なんだかよくわかんない日本企業「コンニチハTV」も出てきます。欧米人には、そういう風にも映ってるのか〜日本ビジネスマン!って思っちゃったり。タカガワさんに免じてゆるしてあげましょー。
gambit7有名ホテルサヴォイで、ズボンなしで歩くコリンさんとかも見ものですね。
うまくいけば、大金も入ってくるハリーとネルソン少佐チームなんだけど、途中でハリーはお金が無くなっちゃって、ホテルの明朝の花瓶を盗もうとしたり、PJの暴走やら軽快なハラクスでした(ハラハラ、クスッ…変な略)。
gambit-4ハリーを首にして、ドイツの新しい鑑定士を雇おうとしていたりするシャバンダー。
この鑑定士は、スタンリー・トゥッチでして、みるからに胡散臭いつうか、この映画にもスタンリー・トゥッチ?みたいなとこはありますね。
キャメさんのPJが、誰かとどうこうっていうのはロマコメじゃないんでなくってよかったっす。
この映画、製作までに長きにわたり色々あったようで、どこまでほんまかどうかわからんときもあるwikiだけど、監督・配役の変更も色々あったみたいですね。リース・ウェザースプーンやらジェニファー・アニストンやらベン・キングスレーとか載ってました。
gambit890分っていういい感じの尺のコメディだし、もうちょっと話題になってもいいのになとも思ったんですけど、「コンニチハTV」のせいですかねぇ。
それでも日本人も、でているのになぁ。
肩の凝らないコメディということもあってか、どうも家でDVD観てるような感覚に近いものが襲ってきてね、鞄に入ってたオヤツ(チョコとかあめちゃんとか…おばちゃんのカバンやもん)をいっぱい食べてしまいました(劇場に食べ物の持ち込みはやめましょう)。
5月は、有休をいっぱい取ったし、映画館にいっぱい行ったなぁ…。次は、7月が有休消費狙い(笑)暑くてヤだっていいそうだけどね。

裏切りのサーカス

これ、公開時すごく観たかったんですよ。でも、どうも頭を使いそうな映画だったんで、断念しました。複数回観た方がいいという話も耳にしたしぃ。監督さんは、「ぼくのエリ〜」のトーマス・アルフレッドソン、主演はゲイリー・オールドマン。共演にコリン・ファースなど英国俳優ザクザク♪
スパイ映画だけど、派手なアクションや道具はありません。これがリアルなのかも。
実際に原作者のジョン・ル・カレはMI6に所属してた。静か〜なスパイ映画。組織幹部の中で二重スパイ「もぐら」がいる。そのもぐら探しなわけですな。
原作は、当然ながら読んでません。関係本も。
Tinker-Tailor-Soldier-Spy3裏切りのサーカス
原題:TINKER TAILOR SOLDIER SPY
監督:トーマス・アルフレッドソン   
製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、ロビン・スロヴォ   
製作総指揮:ジョン・ル・カレ、ピーター・モーガン、ダグラス・アーバンスキー、デブラ・ヘイワード、ライザ・チェイシン、オリヴィエ・クールソン、ロン・ハルパーン   
原作:ジョン・ル・カレ    『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』
脚本:ブリジット・オコナー、ピーター・ストローハン   
撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ   
音楽:アルベルト・イグレシアス
上映時間:128分
出演/役名:ゲイリー・オールドマン    ジョージ・スマイリー
    コリン・ファース    ビル・ヘイドン
    トム・ハーディ    リッキー・ター
    トビー・ジョーンズ    パーシー・アレリン
    マーク・ストロング    ジム・プリドー
    ベネディクト・カンバーバッチ    ピーター・ギラム
    キアラン・ハインズ    ロイ・ブランド
    キャシー・バーク    コニー・サックス
    デヴィッド・デンシック    トビー・エスタヘイス
    スティーヴン・グレアム    ジェリー・ウェスタービー
    ジョン・ハート    コントロール
    サイモン・マクバーニー    オリヴァー・レイコン
    スヴェトラーナ・コドチェンコワ    イリーナ
    ジョン・ル・カレ、他
東西冷戦下、英国情報局秘密情報部MI6とソ連国家保安委員会KGBは熾烈な情報戦を繰り広げていた。そんな中、英国諜報部<サーカス>のリーダー、コントロール(ジョン・ハート)は、組織幹部の中に長年にわたり潜り込んでいるソ連の二重スパイ<もぐら>の存在の情報を掴む。ハンガリーの将軍が<もぐら>の名前と引き換えに亡命を要求。コントロールは独断で、工作員ジム・プリドー(マーク・ストロング)をブダペストに送り込むが、Tinker-Tailor-Soldier-Spy2ジムが撃たれて作戦は失敗に終わる。責任を問われたコントロールは長年の右腕だった老スパイ、ジョージ・スマイリー(ゲイリー・オールドマン)と共に組織を去ることとなる。直後にコントロールは謎の死を遂げ、引退したスマイリーのもとに<もぐら>を捜し出せという新たな命が下る。標的は組織幹部である“ティンカー”ことパーシー・アレリン(トビ―・ジョーンズ)、“テイラー”ことビル・ヘイドン(コリン・ファース)、“ソルジャー”ことロイ・ブランド(キアラン・ハインズ)、“プアマン”ことトビー・エスタヘイス(デヴィッド・デンシック)の4人。過去の記憶を遡り、証言を集め、容疑者を洗いあげていくスマイリー。浮かび上がるソ連の深部情報ソース<ウィッチクラフト>、そしてかつての宿敵・ソ連のスパイ、カーラの影。やがてスマイリーが見い出す意外な裏切り者の正体とは……。
公式サイト
裏切りのサーカス - goo 映画

