晴れたらいいね〜

映画の感想+αなblogです。海外ドラマも時々。

ジェームズ・バッジ・デール

開店休業中のようなBlogです。映画を中心とした感想やらのBlogとしているんですけれど、更新はあんまりな今日このごろ。
まぁ過去分はそこそこあるかなぁ。
個人のメモ代りでもあるので、ネタバレしてるかも。
また、リンク切れ等もあるかもしれませんが、めんどくさがりな管理人ゆえ、放置してます。あしからず。

ローン・レンジャー (2013)

昔のTV版は、観たことがあるはずなんだけど、ちっとも思い出せなかった。
「インディアン嘘つかない」てな台詞をマネしたり、インディアンごっこ(汗)とか「Hi-Yo」とかいって馬に乗ってるとかしたことのある世代なんだけど、番組は全然覚えてない。
で、映画観たら思い出すかと思って観に行ったんだけど、思い出せなかった。
キモサベは当時も言うてたんですかねぇ??
思い出したのは、パイレーツ・オブ・カリビアンでした(爆)スタッフがこんだけ被ってると致し方ないか…。
lone_ranger2ローン・レンジャー
原題:THE LONE RANGER
監督・製作:ゴア・ヴァービンスキー   
製作:ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮:マイク・ステンソン、チャド・オマン、テッド・エリオット、テリー・ロッシオ、ジョニー・デップ   
原案・脚本:テッド・エリオット、テリー・ロッシオ、ジャスティン・ヘイス   
衣装デザイン:ペニー・ローズ   
音楽:ハンス・ジマー
上映時間:149分
出演:ジョニー・デップ、アーミー・ハマー、トム・ウィルキンソン、ウィリアム・フィクトナー、バリー・ペッパー、ヘレナ・ボナム=カーター、ジェームズ・バッジ・デール、ルース・ウィルソン、ブライアント・プリンス、メイソン・クック、JD・カラム、ハリー・トレッダウェイ、ジェームズ・フレイン、ホアキン・コシオ、デイモン・ヘリマン、lone_ranger1マット・オリアリー、W・アール・ブラウン、ティモシー・V・マーフィ、ギル・バーミンガム、ケヴィン・ウィギンズ、ロバート・ベイカー、リュー・テンプル、レオン・リッピー、スティーヴン・ルート、ランディ・オグレスビー、ブラッド・グリーンクイスト、ランス・ハワード、レナード・アール・ハウズ、トラヴィス・ハマー、ジャック・アクセルロッド、フリーダ・フォー・シェン、他
少年時代のある忌まわしい事件のせいで復讐に燃える戦士となった悪霊ハンター、トント(ジョニー・デップ)は、その悲願のために、不思議な白馬シルバーの導きと自らの聖なる力によって、瀕死の状態にあった検事のジョン・リード(アーミー・ハマー)を甦らせる。レンジャー部隊の英雄である兄ダンを何者かに殺された過去があるジョンは、兄の敵を探すためにトントと手を組む。しかし、法に基づく正義の執行を求めるジョンと、復讐のためなら手段を選ばないトントはまったく噛み合わない。しかし、愛する者に再び魔の手が迫り、マスクをつけた謎のヒーロー“ローン・レンジャー”として生きる覚悟を決めたジョンは、白馬シルバーを従え、無敵の相棒トントと共に巨悪に立ち向かう……。
公式サイト

lone_ranger4運動会の定番曲にもなってしまっている「ウィリアム・テル序曲」は、TVドラマでも使われていたそうなんで、これが元ネタかもしれないですね。
今作もバリバリ使われてます。
昔は、西部劇が流行ってました。子供心に、西部劇よりチャンバラの方が好きだなと思ってました。(今でもそうやなぁ)怪傑ゾロともごっちゃになってるなー。
lone_ranger5lone_ranger11てなわけですが、パイレーツ〜の製作陣とジョニーだし、まぁそれなりに、ハデで楽しめるんじゃないかというのもあった。それは、まぁ外れてない。
楽しめると思います。
時々、パイレーツ〜であったようなシーンがあったりして、狙ったんだろうなと思いましたが、私にはマイナスに働いてしまいました。
パイレーツの4が、こんな感じだったらっていうのはあったけどね。
キャラが被ってるかもしんないなーという段階で、似たシーンが出てきちゃうと、よりそっちの方に転んじゃうんですね。海賊のノリで観ちゃえばいい。海が赤土に変わっただけのことさね。
lone_ranger10冒頭とラストの汽車でのアクションは、ゴア&ブラッカイマーらしくて面白かったです。
2時間半つう長丁場の映画だったんですよねー、中盤だらっとしちゃって頭が寝てしまったように思う。(前晩、遅くまで録画ビデオの整理をしてたせいもあるけど)
ほんでも、白人が先住民であるインディアンにしてきたことや鉱山掘りに中国人労働者とかの背景は、ラジオやTVドラマの時よりは辛辣に描いているかもしれない。
lone_ranger7ジョニーも、チェロキーの血の流れを持つ人だし、頓挫しかけたときもギャラの削減してますしねぇ。
そんな制作背景もちょっとだけ思いを巡らせ、楽しむのに徹した方がいいよね。
きっと線路も引いちゃったんだろうと思ったら、そうだったし。スケール感は感じますよ〜。
白雪姫の王子で、三枚目っぷりを発揮していたアーミーさん、今作はイケメン枠。オーランド・ブルーム枠です(笑)アーミーさんの方が、達者だと思うんだけど、ここはオーリーみたいな人の方がトントが活きたかも。
lone_ranger12lone_ranger6ヒロインは、今作は兄ちゃんの嫁で子持ちという初々しさに欠けるヒロイン設定ですが、女優さんは目新しい。
そのせいか、ヘレナさんが顔出してるもんが多いけど、彼女の出番は遅い。私が思いっきりダレてた時間でした(笑)
相変わらずですよね、ふふふ。ぼけぇ〜と観てるもんだから、ティムの映画に思えてきたりするし…。
lone_ranger8lone_ranger9悪役担当は、トム・ウィルキンソンにウィリアム・フィクトナーとバリー・ペッパーあたりか。
トム・ウィルキンソンは、この前マリーゴールド・ホテルを観たばかりなんですが、ヒゲがあるのと悪役なので、違う人みたいでした。
最初の方はだれかさっぱりわかりにくかったのが、ウィリアム・フィクトナー。マホーンですよ(プリズン・ブレイク)。彼は、かなり顔面装飾(飾りかいっ)してるしね。
lone_ranger3ぼっーと観ていた時間が結構あったんで、大それた事はいえないんですが、やっぱしツッコミどころも多い映画にもなってます。
そこを、ぐぐっと力業で圧しちゃうようなカラーの映画ですけど、海賊に比べたらもうちょっとだったかなー。
そんなに西部劇にこだわりないし…(笑)
なんやかんやと言いながらも、楽しかったのは確かです。
しかし、あの老トントと少年はようわからんだなぁ…。
映画館に行ったら、「マジック・マイク」のチラシがあった。やってくれるんだねぇ。おばちゃん、メンズ・ストリップ映画観に行くで!(爆)

