Kyudoブログ〜加藤弓具店のスタッフブログ

経験に裏打ちされた技術で、価値ある製品を
お届けする加藤弓具店のブログです。

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カケ紐の新製品です。


エンボス加工(型押し)のカケ紐です。

市松模様が立体的に浮かび上がって見える高級感のある仕上がりとなっています。

ウルトラスエードが全4色で、紫、白、グレー、茶です。
グレーはシルバーに、茶はゴールドに見えなくもないです。
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ダブルフェイスは全3色で、淡い紫/紫、ピンク/黒、水色/紺です。
 
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これから弓具店さんへの案内状作成ですので、お店に並ぶまでには、もう少し時間がかかると思います。

なかなかの出来映えですので、お楽しみに!。
 

chatGPTで弓具店を調べる。

 ChatGPTに”小山矢”を尋ねてみたら、「一般的には小山弓具が作る矢を指す・・・」と言うものだから、”有限会社小山矢”に変更してみたところ、今度は「小山弓具の法人格であり、・・・」と言うので、「有限会社小山矢と小山弓具は全然別の会社なんですよ」と教えてあげたのですが、すると、
「おっしゃる通りで誤解を与えて申し訳ありません」
と返してくるあたり、絶対に間違いを認めない方向性なのかなーと、どこかの政治団体みたいで面白かったです。調べ直したのか、修正した答えは、まあ正解でした。

 その一方で、フィロソフィーのダンスという自称アイドルのダンスボーカルグループについて尋ねてみると、
「フィロソフィーのダンスは、哲学的問題や考え方を舞踊として表現するパフォーマンスアートのことです」
「日本のアイドルなんだけど?」
「もしこの名前を持つアイドルグループなら私は知りません。」
と早々に知らない宣言をするのは、まあしかし、それはそれで失敬な感じがしてしまいますね。
 加藤弓具店のことはホームページ情報で知っているのに、不思議なものです。

  

エンボス加工のカケ紐 新発売です。


 新製品のご案内です。
 エンボス加工(型押し整形)で市松模様の凹凸をつけたカケ紐です。とりあえず、藤色の濃いx薄いのダブルフェイス、紫の単色の2種類を白水弓道具店さんで密かにテスト販売中です。
 鬼滅の刃 のシーズン4も始まったので、”市松模様が熱い!”となってほしいですね。



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 素材は、単色のものはウルトラスエードになります。ダブルフェイスも同じく東レさんの人工皮革なのですが、薄い生地を貼り合わせて作っていますので、実は単色のものより肌理が細かいです。

 5月にはもう少し色展開を行って、全国の弓具店さんで販売していただく予定です。

 白水弓道具店さんのインスタで紹介されないのを愚痴ろうかとブログを書きかけていたら、ちょうど載せてもらえました。
https://www.instagram.com/siramizukyudo/?hl=ja




岡崎の小山矢さん訪問

 メディアでよく取り上げられている小山矢さんの試射場&店舗を、コロナも落ち着いてきたので、見物に行ってきました。

 小山矢さんに行くのは初めてだったので、工房にも案内していただくと、




お!加藤さん!

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よく来たね!

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と癒やし系の前社長と元社長のご兄弟が歓迎してくれました。


 私の親世代は大らかで優しい人が多くて、たまにお会いできると心が和みます。

 それに比べると、息子世代は(含む私)、小難しいこと言って日がな1日イライラしているかも・・。親への反発なのか、愛情の裏返しなのか、あるいは、厳しいビジネス環境のせいですかね。


 現社長の泰平さんからは、矢のカスタマイズのお話をうかがいました。昨年、ホームページで行うオーダーメイドのプログラムを制作中ということは聞いていたのですが、すでに公開されていて評価は上々ということでした。

 家に帰ってから私も試してみましたが、作成中の画面や注文のシステムも分かりやすくて、さすが!なかなかのものではないでしょうか。
 ネット経由の注文に加え、PDFファイルにしてプリントできるというのは特に渋い点で、プリントアウトしたもので弓具店さんに注文できるのは安心感がありますよね。

 加藤弓具店で扱わしていただくことも可能らしいですが(リップサービスでしょうね)、販売後に全くお役に立てないので止めときます。


ご興味のある方は、是非。

小山矢 カスタマイズ矢

https://customize.koyamaya.com/


名古屋城で尾州竹林のカケを見てきました。

 名古屋城の企画展、「武家の備え」を見てきました。



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 展示されている一本押し手の画像ををSNSで見かけ、「セットでカケもあるはず、尾州竹林の可能性が高いかな」と見に行ったところ、大正解でした。



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 引き方の違いからくるものだと思いますが、股が極端に狭く、加えて、帽子の腹革側の面(弦道があるところ)が弦のひっかりにくそうな方向に向いてるし、さらには、尾州竹林の腹革側の面が平らということも合わせて考えると、弦枕の位置が相当シビアなのではないかと思いました。

 今使われると、たいていの人が弦枕以外のどこかで引いてしまいそうな気がします。 

 弦枕を見たくてガラスへばり付きながらいろいろな角度で見ましたが、残念ながら全く見えませんでした。


 林忠兵衛弓具店さんの先代は尾州竹林派と交流があったようで、とある先生が、

「”弦道は与えられる物にあらず、見つけるものなり”(だったかな?)とおっしゃてましたよ」と教えていただいたころがあります。なんか、かっこいいですよね。

 もしかしたら、自分で調整するぐらいじゃないと使えないということなのかもしれませんね。


 一応念のためですが、弦枕をユーザーさんご自身で動かしたりすることは全く推奨しません。たいへん困ったことになる可能性が極めて高いからです。困ったことになっていても気づかないことも多々ありますので、ご注意を!

 多分、江戸時代も、実際の作業は、流派や藩おかかえのカケ師さんが行ったのではないでしょうか。

 一般的なカケはそれほどシビアじゃないので、心配であれば、機会を見つけて、弓具店さんにおかしなことになってないか見てもらう程度でいいのではないかと思います。

 

 この企画展は、弓や矢など他にもいろいろありましたので、お時間のある方は是非。


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