2008年12月13日

合格発表の日

12月13日土曜日 午前8時45分。

昨日が第58回税理士試験の官報発表日で、科目合格は今日から郵送で送られてくることになります。

昨日の官報を見て本当に驚きました。
私の知っている人の名前が、福岡地区だけでなく、大阪地区から西の地区の中で、たった1人しかいなかったのです。

官報合格する予定の人を、川野塾の塾生はもちろん、過去TACで指導していた頃の受験生や私の昔の受験仲間で、あと1科目で税理士という人を含め、20人近くはいるのですが、そのうち1人しか合格していませんでいた。

あらためて、この試験の厳しさを実感させられました。

考えてみてください。
既に4科目合格しており、あと1科目で税理士試験が終わるというモチベーションと、今年1科目合格しても、まだ来年以降も税理士試験が続くという状況でのモチベーションでは、どちらが強いと思いますか?

もちろん、あと1科目で税理士試験が終わるというときのモチベーションが、強いはずです。

だから、官報合格を狙っていた人はこの1年間ものすごく勉強してきていたのです。

そして、その結果がこれなのです。

今日から届き始める科目合格の結果は、さらに厳しいものになると思います。

簿記論の合格率が14.2%、財務諸表論は16.1%と、会計科目は依然高い合格率ですから、3年以上簿財をやった人であれば、合格してくるでしょう。

もちろん簿財を合格した方には、心からおめでとうと言います。

しかし、来年の税法科目合格のために、この現実を知っていてほしいのです。

このブログを読んでいる、あなたは優秀だと思います。
自分は他の人とは違うという自信と、絶対に税理士になってみせるという自身を持っているはずです。

もし、そうでないのであれば、今すぐそう思い込んでください。
この試験を合格するためには、自信は絶対に必要です。自分の力を信じることが出来なくで、この競争試験に勝てません。

試験結果は出ました。来年受験することも決まったはずです。

不合格であるということを理解してしまった瞬間、血の気が引いたでしょう、鳥肌がたったでしょう、手が震えたでしょう。そして、涙が出たでしょう。

たった1枚の紙切れに、これほどの力があるのかと思えるくらいの衝撃だったはずです。

しかし、それは今まで合格してきた人が必ず経験してきた道です。まさに地獄です。

そしてその瞬間、心の底から「合格したい」と感じたはずです。

大切なのは、その気持ちを忘れないで、心にしっかりと刻み込むことなのです。

人間の脳の構造は、悲しいこと、辛いことはすぐに忘れるようになっていると聞いたことがあります。
そうしないと、精神に影響を及ぼすという自己防衛のためだそうです。

しかし、税理士試験の受験生にとって、今日の日は絶対に忘れてはいけません。
だから、心に刻みつけてほしいのです。

そして、来年の今日は、この悔し涙の何十倍、何百倍もの嬉し涙を流してください。

2008年08月29日

法人税法 恐怖のスパイラル現象

あなたはもう次の科目選択は決まりましたか?

ほとんどの専門学校では「早期割引」ということで、8月中の申し込みを急いでするように煽っている時期です。

それでも、どうせ申し込むなら少しでも安いほうがいいわけですから、私はこの「早期割引制度」を利用することは大賛成です。

今日は、法人税法の申込みをした方に是非知っておいてほしい「恐怖のスパイラル現象」についてお話しします。

(躡發亮験が終わった後に法人税法に進む。(気合いが入っているものだから、8月から理論を覚え始めたりしている)

△笋呂衒躡發醗磴ぁ⊆駄海紡┐靴討い襪里如△垢瓦楽しく勉強が出来る。(法人税選択してよかった〜)

4ヶ月勉強した12月になって、一番面白いところで今回の結果発表が来る。

い海海如∧躡癸臆別椶帽膤覆靴進は、さらに気合いが入って、法人税の勉強をしていくので、トントンと合格していくことでしょう。

が、問題はここで簿財のどちらか(又は両方)を残してしまう方なのです。

原則的には、残した科目である簿財に戻るべきであるが、法人税法の魔力にとりつかれてしまい、そのまま法人税法を続ける方が本当に多いのです。(講師が何を言っても、まず聞きません。自分だけは人とは違うんだと意地になっています)

そして、ここから恐怖のスパイラル現象に入っていくのです。

ィ鰻遏■卸遒楼嫦呂入っているものだから必死で勉強するが、確実に法人税のボリュームに押しつぶされ始める。

Γ碍遏■慣遒砲覆襪函嶌Gはやばいかな」と感じ始め、やはり簿財に戻ろうかな、いやこのまま続けようかなと、気持ちがフラフラの状態になり、さらに法人税が遅れ始めていく。