アイアンマン3 3D /字幕

観てきましたぁ〜。土日は映画館が混みそうだったので、避けました。
日本が世界最速公開らしいですが、たいていのアホみたいに遅れて公開だと情報・スチールも多く出回ってるんですよね。さすがに、少なかった。
2Dは吹替えしかなかったんで、3Dで観ました。やっぱ、私は2Dの方がいいわ。
長いEDロールの後、もはやお約束の映像がありますんで、待った方がいいです。アベンジャーズのあの人が出てきます。
「さらば、アイアンマン」って…。アベンジャーズ2だってあるんだいっ!
ironman31アイアンマン3
原題:IRON MAN3
監督:シェーン・ブラック   
製作:ケヴィン・フェイグ   
製作総指揮:ジョン・ファヴロー、ルイス・デスポジート、チャールズ・ニューワース、ヴィクトリア・アロンソ、スティーヴン・ブルサード、アラン・ファイン、スタン・リー、ダン・ミンツ   
脚本:ドリュー・ピアース、シェーン・ブラック   
撮影:ジョン・トール   
視覚効果監修:クリストファー・タウンゼント   
音楽:ブライアン・タイラー   
音楽監修:デイヴ・ジョーダン
上映時間:133分
出演: ロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロー、ドン・チードル、ガイ・ピアース、ジョン・ファヴロー、ジェームズ・バッジ・デール、タイ・シンプキンス、ステファニー・ショスタク、レベッカ・ホール、ベン・キングズレー、他
ironman312人類滅亡の危機をかろうじて回避した“アベンジャーズ”の戦いから1年。合衆国政府は、未曾有の危機に際してヒーローという“個人”の力に頼ることを危惧していた。一方、億万長者にして天才発明家のトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)は、悪夢にうなされながらまだ見ぬ敵の影に脅え、何かに憑かれたかのように新型アイアンマンスーツを次々と開発する。ironman34そんなある日、心身ともに極限まで追いつめられたトニーは、正体不明の敵“マンダリン”による襲撃を受け、これまで彼を守ってきた世界から放り出されてしまう。全てを失った彼だったが、大切な者たちを守りたいという強い信念から、トニー・スターク=アイアンマンは最後にして最大の戦いに挑むことを決意する……。
公式サイト
アイアンマンアイアンマン2アベンジャーズのMy記事

ironman39ironman38アベンジャーズつながりの続編シリーズの予告も観る事が出来ました。私、やっぱしソーが好きかも(笑)ロキも2に出てくれますな。
冒頭、トニーさんは誰かに語りかけるよう話します。観客じゃないんですよね。ふふ
てなわけで、トニーさんはあのアベンジャーズの戦いから、不眠症です。スーツつくりに精を出して、マーク42までいっちゃいました。これは後半の伏線にも。
ironman33最新は、呼べば自動装着。遠隔操作も可能。
ペッパーさんは、割りとお飾りなヒロインみたいだったんだけど、今回大注目です。グゥさんも楽しかった事と思います。
ペッパーとはらぶらぶです。すっかり女癖の悪いトニーは、どこかへ行っちゃいました。
その女癖の悪かった時代に一夜を楽しんだ女性科学者マヤと同じ夜にアポをとろうとしたキリアンが、絡む。
2は、なんかもうひとつだったよねぇ、今作の方が面白かった。
マンダリンというテロ組織により、通常の爆弾ではない何かでのテロが行われていた。
ironman34電波ジャックにより、リーダーのマンダリンがメッセージを送りつける。
このマンダリンの悪役設定が、面白い。観ていない人の方が圧倒的に多いから、あんまり書けないのは辛いところです。ソフト化されてると、ひょいひょいやっちゃうんですけどねぇ、困るわ〜。
さすがに、Sirは空気が違う(笑)そういうのは、確かに感じます。「役者」やのぉ。
ironman37こういう「悪」を倒す映画は、悪役に魅力がないと面白みに欠けちゃうのは、みんなの衆知の事だと思う。アイコンとしてのマンダリンは、いいですね。
科学者っていうのは、本来ピュアで…っていう台詞があったと思う。そして、スタークさんちは、武器商人だった。こういう主人公との関連性を何気にもたすのもわかりやすい。主人公の正義がよりわかりやすくなるから。
この映画、結構複雑構造なのよね(笑・寝不足のせいだろ)
ironman311ironman32トニーは、時折パニック障害のような症状が出て、より身近な存在になってますが、ハッピーの重症をうけ奮起。
マヤの開発したエクストリミスにより超人化。過剰摂取により、爆発してしまう。その温度は、300度。(三千だっけ?)
なかなか面白い武器です。
映像も凝ってますねぇ。特に、右腕として破壊しまくってるのは、サヴィン。彼は、ちょっと男前です(爆)
ironman35「24」のキムの最初のダンナですよぉ。私は最近は「ザ・パシフィック」のレッキーで馴染んでしまってますけど。
かなり楽しそうで、最後があっけなかったのが残念かなぁ。アナもそうだよね。
この前の記事の「踊る〜」の実行犯というところかな。
(なんでか比べてしまいました)
半ば、キャプテンアメリカ風デザインになってるローズさんのアイアン・パトリットをかなり苦しめます。
ironman313ironman36ドン・チードルのローズさんも、慣れました。
飛ばされちゃったトニーに小さな協力者の登場も、かわいいです。
この子役さん、なかなかキャリアがあって、大物俳優や監督の作品に出てました。
私も数本観てますもん。(タイ・シンプキンスくんです、検索してみぃ〜)
ironman310シャーロック・ホームズでもそうだけど、緩急のあるところが、ロバダウさんの持ち味なんでしょうね。
ちょっとしたシーンのゆるっとしたとこが、好きです。
ーーぼつぼつ書くのがしんどくなってきた。ネタバレもいつもみたいにへらへら書いていけないと思うとねぇ。
クライマックスは、見所でもあるんですけど、3Dで目が疲れてきちゃって、しんどかったんですわ。今度の敵は、超人だしなかなかしつこい。
ペッパーさんは、大活躍。グゥさんもアクション女優になるかもね(笑)
このあたりは、ソフトが出たら見直したいなぁと思っている部分です。
ironman35GWの娯楽大作としては、◎。ぜひ、映画館でどうじょ。
いっぱい予告を観ちゃって、観たいのが増えちゃった。
あっ、アイアンマンは「さらば」じゃないよ〜。
スタン・リー出演シーンのチェックをするのを忘れたっ。