ttss妙に執着が残っていた作品だったので、Blu-rayを買いましたさっ!観てないのに買うというのは、特価廉価版以外ではあまりしないことです。まだ、字幕で一回しか観ていないし、特典もたいして観てない。吹替えでもう一回観ないとね(字幕も付で・笑)。音声解説は、先に観るべきか?
確かにこれは、きちんと映画の情報を読んでみた方がいい映画!私なりに、登場人物の名前とポジションを頭にいれてのぞみました↑。名前はフルネームで覚えた方がいい。(公式サイトがなくなったら困っちゃうんで、相関図を拝借)
で、時間軸の戻りまであったじゃないか〜。こいつが曲者じゃ。過去をさかのぼるってことだから、そうなんだけど…。
そう古くはない過去だったりすると、あれ?って思うわけですよ。
tinker-tailor-soldier-spy4特に、マーク・ストロングの途中での出番は、「ん?」なとこもありました。観ていけば、わかるんだけどね。(こんなに髪が大変な風になってたんだな…と脱線)
彼は、冒頭で消えたかと…。この冒頭は、伏線があるから後からじっくり目を凝らして観るつもりです。
いい人も悪役もこなす俳優さんたちばかり出てるので、「もぐら」予想は相関図をみただけでは、どの人もありな感じでした。まぁ、それでも私は予想として、一番いい人そうな役のつきやすい人が怪しいと思ってましたけどね。ふふ
相変わらず、眠たい時間(夕ご飯の後)に観てたんですが、寝なかったわ。頑張ったわよ!
静かなる緊張感が漂ってて眠れなかったし。
エンドクレジットを観るやいなや寝てしまい、家族にPCを切ってもらいました。以前に朝までメニュー画面だったことあるしね(汗)。
tinker-tailor-soldier-spy9とにかく、ゲイリー・オールドマンが渋い。抑制の演技とかって書いてあったりして、そうだなぁと思ってみてました。
ジョージ・スマイリーを題材にした小説は、三作あるそうです。ほんでもって、以前にTVドラマ化されており、アレックス・ギネス(SW4のオビワンなど)がスマイリーだったそう。
この映画には、原作者も製作に名前があり、彼はゲイリーたちに原作通りにする必要はないということ、映画は別物でいいというようなことを言われたそう。
tinker-tailor-soldier-spy8諜報部の中っていうのも、いかにも年代を感じるようなつくりなんです。
でも、映画的にはそう古くささも感じないで観る事が出来ました。案外、ハイテク機器のない方が、頭脳的緊張感が高まるもんです。言葉や仕草を見落とすまいとしますし。
さっき、10分くらいWOWOWでMI:2を観たけど、あれはあれ、コレはコレだなっと。
何度も名前出てくるカーラというKGBの人物の顔が、はっきり出てこない。スマイリーの妻アンもだったけど、そういう雰囲気っていうのいいなって思った。
tinker-tailor-soldier-spy10そして、原題はTINKER TAILOR SOLDIER SPYとなっているのは、マザーグースからとっているもので、コントロールがつけたコードネーム。
トビーを水兵はもったいないからプアマンっていうのは、そういうことだったんだなと検索をしてみつけました。
花びらちぎって占いに使ったりとかそういう数え歌らしいです。
<Tinker, Tailor, Soldier, Sailor >
Tinker,Tailor,Soldier,Sailor,Rich man,Poor man,Beggarman,Thief.
(鋳掛け屋 仕立屋 兵隊 船乗り 金持ち 貧乏人 乞食 泥棒. )
tinker-tailor-soldier-spy7パーシーはちっこいからティンカー・ベルで、ビルはスーツがお似合いだからテイラーで、ロイは武闘派っぽいからソルジャー…なんていう私の考えはまるで違いました(爆・マジメにきっとそうだと思ってたんですよ)。
ものすごく記事の書きにくい映画だわ〜。
自分の中で、また吹替えで観るしっていうのがあるのかもしれない。
映画の内容については、他の人の感想とか観て下さいって言っちゃいたい。
ややこしいといったらそうだしね。とりあえず、人物が大量なので注意ですね。
tinker-tailor-soldier-spy6私は、面白く観たし、好きな映画。確かに集中力を要しましたが、気にしないで二時間で収まったところなんで、まぁいいかなと。
そんで監督さんが、あのぼくエリの人ってことで、スウェーデンの人がイギリスもんをどうすんのかなっていう興味もありました。
どんよりロンドンの空気感を感じました。あの凛とした北欧の空気感と同じように雨に煙るようなロンドンだわ。ええですね〜。
中盤から絡んでくるリッキー・ターに、トム・ハーディ。観る度に感じが違うわ〜。オッサンばっかりの中で、貴重な若手の一人(20代がおらんね)。彼が愛しあってしまうKGBのイリーナが(ロシアでは有名な女優さんらしい)、彼女こそこの映画で唯一のきれいどころかも(笑)
Tinker-Tailor-Soldier-Spy5そして、スマイリーの相棒的役割になるピーター・ギラム
をベネディクト・カンバーバッチ♪
SHERLOCKよぉ〜(これ感想書けてないわ)   
髪型とか違うし、違うんだけど、ホームズさんだわっと時々ざわめいてしまいました。
ピーターは、事務室のナンシーがどうのこうのってソルジャーと言ってたけど、ほんとはゲイだったのよね。あそこ衝撃だったわ(てこともないけど〜)。
ソルジャーのキアランさんて、なんで観たんやったけ〜と思い出せずにいたら、ROMEのカエサルだった。他にも観てました。
邪魔にならない音楽もいい感じでした。
近いうちに、また観る予定です。