直前期の5月頃になって、理論も計算も合格レベルに達していないことに気づき、「今年は計算中心でいって、2年計画にしよう」などと、誰もが考える素人レベルの判断をしてしまう。(ここで、簿財に戻れば、まだ可能性は残っているのだが…)

┐海里茲Δ幣態で本試験を迎えるが、2年計画などとなっているものだから、思ったより計算も伸びずに、1年に1回しかない本試験を無駄にしてしまう。

結局、税理士試験2回受験でよくて簿財の1科目、かなりの方は2回受験で科目合格なしという、当初の予定から大きくずれてしまう結果となる。

どうですか?これが簿財から法人税を選択する方の、一番多い現象なのです。

この中で税理士試験を続けていくにあたり、知っておかなければならないポイントを3つ挙げておきます。

1.簿財の初年度受験者で2科目合格する人は、あなたが思っている以上に本当に少ない。

2.法人税法を初年度で合格する確率は、簿財消の3科目を初年度で合格する確率に等しい。

3.よって、簿財2科目を初年度で合格できない人が、法人税を初年度で合格する確率は、ほとんどゼロになる。

少し気分が悪くなる話をしてしまいましたが、これが現実なのです。

税理士試験は、1年に1回しかありません。だから、だから1年も無駄にしたらいけないのです。

短期合格の秘訣は、一番合格に近い科目から合格していくことなのです。




2008年08月04日

お疲れさまでした

川野塾 塾生の皆さん。

今日まで、本当にお疲れさまでした。

いよいよ明日から、第58回税理士試験が始まりますね。

毎日、毎日、応援メールを携帯に送信して、周りの人達からは、「また川野塾から?」と冷やかされたという話しも、数件耳にしました。

それでも、塾生の方々が12月の結果発表の時期も、2月3月そして5月という会計事務所にとって繁忙期の時期も、気持ちを切らさずに勉強を続け、この日を迎えることができたことが、本当に嬉しいです。

社会人受験生にとって、1年間予定どおりに勉強して、本試験を受験することがどれほど難しいことでしょうか。

かなりの受験生が、12月に、2月に、3月に、そして5月に、少しずつ試験から気持ちが離れていき、勉強しなくなり、そして6月が終わったころになって、「ああ、ちゃんと勉強しておけばよかった」と後悔してしまう。

試験を受ける前から、自分で自分の合格を消してしまう。

私はこのような社会人受験生を、たくさん見てきました。

税理士試験は、頭のいい天才が合格する試験ではありません。

毎日毎日をストイックにコツコツと努力していく秀才が合格する試験なのです。

それを実践させられる塾生の方々は、本当に苦しかったと思います。

どんなに職場やプライベートで嫌なことがあったり、仕事が忙しくて大変だったりしても、夕方6時になると
「お疲れさまです川野塾です。今日の予定勉強時間2時間、今週の累計勉強時間3.5時間、今週の目標勉強時間18時間です。今日は仕事終わって勉強出来そうですか?12月に笑うために、今、泣きましょう。」
といった応援メールというより、脅迫メールのようなものが届くのですから。

でも、このメールも、今日で終わりです。

明日からは、もう届きませんから、心配しないでくださいね。

本当に今日までお疲れさまでした。

「人事を尽くして天命を待つ」が川野塾の理念です。

あなたは、その人事を尽くしました。

ですから、これより先は神のみぞ知る領域です。

今日はゆっくり休んでください。

そして、明日は緊張などすることなく、いつものように、これまでと同じように、与えられた問題を、集中して解いてください。

それが終われば、夏ですよ。

キューと冷えた、美味しいビールがあなたを待っています。

Good luck!

2008年04月11日

お医者さま

最近よく「医者不足」だという言葉を耳にすることがありませんか?

私は、医者という仕事は星の数ほどある仕事の中でも、尊敬する仕事の一つだと考えています。

人間が出来る能力の中で、他人の命を助けるということ以上のものがあるでしょうか。

しかし、先週の朝日新聞の一面に載っていた記事を読んで愕然としました。

激務と言われている救急病院についてです。

4月7日(月)朝日新聞朝刊 一面より

救命現場 搬送の嵐

朝から立ちっぱなしで手術に立ち会っていた外科の浜田医師(42)が救命救急センター医師控室に戻ってきたのは、午後6時半。濃いひげをいっそう濃くして、頭をかきむしった。これから当直だ。