SHAME -シェイム-

ハリウッド・セレブのゴシップ記事をチェックしたりすると、この映画の主人公の「セックス依存症」なるものが出てきます。元大統領もそうじゃなかったでしたっけ?
とにかく絶倫バイアグラかと思ってたんですが、そうじゃないようで…。
依存症ですからね。誰もが、少々何かに依存症気味なとこはあるでしょ?
映倫コードは高めです。とはいえ、行為そのものの興味本位で描かれている感じではなく、まじめなんだろうな。辛かった。
Shame1SHAME -シェイム-
原題:SHAME
監督・脚本:スティーヴ・マックィーン   
製作:イアン・カニング、エミール・シャーマン   
製作総指揮:テッサ・ロス、ロバート・ワラク、ピーター・ハムデン、ティム・ハスラム   
脚本:アビ・モーガン   
音楽:ハリー・エスコット   
音楽監修:イアン・ニール
上映時間:100分
出演:マイケル・ファスベンダー、キャリー・マリガン、ジェームズ・バッジ・デール、ニコール・ベハーリー、他
ニューヨークに暮らし、仕事もスマートでソツのない独身男ブランドン(マイケル・ファスベンダー)。彼は、仕事以外のすべての時間をセックスに注ぎ込んでいた。中毒といっても過言ではない。行きずりの女性やプロの女性との一夜限りの情事、シャワールームやオフィスのトイレでのマスタベーション、ネットでのポルノ動画の収集……。ありとあらゆる性欲を処理する行為によって日々をやり過ごしていた。ところが、こうして確立されたシングルライフを過ごすブランドンのアパートに、妹のシシー(キャリー・マリガン)が転がりこんでくる。恋愛依存症でリストカット癖のあるシシーとの生活で、二人は激しくぶつかるようになり……。
公式サイト
SHAME−シェイム− - goo 映画

shame3冒頭から、チ○ブラで、おっとーでしたが、後はボカシが多かった。さっき丸見えだったぞ!って思ったんだけどねぇ。チ○ブラも、結構観てるんでさほど驚かんわい。
どういう基準なんでしょうね。

「恥」というのは、この依存症のことを指しているのではなかった。
私も、テキトーな予備知識しか入れてなかったので、まともな妹が転がり込んできて、お兄ちゃん変〜みたいな展開かと思った(笑)
違うね。
妹シシーも、すぐ恋愛にのめりこむし、迷惑なTypeだし、リストカットの癖のあることもさらっと語られる。
この兄妹には、「何か」があって、二人して依存症の道を歩んでいるのだ。
それは、映画の中では何なのかは、語られないで終わる。
「悪い場所にいた」とだけですね。
shame2最初の方のブランドンの生活シーンだけにおいては、そういう依存症の人というイメージは湧かなかった。
ドラマや映画で、こういう人ってよく出てくるやんっていう感じでね。ラスト付近の後半、炸裂してましたけどね。
あんなこともこんなこともしちゃうの〜ってね。
学生の時に、特定の彼女とは長続きせず、バイトでお金を稼いで、フーゾクに足を運んでる子いたなぁ。
shame4サービスいいし、色々気を遣わないで済むのがいいんだと言うてました。今頃、どんなオッサンになってるんでしょう…。案外、イイお父さんしてるような気もするのですが。
気ままな自分だけの生活を乱しに来た妹は、数日といいながら、実は帰るところがなかった。この兄妹、普通の兄妹より、なんかスキンシップが多い。裸同然の格好で、お互い平気でいたりもする。禁断の匂いを感じてしまいました(笑)
転がり込んできた夜、恋人との別れ話で泣いていた彼女、クラブ歌手である彼女を上司ディヴィッドと共に店に顔を出したブランドン。
shame5デイヴィッドとシシーは、意気投合し、ブランドンの部屋で…。でもディヴィッドは妻帯者です。そんなディヴィッドに、シシーは電話を毎日かける。
あの恋人の話は、出てこない。
この映画の舞台は、NY。説明的描写が多いハリウッド映画のくせに、極端にないなぁと思ったら、この映画はイギリスもんでした。なるほどと合点がいった。
自宅のトイレで、マスターぺーションしてたら、シシーに覗かれてしまい、反動で家にあるエロ本、AV、はてはPCまで捨ててしまう。
shame6職場のマリアンヌをデートに誘い、食事だけしてという健全さだったんですが、昼間から彼女を連れ出してホテルに行ったものの、出来ない…。
彼女が帰った後に、プロの女性とは出来る。
このあたりのギャップの描写は上手いなぁ。
冒頭だって、主人公は全然喋ってない。
苦悩を背中で描いてる感じですね。
シシーと口論になったブランドンは、酒場の女性を口説いてその男に殴られたりしながら、アヤシげな店をあちらこちらと、ムキになっているかのように彷徨う。
一方、シシーは…。
映画の中で、解決のようなものは見えない。
ただ、必要以上に人と(特に異性と)関わろうとしていない彼が、妹は大切に思ってた。どんなに、腹立たしくとも。それだけは確かですね。
shame7マイケル・ファスベンダー、大変な役だったなぁと思います。
でも、バーや電車の中で女性を見つめて…というのは、ふら〜っとなりそうですよ(笑)
出演作が、目白押しっていうのもわからんでもない。
でも、この視線の奥でブランドンとしては、淫靡な妄想してるんでしょうか…。
キャリー・マリガンも、出し惜しみなく脱いでますが、上手い女優さんなんだなぁ。この映画が公開されていたとき、「ドライヴ」と同時期でこの映画は観るのやめたもん。一緒に見ても、イメージが違うから差し支えなかったなぁとは思います。
ディヴィッドのジェームズ・バッジ・デールは、「パシフィック」のレッキーですけど、観てるときは、ちっーとも気がついてませんでした。
マイケル・ファスベンダーばっか観てたからなぁ…(^◇^;)
万人には向かないですが、深い映画だと思います。

