2006年04月07日

ブログをリニューアル

このブログを愛読されていた方が多いようで、ありがとうございます。

このたび、テーマを広げて、ブログをリニューアルしましたので、
以下にご案内いたします。よろしくお願いいたします。

●企画・ライティングの技術の研究 → ライティングハックス・ジェイピー
●日々の執筆活動や書評 → 克元亮の新執筆日記  
Posted by katumotoryo at 16:46仕事術編

2004年10月08日

[0028] 温故知新

「芸術は模倣からはじまる」といわれる。
企画も模倣からはじめてもよい。まさに温故知新。

過去の書籍や雑誌にヒントはないだろうか。みな、同じ悩みを
背負ってきた。時代を超え人を超えてシェアすべきものがある。
それをみていけば、なにかヒントがみえるはずだ。  
Posted by katumotoryo at 15:52Comments(1)TrackBack(0)企画編

2004年10月07日

[0027] マーケティングに左右されない

「読者の心は読めない」といわれる。

いくらマスマーケティングをやったからといって売れる保証はない。
誰にでも受けようとする内容は、逆にいえば、誰にも好かれず印象
に残らない、に通じるのである。

雑誌の編集長に関する本を読んで感じたこと。それは、編集長に
なりたい、とばくぜんと考えていたわけではない。こんな雑誌を
世に出したい、という強い思いが、その人を突き動かしている。

ライターも同じではないだろうか。
なんとなく、ライターになりたい、と考えてはいないだろうか。
こんな本を世に出したい、という強い思いがあればこそ、その実現
に向けてがんばれるはず。そのことが出版社をも動かすのである。  
Posted by katumotoryo at 03:16Comments(0)TrackBack(0)仕事術編

2004年10月06日

[0026] 企画はもちこむ

ライターには、二種類が存在する。
一つは、企画書を出版社に積極的に持ち込み、自分の書きたいもの
にチャレンジしていくタイプ、もう一つは出版社からのオファーを
心待ちにし、書きたくないものでも仕方なく取り組むタイプである。

その決定的な違いは「企画力」にある。
企画力をもつためにはどうすればよいか。

自分のもちネタにこだわっている限り、発展はない。ひとつには、
なんにでも興味をもち続けること。また、企画には、ひらめきで出
てくるものと、時間をかけて出てくるものがある。

ひらめくタイプは、よほどの巧者でなければ無理だろう。普通は、
時間をかけて、もがき苦しみながら企画をひねり出すことになる。
そのときに必要なものはなにか。体力と知的タフネスである。  
Posted by katumotoryo at 04:03Comments(0)TrackBack(0)企画編

2004年10月05日

[0025] 類書を研究する

「柳の下のドジョウ」を狙う動きがある。ベストセラーがあれば、
その類書を数ヶ月先にだす。昨年の「声に出して読みたい日本語」
がそうである。この本が売れたあと、類書がたくさんでてきた。
本屋は、ベストセラーの類書だからと、同じワゴンや近くに置く。
内容はともかく、表紙まで似ている。売れないはずがない。

新しい企画をつくるとき、こんな本は世の中に絶対ないと思っても、
調べれば、過去に絶版になったなど、必ずあるものだ。類書との
差別化ができていなければ、それを出版するだけの正当な理由が
出版社にはない。

企画を固める前に類書を調べれば盲点がみえてくることもある。
それをきっかけに、売れる本を仕立てることもできるだろう。
ともかく、類書を徹底的に研究することが重要だ。  
Posted by katumotoryo at 06:11Comments(0)TrackBack(0)企画編

2004年10月04日

[0024] 短い文章に凝縮する

わかりやすい文章は短文化が基本である。
長い修飾が続くと、主語と述語がまるで戦場にころがる死体のように
ちぎれてしまう。どこに首がありどれが体なのか、読者は死体の山を
さまようことになる。

