2015年06月

2015年06月27日

抱き合わせ商法のコンパクト・ディスク

「オリジナル・アルバム・シリーズ」こと、抱き合わせ商法!

一時期、凄い勢いで発売されていたワーナーの5枚組オリジナル・アルバム・シリーズ。
その後、ワーナーだけでなくソニーなんかも同様のヤツを出していたし、
5枚組の次の段階として、7枚組、10枚組、15枚組・・・とか色々出ましたねぇ。
どれも価格も安かったので、皆さま激しくお買い上げになったのでしょうか?

僕も欲しいヤツは何種類かあったけど、
いつも流行に乗り遅れまくりなので、乗り遅れて、乗り遅れて、買いませんでした。
そんな中、唯一購入したのはマドンナというアメリカ人女性の11枚組ボックス。
購入して2~3週間は、けっこう聴きましたよ。 はい。
ところが今、手元にはありません。
そう、処分してしまったのです。

なんかねぇ、アルバム一気に11枚って有り難味が無いというか・・・
それぞれのアルバムやそこに収められた音楽自体は
1枚ずつ購入しても、ボックスで購入しても 、まったく一緒のはずなのに
11枚がボックスにまとまって、低価格でやってくると
その音楽が軽いものに感じられてしまってねぇ。

そんな軽く感じられる音楽など、じっくり向き合って聴く気がしないので
結局つまらなくてさぁ。 そんなんで11枚組ボックスは処分してしまったのでした。
つまり、今後も5枚組コンパクト・ディスクは購入しないし、
流行に乗り遅れて正解って事ですよ!


・・・ところで、これ。

TheOriginalAlbumsPlus
JIm Croce/The Original Albums...plus (2011)
これはコンパクト・ディスク2枚にアルバム3枚分とボーナス曲を収録しています。
ジム・クロウチの「I Got A Name」という凄い名曲が昔から好きでねぇ。
抱き合わせ商法に騙されるのはイヤだったので、購入を迷ったけど
価格も安いし、ジム・クロウチだからなぁ・・・って事で、これは買ってしまった。
・・・ボックスではないのでギリギリ、セーフです。ふぅー。

つまり本当にどうしても欲しいヤツが出たら、ダッシュで買うって事でいいですよね!
さて、皆さまも抱き合わせ商法には騙されないように気をつけて! 

katsuraguiwaku at 00:20|PermalinkComments(0)JIm Croce | 妄想話

2015年06月25日

Sufjan Stevens/Carrie & Lowell

必死で安いLPを探して購入! 俺、とにかく必死!こと、
現代アメリカのシンガー・ソングライターの最高峰、
スフィアン・スティーヴンスの2015年の新作「Carrie & Lowell」がやっと届きました。

必死で安いLPを探してネットで注文したのは3ヶ月くらい前の話で、
まあ、必死なわりに安いんだか高いんだかビミョーな税込2635円という価格で購入。
これがいつになっても届かないのでヤキモキ、ドキドキしていたのです。

「イリノイ」(2005)以降の彼のLPは、すべて見開き仕様(3面開きのヤツも)で、
無駄に幅が太い!太すぎる!収納に困る!状態でしたが、
今回の「Carrie & Lowell」はシングル・ジャケットで、
インナーの歌詞カードなどもつくりがとてもシンプルでしたねぇ。

出てくるサウンドも、ドラムレスで、ギターやピアノによる弾き語りに近いかたちで
ジャケットのつくり同様、シンプルな音になっている「静かなる闘志フォーク」です。
同じような静かなる闘志を感じさせる2004年の「Seven Swans」ともまた違う、
美しく、哀しい音です。 ・・・感動。

CarrieAndLowell CarrieAndLowellBack
Sufjan Stevens/Carrie & Lowell (2015/LP、ダウンロード・コード付き)



これを聴いて死ね~ブリティッシュ・フォーク・ナウ~でスフィアンを書いています。
第175号 2011/5/26 いつだってスフィアンのレコードは幅が太い派
第98号 2005/4/2 ヤング芸人のアルバムをゲットでハンサム気取り
第184号 2012/8/9 あなたは何枚組まで耐えられますか?
 

katsuraguiwaku at 00:01|PermalinkComments(0)Sufjan Stevens 

2015年06月13日

Bill Fox/Shelter From The Smoke

知名度低過ぎ!ことビル・フォックスさんは、1980年代にThe MIceという
パワーポップ・バンド(パンクっぽい)で活動していたアメリカの方です。

とにかく知名度低過ぎ!人気無さ過ぎ!のビル・フォックスさんですが
ソロ作はびっくりする程良くて、びっくりなので、僕はこっそり聴いています。

 「Shelter From The Smoke」は1997年作でソロで出した1stアルバム。
バンドでやっているようなロックな曲も数曲入っていますが、
基本は1人で重ね録りなのでしょうか?フォークっぽくて
カセット・テープで何度も重ね録りしたかのような音のこもり方が生々しく響きます。

収録曲はまるでバッドフィンガーの曲をボブ・ディランがカバーしているかの如きで、
グッド・メロディーの連続技&ディラン風のギター&プヒィーっていうハーモニカ にびっくり!

そしてヴォーカルは、まるでロニー・レインがロッド・スチュワートを真似て
歌っているかのようなちょっとハスキーでイタズラっぽい歌声で、びっくりなのだぁぁぁ! 

手元にあるのは2009年にボーナス・トラックを追加して再発された2枚組みLP。
たっぷり2枚組み、たっぷり聴けます。 ダウンロード・コードも付いているよ!
とにかく聴いたら、えっ?こんな素晴らしいのに知名度低っ!人気無さ過ぎ!と、びっくりします。
これは手遅れになる前にダッシュで買いに走らなくてはいけません!
ShelterFromTheSmoke
Bill Fox/Shelter From The Smoke (1997)(再発2枚組LP/ボーナス・トラック5曲/2009) 




そして、1998年のソロ2ndも同様の素晴らしい内容!
こちらもこっそり聴いていますが、再発はされておらず廃盤状態のようなので
走っても無駄になりそうですが、この2ndもとりあえずダッシュで走るべきでしょう。
TransitByzantium
 Bill Fox/Transit Byzantium (1998/コンパクト・ディスク)




とにかく知名度低過ぎ!人気無さ過ぎ!のビル・フォックスさんなので
2ndの後は活動しているのか、いないのか・・・てな感じでしたが
数年前に配信のみのアルバムが出て、やったぜ!・・・でも僕は未聴なのです。
この配信のみのアルバムはコンパクト・ディスクも存在するらしいので
こっそりとダッシュで走って、こっそりと探します。


katsuraguiwaku at 00:33|PermalinkComments(0)Bill Fox