ザ・パシフィック 最終章帰還

この最終回を観たのは、秋の初めで、今は冬やん!
ちょうど、この前から再放映をしていたので、書き上げないと…という思いになった。
その前に、偶然に真珠湾攻撃のときに戦死した兵士の婚約者と綾瀬はるかが、ハワイに彼の最期の地を訪ねるドキュメント番組をみたせいかもしれない。本当に偶然つけたときに観たので、番組名は覚えていなくてすみません。
最終回は、涙がでちゃったんですけど、ドラマの内容から色んな思いがないまぜになったようなそんな涙でした。
pacific0最終章〜帰還〜
1945年8月15日、レッキーはニューヨークの海軍病院で日本降伏の報せを聞く。沖縄で報せを受けた隊員たちは喜びを爆発させるが、スレッジとスナフとバーギンは静かに終戦を祝う。退院したレッキーは地元紙のスポーツ記者に戻り、向かいの家に住むヴェラと親しくなっていく。一方、戦死したバジロンの妻リーナは、バジロンの実家をおとずれ、初めて両親と対面する。また、スレッジたちは大陸横断鉄道で帰途に着くが……。

公式サイト(WOWOW)

pacific1033人の主人公たちのそれぞれの戦後になります。
バジロンは戦死してしまったので、その妻リーナが動きます。
レッキー、久しぶり!と、観た時は思いました。
戦地で書いていたヴェラへの手紙は、出されてなかったんですね。
戦地でストレスによるダメージを受けたレッキーは、記者として働き出し、ヴェラにアプローチをかけます。
少し興味があって、彼が行った戦地での様子などを少々検索などをしてたのですが、この時代の日本人の精神の強さっていうのは、並外れているようです。
繰り返し、このドラマでは日本兵はもっと過酷でいるはずだというようなことが台詞にはいってます。
実際そうであったろうし、米兵は日本兵より交代要員があったりしたもんです。
今の私らは、とてもじゃないけど、耐えられないものばかりだと思います。
「硫黄島からの手紙」を観られた方は、よくわかると思います。
pacific102そして、ユージーン・スレッジ。彼は沖縄で終戦を静かに迎えます。周りは、大騒ぎしている者もいるけれども。
大陸横断鉄道で、戦友たちと別れていきます。ここで、スナフと二人きりになり、ユージーンは寝てしまってる。そっと、起こさずに駅に降りるスナフが、ひどく印象的でした。実際に、彼は35年間同じ部隊の仲間とは音信をとらなかったそうです。ユージーンの著書「ペリリュー・沖縄戦記」がきっかけとなり、また再会するようになり、スナフを見送ったのはユージーンでした。
スナフは、すごいキャラなんですよね〜。後輩イジメからはじまり、金歯抜きでしょ。しかし、優等生キャラなユージーンと心通わせていく。
ラミ・マレックという俳優さんですが、ナイト・ミュージアムのアクメンラー王ですってば!ちょっと笑ったぞ。トワイライトの次なるシリーズにも、ご登場です(ヴァンパイアチームです、後編かなぁ??)。
pacific101ほんで、この人。
心はボロボロ。
このドラマの感想で、やっぱりアメリカ視点でしょ。みたいな意見もあるんですが、そりゃそうだとしか言えませんねぇ。当たり前でしょう、今更。
ただ、このドラマを見てから、色々思う事がわいてきて、感想が今まで書けなくなってしまったという部分はあります。pacific104こんだけ勝ち組兵士でさえボロボロなわけですよ。負け組兵士は、どうなのさ。
戦争を引き起こしたTopたちは、やはり批判するものがあると思います。
だけど、そんなTopたちに代行して戦ったものたちは、「守るため」という理由でしょう?義務を守る、国を守る、家族を守るといったように…。
ほりゃ、戦功を重んじてたひともあったろうけど、単に敵は敵でしか、お互いなかったんですよね。倒さなければ、自分が死ぬ。
今の若者にすれば、ゲームで敵を倒す感覚に近いものではないのかなぁ?(変なたとえだとはおもう)
でも、実際の戦争はゲームではない。本当の命がかかっている。
敗戦国の兵士の命も、勝った国の兵士の命の尊さは変わらないもなのはず。
その辺のところを、考えこんでしまった。
また、日本兵の描写についても、ナチスに比べたらマシなんじゃないの?どんだけ、ナチスのひどい事を描いた映画がある?私でさえ、かなり観てますよ。
南京大虐殺の映画化の話があるそうで、それは、ちょっと恐ろしい気はしますけどね。調子にのりそな国もあるしねぇ、それが恐ろしい気もします。
私の年代は、特に愛国主義の教育をさほど受けていない。
避けられていたような気もします。
今、戦争反対!なんて言うけど、もしも、戦前〜戦中の環境だったら、貫いて叫ぶ人なんて少ないでしょう。知らないんだもの。
中国の反日も、そういった面も大きいとは思います。
私の父は、海軍航空隊でした。戦地には行っていないと思います(乗る飛行機がなかったというてた)。戦友は、特攻で亡くなっている方も多いです。訓練や上官の厳しさとかは聞いていましたが、亡くなった戦友の話は一切してくれませんでしたし、その辺の事情も聞いてません。慰霊祭には毎年いって、だまって帰ってくるくらいでした。
そんな父のことを、色々と考えてしまう事も多かった。
決して、深く語らなかった父の想いには、何があったんだろうと…。
ドラマの中の人物に、どうこうというより、思う事の多いドラマでした。

