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恒例の「24時間テレビ」が終わると、夏も終わりだな〜と思うわけですが。

土曜日の「石ノ森章太郎 物語」は、面白かったです。いつもの主人公が病気で死んでしまうパターンでは無かったのが良かったのかも知れないし、まさに、仮面ライダー、ロボコン、ゴレンジャーの実写版で育った者としては、何か感じるものがあったのかも知れません。大人になってからは、HOTEL(「ねーさん、事件です」のドラマ)も観ていたし。

石ノ森萬画館が、石巻市にあるので、石巻出身なのかと思っていたら、登米市なんですね。石ノ森章太郎ふるさと記念館があります。

24時間テレビは、毎年観る度に、いろんなことを思うのですが、今年は、観る前に、一体、自分は何に感動しているのだろう?障害者が、何かを成し遂げようとしている姿に、感動したとか、勇気をもらった、ましてや力を与えたいって、なんだか、それって、いわゆる「上から目線」じゃないの?とか、妙に興ざめした気持ちが湧いて、観る気が失せました。

ということで、今年はドラマ以外、まったく観なかったのですが、日曜日の夜に、X Japan のYOSHIKIと一緒にドラムを叩いていた盲目の少年 は、クルマの中で運転しながら、音声だけ聞きました。ドラムがウマイとか下手とか分からないし、上手に演奏できたことについては何も思わなかったのですが、女性アナウンサーが伝えた この子からお母さんへのメッセージ、

「お母さん、もう(自分のことで)悲しまないで。」
(だったかな?)

は、運転しながら泣けました。#危ない、危ない。
 この子は「目が見えない」という他人と違う障がいを、まっすぐに受け止めて生きていこうとしている。なのに、きっと、隣で、お母さんが、いつまでもメソメソしていたのかな。この子の前に向かおうとする足を、今まで引っ張っていたのかな。

 自分が、どうやって障がいと折り合いをつけて生きていこうか考えているときに、悲しんでいる親に気を遣って、泣きたいのをガマンしたり、親の心配をしなければならないだなんて、この子は、なんて気の毒なのでしょう!

 他人と違うということを受け入れて生きていくのはこの子。一番大変なのは、この子。なのに、親が隣で泣いて、たくましく前を向いて生きようとする子の気持ちを、散々削いでるのかな。

 だから、子どもからのメッセージが「お母さん、いつもありがとう」じゃなくて「お母さん、もう(自分のことで)悲しまないで。」なのかな。

 あるいは、まさか、この子のお母さんは、障がいを持った子どものことが悲しいのではなくて、そんな子どもを持った自分がかわいそうなのかな。

本当のところは知る由もないのですが、そんなことを想像(もはや、悪い妄想ですね)して、この子のたくさんの辛さ・悲しみを想像(妄想)したら、運転中なのに、涙が溢れてしまいました。

夏が終わっちゃうね。。。