短文といえば、五・七・五はその究極である。限られた字数のなかで、
必要なことをどう伝えるべきか。五・七・五にはそれが凝縮されている。

書籍執筆でも、考え方は変わらない。余白があるとかえって書きすぎる。
一度、文章を書いたなら、贅肉をそぎ落としていく思考作業が必要だ。
  
Posted by katumotoryo at 17:39Comments(0)TrackBack(0)文章作法編

2004年10月03日

[0023] 自分マーケティングを怠らない

「ベストセラーとは、売れ行きが良いという理由でなぜか売れて
しまう本」とは、アメリカの学者ダニエル・J・ブーアスティンの
言葉である。

最近、これを目にしたのが、セカチュー現象である。私も、ベスト
セラーならば読んでみようかと購入したが、あまりの単調なトーン
に飽きて、途中で読むのをやめてしまった。なぜ、ベストセラーな
のか、いまだに理解できない。まさに、宣伝効果といえるだろう。

出版社の営業会議では、マーケティングが重視される。この本が売
れるのかどうか、読者層の設定や類書の売り上げ状況などから検証
がおこなわれる。

私は過去に痛い思いを何度もした。自分の強みを発揮できるテーマで
企画書をつくり、懇意になった編集者がいる出版社へメールする。

編集会議ではそれなりにがんばってくれているようだが、
営業会議になると、雲行きがとたんに怪しくなる。

出版社は、書店のVANを使って書店での売上状況を調べている。
新しい企画があれば、類書の販売部数を調べ、その種の本がどの程
度の購買力を抱えているのか探るわけである。

ライター側には、VANを契約するほどの予算はない。
しかし、読者ターゲットの市場規模はさまざまな統計情報から仮説
をたてることもできる。

わかりやすい例が、資格関係の本。試験主催団体から受験生の実績
が公表されている。その数字をもとに、自分なりの仮説を組み立てる。
出版社によっては、受験生が1万人に満たなければ企画は通さない、
という基準をもつところもある。

だが、なんぼがんばっても、ライターはマーケッターにはなれない。
出版社しか知りえないような数値で勝負せず、自分を売り込む自分
マーケティングに力を注ぐべきだろう。

同じ料理でも蛍光灯よりも白熱灯で照らしたほうがおいしく感じる
ように、同じ企画書でもプレゼンの仕方によっては魅力的にみえる。
もちろん、企画書そのものの質は問われるが。

紙に書かれた企画のみを売り込まず、自分マーケティングを
怠らないことが成功に導く。  
Posted by katumotoryo at 20:58Comments(0)TrackBack(0)企画編

2004年10月01日

[0022] 制約があってこそ磨かれる

長々と書かれ、まるで何を言いたいのかわからない言葉の羅列。
読めば読むほど、自己表現がされていることはわかる。しかし、
なにも伝わってこない。心に響かない。

大切なことは、上手い表現よりも「いかにわかりやすく伝えるか」
であろう。そのためには、伝えたいことを練り、それを表現する
工夫をしなければならない。

思いおこせば、私はITの国家資格を受験してきた。試験では論文
作成があり、限られた文字数の中でいかに伝えるかが問われる。

伝える力は、その制約のなかで必要に迫られて磨かれてきたと思う。
文字数や時間、テーマを決めて、トレーニングをしてはいかがだろう。  
Posted by katumotoryo at 00:15Comments(2)TrackBack(0)文章作法編

2004年09月30日

[0021] トレーニングを欠かさない

スポーツ選手は、本番でなくても毎日のトレーニングを欠かさない。
ライターも、いつ作品が世に出るのかわからないのだから、
トレーニングをしなければならない。

ライターになるのに、「天性の才能」は必要ない。不断の努力のみ。
800字程度でもよい。毎日、エッセイを書いてみてはどうだろう。
そのエッセイで「伝えるべきこと」がきちんと表現できているか。
たんに「書きたいこと」を無駄に書き連ねていないかを点検する。

場合によっては、読者からコメントや評価をもらうのもいいだろう。
このブログはトレーニングの場に適している。  
Posted by katumotoryo at 06:00Comments(0)TrackBack(1)文章作法編

