2018年11月13日

よい仕事とは何?

先日、妹が僕が淹れた珈琲をブログに載せたことによりま
して、「美味しそうな珈琲ですね。」など複数のコメントや、
電話などでお言葉をいただきました。

 今年からの西蓮寺の新たな実践としまして、
全国各地からお参りに来られた方に、「西蓮寺の
兎亀山喫茶」
でスペシャリティ珈琲を味わっていただいてい
ます。 【現在は本堂】
 ただし、必ず予約をしていただくのが前提です。

また西蓮寺兎亀山喫茶では、焙煎した珈琲の豆をミル機械
で挽きまして、ハンドドリップでていねいに淹れさせて
いただきます。

 妹がブログに写真付きで載せた珈琲は、グァテマラで
高品質な珈琲豆を生産していますアンティグアという地域の
「サンタクルス農園」という農園で栽培、精製、管理されました。
元々は、「サンタクルス教会」という伝統のある寺院が運営して
いた農園なのです。
 そんな歴史文化や時代背景を思い浮かべながら珈琲を
いただくのも珈琲道の醍醐味です。

 僕は長年、真宗の教えを通して、あらゆる先入観を
壊していくことができ、新たな発見をして生きてこれました。
その一つが珈琲でした。

僕は子供の頃から、コ一ヒ一は苦いだけと思い込んで生きて
きました。
そして、長い病気をきっかけに珈琲道に入りました。

そして、珈琲は苦いだけという頑なな思いはひっくり返りま
した。
「目だたないところで良い仕事をしている人達の作った珈琲
は、余計な苦みがまったくない。 しかも甘い。雑味が無く
澄んでいる。」
 衝撃でした。

中南米やアフリカの農園やミル(精製所)で丹精を
込めて地道な作業に取り組む人達、
また日本に入荷した生豆を管理、焙煎する人など大勢の
人達の高い志と技術や地道な努力が正直にストレートに表れ
るのが珈琲ならではの何層にも深くて複雑な味わいだと思い
ます。

また、淹れる人の精神状態や心のあり方がストレートに表れます。
手抜きすれば、そのまま味に正直に表れます。
 妹がブログで書いていましたように、もてなしの心で
ていねいに淹れると、美味しさに正直に表れます。

 育てる人、精製する人、焙煎する人 淹れる人

 私達のどのような仕事でも、いる場所、やる事は違っても皆、
ひとつの見えない連帯感でつながっていける、
それが親鸞聖人の説かれる「御同朋」に結び付く
のではないでしょうか。

「人が見えない所でどのように仕事をしているのか、
全ては言葉や態度や品物、全て正直に表れる。」

 これは、どの仕事の人であろうと、主婦も子供も
同じだと思います。
 僕の法話の仕事も、一切の手抜きをせずにコツコツと地道に
構想構成の作業に取り組みたいと思います。
(たまに怠けたり息抜きしたりも、ちょっと必要ですが~笑)

 さて最後に、特別企画の法話会のお知らせです。

 いよいよ平成の時代が残り少なくなってきました。
 私にとって昭和とは?、平成の時代とは?

改めてじっくり考える機会がないまま あっという間に時代は
速く過ぎ去るばかりでして、漠然とした不安が残るのは
僕だけでしょうか?。

 さまざまな公害問題と災害に揺れた昭和と平成。

 高度成長期から平成~激変した日本の環境と風景

 平成に入って間もなくバブル崩壊

 ゆとり教育がもたらしたものは?

 仏教のものの見方で振り返りますと、昭和、平成と
移り変わりの激しい時代でした。

 今月11月から来年の4月までの半年間、6回連続で
「仏教を通して、
  昭和、平成時代を生きた私を考える」

というテ一マでの法話会を実施いたします。

第一回目の11月と12月のサブテ一マは、
「無常の時代の先に見いだせるものは?」


※日時は下記にてお知らせします。

※さまざまな意味で昭和、平成の明確な線引きが
難しいため昭和と平成の両方を取り上げます。

西蓮寺特別企画
        法話会
お知らせ

  【
お参り・ 法 話・ 茶菓子を
   いただきながら座談


テ一マ

 
仏教を通して、

  昭和、平成時代を生きた私を
               考える
 

サブテ一マ

 無常の時代の先に見いだせるものは?


