2017年05月25日

エゴノキの花とオトシブミ

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森と水の源流館の駐車場のエゴの花が咲いていました。
お花の横に、オトシブミがつくった葉っぱのゆりかごもゆれていました。

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咲いたと思ったら、もうずいぶんと散っているエゴノキの花。

光陰矢のごとしです。

きむら@森と水の源流館

2017年05月22日

ジャケツイバラ

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川上村の村内各地でジャケツイバラの黄色い花が目立っています。
白川渡(しらかわど)で撮影しました。

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花と葉っぱのアップです。
マメ科らしい羽状複葉の葉っぱです。

ジャケツイバラ (10)










茎、枝には鋭いトゲがあるので、注意してください。
うっかり服がひっかかったらびりびりと破けますし、ことさら人間の皮膚など切り裂くほどの鋭いトゲです。
(なので、標本のために採集するのはイヤなのです・・・)

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ジャケツイバラも含めてマメ科の植物は、荒れ地でもへっちゃらです。
なので、こんなところによく見られます。

「荒れ地」というのは、植物の成長にかかせない栄養である窒素分が大変少ない土壌です。
そんな過酷な環境に対して、マメ科植物は根粒菌を根に共生させることで克服し、他の植物が生育できない荒れ地でドミナントを形成することさえあります。
最初の写真がそんな様子です。

根粒菌は、マメ科植物の根に共生し空気中の7割を占める窒素を亜硝酸塩に変えて根から吸収できるようにします。
その代り、植物の作った栄養をおすそ分けしてもらうことで共生関係を結んでいます。

秋になると葉っぱ黄葉し落ちますが、その葉には当然、窒素がたくさん含まれます。
葉っぱは分解され窒素いっぱい、つまり栄養いっぱいの土になり、さまざまな植物の侵入を可能にします。
こんな風に荒れ地も立派な森になる過程で、いろいろな生き物が入れ替わり立ち代わり関与して流れを作っていくのです。

5月22日は、国連の定める「国際生物多様性の日」です。
たまには、身の周りの生き物観察をして、人と自然の関係を見つめおす機会を作りたいものです。


きむら@森と水の源流館


2017年05月17日

フジ

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川上村では、フジの花が見ごろを迎えました。

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フジの花は垂れ下がるところから、稲穂を連想させ、豊作を予兆する神聖な木とされたそうです。
卯月八日はこの花を天道花といって、竿の先に付けて庭に飾り、山から農の神を迎えます。

一方、フジのつる「フジ蔓」は「不時通づる」として、屋敷に植えるのを忌まれたと言います。

美しいフジの花は、昔から日本人の民俗性の琴線に触れてきたのですね。


(参考文献)
堀田満, 緒方健, 新田あや, 星川清親, 柳宗民, 山崎耕宇(編) 1989. 世界有用植物事典. 平凡社, 東京.

きむら@森と水の源流館

2017年05月16日

マムシ登場

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今シーズン初めてマムシを見ました。
しかも、ルート上で3匹も。

こんなにまっすぐに伸びてじーっとしているのを見たのは、あまり記憶がありません。

保護色で落ち葉の色にそっくりです。
彼らは、見つからないように、じっとしているので見つけにくいです。
気づかずに、誤ってさわってかまれると大変なことになります。

お気を付け下さい。

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この日はシマヘビも2匹見ました。
ちょっと遊んだあとに放したら、こんな感じで放心状態になったようで、じっとしていました。

ヘビの季節もやってきました。

きむら@森と水の源流館

2017年05月13日

キリの花と

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川上村ではキリの花が見ごろを迎えています。
写真は寺尾地区のキリ。

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紫色の印象的な花です。

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秋になるとラグビーボールみたいな実をたくさん付けます。

吸水・吸湿性が非常に低く、国産材の中でもっとも軽い材で狂いも少ないことから、高級ダンスの材料となるキリ。
今やネイティブのような顔をしてあちこちに生育しているキリも、もともとは中国原産。
古い時代に朝鮮半島から日本に伝えられたと考えられています。

各地で栽培されていますが、会津桐(福島県)、南部桐(岩手県)が特に有名なのだとか。
ただし、国内生産量は2パーセントほどだそうで、ほとんどが中国からの輸入になっているそうです。
西日本では暖かいので、てんぐ巣病にかかりやすく、まとまった植栽ができないそうです。

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このキリの実にそっくりな菌類が川上村に生育しています。
その名もキリノミタケ。
環境省レッドデータブックの絶滅危惧砧爐忙慊蠅気譟∪鍵蘆呂非常に限られており、絶滅が心配されています。
アメリカ合衆国テキサス州オースティンと日本(宮崎県、高知県、山口県、奈良県)と隔離分布をしています。
胞子をまくときに、キリの実型の子実体が裂開すると星のようになります。

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食毒は不明ですが、少なくともヤスデの仲間は食べるようです。

きむら@森と水の源流館

2017年05月12日

5/20 枚方T-SITEでイベントを開催します!