ザ・パシフィック 第8章硫黄島 第9章沖縄

hbo-the-pacific記事書きかけで、ほったらかしてた…。

日本人には、どんどんと辛くなる戦局です。
残すところあと1回になってしまった。
硫黄島の方は、ジョン・バジロンにスポットを当て、戦闘シーンは少なめです。
沖縄の方は、民間人を巻き込んでくるので、辛いところも。
第8章〜硫黄島〜
ペリリューからパヴヴに帰ったスレッジたちだったが、彼らが尊敬する上官の死は隊員たちの心に暗い影を落としていた。一方、バジロンの人気ぶりは相変わらずだったが、操り人形のような生活に嫌気がさしていた。バジロンは戦時国債購入キャンペーンの使命は充分に果たしたと司令官に直訴し、訓練教官を志願する。その後、バジロンはキャンプ・ペンドルトンに赴任し、隊員たちの訓練を開始しようとするが……。


pacific93第9章〜沖縄〜
1945年5月、スレッジたちは沖縄にいた。沖縄での戦闘はこれまでとは違う住民を巻き込んだ戦いだった。スレッジたちは陸軍の部隊と交代し、最前線での戦闘に突入する。ペリリューの激戦を経験しすっかり兵士らしくなったスレッジは、補充兵のキャシーやハムに的確な指示を与える。沖縄戦が始まって一月あまりが過ぎ、絶え間なく降る雨の中、さらに膠着状態が続く。隊員たちのストレスは限界に達し……。

WOWOW公式サイト


pacific818章では、国債キャンペーンの仕事から、新兵の訓練を申し出、ペンドルトンのキャンプに赴任するジョン。そこで、海兵隊下士官で食事の世話をしているリーナに出会うわけです。美しく、有名人であるジョンに媚びないリーナ。二人は、惹かれ会うものを感じます。
キャンペーンの仕事では、女優といい仲になっていたり、女性には不自由はない有名人だったようですが、ここにきて一番の理解者であり、愛する女性と知り合うことができた。
そういうラブストーリーが、大半を占めている回で、つかの間の安らぎのようなものを感じるんですが、ジョンは芯から兵士ですね。ハートロッカーのジェームズとどこか通じる体質なんだろうなと思います。
pacific84pacific82リーナと結婚し数ヶ月で、自分が訓練した新兵たちとともに硫黄島へ。
公式サイトには、いろいろなインタビュー動画があるのですが、ジョンが訓練したティタムのドキュメンタリー&インタビューもありました。
ご本人のインタビューは、帰還できたんだ!という変な安堵をもちます。(ロングバージョンや放送されなかったものも公開されています)
硫黄島の戦いは、色んな映画が作られていますけど、最近ならイーストウッドの2部作がいいよね。私も、実はこのドラマを見てから、父親たちの星条旗に入ってる特典もんをいくつか観ました。
JohnBasiloneジョンは、硫黄島侵攻のその日2/19に戦死してしまいます。
だもんで、戦闘シーンが少ないつうことかしらんね。ユージーンもレッキーもこの戦いには参加してないですしね。
星条旗を掲げるシーンもないですし、後半の熾烈な日本軍の粘りも描かれません。
硫黄島の戦いは、アメリカが日本軍に対しての損害が上回った壮絶な戦いであり、ドラマでもバタバタとアメリカ兵が倒れていきましたねぇ。このドラマでは、あんまり米兵は死なないんだよねー。日本兵はへたくそなんだろうかと思うほど、弾が当たんない。
しかし、今回は違いましたね。
この戦記は、本作でも製作のスピルバーグ製作指揮のイーストウッドの2部作を観とけってことですな。
pacific929の沖縄戦では、民間人を巻き込んでの戦闘になってしまっています。
ユージーンも、ジャップは降伏なんかしなくていい、皆殺しだといったような台詞を吐くようになってしまってます。
ユージーンは、新兵で戦ったペリュリューとは顔つきもぐっと変わって、「らしく」なってしまってる。さすが、俳優さんですね。
彼の後輩になる兵士もおり、指導なんかも行ったりしている。
スナフという彼の先輩にもなる兵士は、この沖縄でも一緒なんだけど、彼こそ金歯抜きなど、ひょえ〜な行動をしてます。先の戦いで、ちょっと変わったかなとも思ったのですが、相変わらず新兵の雨合羽を生地が悪いから変えてやると自分のボロボロのと交換したりしてます。
しかしながら、彼はある意味で戦争によりというものも感じなくもない。ユージーンが、金歯ヌキをしようとしたときは止めています。
pacific91この番組には、いつも最後にインタビューとかが付いていて、語ってくれるのですが、そこで、ユージーンが人同士が殺し合うために、「憎しみ」をもつことで戦いにでてたというようなことを言ってました。
ユージーンも、どんどんスナフ寄りになっていってましたから。
当時の民間日本人が、「鬼畜米英」と竹槍で稽古してたのも、似たようなもんでしょ。
これは、母からも義母からも聞いたことがあります。
壕に立てこもるものを一掃する米兵…、ひめゆりの塔とかの外側の話なんだろうなぁと、あのひめゆり部隊のことが頭をよぎりました。
赤ん坊を抱いた母親の自爆などもあります。
pacific93民家を探索していたユージーンは、そこで瀕死の女性と出会い、銃口をむけるのですが、彼女は銃口を自分の額に自ら押しつけ、殺すように懇願の仕草をします。ここで、ユージーンに人間としてのスイッチが再び入った。それを振り切り、彼は彼女を抱きしめて、息を引き取る瞬間を看とります。
その後、武器を持たない少年をねらう兵士たちに出会い、ユージーンはやめろと叫びますが、少年は撃たれてしまいます。
また、兵士たちのストレスも凄まじいものがあったようです。
沖縄では、雨期であったこともあるでしょう。
ドロドロになりウジ虫はいるし、誤射もされるし、米兵にとってもとんでもない状況であった戦争でもあったようです。
ここまで観てきて、やっぱしユージーンの戦記は読みたいなぁと思ってます。
話は、新型爆弾が落とされたらしいよ、一個で都市がふっとんだというところで終わってます。
このドラマは、実際の戦争の戦局より人間ドラマに絞っているので、各戦局エピは、すっぱりしているわけではなかったです。
9話の沖縄では、ユージーンの心の動きがすごくわかりやすかった。
次回は、最終回です。レッキーが久しぶりにでてきますね〜。