東京大田区の東邦大学医療センター大森病院。同様に朝から勤務する藤本医師(31)と研修医(25)も当直についた。午後7時半すぎ、夕食の出前を注文したとたん、重篤患者の受け入れを要請する電話(ホットライン)が消防から入った。

脳動脈瘤のある80代の女性が意識障害という。動脈瘤破裂かもしれない。医師9人が1階の初療室に入った。
10分後、顔が紅潮し目を見開いた女性が救急車で到着。「血圧は?」との声に「190/110」「わかりますか?」と藤本医師が声をかける。「ニカルピン、ニカルピン」浜田医師が降圧剤投与を指示した。
すぐCT室へ。コンピューター断層画面が映し出された。最悪の動脈瘤破裂ではない。視床出血だった。ほっとした空気が流れた。
看護師の携帯が鳴る。「先生、ホットラインです」午後8時45分、20代の男性が運び込まれた。オートバイで乗用車と衝突した。顔は腫れ上がり、腕も折れている。男性が痛みで叫び声を上げる。再び看護師の携帯が鳴った。またホットラインだ。「(受け入れは)無理!」浜田医師の声が響いた。

午後11時前にやっと夕食にありつけた。その後も午前0時すぎに吐血した70代の女性が、早朝には交通外傷の患者が来た。眠る時間はほとんどなかった。

救命救急センターの医師は全部で14人。研修医を入れて3人が当直につく。2交代制の看護師は約100人。午後4時30分から午前9時までは30床を15人前後でみる。

当直明けも医師の勤務は通常通り。医師たちはそのまま仕事を続け、夜まで働いた。午後8時15分、藤本医師が控室で栄養飲料リアルゴールドを飲み干した。この日5本目だ。「バタンキューで寝て、また明日ですね」病院を出たのは午後11時前。勤務は前日から39時間に及んだ。

9年目の医師に給料明細を見せてもらった。基本給は15万円、当直は5回で5万6,500円、総支給額は26万7,020円だった。アルバイトで週に1日半、外の病院で診療し、泊まりもする。1日約9万円、泊まりは1回約4万5千円。
救命救急センターの吉原教授(54)は「勤務医が足りない。その影響が一番出るのが救急だ」と話した。
以上

いかかですか?
連続39時間の勤務、しかも常に気を抜くことが許されない救急病院での仕事。
やはり一番驚いたのは、給料の額ですよね。

自分の仕事に対する甘さを、ガツーンと思いきり後ろから殴られたような衝撃を受けた気がしました。

2008年03月28日

お薦めの一冊

私が公私共々にお付き合いさせていただいてるKさんという社長は、毎月「K通信」というものを発行して、無料で郵送してくれます。

この「K通信」では、お薦めの一冊ということで、最近新刊された本の中から是非読んでほしいというものを独特の言い回しで紹介してくれるのです。

その中でも今月号の案内文がとてもよかったので、皆さんにも紹介します。

(K通信癸械靴茲蝓

『世界一愚かなお金持ち、日本人』 マダム・ホー著/ディスカヴァー・トゥエンティワン

万年筆「モンブラン」の意外な効用をご存知ですか?

モンブランといえば誰もがすぐ頭に浮かぶ、高級万年筆の代名詞。あのキャップをくるくる回してはずす、持ちやすさ優先の太目のペン。そのスタイルを、実に80年以上も保ち続けているそうです。

「例えば、実印が丸くて、特に上下を示すしるしがないのには理由がある、という話を聞いたことがありますか?
それは重要な書類を交わす局面で、実印の上下を確認するあいだに、最後にもう一度考える時間と一呼吸とることができるからだそうです。

同じことがモンブランのペンにも言えます。ノック式のペンではなく、ねじるタイプやキャップ式のペンは、ねじったりキャップを外したりする少しの時間のあいだに、もう一度頭の中で再確認するのです」(本書より)

大切な契約書に印鑑でなく、「署名」する欧米のエグゼクティブにとっては、いまだに重要なアイテムなんですね。

今回ご紹介するこの本には、ほかにも 「ターミネーター」シュワルツネッガー氏の政治資金蓄財術など、海外で豊富な投資実績をもつ著者による、面白くてためになるノウハウがいっぱいです。
ぜひともご一読をおすすめします。(以上K通信より)


いかがですか?
あなたもこの本が読みたくなりませんでしたか?

私はさっそく、この週末に読む予定です。

もちろん税理士試験の勉強が最優先ですが、息抜き代わりになると思いますので、参考にしてみてください。

2008年03月23日

危機感

もし、あなたが今、ベンチャー企業を設立して税理士さんに顧問契約をお願いするとしたら、いくらで顧問契約をしますか?