【Green Style fair】ネイチャーフォトグラファー内山りゅうさんとクロストーク
〜水が輝く源流を訪ねてみませんか?〜

枚方から車で約1時間45分の奈良県川上村は、一面に広がる緑の山々が美しい水を生み出し、希少な動植物の楽園です。トークライブは、"水"に関わる生き物とその環境の撮影をライフワークとするネイチャーフォトグラファー内山りゅう氏がメインゲスト。同村でキャニオニングを展開するエバーグリーン代表の廣末優氏、森と人と地域をつなぐ森と水の源流館の尾上忠大事務局長とともに、水をキーワードに地域の魅力を語ってもらいます。美しい水と豊かな緑を感じてください!

日時 2017年05月20日(土)
定員 50名程度
時間 14:00〜16:00
場所 蔦屋書店 4F カフェスペース
参加費 1,000円(税込)
申し込み方法 web予約、または3階レジカウンターにてお申込み。
http://real.tsite.jp/hirakata/event/2017/04/post-588.html
主催 枚方 蔦屋書店
共催・協力 奈良県川上村
問い合わせ先 蔦屋書店072-844-9000

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kawakamimura at 18:03|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

ボンネットバスツアー 参加者募集!

2015年の冬、川上村を小さな赤いボンネットバスが走りました。
この時は、村内の2つの温泉を1日2往復したのです。

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それ以降「あのバスは走っていないの?」とのお問い合わせをたくさんいただきましたが、ついにリクエストにお応えする時がやってきました。

赤いボンネットバスで巡る「川上村ミニツアー」  この第1弾は「こあじさい」です。
梅雨の時期にだけ咲く、薄い青紫色の小さな小さなあじさいを観にいきませんか?
お昼ごはんは135年以上続く老舗旅館「朝日館」で、美しい中庭を眺めながらのお食事です。
午後には「丹生川上神社上社」に正式参拝します。
平安時代、水と雨を掌る霊験あらたかな社として『二十二社(伊勢神宮や春日大社等)』の一つとして数えられました。

詳しくはチラシをご覧ください!! 小さなバスですので、先着順15名様までです!お早めに!!
お申し込みはやまとびとツアーズさんへ ☎0744−55−2221

スライド1

スライド2

































































川上村コンシェルジュ 佐藤

kawakamimura at 14:48|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2017年05月11日

吉野山のコケをしらべようを開催しました(5月7日)

ナガバチヂレゴケ (3)ハイゴケ0790フタバネゼニゴケ772 (3)







5月7日に「吉野川紀の川しらべ隊 吉野山のコケをしらべよう」を実施しました。
当日は天候にも恵まれ、大人から子どもまで13人の参加者で実施しました。

写真は当日観察したものの中から左から、ナガバチヂレゴケ、ハイゴケ、フタバネゼニゴケです。
フタバネゼニゴケは、雌器托(しきたく)が伸びていました。

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この日は吉野山の入口、七曲りの坂のコケをルーペを使って観察しました。
コケ植物は蘚(セン)類、苔(タイ)類、ツノゴケ類の3つのグループに分かれますが、蘚類は私が、苔類・ツノゴケ類は認定NPO法人大阪自然史センターの道盛さんが観察を指導しました。

お昼からの3時間ほどで、32種を観察できました。
しかし、じっくりと小さなコケを観察しましたので、移動できたのは、駅から七曲りの坂の最初の一曲がり目の坂まででした。
普通に歩いたら5分ほどですが、コケを観察しながらだと2時間以上かかりました。

この吉野川紀の川しらべ隊は、吉野川紀の川流域の自然環境をみんなでしらべながら、流域の自然環境を知り、保全意識を高めようというイベントです。
次回は、8月に川上村で水生生物をしらべよう(8月5日:奈良新聞社さんと共催)、身近な虫をしらべよう(8月12日)を開催予定です。

きむら@森と水の源流館