本日、弁護士会館(東京)の地下の書店で発見したので、即買いしました。

 
http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641113978
 
 はしがきによれば、本書は、会社法の施行後に実務・解釈論・判例の蓄積が顕著に進んだ分野に加えて、未解決の問題が多い分野、今後の見直しの議論の対象になっている分野を優先的に取り上げ、それらについて理論・実務の現状を確認・整理するとともに、今後の課題を分析することを内容とした書物とされています。

 選ばれたテーマは25個あり、それぞれについて学者または弁護士が執筆しています。類書に比較して、学者の先生よりも弁護士の先生の執筆したものがかなり多いようです。執筆者の弁護士も、気鋭の若手の先生が多い印象を受けます。
 執筆者の弁護士の中に、法務省民事局勤務経験者も複数名含まれておりますが(テーマ16~18の各執筆者)、当時の会社法の最も核となる部分を立案した方々は一人も含まれていません。これはたまたまなのか、もしかすると、あえて意図的にこうしたのか・・・。

 各テーマを見ると、確かに会社法施行後最も盛り上がった(?)論点である株式買取請求権については非常に多くページを割いており、また、会社分割の濫用の論点など、最近になってスポットライトを浴びだした新しい論点も含まれています。
 
 私自身は、通読する時間はとてもないですが、その内容は充実したものであることがパラパラとみただけでもうかがえますので、折に触れて、テーマ毎に少しずつチェックしていきたいと思います。
 会社法に携わる実務家には必携の一冊でしょう。