ドリアン・グレイ (2009)

なんたって、ベンちゃん♪なのだ。
ベンちゃんが、これを演るっていう情報を得てから、映画館で観るのを楽しみにていたのに、DVDスルーとは…。コリン・ファースも出てるのになぁ…。
原作だって、ファンが多いんじゃないかな?
時代が、19世紀末だし、かちっとした男性の服装も、私にはポイントでした(スーツ萌え、制服萌えしやすいの…)男前を堪能できました。
まぁ、男も女も年齢を重ねたものの意味を否定してはいけないんでしょう。
doriangray1ドリアン・グレイ
原題:DORIAN GRAY (2009/英)
監督:オリヴァー・パーカー   
製作:バーナビー・トンプソン   
製作総指揮:ジェームズ・スプリング、ポール・ブレット、チャールズ・ミラー・スミス、ティム・スミス、サイモン・フォーセット、ジェームズ・ホランド、ザヴィエル・マーチャンド、
原作:オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』
脚本:トビー・フィンリー   
撮影:ロジャー・プラット       
衣装デザイン:ルース・マイヤーズ       
音楽:チャーリー・モール
上映時間:112分
出演:ベン・バーンズ、コリン・ファース、ベン・チャップリン、レベッカ・ホール、ダグラス・ヘンシュオール、レイチェル・ハード=ウッド、フィオナ・ショウ、マリアム・ダボ、マイケル・カルキン、エミリア・フォックス、ジョニー・ハリス、ジョー・ウッドコック、マックス・アイアンズ、ヒュー・ロス、他
doriangray3美青年のドリアンは、ロンドン社交界で華麗なるデビューをする。ある日、一流画家のバジルに肖像を描いてもらう。仕上がった肖像画はまるで生き映し。美貌と純心な性格のドリアンは瞬く間に噂になるが、ヘンリーと出会いドリアンの人生が変わっていき、ある日、ドリアンは女優シビルに出会い2人は恋に落ちる。しかし、ヘンリーは、ドリアンに若い女たちとの夜を過ごさせ甘い罠に落とす。シビルにバレてしまい、傷心のあまり自殺をしてしまう。ドリアンは、ヘンリーにも言えない肖像画の秘密を持ちー彼が年齢や悪徳を重ねると、バジルの描いたドリアンの肖像画が、その分だけ醜くなっていく。やがて、彼は姿を消す。十数年後、ドリアンは再び戻ってくるが…

doriangray4doriangray10まぁともあれ、ドリアンをやる人は、美しいといえる超ハンサムで若くなくてはいけないのです。ほんでもって、どこかお品のある雰囲気ね。
ちょこちょこっと原作とは変えてありますが、大筋はこんな感じだった。
まー、でれーとして観てた部分とか多いんで、深い部分は書けないだろうな。ははは
背景は、シャーロック・ホームズと同じくらいかな。
ロンドンの駅に降り立つドリアン。虐げていた祖父が死にその相続をするために。
最近の子はそうでもないとは思いますが、一昔前の地方から東京に初めて出てきた子みたいな雰囲気で、初々しい。
こういうベン・バーンズは、スターダストの時やカスピアン王子と似た感じだなぁ。
この人の持ち味は、こういうとこにあるのかな。危険なにおいが少ないふうに思わせるところがいいところ。
その分、この作品の持つエロさも薄めなのは、しょうがないけどね。それでも、女だけでなく男も惑わされるっていうのはあってよかったと思う。
doriangray2画家のバジルが、彼を渾身こめて描いたものは、まるで生き写しのようでだった。
ヘンリーというバジルの友人は、快楽主義者で、純真だったドリアンは感化されていく。ヘンリーは、ドリアンに自分を投影させて実践してもらったというべきか。
まだまだ純真だったドリアンは、恋を知る。
女優のシビル。恋を知り、男として目覚め変化するものがなんとなく感じられました。
doriangray5彼女との恋の結末のつけ方は、原作とちょっと違ったんじゃないかと思ったら、やっぱし違ってた。
なんか、仲違いやら彼女の自殺の動機が「ん?」と唐突感があったんで、本を引っ張り出すのは面倒だったんで、ネットで調べたわさ(笑)
レイチェル・ハード=ウッド、久々やなぁ。Perfume以来ではないですかいね?こういう役がえらく似合う。
彼女との恋の破綻を転機に、彼はどんどんと人してイケナイ男へ。doriangray7女は危険な男が好きですdoriangray9けどね。この頃の退廃的なおあそびがあれやこれやとコマ割のように描かれてますが、乱れておりますな(笑)
そして、あの肖像画の前で、ヘンリーたちといるとこで悪魔に魂を売ってもいいと言ったとおりに、彼に肉体は決して衰えない傷つかない事を知る。
ベンちゃん、ちゃんと危険な男になってくれはりましたな。うふ
いやぁ〜、私みたいな人にはあんなベン、こんなベンが観られるつう素敵な映画♪(壊れかけ・画像多すぎ?)
doriangray8バジルは、ドリアンの美しさを愛していて、たぶん出会った頃の純真な心根も理解していたと思う。
ヘンリーは、彼の自分にない美貌や若さが欲しかったと思う。ある意味、ヘンリーは監督や脚本家でドリアンはそれを演じる俳優であったようにも思える。そして、虚像が実像に変わっていった。それは、ヘンリーの知らないドリアンだけの秘密があったわけで、悪魔に身を委ねてしまってたから、悪い子にならざるえないんだろうな。やっぱ、ヘンリーは導火線のようなもんか。
バジルに絵の秘密を告白し、そしてそれを知った者は葬り去られる。
そして、彼の葬儀が終わった後、ドリアンは長い旅に出る。
doriangray620数年後、再びロンドンに戻ったドリアンは、昔のままであった。
そして、ドリアンは一縷の良心が残っており、我が身を内心嫌になってるとこがでてくるんですな。
ヘンリーの一人娘との出会い、これ原作になかったよね。彼女の存在が、ヘンリーの普通の父親の部分が強調されてます。父ちゃんなら、あーいう男には娘を近づけたくないわな。
doriangrayそれでも、ラストは、やっぱ彼の美しさを愛してた人だったんだろうなって思う。
構成的に、物足らない部分はあるのですが、どんだけ楽しませて貰ったんだっていうくらいよ。
もうちょっと心情をぐにゃぐにゃみせて欲しいようなシーンが欲しかったんだけどね。
ドリアン・グレイがベンっていうのは、すんなり行く部分大きかったし、コリン・ファースのいやらしい男もよかった。もしも、バジルも男前な方だったら、悶絶してしまった事は間違いないな。でも、バジルのあやしい視線ぶりとかよかったです。
男性や若い子にはわかんないことだろうけど、おばさんはね、女性ホルモンが減少してるからこそ、若いイケメンにうつつをぬかして補わなければならないんでしょうね。若い人のように恋愛をするわけでもないし、身体がそう自然に求めているのだと思います。でも、私はおっかけまではする気にはならんけど…。

