この映画を観たのは、三週間くらい前?
実家に帰る電車の中で見出したのですが、「あかん」とやめてしまい
実家に着いてから、また見なおしました。
でもって、咀嚼するのに数日かかった…
そう、予備知識はほとんどなし状態で、観ました。
原題:The Fountain
監督:ダーレン・アロノフスキー
収録時間:97分
レンタル開始日:2008-06-06
医師のトミーは最愛の妻イジーを死の病から救うため、新薬の開発に没頭していた。運命を受け入れたイジーは、残された時間を少しでも夫と過ごしたいと願う が、薬の完成を焦るトミーは彼女を遠ざけてしまう。そんな中、イジーは「私の死後、あなたが完成させて」と書きかけの本をトミーに託す。それはトミーの前 世とおぼしき中世スペインの騎士が、愛する王女のために、永遠の命を授けるという<ファウンテン(生命の泉)>を探す物語だった…。
ファウンテン 永遠につづく愛 - goo 映画
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イジーの物語から、始まるため、中世の騎士と王女でご登場。
で、宇宙にうかぶ僧侶になったヒュー・ジャックマンで、
私…ぶっとんでしまい、電車で見られなくなってしまった。
電車で観るなんざぁ、お気軽な映画の方がいいです。
thefountain1
確かに、ヒュー・ジャックマンは、かっこいいし、
コスプレ・ヒューは、きゃっきゃっ♪だったんですが、ボウズは似合わないよーな…。



thefountain2映像は、すごくキレイなんですよ。
レイチェル・ワイズも、お姫様なんかすごくキレイ。

副題に惑わされた節もあります。
輪廻のように生まれ変わってもぉ〜みたいな物語かなぁ?と思ったのですが、ちがった。

「死」を目前に迎えた女性は、それを受け入れているのにもかかわらず
彼女を愛する男は、受け入れられない。
彼が、それをどう受け入れていくか…という点なんですが、
それに、彼女の書いた物語がはさまれ、不老不死やら永遠のイノチがでてくるんです。
あたしゃこだわってしまった。
人間、いつか死ぬからこそ、意味があると思うし。
永遠になんか生きたくないもの。

というわけで、受け付けられない作品になってしまいました。
後から考えると、意図する方向に私は考えれなかったということ。
言いたいことは、なんとなく最後でわかるんだけど…
その過程が、高尚すぎるというか(笑)
thefountain4私自身が、今のところ「いつかは死ぬから…」と受け入れ許容してるせいでしょうか?
彼女を救いたいんじゃなくって、自分のためでしょっ、自分が困るからでしょって、ひねくれて思えて、主人公にまったく感情移入できず。
どこか繊細にひねりのある切ない物語は、大好きなんですが
最後まで観て、ある種の整合性が感じられてこそ。

thefountain3どうも、肌の合わない作品になってしまいました。
同じく「チャプター27」も、ジャレッド・レトは熱演していても、キモイ…が先に立って、ダメ。

俳優さん二人は、素晴らしくキレイです。
いろんなヒュー・ジャックマンが観られるので、ファンにはいいですけどね。
レイチェル・ワイズも、この映画が縁で監督と結婚したんだそうで、なるほどね…なんて、下世話な方で納得しちゃいました。

たまには、合わなかった作品の感想もいいでしょ。ハハハ