実際に資格を持った税理士が毎月1回訪問してくれて、自分の夢や悩みを聞いてくれる。さらに、直近の試算表を見ながら、経営分析や事業計画の相談にものってくれる。このような税理士であれば、毎月3万円の顧問料は安いでしょう。

しかし、ほとんどの税理士事務所では、監査担当者という職員(もちろん無資格者)が来る。それも、思い出したようにしか来ないことも多い。その上、やっと慣れてきたと思ったら2年くらいで変わっていく(ほとんどが担当者の退職により)。そして新しく担当になった人は、名刺の出し方も挨拶の仕方もよく知らないピカピカの1年生。経営指導どころか、こちらが社会人教育をしてやらないといけないような始末。

これは決して大げさなことではないということは、税理士事務所職員の方であれば分かりますよね。

ところが顧問先も、安い顧問料(実際には、安くないのだが)でやってくれてるし、長い付き合いで、今さら税理士事務所を変えるのも何かと面倒くさいから、このままでいいか。と、あまり税理士事務所に期待していない。

これを、一般的に「腐れ縁」というのです。

このような関係で税理士事務所が10年後も存続していると思いますか?

私は、「NO」だと思っています。

それでも、税理士である限り、税務の専門家としての立場は確保することが出来るでしょう。税理士はそれだけの勉強(税理士試験合格)と実務(最低でも実務経験2年以上)を体得しているのですから。

問題は、税理士資格を持っていない、税理士事務所の職員なのです。

税理士事務所で働いている方は、自分の名刺を見てみてください。

自分の名前の横、又は上に、「税理士」と入っていないでしょう。

これは余談ですが、私は、修行時代に、自分の名刺の上に、ボールペンで「税理士」と書いて、いつか必ず本物の肩書きをつけるんだと、自分自身に自己宣言したことがあります。

近い将来、肩書きを持っているが仕事はまだまだの若い有資格者に、肩書きをもっていないベテランの事務所職員が、使われる時代が来るでしょう。

事実、福岡市内の大手の税理士法人では、そのような傾向が出ているとも数年前から聞いています。(仕事ができるベテラン職員より、仕事が出来ない勤務税理士の方が、給料が高い等)

この流れに逆らうことは、不可能です。

このまま、事務所で与えられた仕事だけをまじめにやって、所長の信頼を得て、クライアントの評価も高くなれば、5年後も10年後も安定した生活が出来る。

もしあなたが税理士業界をこのように思っているのであれば、すぐにでも危機感を持ってください。

2008年03月16日

もう一人の塾長

一昨日、知人の社長からの紹介である方とお会いしました。

その方は、福岡市東区香椎で「川村理系塾」という個人塾を経営している川村さんという方です。

川野塾を開校してから3年になりますが、初めて私以外に「塾長」という肩書きをつけた方とお会いしました。

川村先生は、基本的に小学生から高校生までを対象に、理系科目(英数理)の個人指導をされているのです。それも自宅の一部を教室にしてやっているのですから、まさに現代版寺子屋ということになるのでしょう。

そういえば、川野塾も開校当初はよく「どこで塾をやっているのですか?」と聞かれましたものでした。

川村先生の学歴や職歴であれば、無理に個人塾などしなくても、大手の予備校でたくさんの学生を対象に教壇に立つことも可能でしょうし、本人もそれくらいであれば、いつでもで出来ると言われてました。

「では、なぜ個人塾をやっているのですか?」とストレートに質問したところ、先生の回答は私がTACの講師を辞めて、川野塾を開校した理由と全く同じでした。

「出来る子供は、どのような環境でも例え塾などに通うわなくても、成績は伸びます。希望校に合格します。これに対し、出来ない子供は、どんなに有名な大手の進学塾に通っても成績は伸びません。希望校にが合格出来ません。この現実を予備校では教えないのです。私はそれが嫌だから、個人塾をやっているのです。」

私と同じ気持ちを持って、本気で受験指導をやっている方とやっと知り合うことが出来ました。

この出会いを大切にしたいと思っています。

川村理系塾のホームページはこちらです。
- 福岡市東区香椎の個人塾 川村理系塾 –
http://ww2.tiki.ne.jp/~kawamura/index.htm