聖トリニアンズ女学院2 不良女子校生たちの最悪ミッション!パイレーツの秘宝をねらえ!!

続けて観てしまった…。1のあと2年後くらいで作られたみたいですね。
これの原作っていうのは、コミックだそうです。昔のもので、設定こそ違うんだろうけど、ぶっ飛んだ女の子たちが出てたんだろうなぁ。
今作は、海賊がキーワード。パイレーツ人気に便乗したのかな?イギリス国家と海賊は、すくなからずの因縁があるんだもの。本家のものっていうのはあるのかなぁ。
出演者は、ほぼ同じ人たちですが、生徒たちに変動はあります。卒業したことにすりゃいいんだもんな(笑)おっ、レンタルは4/4からなんだ。TVの方が、速いって珍しい。
sttrinians21聖トリニアンズ女学院2 不良女子校生たちの最悪ミッション!パイレーツの秘宝をねらえ!!
原題:St Trinian's 2: The Legend of Fritton's Gold(09'英)
監督・製作:オリヴァー・パーカー、バーナビー・トンプソン
製作総指揮:ポール・ブレット、ルパート・エヴェレット、ナイジェル・グリーン、クリス・スミス、ティム・スミス、ジェームズ・スプリング   
脚本:ピアーズ・アシュワース   
撮影:デヴィッド・ヒッグス   
編集:エマ・E・ヒコックス   
音楽:チャーリー・モール
上映時間:106分
出演:タルラ・ライリー、コリン・ファース、ルパート・エヴェレット、セイラ・ハーディング、タムシン・エガートン、ジェマ・アータートン、デヴィッド・テナント、ジョディ・ウィッテカー、ジュノー・テンプル、トビー・ジョーンズ、ガブリエラ・ワイルド、他
St_Trinians25寮長のケリーが卒業し、校長のカミーラから次期寮長に任命されたアナベル。しかし、カリスマ的存在だったケリーに対し、頼りないアナベルに不服の生徒たち。そんな聖トリニアンズ女学院に、ある夜、不審者が侵入した!なんと不審者は学院の生徒で、盗もうとしていたのはカミーラが持つ指輪。謎の男から多額の報酬と引き換えに盗みを指示されたという。伝説の海賊フリトンが隠した宝の在り処を示す指輪――信じがたい話に半信半疑の生徒たち。しかし、その矢先にカミーラの指輪が、謎の組織AD1によって盗まれてしまった!女性を忌み嫌う彼らに、怒り心頭の聖トリニアンズ女学院一同!指輪の奪還と海賊フリトンの宝を求めて、アナベルと生徒たちは再び立ち上がる――!!
前作・聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子校生の華麗なる強奪作戦の記事