2004年09月29日

[0020] 企画は一夜にしてならず

ライターは創作家。営業なんかしなくてもいい。そんな誤解がある。
それが通用するのは、ネームバリューで売れる作家だけであろう。

営業のタイミングは、現在の執筆がおわり刊行される時期がよい。
ここで機を逃すと、次の話を切りだしにくくなる。書籍出版のお礼
ついでに、次の企画を打診する。
たいていは、「じゃあ、企画書をみせてくれ」と言われるはずだ。

「ちょっと待ってくれ。本をだしたばかりで、企画があるはずがない」
という声。それは違う。執筆と次の企画は同時進行すべきである。

「企画は一夜にしてならず」ふだん考えていることや新たな視点が
結合し熟成されたとき、生まれる。いつも企画脳でいくべきである。
  
Posted by katumotoryo at 02:00Comments(0)TrackBack(0)企画編

2004年09月28日

[0019] 衝動買いさせる

「本屋で買う人のほとんどは衝動買い」といわれている。たしかに
自分にあてはめても、買いたい本が決まっていればamazonを使い、
なにかためになる本はないか、と探索するときには、本屋で内容を
チェックすることが多い。

衝動買いさせるには、一目で興味をひくタイトル、わかりやすい目次
、適度な図表。これが条件だ。タイトルは出版社側で決めてくること
が多いから、ライターが努力できるのは、目次と図表になる。

目次は本の地図ともいえる。よい地形(素材)にわかりやすい道が
描かれていれば読者も迷わずにすむ。多少の文章表現の良し悪しは
さておき、企画段階で勝負は決まっているともいえる。
  
Posted by katumotoryo at 00:32Comments(0)TrackBack(0)企画編

2004年09月27日

[0018] 良いアイデアは人に話す

人と話しているうちに、アイデアがわいてきた経験はないだろうか。
誰でもいい、自分があたためている企画ネタをしゃべってみよう。

人にわかりやすく説明しようとすると、必然的に脳の中でものごと
を整理しようとする。そのことがアイデアに対する論理性を確保
し、抜けている点もあきらかにする。また、反論の予測によって、
別の視点で論拠が加わることもある。

良いアイデアは独り占めしない。言葉のコミュニケーションを活か
してたたきあげるべきだ。  
Posted by katumotoryo at 00:30Comments(2)TrackBack(0)思考編

2004年09月26日

[0017] 一字一句にこだわる

野球のピッチャーは一球一球を大切にする。ライターも同じだ。
読者に投げかける一字一句を大切にしなくてはいけない。

たとえば、「情報」という言葉。非常に広い意味で使われている。
英語ではどうか。もちろん、”information”が最も一般的だが、
”intelligence”や”news”というようにも使いわけられる。

情報は流通・蓄積されるものである。フローでは”information”、
ストックされ活用されたとき、”intelligence”となるのだろう。

このように、言葉の一つ一つについて意味を考える。そして、
文脈の中での使われ方としてどうなのか、また、声に出して
みて一文のリズム感はどうか、悩んでみる。

その一字、その一句を大切にするならば、同じ一文に、たとえ
何時間もとどまっていようとも、納得できるまでこだわることだ。  
Posted by katumotoryo at 00:10Comments(2)TrackBack(0)文章作法編

2004年09月25日

[0016] 企画ネタはフィールドにある

机にかじりついて検索エンジンを使いこなし、企画ネタをひねりだす。
そんなことばかりをしてはいないだろうか。

ネットで得られる情報は、基本的に加工された2次情報にすぎない。
だいいち、ネットに登場した問題はネットで解決できてしまうもの。
生の情報にふれなければ、本当に必要とされるニーズはつかめない。

三現主義という言葉がある。「現場で現物をみて現実を知る」の意味。
もともとは品質管理から出た言葉であるが、それに限らずあてはまる。
私の尊敬する中坊公平氏も「現場に神宿る」と言う。これは真である。

