さて、法律雑誌「金融・商事判例」の3月1日号(1535号)の巻頭1頁コラム(「金融商事の目」)は、弁護士の三苫裕先生のご執筆による「上場企業の定時株主総会の開催省略について」でした。

 遅ればせながら読ませて頂きましたが、うーん…。

 このテーマを問題提起すること自体には意味がない訳ではないと思うものの、論旨には賛成できない部分が多く残りました。

 三苫先生のご見解は、定時株主総会の意味や、定時株主総会が一般株主にとってどういう実質的意義・効果を持っているかについての配慮が、(大変申し訳ないのですが)十分ではない、と思っております。

 定時株主総会に対して上場会社(特に、規模の大きな上場会社)が負う負担やコストの重さは、私も総会実務を多く経験してきた以上、非常に良く理解しているつもりですが、ただそうであったとしても、上場企業で定時株主総会の開催を一定の場合に省略できるようにするのはどうか、という論旨には、にわかには賛成しがたいです。それは、企業側のニーズ(?)を余りに重視し過ぎていて、バランスの非常に悪い議論になっている気がしてなりません。

(なお、三苫先生は、個人株主については、「型にとらわれずに柔軟に意見交換のできる株主ミーティングを開催する等の別の方法も考えられよう」って書かれていましたが、そういう方法よりも総会を開催した方が企業にとってよっぽど楽だと思うのですが…。)

 取り急ぎ、本日は(夜も遅いので…)こんなところで。
 追って、もう少し加筆します…。

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