超注目女優さんになったキャリー・マリガンが、注目されるきっかけとなった映画。
秋公開のウォール街とか、Never Let Me Goという作品で、キーラや新スパイダーマンと共演したりで話題です。私は、そこまで思わないけど、オードリ・ヘップバーンの再来なんてまでいわれてるんだって。
17歳の女子高生が、大人の男性と恋に落ちて…といったよくある話のようだけど、原題は「An Education 教育」という題名。これポイントね。
原作は、ジャーナリストのリン・パーパーの自叙伝。
education117歳の肖像
原題:An Education
監督:ロネ・シェルフィグ
脚本・製作総指揮:ニック・ホーンビィ
製作:フィノラ・ドワイヤー、アマンダ・ポージー
原作:リン・バーバー
撮影:ジョン・デ・ボーマン
音楽:ポール・イングリッシュビィ
上映時間:100分
education8出演:キャリー・マリガン、ピーター・サースガード、アルフレッド・モリーナ、ロザムンド・パイク、ドミニク・クーパー、オリビア・ウィリアムズ、エマ・トンプソン、カーラ・セイモア、マシュー・ベアード、サリー・ホーキンス、他
1961年、ロンドン郊外で両親と暮らす16歳のジェニーは、オックスフォード大学入学を目指して勉強に励んでいた。ある雨の日、ジェニーはデイヴィッド という大人の男性と出会い、音楽会や食事に誘われる。ジェニーの両親をうまく説得し、彼女を連れ出したデイヴィッドは、友人のダニーとその恋人ヘレンらと 引き合わせ、ジェニーに大人の世界を教えて行く。だんだんと彼への恋を募らせていくジェニーだが、学校で噂になり…。
公式サイト
17歳の肖像 - goo 映画

education3この映画撮影時は、22歳だったそうなのですが、変貌の激しいお年頃なのに、女子高生にしかみえない。透明度の高い女優さんですね。
そんな彼女が、美しくおしゃれをして化粧を施すと、立派な大人の女性に変貌していく。
元々、利発でオックスフォードを目指していたジェニー、そこには父親のコンプレックスによる期待も大きく作用していた。
父親の存在というものも、この映画の中では大きい。
オックスフォード大に行くためなら…というのが、最優先。退屈な毎日の彼女は、本当はシャンソンを聴いたり、パリに行ってみたいことが憧れ。
楽団でチェロを弾いてるのも、大学に有利なように。家で練習なんかしなくていい…なんだもの。
そんな彼女が、楽団の練習の帰りに雨に見舞われ途方に暮れている彼女に、「きみのチェロが心配だ」というオトナの男性に声をかけられる。しかも、チェロだけ最初のっけてくれる。
まぁー、すごいナンパだわ(笑)

このデヴィッドという男性、そりゃ同年代の男の子に比べたら、親への言葉のかけ方も気が利いてるし、騙されまっせ。
そして、彼は彼女の知らない世界に誘っていく。それは、今までの生活とは比べものにならないほどに刺激的で贅沢な日々。
education4education5デヴィッドとその友人ダニーとその恋人ヘレンとともに、音楽会、絵画オークションや競馬、ナイトクラブなどに行かせてもらったら、ほりゃーおばはんの私だって、きゃーきゃーしたくなるってもんよ。
徐々に、彼らのお仕事内容のダークさも垣間見えてくるんですけどね。
親は、あたりのいいデヴィッドにまるめこまれてる。単に口が上手いんですけどねぇ。
education2education7彼とパリに行く約束をしたジェニーは、有頂天。先生たちの耳に入り、厳重に注意をうけるが、彼女は耳をかさない。
校長が、エマ・トンプソンだったりするのも、当を得てる配役。彼女の知性もろもろを高く評価しているスタップス先生のオリビア・ウィリアムズもいいです。
この教師とジェニーの会話が、最後の方でいいなと思います。
原題が珍しく見る前に目に入っていたので、この辺のところが、より楽しめたように思いました。
女性の地位も、今よりももっと低かったこの60年代という時代で、親も翻弄されてるのも、また哀しいけれど面白いですね。アルフレッド・モリーナを、こういうドラマの父親で見るのは、新鮮でした。
education6デヴィッドに求婚され、それをうけ退学してしまうし、親乃方も相手は金持ちだし安泰に思えるんですよね。大学行けといっていたのに、ジェイン・オースティンの時代になっちまう。
そして、デヴィッドの重要な秘密が明らかになってしまう。
お屋敷でのシーンは、デヴィッドの家ではなくって、あれはダニーの家だったんだなぁ。美術や音楽に関しての造詣も、実はデヴィッドよりダニーの方があるようだ。
ヘレンも、あまり学はない。
中間で、先生が「彼らはあなたの知性を生かしてるか」といったような事を尋ねるのは、印象に残ってます。
そしてジェニーがつける決断は、題名ですね。
私もね、あの時にこんなことをもっと勉強をしておけばよかったというのは、学校を卒業してから何度思ったかしれない。
若いときにしかできない楽しめない経験もあります。
「学ぶ」という贅沢は、かなりの贅沢ですね。