St_Trinians28校長の先祖は、海賊だったということから起こるドタバタ。1作目の方が、キレはあるような気はするな(キレ?)。(犬はヒースクリフ・ジェフリーからのP)
ケリーは卒業して、アナベルに電話で相談を受けたりっていう出方で、M:I:まんまなスタイルで、ん?この人泥棒になったんか?と一瞬思ったな。前回、名画強盗してたせいで、そう思ったのかな。
後半に、プロ(何のや?と思ってた)として出てきはりました。
あと、リリー・コールちゃんもいなくなった。
St_Trinians22St_Trinians210その代わりなのか、ガブリエラ・ワイルドが出てきました。この人、誰やねん?って思われますでしょ。4月に出るミラ様の「三銃士」で清純そうな娘っこが彼女です。
この子、新人かなっいい感じだなって。この映画観たときは、すっかり忘れてたけどね(笑)
まぁそんなこんなで、校長の二役で先祖の海賊とボンフリー卿との因縁のあと、謎の不審者。校長の先祖の指輪が、海賊フリトンの宝のありかを示すアイテムだった。そして、もうひとつの指輪を探さなくてはいけない。
St_Trinians27St_Trinians23この宝を狙うのは、因縁のボンフリー。彼は、秘密結社AD1のリーダーでもあった。
な〜んてね。
で、ジェフリーは…?全裸のスキャンダル(笑)により失脚した彼は、きったなーく落ちぶれアル中な毎日。
あんまり出てこないのかなっと思いきや、今回は思いっきり校長の味方してます。
sttrinians29校長との「ロミオとジュリエット」は見ものですな。
この二人が、相変わらずいいですねー。
秘密結社のモットーは男尊女卑。
表向きボンフリーさんは、慈善家で通ってます。
なにか、ボロがないかと探しまくります。そこで、ジェフリーも彼と知り合いなことがわかり、再会なのよ。
秘密結社というと、鷹の爪じゃなくってフリーメイソンが有名。(鷹の爪は、TOHOシネマズご利用の方はおなじみですね)
St_Trinians26St_Trinians27墓堀もあったり、またとんでもないことばっかりしてますが、やっぱ1の方が彼女らのとんでもないのが初体験だったせいか、おかしかったですね。
パイレーツ・オブ・カリビアン3でのエリザベスが海賊たちを鼓舞するシーンに似通ったような校長の長台詞→生徒の団結シーンもありました。
びんぼー学院だとかなんだかんだいっても、この学校の監視システム(生徒によるもんだけど)とコードレッド体制は、笑えますな。
自由を守ることっていうのは、無関心とは違うんでしょう。
St_Trinians24アナベルの寮長としての成長も、ちょっとくらいは描かれてますが、たいしてない。他の個性が強いからねぇ。
あのアブナイ双子ちゃんも健在でした。
アクションシーンも女の子らしいところも、随所にあり。
でさ、ケリーのお仕事って、「慰めの報酬」に出た事にひっかけたのかなぁ?
宝物のオチが、金目のものではなくて「恋に落ちたシェークスピア」ふうなのは、あれ?だったけどね。
まっ、楽しかったんでいいです。

聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子校生の華麗なる強奪作戦

これ、題名ちら見したときは、またしょーもない学園もんか?って思った。でもジャケに、コリン・ファースが立っとるじゃないですか。その時は、他にわさっと持っていたので借りずにいたのですが、WOWOWで放映があることを知り録画しました。はい、待てば「2」もあるので、こいつも録画。
軽妙に面白かったんで、2も続けて観ちゃったよ。コリン・ファースはいじられてます。
この人見たことある、新生の人だって人が、わんさか出てます。
題名の方、DVDは「聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子校生の華麗なる強奪作戦」WOWOWではセント・トリニアンズ女学院で放映されました。
マネー・ボールの記事も書きたいけど、こっちを書いちゃお。
st trinians1聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子校生の華麗なる強奪作戦
原題:St. Trinian's(07’/英)
監督・製作:オリヴァー・パーカー、バーナビー・トンプソン
製作 :リヴァー・パーカー、ーナビー・トンプソン
製作総指揮:ルパート・エヴェレット、ナイジェル・グリーン、ジェームズ・スプリング
脚本:ピアーズ・アシュワース、ニック・ムーアクロフト
原作:ロナルド・サール『The Belles of St Trinian's』
音楽:チャーリー・モール
上映時間:101分
出演:ジェマ・アータートン、タルラ・ライリー、コリン・ファース、ルパート・エヴェレット、ミーシャ・バートン、リリー・コール、ラッセル・ブランド、ジュノー・テンプル、レナ・ヘディ、トビー・ジョーンズ、カテリーナ・ムリーノ、スティーヴン・フライ、他
父が学費を払えなくなり、名門女子校から伯母のカミラが校長を務める全寮制女子校、聖トリニアンズ女学院に転校させられたアナベル。だが、そこは落ちこぼれや変わり者ばかりが集まる悪名高い女子学院だった。手荒い歓迎を受けたアナベルは1日目から逃げだそうとするのだが……。一方、文部大臣ジェフリーは、水準の落ちたイギリスの学校教育を改革すべく、まず最悪の聖トリニアンズ女学院を立て直そうと決意を固めていた。学院が破産寸前であることを知った生徒らは、自分たちにとっての楽園である学院を守るため、フェルメールの名画「真珠の耳飾りの少女」を盗み出し、それを売って金を得ようと計画する。

