これは面白かったですね。映画館で迷った作品で、本「もしドラ」みたいなにおいを感じたのと二時間越えで見なかったのですが。
ジョナ・ヒルは、「スーパーバッド」(副題は書かないわ・おもろいです)で強烈に覚えましたが、今回はマジメな賢い人を演じてます。
スポーツものって、試合シーンで盛り上がるのでずるいタイプの映画ですよっ。
マネーボール
原題:MONEYBALL
監督:ベネット・ミラー
製作:マイケル・デ・ルカ、レイチェル・ホロヴィッツ、ブラッド・ピット
製作総指揮:スコット・ルーディン、アンドリュー・カーシュ、シドニー・キンメル、マーク・バクシ
原作:マイケル・ルイス
原案:スタン・チャーヴィン
脚本:スティーヴン・ザイリアン、アーロン・ソーキン
音楽: マイケル・ダナ
上映時間:133分
出演:ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、ロビン・ライト、フィリップ・シーモア・ホフマン、クリス・プラット、ケリス・ドーシー、キャスリン・モリス、スティーブン・ビショップ、ブレント・ジェニングス、ジャック・マクギー、ニック・サーシー、グレン・モーシャワー、他
メジャー経験のあるプロ野球選手から球団のフロントに転身するという珍しいキャリアを持つビリー・ビーン(ブラッド・ピット)。風変わりで短気なその性格は、若くしてアスレチックスのゼネラルマネージャーになってからも変わらなかった。自分のチームの試合も観なければ、腹が立つと人や物に当り散らすという、癖のあるマネジメントを強行。そんな変わりダネが経営するアスレチックスは弱かった。しかも、貧乏球団のため、優秀で年俸の高い選手は雇えない。チームの低迷は永遠かと思われ、ワールド・チャンピオンの夢はほど遠かった。だが、野球経験はないものの、データ分析が得意なピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)という球界の異分子と出会ったことで、風向きが変わり始める。ビリーは後に“マネーボール理論”と呼ばれる“低予算でいかに強いチームを作り上げるか”という独自の理論を実践。だがそれは同時に、野球界の伝統を重んじる古株のスカウトマンだけでなく、選手やアート・ハウ監督(フィリップ・シーモア・ホフマン)らの反発を生み、チーム状況が悪化。それでも強引に独自のマネジメントを進めてゆく。その揺るぎない信念は、徐々にチームに勝利をもたらし、誰も想像しなかった奇跡が……。球界はビリーの手腕を認め、周囲からの信頼も次第に回復。そしてある日とんでもないオファーが飛び込んでくる。しかし、そこで重大なことに気づいたビリーは、意外な行動に出る……。
公式サイト
マネーボール - goo 映画
ビリーはスタンフォード大の奨学生を蹴って、メッツのスカウトの言葉を信じプロ野球の道を選んだが、結果を残せず引退し、自らスカウトマンの道を選び、貧乏弱小球団オークランド・アスレチックスのGMになっていた。
随所にこのビリーの過去が挟み込んであり、同じ選手として重なる部分や反省(?)が、そこにある。
この映画のクライマックスは、アスレチックスが20連勝という快挙を成し得る試合シーンだろう。ここでのビリーの動きがいい。心の動きもいい。
ブラピさま、ぐっと感情移入しましたよ。
スポーツもんっていうのは、ルールをあんまり知らなくても、結構燃えますね。要は、勝ち負けがあるんだから。野球は、まだ知っている方なので一層のことです。
2アウト2ストライク3ボールの意味することがわかってるんだから、上等(笑)
ピーターというデータ分析による野球管理という理論は、机上の理論と現場は思う。他のお仕事であってもそうでしょ、数字がすべてになってくる。そこに至る過程なんざ、関係ないみたいなね。私なんかも、しがないパート故に過程の位置にいるわけさ。出来るはずだと責められるわけです。
