2016年09月24日

野生のサルにご注意を

ニホンザル





















以前から、村内では野生のニホンザルによる農作物の被害などが深刻です。
最近、役場のある川上村の中心地、迫地区周辺でも野生のニホンザルを頻繁に見かけるようになりました。
どうも、若い個体らしく、人間に興味があるのか、かなり近くまで来ることもあります。森と水の源流館でも玄関までやってきて、中をのぞきこんでいましたので、道の駅などでも遭遇することがあると思います。

そこで、みなさんにお願いです。

1.野生のサルにエサを与えない、見せない(他の野生動物にも鉄板のルール!)

 観光客の方は、一度きりのサルへの遭遇に心踊らされるかもしれません。しかし、人間からエサをもらえることやその味を知ってしまったサルは、そこに定着したり、周囲の人家に侵入したり、人を襲ったりするなど地域全体に被害を与えることになります。
 また、エサを与える際にかみつかれたり、ひっかかれたり、カバンを取られたりなどの被害にあうこともあり、危険です。

2.近づかない、大きな声を出さない

 防衛本能で、身を守るため襲ってくることがあり危険です。特に乳幼児が近くにいるときには、子どもがサルに近づかないように気を付けてください。

3.目をあわせない

 目が合うと威嚇されたとサルは思い、攻撃してきます。逃げる時に背中を見せるのもNGです。

4.戸締りの確認を

 住んでいる方は、戸締りの確認を。2階からでも侵入してきます。
 お車の方は、窓を開けっぱなしにしていると侵入されることがあります。


以上、野生動物と人間は、一定の距離を保つのがお互いに一番幸せです。
近くで見たいという人間の勝手な願望は、時に大変な事故につながることがあります。
ご注意ください。

ちなみに、川上村では、「サル」はこの世を「去る」につながるとして縁起の悪い言葉とされていました。
山で「サル」に出合った時には「若い衆」や「エテコウ」などと言い換えていました。


きむら@森と水の源流館

2016年09月23日

源流学の森づくり・山野草の里交流会を実施しました

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9月17日に大和川源流の桜井市三谷で里山づくりの活動をされているNPO法人山野草の里さんとの交流会を開催しました。

森に関わる活動をしている団体同士の交流を深め、相互に活動を活発化させたり、森づくりのなかまをつないでいくことを大きなねらいとしました。
森と水の源流館スタッフ、いつも活動に協力していただいている源流人会のみなさんらと一緒に山野草の里さんを川上村にお迎えしました。

(8月には桜井市にてお迎えいただきました。)

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吉野川源流部で活動している「源流学の森づくり」の現場も見てほしかったのですが、はじめてということで、まずは白屋で行っている「未来への風景づくり」で森と水の源流館が管理している区画を一緒に草刈りしました。
もちろん、源流学の森づくりや川上村の進めている水源地の村づくりの経緯やコンセプトなどもお話しさせていただきました。

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昼食をはさんで、白屋地区の自然観察。
大滝ダム建設により全戸移転を強いられたため、かつての石垣景観や生き物たちにとっては様々な脅威となっています。

さらに草刈が繁茂に行われなくなったため、外来植物の問題も起こっています。
もともと庭木だったブッドレアがあちこちに逸出している様子を確認しました。
ただし、このブッドレアの花が、いろいろな昆虫の吸蜜元(=命綱)になっているのも悩ましい問題です。
この日は、奈良県レッドデータブックで希少種に指定されているウラギンヒョウモンが吸蜜していました。

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最後に、まとめを行い、今後の交流や活動に活かしていこうということを確認しあいました。

終了後、山野草の里さんは、せっかくの川上村だからぜひ泊まりたいし地域おこしのことも聞いてみたいということで、地域おこし協力隊の横堀夫妻が立ち上げた農家民宿HANAREに移動し宿泊へ。

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かまどを使ってカレーライスを作ったり、ライトトラップで昆虫観察をおこなったりしました。
昆虫観察は、村民の方も対象としましたので、山野草の会と川上村民の方にも交流する場としてもらいました。

この観察の中では、カマキリを素手でつかめるようになった子どもが2人誕生しました。
これにはびっくりしました。

クロテンアカスジコケガ22 (2)