st trinians5アナベルが転校してくるところからはじまります。
彼女の父親は画商で、その姉がこの学校のカミラ校長。校長はルパート・エヴェレットなんですが、女装してたんです。いつ男装になるのかと思いきや、校長は女で通していました。女の人の役なんだよ。
でさー、私も記事を書くまでは、気がつかなかったほどなんだけど、弟の画商の方もルパート・エヴェレットなんですよね。二役してたんです。似せたとこはあるなぁとは思っていたんだけど(笑)
st trinians4st trinians2この全寮制の女学校は、個性があふれすぎな生徒揃いで、それだけでもかなり楽しいんですけど。いわゆる、不良少女と世間が呼ぶタイプなんでしょう。
校長もぶっとんでます。文部大臣であるジェフリーとカミラ校長は、その昔恋人関係にあったんだという伏線があります。
イギリスの全寮制の学校については、最近のじゃ「ワイルド・ガール」(これにもジュノー・テンプルが出てた)なんかでもありましたが、そのにおいは漂ってますね。
st trinians7とにかく、コリン・ファースはいじられている。彼の出世作であるBBCドラマ「高慢と偏見」からのものがあちこちありましたな。もちろん、「真珠の首飾りの少女」が出てくること自体ネタ。しかも、スカーレット・ヨハンソンが…と言ってるセリフもある。
濡れシャツやら諸々、校長の愛犬がダーシーだし。しかし、なにげに残酷な扱いを受けてしまってるダーシーくんだったのは、涙です。(2はヒースクリフ…って復讐もんだったからかいな)
st trinians6どうしようもない女子生徒たちですが、自分の好きなことには才がある。
こんなとこ嫌だといっていたアナベルの目を通して、彼女たちに関わっていくような感じだけど、アナベルも父の本心を知り、変わっていく。
バラバラなようで、すごいチームワークとコンビネーションをもつ彼女たち、盗みのさまは、M:I顔負け(笑)
st trinians8生徒の中のリーダー的存在寮長ケリーは、タイタンペルシャ王子のジェマ・アータートン、Dr.パルナサスのリリー・コール、つぐないや三銃士にでてるジューノ・テンプルなど。TV版サラ・コナーのレナ・へディも先生で出てます。あやしげなあんちゃんに、ケイティ・ベリーの元旦那ラッセル・ブランドも(この前「ぺネロピ」にも出ててびっくりした)。元トリニアンズの先輩にミーシャ・バートンてな次第。
st trinians3この双子が、インパクトありますね。
めちゃめちゃアブナイ双子です。
爆弾つくっちゃうしなぁ(^▽^) ハッハッハ
なんかもう、楽しかったんですよ。
笑いの方は、ブリティッシュですからブラックなところも多いです。
とんでもないことを考えつく女の子たちと協力を惜しまない校長たち、素敵です。

シングルマン

観たい新作DVD集中期で、これはアカデミー効果もあって「待ち」かなと諦めていたのですが、棚だしの瞬時に間に合った(笑)
昨年、この映画でコリン・ファースが主演男優賞にノミネートされ、公開を楽しみにしていた1本でもあったのですが、知らぬ間に終わってた(^0^;)
だって、ゲイもんだと聞いたら、観たいわよ。私の中じゃ、ゲイ関連はハズレが少ない事になってるんだからさっ。
監督は、デザイナーとして有名なトム・フォード。多才やね。
single_man1シングルマン
原題:A SINGLE MAN
監督・脚本・製作:トム・フォード
原作:クリストファー・イシャーウッド
脚本:デヴィッド・スケアス
製作:クリス・ワイツ、アンドリュー・ミアノ、ロバート・サレルノ
撮影:エドゥアルド・グラウ
音楽:アベエル・コジェニオウスキ
追加音楽:梅林茂
上映時間:101分
出演:コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、ニコラス・ホルト、マシュー・グード、ジョン・コルタジャレナ、他
1962年11月30日。今日も新しい朝がやって来た。しかし、この8ヶ月間、ジョージ(コリン・ファース)にとって目覚めは、愛する者の不在を確認する苦痛に満ちた時間でしかなかった。16年間共に暮らしたジム(マシュー・グード)が交通事故で亡くなって以来、ジョージの悲しみは癒えるどころか、日に日に深くなっていた。だが、彼は自らの手でこの悲しみを終わらせようと決意する。LAの大学で英文学を教えている内省的でシニカルなジョージと、輝くような生命力とユーモアに満ち溢れた建築家のジム。正反対の性格に惹かれ合い、固い絆を結んだ最愛のパートナーのもとへと今日、旅立つのだ。single_man2大学のデスクを片付け、銀行の貸金庫の中身をカラにし、新しい銃弾を購入。着々と準備を進めるジョージであったが、一方で、今日が最後の日だと思って世界を眺めると、些細なことが少しずつ違って見えてくる。最後の授業ではいつになく自らの信条を熱く語り、講義に触発された教え子ケニー(ニコラス・ホルト)が、学校の外で話したいと追いかけてくる。彼の誘いを断って銀行に行くと、いつも騒がしい隣家の少女と偶然出会う。ジョージは少女の可憐さに始めて気付き、彼女との正直な会話に喜びさえ感じるのだった。だが、帰宅したジョージは、遺書、保険証書、各種のカギ、「ネクタイはウインザーノットで」のメモを添えた死装束……全てを几帳面にテーブルに並べる。そして銃、とその時、かつての恋人で今は親友のチャーリー(ジュリアン・ムーア)から電話が入り、ジョージは破るつもりだった約束を守って彼女の家を訪れる。
公式サイト
シングルマン - goo 映画