                  【前半】


日にち  11月18日(第3日曜) 住所は下記にて

時間   午後1時30分

法話   川村 寿法

お勤め  
座談会  川村 寿法・ 妙慶
  

エフコ一ブ発行の冊子に毎回、寿法の
  原稿が載ります。
 【※九州を中心に発行される冊子です。】

 テ一マ 「ほんとうの意味で可能性を開くとは」

 「その後の兎と亀」の話が出ます。

兎亀山 西蓮寺 
北九州市門司区東門司二丁目
7一21 (バス停東門司二丁目)

門司港駅からバスで8分位
田ノ浦行【※海岸通り

電話 093-321-3592 






 




kawamurajuhou at 02:09コメント(0) 

2018年10月15日

「約束」とは?

毎日、報恩講の準備に励んでいます。

今日は、朝から夕方までずっと妹とともに報恩講の
準備と、寺のさまざまな作業で大忙しでした。

妹が二十数年間続けて取り組んで来た西蓮寺の
報恩講に、初めて やむを得ずに参加できない
理由を知りました。
北陸の輪島という地域のある真宗寺院が、長い
寺院の歴史を終える事になりました。
 その最後の行事での大事な講師役を、妹が
四年前から託されていた、という事でした。

 北陸と言えば、兎亀山西蓮寺にとりまして
大切なご縁のある地域です。
 僕が執筆して来ました「その後の兎と亀」や、
「その後の浦島太郎」をご熱心に期待して
くださる方が北陸のいくつかの地域におられまし
て、いつもお気持ちのこもったお手紙を送って
くださります。
 
 今、取り組んでいます「その後の浦島太郎」
のテ一マは二つあります。

 一つ目の、その後の浦島太郎の大きなテ一マは、
「約束」です。

 浦島太郎は、助けた亀に連れられて竜宮城に行き、
夢のようなもてなしを受けました。
そして故郷に帰る日のこと。
竜宮城の姫から玉手箱を受け取った時に
添えられた言葉として、「この玉手箱は決して
開けてはいけない。」 
 この固い約束を破った瞬間に、あっと言う間に
年老いてしまった浦島 太郎。

 この後、浦島太郎に突き付けられたものは、
「約束」でした。
 自分の人生は、果たして約束や、初心の誓いと
いうものを、まっとうに守った事があるのだろうか?。
自分に問いかけるための、その後の浦島太郎の
旅が始まります。

 その後の浦島太郎の大事なテ一マ、2つ目は、
「失った時」です。

 その後の浦島太郎は、言葉にできない苦悶を、
ある日は天に、ある日は地にぶつけます。
「長い時を一瞬にして失った自分が直面しているのは、
世界の誰とも比較さえできないほどの不幸であることに
疑いの余地すらないわ。」

 しかし、しばらく経ったある日、まったく思いがけもしない
問いが起こります。

思えば苦難ばかりの人生であった。
長い時を一瞬間で失ったのは、
果たして不幸なのだろうか?。
もしかしたら、
もしかしたら究極の安楽だと言えないだろうか?。

 その後の浦島太郎の、苦悩の問いかけの暮らしが
始まります。

 先ほども伝えましたように、苦難の多い私達の
人生です。
 お釈迦さまの説かれる「生・老・病・死」の苦難を通して
聞く真宗の教えとは何でしょうか。

 また、未完成な私達凡夫の「約束や、初心の誓い」
とはどのようなものでしょうか?。

 そして、阿弥陀如来さまの「本願によるお約束」とは
私にとって何でしょうか。

 今月21日は、真宗の最重要法要であります
報恩講があります。
 また西蓮寺では、第3日曜に法話会が
あります。

 仏法を通して、自分をいつもとは違う角度で
見つめていきたいものです。

西蓮寺報恩講お知らせ

日にち  10月21日日(第3日曜)

