A!Blog of SALLY


 SALLY解散から、20年。
 あの蒼い「夏」は永遠に終わらない…。
 『バージンブルー』『愛しのマリア』
 『HEARTはキュートなままでいて』などのヒットで80年代を駆け抜けたロックバンド、
 SALLYのリードヴォーカル/ギタリスト 加藤喜一が語るSALLYのこと
 
 

2006年09月

電撃的素敵偶然

 来たる2006年12月15日に、全曲SALLYナンバーでのライヴをegg-manで行うのであるが、なんという偶然!22年前の1984年12月15日にもSALLYはegg-manでライヴをやっている。このときはクリスマスライヴだった。
 
 ブッキングしたダイスケ&ホックニーはもちろんそんなことを知る由もなく、オレもまた完全に忘れていたのだが、当時の手帳がポロッと出てきて(ついでにさらにレアで重要なモノも出てきたのだが、それは後日記すことにする)、なにげなく開いてみたら、
 12月15日(SAT) 渋谷egg-man X’mas Live
 とあったのだ。オレの字で。ただそれだけしか記してないので残念ながら当日の曲メニューまではわからない。

 ちょうどこの頃のSALLYは場違いにしてナマイキにも賞レースなんぞに参加しており、超多忙を極めていた。
 ちなみに前日の14日は大阪有線大賞から一夜明けて帰京し、13-16オレンジstリハーサル、17-18:30w明星 19-21photo(井岸) となっている。そしてライヴの次ぎの16日はOFFだ。OFF????
 多忙ではなかったのか?
 いやたしかにとてつもなく忙しかったはずだ。
 自分がどこで何をしようとしているのかわからなくなってきた頃でもあった。
 それでもこの頃は、所属レコード会社のフォノグラム宣伝部預かりというカタチで、オレとしてはこの頃がいちばん愉しかったように思う。
 もちろんメンバーみな非常に仲も好く、チョイ不良どころか極悪そのものといったフォノグラムの人たちとともに毎日相当濃密な時間を過ごしていた。マネージャーの近藤なんぞは調子に乗り、フォノグラムのヤンキー的美人の女性社員と付き合いだしていた。

 出会う人たち、見るモノすべてが初めてのことばかりであり、当然ながら大失敗や大失態、関係各方面に多大なるご迷惑をかけたりしていたのは云うまでもないのだが、超多忙にくわえ超濃密な時間の中においてはそれらすべてはかかなりドラマチックであり、今となってはそれが本当に現実だったのかと疑問に思うことすらある。陳腐な表現であるが、台風の渦中にいるような感じと云えばいいか。
 
 そんなことも少しずつ記していきたいと思っている、が、誰かに止められるかもしれないのでたしかな約束はできない。

(BGM I get a kick out of you/ cole porter songbook vol.2)

8月 銀座・伊東屋にて

「おもしろい!OK!やりましょう」
 気前好く二つ返事で云ったはいいが果たして毎日続けられのか。
 このBlogのことだ。
 なにしろ自分のサイトにはかれこれ6年、日記のようなものをほぼ毎日書いているのだ。ほかに書くことなんぞあるのか。
「だから、こうしましょう。こっちのBlogにはSALLYに関することのみってことで。SALLYにまつわるハナシはもちろん裏話や暴露話、表沙汰にはできないあのハナシなんかを…」
 そういうハナシは幼少の頃より清廉潔白にして品行方正なこのオレ向きではないゆえ、ご辞退申し上げようかと思ったのだが、思い出せば記憶にないこともないわけであり、じゃあってんで冒頭の答えと相成った。

 さて、このたび12月15日、渋谷eggmanにて、「加藤キーチsings SALLY」と題したライヴを行うことになった。
 企画したのはプロデューサーであるスズキダイスケ&葛飾ホックニーのご両人。mixiにいけば彼らの名前は出てくる。
 ご両人とも熱烈なるSALLYのファンにして80年代の音楽、カルチャーなどに造詣が深い。それらに関する名前や数字、記号、年月日など瞬時のうちに出てくるところは、まさに「クイズタイムショック」さながらで、あるいは「アメリカ縦断ウルトラクイズ」を彷彿とさせる見事な答えっぷりであり、オレなんぞはその知識の豊富さに舌を巻いたのは無論のこと、大いなる感動すら覚え、何度も驚嘆の声を上げれば、開いた口は塞がらず、ヨダレ鼻水上から下から垂れ流しといったくらいに…、って褒めたつもりなんだけどこれじゃあ褒めてないみたいだな。
 とにかくご両人、ずいぶん前からもう一度SALLYの音楽を聴きたい観たいと切望していたと云うではないか。
 日本の人口からすれば現在そんなことを願っている人間は、1億人に1人いるかいないかとのことらしいが、それが一挙に目の前に2人も現れたわけで、しかもじかにそんな願いを聞かされれば、幼少のみぎりより清廉潔白にして品行方正なこのオレに断る道理はないし、なにしろ悪い気はしなかった。

「それからですね。ちょうど今年でSALLY解散から20年なんですよ。知ってましたか」
 忘れていた。
「だから今年中にやらないといけないんですよ!」
 なるほど。そうか20年か…。
「で、場所はeggmanです。SALLY、デビュー前にやったでしょう」
「え、もう決まってんの」
「来週、決めてきます。おれとこのホックニーが」

 2006年8月3日。ようやくにして真夏らしいギラギラの夏空になったこの日、銀座・伊東屋最上階のティールームにて、スズキダイスケ&葛飾ホックニー両人からこのように甘くささやくように口説かれた。
 そして訳あって飲めないオレは、アイスコーヒーでおちた。
 そして、冒頭のごとく、
「おもしろい!OK!やりましょう」
 と云ったのであった。
 あ、これは違うか。
 でもそう云ったのはたしかであった。

(BGM the world of shinji harda/原田真二)

ブログはじめました5

本日から、
加藤キーチ sings SALLY
というブログがはじまります。12月15日のための特設ブログです。

基本的には、その夜の主役である、
加藤キーチが毎日更新するブログです。

ですけど、俺ともうひとり、スズキダイスケが、
ふたりでその夜のオーガナイザーなので、
スタッフとして、アナウンスなどをそのときどき書き込みます。

10月1日が「加藤キーチ sings SALLY」のチケット発売日です。
今週の日曜日です。迫ってます。全国のチケットぴあとローソンで買えます。

さらには、
11月15日は新宿ロフトプラスワンで、
12月15日のためのプレイヴェントを開きます。

くわしくはまたこのようにアナウンスしていきます。
どうぞよろしくお願いします。


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