この映画の中でのそのブーイングも、すごくわかるのです。この軋轢は、避けようがない。
ただ、思ったのは机上だけで数字を並べていう人の分析力とデータ量っていうのは、差があることです。
やはり細かいデータも必要だし、関連づけなんかも見極めがあると思う。
私なんかは、ものすごい丼勘定な女なんですが、意外とぴたっとくることもあるわけです。
わかりやすい丼勘定は、スーパーの食料品を買い漁って、慣れてるとかなりいい線のお金を最初から用意できます。これは、カンと思ってしまうんだけど頭の中で自然に計算してることみたいですよ。
カンピューターっていうのもありだそうです。
我が家の味もそうでしょう。目分量でやっちゃうでしょ。
数字を見て分析も、同じ事が言えるんじゃないかなぁ。
ピーターたちが、重視したのは「出塁率」。契約金の高い選手とそうではないが「出塁率」のよい選手を安くで、スカウトすることにより、スター選手が続々と移籍された穴を埋めることを戦略とした。
監督との折り合いも、なかなかうまくいかなかった。
ビジネスとして、人を切ることも盛り込まれている。
ビリーからクビの宣告の仕方のレクチャーや実際に言えと言われるピーターの胸中はわかります。上司っていうのは、嫌われてなんぼなところはあるでしょう。大昔の課長が、中堅の人に「無理に好かれようとするな、嫌われてなんぼじゃいっ」と指導していたのをみたことがあります。
選手たちと交流を持とうとしたがらないビリーは、情をつくらないようにしていたところがあったんでしょうね。
観てから少し日にちが経っているので、彼らの仕事ぶりを普通の仕事に当てはめて考えたりして感想を書いてしまいましたが、観た直後はこうじゃなかった(笑)
もっと、スポーツ的に観てましたよ。
ビリーという人物像が、上手く描かれていて、嫌なごり押し上司ってことも緩和されたのは、彼の過去にもあるし、試合の一喜一憂の心のひだにもあるだろうね。ラストの彼の選択にも、あるのかもしれません。
2時間超えはツラい私ですが、そういうことを感じなかったし、面白かった。
ジョナ・ヒルは、「スーパーバッド」(副題は書かないわ・おもろいです)で強烈に覚えましたが、今回はマジメな賢い人を演じてます。
スポーツものって、試合シーンで盛り上がるのでずるいタイプの映画ですよっ。
マネーボール
原題:MONEYBALL
監督:ベネット・ミラー
製作:マイケル・デ・ルカ、レイチェル・ホロヴィッツ、ブラッド・ピット
製作総指揮:スコット・ルーディン、アンドリュー・カーシュ、シドニー・キンメル、マーク・バクシ
原作:マイケル・ルイス
原案:スタン・チャーヴィン
脚本:スティーヴン・ザイリアン、アーロン・ソーキン
音楽: マイケル・ダナ
上映時間:133分
出演:ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、ロビン・ライト、フィリップ・シーモア・ホフマン、クリス・プラット、ケリス・ドーシー、キャスリン・モリス、スティーブン・ビショップ、ブレント・ジェニングス、ジャック・マクギー、ニック・サーシー、グレン・モーシャワー、他
メジャー経験のあるプロ野球選手から球団のフロントに転身するという珍しいキャリアを持つビリー・ビーン(ブラッド・ピット)。風変わりで短気なその性格は、若くしてアスレチックスのゼネラルマネージャーになってからも変わらなかった。自分のチームの試合も観なければ、腹が立つと人や物に当り散らすという、癖のあるマネジメントを強行。そんな変わりダネが経営するアスレチックスは弱かった。しかも、貧乏球団のため、優秀で年俸の高い選手は雇えない。チームの低迷は永遠かと思われ、ワールド・チャンピオンの夢はほど遠かった。だが、野球経験はないものの、データ分析が得意なピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)という球界の異分子と出会ったことで、風向きが変わり始める。