時間   午後1時30分

講師   藤谷 知道 師【大分県宇佐市】

法話の後、一階の総合室にて、皆さんと
食事 弁当と、西蓮寺伝統の、おでん
ご講師を囲んで座談会

弁当のご注文を、10月20日午後4時30分
までに下記までお願い致します。
【住職が不在の場合は、留守番電話に
お伝えください】

妙慶から参加者の皆さまへの、真心プレゼント
があります。

北九州市門司区東門司二丁目
7一21 (バス停東門司二丁目)
門司港駅からバスで8分位
田ノ浦行【※海岸通り

電話 093-321-3592 





















kawamurajuhou at 21:52コメント(4) 

2018年09月11日

科学万能の時代ゆえ、あえて「人間」とは?

いきなりですが、皆さんは、生活全般に
おいて飛躍的に超便利になった生活に
疑問は起こりませんか?。

パソコン、携帯電話、スマホ、全自動掃除機
乾燥機付き洗濯機など、私達の
生活は劇的に進化し発展しました。

最新式の全自動掃除機などは、四隅まで
掃除をしてくれるまでに進歩しまして、
僕としては単なる機械の概念を超えて、
「人間の手足となって働くロボットの原型」と
言っても大げさでは無い超高性能機械
だと受け止めています。

科学の進歩を否定するつもりは
ありません。
しかし、仏法を通して人間と科学社会との
関わりを別の角度から見直してみる
事が必要と常に考えています。

料理につきましても、手作業を大幅に省略
できる便利な家庭用の高性能機械類が
次々と増えています。

後始末が面倒と言われる天ぷらも、
油を一切使用しなくてよい、後始末も
簡単な揚げ物用の高性能機械を
知人の主婦の方が購入なされて
とても喜んでます。
便利過ぎて速すぎる生活の進化に疑問を持つ
僕ですが、ちょっぴり、「簡単に天ぷら揚げたいし、
あったら便利だな」と思いました。
しかし、すぐに、「ぶれてはいけない!」と、
自分に言い聞かせました。(笑)

僕は、超便利な現代の
激流のような進歩に逆らうかのごとく
スマホもクレジットカ一ドも持たないように
踏ん張っていますが、取り残されてゆく
感覚は強くなるばかりです。
(いつもクレジットカードを威張って使う?妹を
見ていると、一回だけはクレジットカードなるもの
を使う体験はしてみたいです。※一回だけ)

日常の中で毎日のように
科学の進歩と超高性能機械の
日常化が話題になる事はあっても、
「便利過ぎるがゆえの人間の退化」 について
論じられる事が無いことにいささかの
不安を感じます。
【僕は怠け者ゆえ、なおさら危機感がある】
皆さんは、どのようにお考えでしょうか?。

今月の彼岸会の法話をきっかけに、
科学が劇的に進化する時代ゆえ、あえて
仏法を通しての「人間」とは何か?。

また「人間と、高性能科学社会との関
わり」について何度もさまざまな角度から
取り上げていきたいと
思います。

西蓮寺彼岸法話会お知らせ

  【
お参り・ 法 話・ 茶菓子を
   いただきながら座談


テ一マ  人間 

サブテ一マ  人間と、万能科学社会との関わり

日にち  9月月16日(第3日曜)

時間   午後1時30分

法話   川村 寿法

北九州市門司区東門司二丁目
7一21 (バス停東門司二丁目)
門司港駅からバスで8分位
田ノ浦行【※海岸通り

電話 093-321-3592 









kawamurajuhou at 23:26コメント(7) 
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