single_man6朝起きて…とはじまる、ある男の一日でもあります。
起きる直前の夢で、まず事故で亡くなってしまった恋人ジム。16年間、同棲していた。
彼は、変わりなくやってくるこの朝を、今日で自ら終わりにしようと思う。
普段と変わりなくする身支度。それでも、違うことは、家政婦さんにかける言葉。
本人が気付いているのかどうなのか、確かにやさしくなるようで。
秘書にも、髪型を褒めてみたりしてるし。
彼の心のボルテージがあがると、色味が濃くなる画面で、心象と色彩の変化が面白いです。
single_man560年代ということで、特に女性の化粧は特徴がありますが、「目」(瞳)のクローズアップも多いです。
サイコのおっきなポスターを背景としたカルロスとのふれあいのひとときも、印象的でした。
このカルロスも、男前の人でしたが、実際に彼はトム・フォードなども努めてるトップ・モデルなんだそうですねぇ。
折にふれ、ジムとの思い出がそこにあり、二人の生活や出会いなども無理なく語られていくのがよかったです。
男性の撮り方がね、妙になめ回し的なんですよ。
セクシー担当の女性を撮る男性監督のそれに近いなぁと思っていたら、監督はやはりゲイなのだった。謎が解けた。
single_man7最愛の人を亡くした人間の孤独がにじみ出てるのですが、今日という日に出会う人は、どこかしら再生を感じるものでもある。
かつての恋人で親友のチャーリーも、孤独であり、実はジョージを深く愛している。
それでも、彼女は自分が入る隙間はなかった事は、わかっていただろうな。奔放な雰囲気でありながら、どこか昔の日本女性っぽいですよ、彼女って。
60年代は、ゲイは本当にマイノリティだったと思います。
ゲイ同士っていうのは、どこかわかるものなんでしょうねぇ。
single_man3教え子のケニーが、今日という日に絡んでくる。
はっきりと口にしないけれど、どこか匂いがある含みだよね。
校外で再会するのは、ジムの時のようにバーだ。
ジムの時のように、混んだバーではないけれど。
そして二人は海で濡れる。ジムとは、雨で濡れた。
ジョージの家で、ビールを飲み寝てしまう二人。
もはや、ジョージは再びまた朝を迎えることにしたというのに、静かにそのときはやってくるというのが、またよかったですわ。
自分自身が、絶望の淵にいるわけではないのでわかることなのだと思うんですが、今日で朝は迎えないと決めたとき、これが最後と思うと視点が変わるんでしょう、感覚が変わるんでしょう。
もしかすると、昨日も同じだったかもしれない何かが違うように映るんでしょうね。
落ち込みの浮き沈みの激しい私ですが、この辺りはしっかと心に刻みつけておきたいと思います。
トム・フォードの衣装は、ジョージとケニーに限られていたそうですが、コリン・ファースの着こなしはいいな。
決してね、細身でもないし、スタイルのいい俳優さんじゃないと思うんですよね。英国人は頭がでかいそうだし(笑)
スーツに着られていないところがいいですな。
ケニー役のニコラス・ホルトは待機作も多いので、要注目。アバウト・ア・ボーイの子役で、タイタンにも出てた。トム・フォードのモデルも、この映画がきっかけでやってるそうです。
ジムのマシュー・グードも、ウォッチメンにでてた男前でした♪
ヨコシマに目の保養もしちゃってしまいました(笑)
初監督で、脚本もでしょ(原作はあり)、ちょっと凄いな。映像もセンスいいです。

英国王のスピーチ

これは、予告を観て、観たくなった映画。
明日、アカデミー賞の発表です。その前に書かなくっちゃ!でなきゃさ、どうなっても書くこと増えるしね(笑)
コリン・ファースは、前からお気にいりの俳優さんですし、ジェフリー・ラッシュも、声が好きです。ヘレナさんも、好きですよ。
加えて、イギリス映画は好みなので、観ないとねぇ。
kingsspeech1英国王のスピーチ
原題:The King's Speech
監督:トム・フーパー
製作:イアン・カニング、エミール・シャーマン
脚本:デヴィッド・サイドラー
撮影:ダニー・コーエン
編集:タリク・アンウォー
美術:イヴ・ステュワート
衣装:ジェニー・ビーヴァン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
上映時間:118分
出演:コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム・カーター、ガイ・ピアース、デレク・ジャコビ、マイケル・ガンボン、ティモシー・スポール、ジェニファー・イーリー、他
kingsspeech2ジョージ6 世(コリン・ファース)は、幼い頃から吃音というコンプレックスを抱えていたため、英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)の次男という華々しい生い立ちでありながら、人前に出ることを嫌う内気な性格となり、いつも自分に自信が持てないでいた。厳格な父はそんな息子を許さず、様々な式典のスピーチを容赦なく命じる。ジョージは妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)に付き添われて、何人もの言語聴覚士を訪ねるが一向に改善しない。ある日、エリザベスはスピーチ矯正の専門家・ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていく。ライオネルは、診察室では私たちは平等だと宣言、王太子を愛称で呼び、ヘビースモーカーのジョージに禁煙させる。さらに、大音量の音楽が流れるヘッドホンをつけ、シェイクスピアを朗読するという奇妙な実験を行うが、ジョージはこの治療は自分には合わないと告げ、足早に立ち去ってしまう。だがクリスマス放送のスピーチがまたしても失敗に終わったジョージは、ライオネルに渡された朗読の録音レコードを聞いて驚く。音楽で聞こえなかった自分の声が一度もつまることなく滑らかなのだ。再びライオネルを訪ねたジョージは、その日から彼の指導のもとユニークなレッスンに励むのだった。1936 年、ジョージ5世が亡くなり長男のエドワード8 世(ガイ・ピアース)が即位する。そんな中、かねてからアメリカ人で離婚暦のあるウォリス・シンプソンと交際していたエドワードが王位か恋かの選択を迫られる。彼は恋を選び、ジョージは望まぬ座に就くが、大切な王位継承評議会のスピーチで大失敗。だがジョージはライオネルの助けを借り、戴冠式のスピーチは成功に終わる。しかし、本当の王になるための真の試練はこれからだった。
公式サイト
英国王のスピーチ - goo 映画

