なぜか、ウェスタンは苦手意識があります。
どう考えても、好きそうでしょ?
母親が好きだったらしく(シェーンとか好きだったよ)、また、マカロニもんも隆盛を極めていた時期もあったりで、TVで西部劇はわけもわからずよく観てはいたと思う。
そのわけは、また後ほど書きますが、この映画よかったですね。
ラッセル・クロウが、よかったなぁ。
310yuma13時10分、決断のとき
原題:3:10 to Yuma
監督:ジェームズ・マンゴールド
製作:キャシー・コンラッド
原作:エルモア・レナード
脚本:ハルステッド・ウェルズ、マイケル・ブランド、デレク・ハース
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:マルコ・ベルトラミ
上映時間:122分
出演:ラッセル・クロウ、クリスチャン・ベール、ピーター・フォンダ、グレッチェン・モル、ベン・フォスター、ダラス・ロバーツ、アラン・テュディック、ローガン・ラーマン、ケビン・デュランド、バネッサ・ショウ、他
嫌がらせで、馬小屋に火を放たれたダン・エヴァンス(クリスチャン・ベイル)一家。営んでいる牧場の生活は苦しくなる一方で、ダンと家族の溝は深まっていた。そんな折、卑劣な悪事を繰り返すベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)が逮捕され、3日後の3時10分発の汽車でユマの刑務所へ連行されることに。危険な道をたどるウェイドの護送を、ダンは男の誇りに懸けて引き受ける。
310yuma2公式サイト
3時10分、決断のとき - goo 映画

この映画も、リメイクものだそうですね。1957年に公開されてるそう。
ほんでもって、この映画も07年なんだよね。アカデミー賞作曲賞&録音賞にノミネートされていたそうで、覚えてるんですよ。変な題名やな〜と。
時間が入っているのと、YUMAってなんやねん?(英語地名らしく思えなかったのよね)
ほんでもって、ラッセル・クロウとクリスチャン・ベールが出てるってぇんでね。
なんで、西部劇が苦手かというと、
砂ぼこりがくしゃみでそう
これが一番でしょうねぇ。
なんかばっちい。
西部劇ごっこは、すごくしたことあるのにな…。(歳がばれまっせ…ばれてるよね)
隠れた理由は、きっとヒゲもじゃで顔がイケメンにみえない…というのかもしれませんな。(^.^;
今は、あんまりこだわりもないんじゃないかなぁーと。

あ〜映画映画。

310yuma3南北戦争の北軍の元狙撃手だったダンは、戦争によって片足を無くし、家族とともに農場経営をしていた。しかし、線路を引きたい鉄道会社との裏から、嫌がらせを受けていて、家計は火の車。
そこに頑固なまでに居座りたいダンの思いは、結末でわかってくる。
嫌がらせから、牛が出てしまい探しているときに、ベン・ウェイドをボスとする強盗団の駅馬車襲撃に出くわす。
ココで、ベンの非情なボスっぷりとNo.2のチャーリーのいかれっぷりが、描かれてます。チャ−リーは、ボスにはすごく忠誠。
二人とも、早撃ちマック(知ってる?「ごっこ」したわよ)。
ダンは、負傷した310yuma5賞金稼ぎのバイロンを助け、街に向かう。
ピーター・フォンダに気がついてなかったアタシ。(亡くなられたと思ってました…ひどっ☆ニコちゃんのゴーストライダーにも出てたし、団塊boysにも出てた(^◇^;)

そこで、ベン・ウェイドの逮捕に出くわし、借金が返せるしということで彼の護送をひきうける。
もちろん、3日かけてユマの駅に送り届けるまでは、ベンの子分たちが、襲ってくる可能性が大きい。
とまぁ、護送団は命かかってるわ。逆方向へダミーの護送馬車は、しっかりやられちゃいましたもの。
310yuma6310yuma4そこで時間を稼いだものの、アパッチに襲われたり、トンネル工事の自警団やら、護送団は減っていく。
アパッチに襲われたとき、ベンは反対にみんなを救っている。
ベン・ウェイドはつかみにくい人物像ながら、また極悪な輩なワケなんだけど、どこか憎めない要素を感じるところが、面白かったです。
もしかしていい人?なんて風になびいていくのかと思いきや、そうじゃない一面が出てきたり、ラッセル・クロウが上手かった。
早撃ちも、いい感じでしたねぇ。
ダンの長男が、ちょっとあこがれのまなざしで観てたし。
その長男ウィリアムも、途中から父親のあとを追い、すんでのところ父を助け、少年から青年に変わろうとしている男の子を上手く挟んであった。
ダンが、ベンに「しゃべるな」っていうのが印象的でした。
他の人にも、彼と口をきくなってね。ベンは、それでも話かけていくとこが、面白い。
ダンとベンっていうのは、ユマの駅に着くまでは、言葉を交わすのをダンが抑えてるから、少ないんですが、なにかしらお互いに感じるものがあるんじゃないかっていうふうには見えました。
310yuma7副ボスであろうチャーリーは、いかれてますねぇ。
ベン・フォスターが好演してます。彼、Xmenのエンジェルだったのにな…
彼、こういうどこかイカレな役柄ばっか好んでやってますねぇ。

徐々に、男の友情のようなものというか、男同士できゅんいやグッときたものが二人の間で生まれて、あの駅の乱闘は圧巻な盛り上げ。
予定調和といえばそうだけど、そうこなくっちゃね。
ダンの男のプライドや息子たちへの思い…。
それが、ベンがある決断をさせた。
ちょっといいエンディングでした。

クリスチャン・ベールって、なぜか脇を際だたせる主役な気がします。
褒めてるんだか、そうじゃないんだか、自分でもよくわかんないけどね。
なんか、脇がいいなーっていう映画が多い。