2017年01月11日

初心に立ち返るとは?

今日、遠方からご門徒のご家族四人が本堂に
少し遅い新年のお参りに来られました。


七十代の女性が、私に新年を迎えるにあたって
どうしても聞きたいことがあると申されます。
「以前、法事の法話でご住職さんが、「仏法を通して
自分の問題と向き合わないと内面の成長は乏しい」と
おっしゃられたのが、とても気になっています。
そこで、まずは一から初心に立ち返って聞法がした
いのです。
そこで、真宗で「初心に立ち返る」とは、どういう事で
しょうか?」

私は蓮如上人の御一代記聞書にある教えについて
お話しました。
蓮如上人は、「一事(ひとつこと)をいくたび聴聞申すとも、
めずらしく、はじめたるようにあるべきなり」と伝えておられ
ます。
どうしても、「この話は、すでに何回も聞いた」と思ってし
まいます。ここが落とし穴なのです。
「聞き続け知識として記憶した」のは、オウムでも
できます。
「聞き続けて、少しずつ自分の身についてきた」というのが
本来あるべき聞法の姿でしょう。
蓮如上人は、真っ白の白い紙にインクを落とすとジワッと
広がるように、
「常にはじめて聞く気持ちで聞法する大切さ」を伝えて
おられるのです。

ある寺院のベテランご住職さんで書道の先生が、
「五十、六十、七十歳を過ぎても本当に成長を
続けて上達していく人には例外なく、自分の思い込み
にとらわれなくて、教える人の話を素直に受け入れて
いく人」と申されました。

自分の分別にとらわれずに、常にはじめて聞く気持ちで
聞法したいものです。

西蓮寺~定例会お知らせ

お参り・ 法話・ 茶菓子をいただき
 ながら座談


一月十五日(第三日曜)
時間   午後1時30分

法話  住職(川村 寿法)

北九州市門司区東門司二丁目
7一21 (バス停東門司二丁目)
門司港駅からバスで8分位
田ノ浦行【※海岸通り

電話 093-321-3592 

講演・ 朗読演劇のご依頼

 【市町・寺院・学校・その他】

  現代劇時代劇

電話 093-321-3592























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2017年01月02日

今年も、負の要素と向き合う兎の視点で生きたい

新年明けましておめでとうございます。
大晦日は、こ門徒さまの家族や近所の
皆さん、遠方からご家族で来られた
多くの皆さんと共に除夜の鐘を打ちながら
一年間を振り返り、心静かに新たな年を
迎えました。

その後、本堂にて皆様と共に新年のお参り
をしまして、酉年にちなんだ今年の初法話を
させていただきました。
ホワイトボ一ドに、経典に出てくる浄土の鳥である
「共命鳥」の絵を描きながら話をしました。
絵が下手なため途中でグロテスクな怪鳥ような絵
になりかけて内心ドキドキと焦りましたが、どうにか
軌道修正しまして、かろうじて鳥に見える絵と
なりました。

正月には、次々と正月のお参りの方が来られ
ました。(皆様、午後の二時過ぎに来てくださる
のが配慮が感じられてありがたいです。)

さて、大みそかから正月と慌ただしかったです
ので、体調が心配でしたが、なんと予想に反して
体調が良く、さほど血圧の乱れもありません。

人間とは、ほどよく動き回って忙しい方が、
むしろ体調のために良い、ということを改めて
実感できました。

ホワイトボ一ドには、あえてドキドキと焦りながら
懸命に描いた鳥の絵を消さずに残してます。
その理由は、今年も仏教を通して、「亀に負けた
兎の視点」で、自分との欠点、弱点などの負の
要素と向き合う事をおろそかにしない意思表示
のためです。

今年も、連載物語「その後の兎と亀」の執筆に
コツコツと励んでいきます。

今月号の「その後の兎と亀」は、いよいよ
どこの地域や組織にも潜んでいる、「噂をばらまく
大魔王」の登場です。

本年も、よろしくお願い致します。

西蓮寺~定例会お知らせ

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一月十五日(第三日曜)
時間   午後1時30分

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2016年12月14日

その後の兎視点~負の要素と向き合う眼

先日、リニューアルされた寺報に載せた
「その後の兎と亀」第一話を読まれた方
(四十代位の女性)から、ご質問をいただき
ました。
「その後の兎と亀に出てくる兎を、自分と
重ね合わせながら末永く読んでいきたいです。
亀に負けた兎が早く立ち直って、今まで
以上に高い意識を持って亀にリベンジしていく
スト一リ一を期待しています。
人生、嫌なことは忘れたいですね。
いろいろあろうとも、結果がよければハツピ一
ですから。 楽観的過ぎるでしょうか?。」

「兎と亀への、ものの見方」が、百人いれば
百通りあるのだなと思いました。
それぞれの人生観や体験を、「その後の兎
と亀」に重ね合わせておられるのでしょう。

私達は、嫌な事や、自分の過ちを忘れて生き
たら楽かもしれません。

そもそも私達は、「失敗したり、相手のことを
誤解したかもしれないと思ったり、または、
「あの時は誠意が足りなかったかもしれない」と
自分を振り返ったりなどなど、自分の失敗や
過ちを簡単に受け入れることができるで
しょうか?。

兎は、亀に負けたその後、亀に敗北した事実
を受け入れることができなくて苦しんでいきます。
「負けた理由探し」が、始まります。

さらに、亀を見下したきた自分を、ごまかし続けて
悩みます。
(詳しくは、今後の、「その後の兎と亀」を、お読み
ください。)

先程の女性のコメントにもありますように、私達
「凡夫」の意識の中には、「少々の過ちがあろうとも、
気にしない、気にしない。今がハッピ一ならばそれで
良い」という、根拠が曖昧で安易な安定を求めてし
まう面があるのではないでしょうか。

そんな私達に、良い結果ばかりに目を向けずに、
失敗して、過ちを作る負の要素に満ちた自分と
向き合う眼を養ってくれるのが、真宗の教えでは
ないでしょうか。

自分の中の負の要素と向き合う眼が少しずつ
養われていく中でこそ、本当の意味での人間と
しての成長はあるのではないでしょうか。

ますます「負けた後の兎の歩み」が、自分自身と
重なっていきます。

西蓮寺~定例会お知らせ

お参り・ 法話・ 茶菓子をいただき
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12月月18日(第三日曜)
時間   午後1時30分

法話  住職(川村 寿法)

北九州市門司区東門司二丁目
7一21 (バス停東門司二丁目)
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