ザ・パシフィック 第5・6・7章ペリュリュー 前・中・後編

pc_1600ペリュリューは、3回もんなのでまとめてあげようと思ってました。
この戦いについては、よく知らなかったのですが、なんやかんやとまた検索はしました。
ドラマとしては、ユージーンが主になってきます。
新兵が、初めての戦場で、過酷な中で変わっていきます。
Pacific62第5章〜ペリリュー 前編〜
ガダルカナルの戦いの英雄として帰国したバジロンは、女優ヴァージニア・グレイとともに戦時国債購入キャンペーンに借り出され、彼女と親密な関係に。一方、新兵訓練を終えたスレッジは南太平洋のパヴヴ島に到着。所属するK中隊には皆から慕われるホールデイン大尉を始め、ヘイニー軍曹など豪快な古参兵たちがいた。1944年9月、いよいよペリリュー島上陸作戦が始まる。スレッジは戦争の現実を目の当たりにして……。
pacific61第6章〜ペリリュー 中編〜
フィリップスはスレッジの実家を訪れ、両親に彼の無事を知らせる。両親は安心するが、フィリップスは内心不安に思っていた。その頃、ペリリュー島では、スレッジやレッキーたちの第一海兵師団が戦闘を続けていた。日本軍は見晴らしの利く山の上から激しい砲火を加え、アメリカ軍は飲み水も無くなり、厳しい戦いを強いられる。隠れる場所もない飛行場で銃弾と砲弾の雨が降り注ぐ中、隊員たちは次々と倒れていき……。
第7章〜ペリリュー 後編〜
ペリリュー島では依然戦闘が続いていたが、飛行場周辺を確保し、前線基地の設営も始まっていた。消耗しきった第一連隊や第七連隊の部隊が引き上げていくが、その中にはプラー中佐や担架で運ばれるチャクラーもいた。一方、アメリカ国内で戦時国債購入キャンペーン中のバジロンは、集会に参加したり、ゴルフの特訓をしたりと、戦場とはかけ離れた平穏な生活を送っていた。しかし、ガダルカナルの戦いの記憶がよみがえり……。

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Pacific64pacific65ユージーンとレッキーがリンクするシーンもありましたが、レッキーは第6章で負傷し、退場。
今回、昼間の戦いが主なので、映像的には観やすいですが、なにがなんやら戦いしてるというのは、変わりないです(笑)
ガダルカナルでは、圧倒的に米兵の方が勝っていて、そんなに負傷者の映像はなかったのですが、この戦いにおいては、かなりの負傷者や死者の様子が描かれています。
ユージーンとレッキーも、戦友の危機を目の当たりにします。
また、死んだ日本兵の金歯抜きとかの描写も今回もあります。
日本兵のしゃべる日本語は、かなりはっきりしていて、HEROESのアンドーくんのような外国語なまりのある日本語ではありません。きちんとした日本語の発音です。このあたりは、いいですね。
ただ、ちょっとねぇ、語彙数が少ないです。
妙に「貴様」というのが、耳に残っちゃう。キサマっていうのが、私があまり好きじゃないせいもあるんでしょう。
pacific17島で孤立化してしまう日本兵に対し、米兵は後方支援や物資の供給があるから、マシなんですよね。
そんな過酷な中での精神力は、日本兵の方が勝っていたというのはあたりでしょう。
精神的におかしくなってしまう米兵が、この後生き残っても多かったわけだし。
目に見えて敗北なのに、どうして日本兵は降伏しないのか?
そんな疑問をユージーンは、ぶつけます。
彼らは、ネズミと一緒で、一人づつ殺ってしまわないとダメなんだと先輩兵はいう。
ジョン・バジロンは、国債のキャンペーン・ボーイとして、戦場とは違い、どこか華美でもある中に身を置いている。このあたりのくだりは、父親たちの星条旗を観てあるので、多くを語られなくても勝手に脳内補完されていってしまってました。戦場の合間に、彼の話が挟み込まれています。
7章で、新兵の教育係の希望を出すところで彼の物語は進んでいきます。ユージーンの属する海兵隊第一師団は硫黄島戦には参加してないので、次回はジョンの話ですね。
pacific72pacific71なにがなんやらの戦場で、事態はどう進行しているのか、さっぱりわかんないのですが、日が過ぎるごとにアメリカ側の優位はなんとなくわかります。
前編あたりは、アメリカがかなりダメージうけていたのですけど。
ユージーンの先輩兵スナフは、なんとな〜くイヤな感じの先輩で、後輩の食料を先取りしたり、もちろん金歯抜きもあったし、かなり濃いキャラです。
戦場で、ユージーンに救われたところから、彼に対する態度も少し変わっていく。
ユージーンは、聖書に日記のようなメモを書いています。兵士たちは、日記を書くことは、もしもの時に情報漏洩のおそれがあるため許されてはいません。
のちに、このメモがきっと手記を書く時の助けであったんでしょう。その戦記も、書くまでに何十年という歳月を経てからでないと書けなかったそうです。
この戦いは、米兵にとって損害は甚大でしたが、その意味はあまりなかったようです。
この島は、無人島?と思ったのですが、戦場となる前に日本軍による強制退避していたため、現地人の被害はほとんどなかったそうです。これは、ドラマにはなかったのが残念ですな。(日本軍の話やししゃぁないです)
2ヶ月にも及んだこの戦いは、終結し、次回は硫黄島。
ユージーンのジョゼフ・マゼロは、ジェラシック・パークの子役ティムだった人!
演技派子役でならしてたせいか、子役時代の出演作がなんやかんやとあります。
ジェラシック・パークは、ほとんどの人が見てそうね。懐かしい。