ビリーは後に“マネーボール理論”と呼ばれる“低予算でいかに強いチームを作り上げるか”という独自の理論を実践。だがそれは同時に、野球界の伝統を重んじる古株のスカウトマンだけでなく、選手やアート・ハウ監督(フィリップ・シーモア・ホフマン)らの反発を生み、チーム状況が悪化。それでも強引に独自のマネジメントを進めてゆく。その揺るぎない信念は、徐々にチームに勝利をもたらし、誰も想像しなかった奇跡が……。球界はビリーの手腕を認め、周囲からの信頼も次第に回復。そしてある日とんでもないオファーが飛び込んでくる。しかし、そこで重大なことに気づいたビリーは、意外な行動に出る……。
公式サイト
マネーボール - goo 映画
ビリーはスタンフォード大の奨学生を蹴って、メッツのスカウトの言葉を信じプロ野球の道を選んだが、結果を残せず引退し、自らスカウトマンの道を選び、貧乏弱小球団オークランド・アスレチックスのGMになっていた。
随所にこのビリーの過去が挟み込んであり、同じ選手として重なる部分や反省(?)が、そこにある。
この映画のクライマックスは、アスレチックスが20連勝という快挙を成し得る試合シーンだろう。ここでのビリーの動きがいい。心の動きもいい。
ブラピさま、ぐっと感情移入しましたよ。
スポーツもんっていうのは、ルールをあんまり知らなくても、結構燃えますね。要は、勝ち負けがあるんだから。野球は、まだ知っている方なので一層のことです。
2アウト2ストライク3ボールの意味することがわかってるんだから、上等(笑)
ピーターというデータ分析による野球管理という理論は、机上の理論と現場は思う。他のお仕事であってもそうでしょ、数字がすべてになってくる。そこに至る過程なんざ、関係ないみたいなね。私なんかも、しがないパート故に過程の位置にいるわけさ。出来るはずだと責められるわけです。
この映画の中でのそのブーイングも、すごくわかるのです。この軋轢は、避けようがない。
ただ、思ったのは机上だけで数字を並べていう人の分析力とデータ量っていうのは、差があることです。
やはり細かいデータも必要だし、関連づけなんかも見極めがあると思う。
私なんかは、ものすごい丼勘定な女なんですが、意外とぴたっとくることもあるわけです。
わかりやすい丼勘定は、スーパーの食料品を買い漁って、慣れてるとかなりいい線のお金を最初から用意できます。これは、カンと思ってしまうんだけど頭の中で自然に計算してることみたいですよ。
カンピューターっていうのもありだそうです。
我が家の味もそうでしょう。目分量でやっちゃうでしょ。
数字を見て分析も、同じ事が言えるんじゃないかなぁ。
ピーターたちが、重視したのは「出塁率」。契約金の高い選手とそうではないが「出塁率」のよい選手を安くで、スカウトすることにより、スター選手が続々と移籍された穴を埋めることを戦略とした。
監督との折り合いも、なかなかうまくいかなかった。
ビジネスとして、人を切ることも盛り込まれている。
ビリーからクビの宣告の仕方のレクチャーや実際に言えと言われるピーターの胸中はわかります。上司っていうのは、嫌われてなんぼなところはあるでしょう。大昔の課長が、中堅の人に「無理に好かれようとするな、嫌われてなんぼじゃいっ」と指導していたのをみたことがあります。
選手たちと交流を持とうとしたがらないビリーは、情をつくらないようにしていたところがあったんでしょうね。
観てから少し日にちが経っているので、彼らの仕事ぶりを普通の仕事に当てはめて考えたりして感想を書いてしまいましたが、観た直後はこうじゃなかった(笑)
もっと、スポーツ的に観てましたよ。
ビリーという人物像が、上手く描かれていて、嫌なごり押し上司ってことも緩和されたのは、彼の過去にもあるし、試合の一喜一憂の心のひだにもあるだろうね。ラストの彼の選択にも、あるのかもしれません。
2時間超えはツラい私ですが、そういうことを感じなかったし、面白かった。