February 02, 2008

Windows XP の「システムの復元」って・・・

職場のパソコンはもう何年も Windows 2000 だったのだが、昨年の夏にようやく更新された。遅蒔ながらの XP デビューであった(笑)。
毛嫌いしていた XP ではあったが、意外と使いやすくてちょっぴり感動してしまったのだった。しかもフォントの描画が 2000 よりはるかにきれい。これだけ見やすいと、もう 2000 には戻れないなと思う。


快調に動いていた XP マシンではあったが、ある日ふと、断片化がどうなっているのかが気になった。デフラグツールで「分析」をぽちっとすると、「最適化の必要はありません」と言われた。「フォルダの断片化率」はだいたい13%程度だったと思う。使い始めておよそ半年だが、この数値はどうなのだろう。ちなみに、断片化の進行を促進するソフトとしては Outlook Express がかなりのもんじゃないかと思うのだが、自分はこれを使っていない。

で、「最も断片化されたファイルの一覧」を見ると、「System Volume Information」のファイルがずらっと並んでいた。こりゃなんじゃ、と思ってググってみたところ、どうやら「システムの復元」のポイントらしい。ん? これって確か、Windows Me のときの新機能で、「もし不安定になってもこれで安心」みたいに言われてたけど、まったく使いものにならないと評判だった機能のような。XP にもついてたのか。

で、容量をはかってみるとこのフォルダだけで 2GB 以上もあった! 消したい衝動にかられるが、しかし「System Volume Information」なんていかにも重要そうな名前だし、消しちゃっていいものかどうか。
例によってググってみたところ、賛否両論。困ったときに復元して助かった、という報告も多くあるようだ。しかし自分の場合、不安定になって困ったらまずリカバーしてしまうし、そのためにデータ類はほとんどすべて D ドライブに置いてある。それにどうも復元するデータとそうでないデータがあるらしく、「ある時の状態への完全な回帰」ではないもよう。そんなことしたら余計に不安定になっちまうような気がしてならない。

というわけで、こんなもの不要と判断して機能をストップ、フォルダもごっそり消しちゃった。ふたたびデフラグツールで分析してみると、ファイルの断片化率は 3%、ヴォリューム全体の断片化率にいたってはたったの 1% に。あーすっきりした。
「システムの復元」のせいで断片化が増長しちゃって、そのせいで不安定になるんじゃないのだろうか? と邪推してしまうのだった。


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