経団連の阿部泰久氏が亡くなられた、という記事が、日経新聞の2日(土)の朝刊に載っておりました。享年62歳。非常に驚きました。確か今年も、債権法改正に関して御著書を出されていたはず・・・。

 持病がおありだったのか、死因が心不全ということからすると、急死だったのか・・・。とにかく、62歳というのは、余りに早過ぎます。とても残念です。

 阿部さんは、言うまでもなく、会社法改正、税制、債権法改正等で多くの貢献をされてきた方で、論稿なども多数あります。経団連の法務面での理論的な支柱とも呼べる方ではなかったか、と思われる訳で、その損失は計り知れない気がしております。(残念ながら、私は面識はありませんでしたが・・・。会社法改正等における阿部さんの御意見は、私の考えとは必ずしも同じでない場合もありましたが、それでも、阿部さんの毎年初めの旬刊商事法務での論稿など、阿部さんの論稿・書籍は、できる限り目を通すようにしていました。)

 心より、御冥福をお祈り申し上げます。

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 また、これは最近知ったのですが、古曳正夫先生が、今年の8月に亡くなられていたのですね・・・。享年79歳。(既に弁護士資格を抹消されて長いので、「先生」とお呼びするのは適切ではないかもしれませんが・・・)

 古曳先生は、言うまでもなく倒産や債権回収系の分野で非常に著名だった先生で、旧森綜合(森・濱田松本ではなく)の屋台骨を支えた先生のお一人であった、と聞いております。
 私は、古曳先生とも直接の面識はありませんでしたが、私自身が今まで旧森綜合の先生方とつきあいや関係があったため、古曳先生にまつわる話は、旧森綜合の先生方から、ここではとても書けないような話(違法な話、という意味ではありません)も含めて、いろいろ聞かせて頂いた記憶があります。
 実に弁護士として才気溢れる、立派で、尊敬される先生だったのだなあ、というのが、そういうお話を聞いて受けた、私の印象でした。正直、1度お会いしてみたかったです。

 NBLの最新号(12月1日号)では、古曳先生の追悼の趣旨で小特集が組まれているそうですので、是非拝読したいと思っております。

 心より、御冥福をお祈り申し上げます。

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 企業法務の世界では非常に有名なお二人の訃報に接し、とても重い気持ちになりましたが、本日はこんなところで・・・。