イギリス王室は、スキャンダルも華やかで、記事として読むのには、(不敬ですが)楽しいもんがあります。
吃音に悩んでいた王であったことなど、初耳でした。
うちの義父なんかも、結構なります。急に受話器を渡したりすると、てきめんです。
緊張や感情の高ぶりなんかが作用すると、そうなるようなんで、気にしんように家族はしてます。そんな義父、葬式のスピーチは上手いらしい。これは、ある種の自信を付けたからだったのかもしれないなぁと映画を観てから思った次第。
ライオネルがジョージの心をほぐして、真の信頼関係を築いていく様子が、じんわりじんわり来る映画でした。
kingsspeech6派手な映画ではないと思います。
しかしながら、この二人とて、紆余曲折があったうえでの信頼関係でした。
映画は、現女王の祖父の王の時代からになります。
厳格なジョージ5世は、吃音に悩む次男にあえて色んな式典スピーチを命じていた。治療もうけていたが、決して結果は出てきていなかった。王位継承1位の兄は、奔放な性格であり、アメリカ女性と不倫中でした。兄弟仲はいい。
国王のラジオ放送つうことで、天皇陛下の玉音放送を頭に浮かべた。
また、王族への呼称についても、ちょこちょこっとでてきます。
庶民にとって、違う世界の人々のような何かがありますが、同じ人間でもあります。
日本のそれとは、少し開かれてる風な感じはします。
kingsspeech5ライオネルの治療所に、王子夫婦が二人きりで行くなんていうのも、へぇ〜でした。
彼を捜したのは、他でもない妻のエリザベスであり、ワラをもつかむ思いでもあったのかもしれません。
ライオネルとの療法課程で、徐々にジョージ6世という人が、わかってくるのですが、妙に感情移入しちゃいますね。
厳格な父、奔放な兄、いじわる乳母、X脚治療、早世したジョン、胃腸の弱さ…
それでも彼、エリザベスを妻にしたことが金星ですね。
療法風景は、4ワードが飛び交うという破天荒さですが、それこそ心の叫びかもしれないですわ。
そういったクスッと笑えるシーンが、ちょこちょこっとありました。
kingヘレナさん、私服のゴスっぷりや役から、魔女っぽいです。どうなん?と思ってたんだけど、本来お嬢さま育ちだし、さすがです。
控えめではあるけれど、しっかり夫を盛り立てる妻がみえます。
kingsspeech7エドワード8世が王位を継ぎ、邸宅に二人が行った場面の王族のプライドをみせるシーンは、短いですが印象的でした。
エドワード8世が、恋をとり退位してしまい、ジョージに王の鉢がまわってきてしまいます。この恋物語は、映画にもなっていたと思います。最近、その後の二人の話を読む機会があって(ヴィクトリア女王を調べてたからだったと思う)、エリザベスが終生許さなかった気持ちがわからんでもないです。夫が50代で亡くなったのも、怒濤の時代の責務が課せられたせいでしょう。
kingsspeech3ジョージ6世が、王位を継承するに辺りの苦悩ぶりは、うまいよね〜。
ライオネルと一時は、仲違いをしてしまいますが、戴冠式のスピーチに際し、彼しかいない…というのが、いい。
大司教からの資格を持った医療士ではないという事にも、王はひるまない。
ライオネルの告白にも、動じない。なんであろうと、彼が吃音克服の師なのですよね。信頼たるべく人間なんです。
kingsspeech4そして、ドイツとの開戦スピーチへ…。
これ、なんだっけかで聞いたことあるなぁ。なんかの映画だったかもしれないです。
スピーチ室に入った二人が、4ワードを交えて原稿を素読みは、クスッとしましたが、本番がはじまると、私の手もハンカチをぎゅっ!
緊張しちゃったのか、あんまり内容を覚えてないんです(笑)ただ、なんだかうるっ〜ときてしまいました。
開戦だからなぁという複雑な思いでますが、感情的に盛り上がりました。
安定感のある俳優陣と敬意を感じるものは、観て気持ちのいいもの。
王という名をもつ人間であれ、弱点を克服するまでに相当な努力と根気、家族と友人ともいうべき人間の愛の映画でしょう。
自分らしさや自分に自信を持つことー意外に難しいもの。
自分の弱点を知っている人は、そして、強いものです。

地味な雰囲気もあるけれど、テンポもあるし、音楽もいい感じに効いてました。
観て損はないです。
明日(2/28)には、話題にのれますになるのかしら?ドキドキ
映画鑑賞の感想のBlogです。たまに、海ドラ。ぼやき。
個人の感想メモなので、ネタバレはしてしまってるかも…。
ジャンルは雑食。娯楽大作からB級となんでも観てるつもり。
視点はミーハー♪
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ちゃぴちゃぴ

京都府在住。妖怪・珍獣の域?
お家で映画、たまに映画館。
ジャンルは、特に関係なく観てます。海外ドラマ(欧米)も好き。
男前には目がないです。

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