ザ・パシフィック 第3章メルボルン第4章グロスター岬/パヴヴ

pacific41やっぱしね、つづき観ちゃいますね。
今回観た3と4は、主にロバート・レッキーの周辺のお話です。
このレッキーもしくはラッキーもしくはボブと呼ばれる彼を演じてるのが、ジェームズ・バッジ・テール。どこかで観た男前♪と思って1と2を観てたんですが、思い出したんです。
「24」のS3のチェイスだぁ〜〜。
あん時は、ボーズでしたからねぇ。
このレッキーの役は、かなり複雑な内面を持ち合わせている。
どこか大胆でやんちゃなとこもあるのですが、ナイーブ。
このドラマの音楽も、映画っぽいと思ったら、ハンス・ジマーの参加もあった。さすが、200億円!
第3章〜メルボルン〜
pacificep32ガダルカナルからオーストラリアのメルボルンに到着したアメリカ軍は、市民たちから大歓迎を受ける。市内のクリケット競技場が海兵隊の宿営地となり、久し ぶりの休養で街に繰り出した隊員たちは羽目を外す。バジロンとモーガンも街に出て、戦死した仲間を偲んでグラスを傾ける。一方、レッキーは通りで見つけた 娘ステラに声を掛ける。しかし、ステラは酔っぱらっているレッキーを軽くあしらう。
第4章〜グロスター岬/パヴヴ〜
pacificep31海兵隊に入隊したスレッジは、カリフォルニア州のキャンプ・エリオットでオズワルトたち仲間とともに新兵訓練を続けていた。一方、レッキーたちはニューブ リテン島のグロスター岬に派遣されるが、ジャングルや降り続く雨が隊員たちを滅入らせ、心を蝕まれていった。偵察に出たレッキーたちは、ジャングルの中で 日本軍の小さな陣地を発見する。すでに日本軍の姿はなかったが、ギブソンは負傷して残されていた日本兵を絞め殺し……。
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pacificep34第3章では、オーストラリアのメルボルンで、つかの間の休暇を過ごす兵士たち。少し、ほっとするんですよね。
戦場じゃないから。
驚くほどの歓待をうける兵士たち。
そこで、メルボルンの女性と知り合い、恋が生まれたりする。
厳しかったガダルカナル戦の後遺症を、どこかにみんな残している。
パジロンは、J.P.とともに自分の功績の犠牲になったとも言えるロドリゲスのために、酒を酌み交わし、名誉勲章の受勲が決まる。それは、彼にとって複雑な思いがあった。
レッキーは、ステラというギリシャ系の女性と知り合い、彼女の家族に、競技場の宿舎ではかわいそうだからうちに泊まればという厚意を受け、温かな休息の時間を過ごす。
二人の間には、恋愛感情も育っていくが、ステラの哀しい決断により、別れを…。
荒む彼は上官にいい感情をもたれず、配置換えされてしまう。
本土のヴェラという女性に、いつも手紙書いてるのに、彼女はどうした?と思うさなー。
でも、それが人間だよ。手の届くところにあるものに、人間は心がいくもん。
ヴェラは彼を好きであるけれど、彼だけを待っても保証はない。父母も彼を気に入っているけれど、苦渋の決断だったんだろうな。
そして、新たな戦地へ
ユージンは、厳しい新兵訓練を受け兵士として教育されていく。
パジロンは、父親たちの星条旗のように、国債集めのヒーロー・キャンペーンボーイと帰国させられる。
4話になって、また戦地なのですが、ここでは激戦のさまより、南の島で精神がおかしくなっていく様ですねぇ。
もはや、敵はジャップではなく、ジャングル。
過酷な土地で蝕まれていく肉体と心。
日本兵は、負傷兵等を残し、早々と撤退していた。
米兵たちは、ガダルカナルからの毎夜の奇襲攻撃やバンザイ・タックルに精神的に参っていたところに、過酷な自然が、おかしくさせる。
自殺する兵士もでてくる。
3話で、メルボルンでの訓練では、少量の食料で3日の行軍とかあって、日本軍はその食料だともっと長く持たせるようなこと言ってました。
日本人って、欧米人に比べたらビンボー体質に出来てるから、マラソンとか強いんだと父が言ってた。今は、どうかなぁ??
レッキーは、上官と、もめちゃったりするようななかなか反骨的なとこもあるし、また上官もいやらしーところもあったりするのが、面白いですね。
そのレッキーは、夜尿症になり、近くの病棟施設に移される。
テンノウヘイカバンザイ…で突撃してくる日本兵。そりゃ、ワケわかんないでしょう。
日本兵の大陸での話が、大陸の国家で問題になっていて、今もそれを言われています。
でもさ、戦争って、おかしくなってるんですよね、きっと。
米兵の武器の威力とか、日本兵のそれよりすごくって、米兵の犠牲者は少なめにみえるんです。
この後、ペリリュー戦はかなり過酷であったようで、米兵の精神に異常をきたしたものがかなりあったそうです。ジャングルというのは、日本兵以上に敵であった。