私は、ITの現場で働いているからこそ、企画ネタがでてくる。これが
ライター専業になって、現場感覚を忘れると、企画ネタに苦労する
にちがいない。良い企画をつくるなら、フィールドに根づくべきだ。  
Posted by katumotoryo at 00:29Comments(0)TrackBack(0)企画編

2004年09月24日

[0015] 自分のクセを知る

もし、あなたが文章を書いてみたなら、何度も読み直してみてほしい。
なにかクセはないだろうか。私の場合は、「として」をよく使う。

文体のクセは人によってさまざまである。「つまり」が多い、句点が
少なすぎる、文章が長くなるなど、いくつもの悪癖を発見できる。

小説家は、独自の文体で名文を書き、作品を自分色に染めようとする。
ライターは小説家とは違う。クセがなくすっきりとした読みやすい文章
を書かなければならない。そのためには、自分の文体のクセをつかもう。
そして、文章作法を学び、書いた文章を地ならししていくことが重要だ。  
Posted by katumotoryo at 00:01Comments(0)TrackBack(0)文章作法編

2004年09月23日

[0014] 得意分野をもつ

「執筆はなんでもやります。精一杯やりますのでぜひお願いします」
Webサイトの宣伝文句。これをみて依頼する編集者がいるのだろうか。

「なんでもやります」は、「これといって得意分野がなく、なにもできない」
のとたいして変わらない。これでは、街中でみる便利屋の看板と同じだ。
使い捨ての雑文ライターとしてしか扱われないだろう。

また、「精一杯」とか「一生懸命」といった精神論をぶってどうする。
仕事なのだから、そうやるのが当たり前である。ライターをやるなら、
言葉で飾りすぎてはいけない。

執筆をするためには、1つでいい。他人には絶対に勝てる得意分野を
まず持つことだ。それに、構成力と文章力があれば、企画書を作り、
出版社に走るべきである。
  
Posted by katumotoryo at 01:47Comments(0)TrackBack(0)仕事術編

2004年09月22日

[0013] 八方美人は不幸になる

読者ターゲットの設定は、書籍、Webにかぎらず非常に重要である。
それがあいまいでだれにでも受けようとする内容は、「個性のない
八方美人」と同じ。特定の人に愛されるわけでもなく不幸になる。

まずは企画をねるべし。
キーボードをうつ前に、読者ターゲットを絞らなければならない。
  
Posted by katumotoryo at 01:34Comments(0)TrackBack(0)企画編

2004年09月21日

[0012] わかりすぎてわからない

専門的な内容を書くときに、とくに注意したいこと。
それはライター自身が、そのテーマをわかりすぎているがために、
わからない人の視点を忘れることであろう。

わかりすぎた人は、もともと知識としてもっていることをライティング
の前提にする傾向がある。しかし、読者にその前提がないとしたら、
それは、はたしてわかりやすいといえるのだろうか。

わかりやすくするためには、前提知識の前提、そのまた前提という
ようにさかのぼり、ものによっては、小学生レベルにまで戻ることも
必要なはず。書きあげたなら、読者の視点にたって見直すとよい。  
Posted by katumotoryo at 01:27Comments(0)TrackBack(0)文章作法編

2004年09月20日

[0011] 書くことは思考なり

書くことは、思考の結果にほかならない。良い思考をしなければ
良いものは書けない。文章技法があるように、思考法も存在する。

これが一番という思考法はないが、勉強しておく価値はあるはず。
ぜひ身につけたいのは、ロジカルシンキング、クリティカルシン
キング、ディープシンキングである。
  
Posted by katumotoryo at 17:02Comments(0)TrackBack(0)思考編

2004年09月18日

[0010] 言葉の引き出しをもつ

同じことを表現するのに、いくつもの方法があるのはご存知のとおり。
書き替えているうちに、アイデアがわいてくることもある。

脳ミソにそんなに引き出しをもつことは現実できない。書棚に辞典をおこう。
類語連想辞典は、一つの言葉から連想できる言葉がのっていてよい。
  
Posted by katumotoryo at 09:34Comments(0)TrackBack(0)文章作法編