2008年03月07日

映画 「それでもボクはやってない」

先週の土曜日、テレビで「それでもボクはやってない」が放映されました。

これは、昨年映画館で公開されていたもので、一時期は書店にもその原作本が山積みされていたりして、知っている方も多いと思います。

内容は、フリーターの男性が通勤ラッシュの電車で女子中学生から「痴漢したでしょ」と訴えられる場面から始まります。

まったく身に覚えのない彼は、話せば分かってもらえると思い、大人しく駅の事務室に行きます。

しかし、「ボクはやってない!」という訴えもむなしく、そのまま警察に連行されてしまうのです。

どんなに自分が無罪であるかを訴えても警察、検事はもちろん裁判官まで信用してくれず、最終的には懲役4ヶ月、執行猶予3年の有罪判決を受けるという結末で終わります。

警察に連行された直後の脅迫に近い取調べから、担当検事の対応、そして本来は中立公平な立場にある正義の法の番人の裁判官による一方的な悪意に満ちた判断。

「自分は絶対に痴漢をやってない」ということが本当の真実であるにも拘らず、真実でないことが真実になっていくという怖さ。

そして冤罪が出来上がっていくという現実。

決して他人事ではないということで、見ていて心の底から震えを感じ恐ろしくなりました。

来年には私たち一般市民が参加する裁判員制度も始まります。

平々凡々と生活している自分に緊張感を持たせたい方は、是非見てください。

お薦めです。

2008年02月29日

本当にやっていた脱税事件

今日、昼のNHKニュースである脱税事件が流されました。

消費税の納税義務制度を悪用したものです。

早速、インターネットでその記事を見つけましたので紹介します。

(記事)
 神奈川県内にある人材派遣会社○○社が、06年3月期までの3年間で消費税約2億5000万円を脱税したとして、東京国税局が同社と社長を消費税法違反の疑いで横浜地検に告発していたことが分かった。同社は指摘を受け、既に修正申告しているという。

 ○○社によると、同社が請け負った倉庫内作業などに、同社から従業員を派遣していたにもかかわらず、実態のない会社に外注し、その会社から従業員を派遣したように装い消費税を免れていたという。

 消費税は、売り上げにかかった消費税額から、仕入れにかかった消費税額を差し引いた額を事業者が納める。人材派遣業の場合、仕入れの大半は従業員への給与だが、給与の支払いには消費税がかからない。○○社は、派遣の事業自体を別会社に発注することで、消費税の納税額を圧縮していたとみられる。

 資本金が1000万円未満の法人は、設立後2年間は消費税を免除されることになっており、○○社はこの制度を悪用し、ダミー会社の設立・倒産を2年以内に行い、脱税を繰り返していたという。

 民間調査会社によると、○○社は01年2月設立で、倉庫内で仕分けや梱包(こんぽう)発送業務を大手企業から請け負っている。07年3月の売上高は31億6800万円。

 ○○社は「会計士からのアドバイスでやっていたが、国税局から指摘を受けて改めた」とコメントしている。
以上

新規法人を2年毎に設立して、常に消費税の納税義務者でないようにして、その会社に多額の外注費を支払う方法は、この業界にいる人であれば一度は考えたことがあると思います。
しかし、それを本当に実行する人がいるとは・・・・。

しかも最後のコメントにある、「会計士からのアドバイスでやっていたが」という言葉。

事実関係が分りませんので個人的なコメントは控えますが、このようなニュースはもっと大きく報道してもらいたいものです。

2008年02月22日

確定申告期間の考え方

今年も確定申告が始まりましたね。

税理士試験受験生と会計事務所職員という2つの顔を持っているあなたにとっては、一番大変な時期になったはずです。

そして明日は確定申告が始まって最初の土曜、日曜になります。

さあ、あなたはこの土日に何時間勉強する予定にしてますか?

かなりの方は、明日も休日出勤して仕事をするのではないのでしょうか?

税理士事務所の仕事はとてもやりがいのある楽しい仕事だと私は確信しています。

だから、税理士試験の勉強をするよりも確定申告書をどんどん作成していくほうが絶対に楽しいはずなのです。

勉強の1時間はなかなか確保できないですが、残業の2時間などはあっと言う間ではないですか。

所長が帰った後の事務所で、同僚と一緒にクライアントの税金を1円でも安くするために、必死になって考える。

特に所得税は日頃使っていないだけに専門的だと感じる規定が多く、それらを駆使していくことは、とても気持ちいいと感じるはずです。

休日出勤もある意味イベント的な要素があり楽しいことです。

しかし、確定申告が終わると本試験まであと140日、20週間になっています。

絶対に自分が税理士試験の受験生であることを忘れないでください。

毎日、夜寝るときに「今日、自分は税理士試験に合格するために何をしたのか?」を自問自答してみてください。

どんなに忙しくても、平日1時間の勉強は必ずやってくださいね。

それもダラダラした1時間ではなく、集中して1時間の勉強をです。