ザ・パシフィック 第1章・第2章ガダルカナル

Pacific1先月(7/18)からWOWOWで始まったこのドラマを録画してまして、もうすぐ終戦記念日だし、盆休みの間に追いつこうと見出し始めました。
全10話のミニドラマではあるけれど、制作費200億円のとんでもなさと製作には「プライベート・ライアン」「バンド・オブ・ブラザーズ」でもコンビだったトム・ハンクスとスティーヴン・スピルバーグが絡んでます。
第2次世界大戦ものは、欧州ものが多く、名前もうまく言いにくいような島で行われた戦いについて、これまで欧州もんほどなかったものとされてます。
pacific2pacific4人物は、実在する人物であり、ロバート・レッキーとユージン・スレッジの回想戦記を基とし、名誉勲章受勲者のジョン・バジロンのエピソードを交えてます。よって、この3人が物語を引っ張っていくようです。
戦地という地獄で、彼ら兵士が彼らの内面の崩壊との戦いと再生を描きたいようなことを言ってたんで、反日ドラマではないようですが…。
ガダルカナル戦、グロスター岬戦、ペリュリュー戦、そして硫黄島、沖縄戦と描かれます。
pacific6製作総指揮:トム・ハンクス、スティーヴン・スピルバーグ、ゲーリー・ゴーツマン
役名 出演:
ロバート・レッキー     ジェームズ・バッジ・デール
ユージーン・スレッジ     ジョー・マゼロ
ジョン・バジロン     ジョン・セダ
第1章 ガダルカナル前編
1941年12月8日、日本軍がハワイの真珠湾を攻撃し、太平洋戦争勃発。アメリカ国内では戦意が高揚し、3人の若者レッキー、バジロン、スレッジそれぞ れが、祖国のために戦おうと決心する。レッキーは新兵として、バジロンは軍曹として戦地に向かうが、心臓を患うスレッジは医師である父から入隊を許されな い。海兵隊第1師団第1連隊に配属されたレッキーは戦友たちと共に太平洋ソロモン諸島のガダルカナル島へ向かう。
第2章 ガダルカナル後編
ガダルカナルのアメリカ軍は第一海兵師団を中心に日本軍との戦いを続け、レッキーたちの第一連隊やバジロンたちの第七連隊が飛行場を守りながら、偵察や戦 闘を繰り返していたが、日本艦隊による夜毎の艦砲射撃のため、眠れない日々が続く。慣れない熱帯の環境でマラリアや食料不足に悩まされながらも、次第に適 応していく兵士たち。第七連隊では第一大隊長・プラー中佐が、バジロンの小隊からロドリゲスを伝令に選ぶが……。
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pacific3
ユージンは、この2つの章では、父である医師から心雑音があるため止められ、海兵隊に行くことが出来ないでいます。2章の終わりで、海兵隊に申し込みに行くというところで終わっています。
日本軍の夜襲攻撃や恐れず向かってくるところに、理解できない怖さを感じている米兵たち。
しかしながら、日本人としては辛いです。
ジャップとおもっくそ言われまくり、黄色い猿だの狐目だのかなりの言われ方を聞かなければなりません。そして、いたぶるように殺すといった事も早くも出てきます。この辺の描写は、決してアメリカ兵だけをもちあげているものではないという描写なんでしょう。
亡くなった日本兵の荷物から、家族の写真や手作りの人形を手にした米兵が、思いを巡らすといったシーンは、それを緩和させてはくれます。
同じく家族もいる人間同士の殺し合いという恐ろしさ。
pacific5アジア顔の死体がゴロゴロとか、結構目を覆うようなシーンも満載なので、残酷描写に慣れてない方にはかなりしんどいと思います。
でも、戦争の現実というものは、そんなもんなんだということがいいたいのでしょう。
これが、戦争という、公的集団殺戮なんでしょう。目を背けてはいけない。
そう思いながらも、真剣に辛かったですね。
墓地で、戦没者の墓碑銘にガダルカナル島で戦没とかいうのを目にしたことをなぜかよく覚えていたのもあるかもしれません。それが、どこの墓地であったか、誰なのか知らないんですけどね。
ハイビジョン放送であったので、夜戦シーンはまだこれでも観やすかったんだろうな。
映像的には、映画並みで迫力はあります。
その分、うへっともなっちゃうんです。
アメリカ兵の視点とはいえ、南の島々での激戦、風化させないで、原爆と共にこれも胸にとどめておくべきでしょう。
なんせ、日本人は平和ボケしてます。隣国は緊張してるのにねぇ。他人事じゃないんだろうなと想いながらも、私もボケてます。
ただ、なにかあったら、こういうことなんだということは、ちゃんと観ておくべきでしょう。
まだ2話しかみてないけど、見応えはあります。
ジャングル戦で、ばっちいしこれからもっとばっちくなりそうです。それで、脇の人物が覚えられなくって困るんですねぇ。
この2話で、辛かったら、沖縄戦とか耐えられるかなぁ…。続きを読む
映画鑑賞の感想のBlogです。たまに、海ドラ。ぼやき。
個人の感想メモなので、ネタバレはしてしまってるかも…。
ジャンルは雑食。娯楽大作からB級となんでも観てるつもり。
視点はミーハー♪
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ちゃぴちゃぴ

京都府在住。妖怪・珍獣の域?
お家で映画、たまに映画館。
ジャンルは、特に関係なく観てます。海外ドラマ(欧米)も好き。
男前には目がないです。

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