個人的には幼虫が地衣類を専門に食べるクロテンアカスジコケガが見られてうれしかったです。

自然を保全する活動はとても大切な活動だという認識は世間的にも広がっています。
しかし、その活動は‘点’でやっていてもナカナカうまくいきません。

例えば、少し昔に、「合成洗剤は川が汚れるから、天然せっけんを使おう。」という取り組みが流行りました。
天然せっけん(洗剤)の原料は主にパームヤシです。
ヤシの木は世界の熱帯、亜熱帯でのみ栽培できます。

その結果、ヤシの実の需要が高まり(原因は他にもあるのですが、ここでは単純化します)、世界の多くの熱帯雨林(東南アジアやアマゾンなど)の原生林が伐採されてしまいました。
東南アジアでは、ヤシの木を植えるのに邪魔な、オランウータンやアジアゾウが原生林から追い出されたり殺りくされたりしています。

ということで、自分たちのところだけがんばってキレイに(課題解決)して、他がダメになってしまってはいけません。
周りをよく見て、協力し合いながら課題解決する必要があるのです。

今回はそういう意味でも、広域で交流できて、非常に良い機会でした。
今後も、森づくりのなかまとつながっていければと思います。

山野草の会のみなさま、源流人会のみなさま、ありがとうございました。


きむら@森と水の源流館

2016年09月22日

幻のヘビ現る

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森と水の源流館に村の方からとあるヘビが持ち込まれました。
「幻のヘビ」とも言われ、奈良県レッドデータブックでも情報不足になっているシロマダラです。

トカゲ類や他のヘビなど爬虫類を専門に食べるヘビです。
夜行性ということもありなかなかお目にかかることはありません。

奈良県では来年の発行に向けて、「奈良県レッドデータブック」の改訂作業が進んでいます。
貴重なデータが一つ取れました。

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計測すると、全長55cmでした。
毒はありませんが、気の荒いヘビで、計測中もガンガン咬みついてきます。
写真を撮ろうとするとカメラに飛びかかってくるし、一苦労。

シロマダラさん、データを取らせてくれてありがとう。
もうすぐ、元のお山に戻します。

今年に入って、シロマダラは2匹目の確認となりました。
まったく、「川上村の自然」恐るべしです。

※まだ県内での生息状況についてよくわかっていない種なので、生息地の問い合わせ等には一切お答えしません。

きむら@森と水の源流館


2016年09月18日

今日は雨の川上村

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今日は雨の川上村です。
今朝の枌尾(そぎお)の情景。

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中奥川の川のせせらぎはいつもより少しボリュームアップです。

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ステキな標語。


きむら@森と水の源流館

2016年09月17日

上多古ブルー

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いつもながら何とも言えない、上多古川の蒼色。

きむら@森と水の源流館

2016年09月16日

今日の吉野川源流−水源地の森

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今日の吉野川源流−水源地の森です。

今日は、早稲田大学の学生さんといっしょに主に川上村の生物多様性について、お勉強でした。

きむら@森と水の源流館

9月17日星空観察会中止のお知らせ

9月17日(土)に予定していました
川上村主催の未来への風景づくり・星空観察会は
雨天予報のため延期(期日未定)いたします。

川上村水源地課 電話0746-52-0111


kawakamimura at 16:44|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2016年09月15日

水のつながりプロジェクト〜源流体験

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9月14日(水)に「水のつながりプロジェクト〜源流体験」を実施しました。

大和平野地域及び水源地域の小学生がそれぞれの地域で見学、体験を行い、交流することで、水源地域と大和平野地域が吉野川分水で繋がっていることを感じて大和平野地域の地理、歴史、そして、水源地の役割を学習することを目的とした活動です。今年は、橿原市立香久山小学校と川上村立川上小学校との交流を通して、事業を展開しています。

前回は、橿原市でいっしょに田植え体験、今回は、川上村の自然の中で水生生物を学んだり、森と水の源流館、大滝ダム学べる防災ステーションで森の役割や暮らしや安全を支えるダムの役割について学習したりしました。

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午前中は、探偵ナイトスクープの生き物ネタの時の先生でおなじみの谷幸三先生といっしょに音無川の水生生物しらべを通して、吉野川源流の川の水の美しさを体験的に学びました。

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その後、森と水の源流館、大滝ダム学べる防災ステーションで見学。
大滝ダムの中にも入りました。

次回は、10月にこの川上村の水で育ったイネを収穫に行きます。


きむら@森と水の源流館