2008年04月

2008年04月11日

お医者さま

最近よく「医者不足」だという言葉を耳にすることがありませんか?

私は、医者という仕事は星の数ほどある仕事の中でも、尊敬する仕事の一つだと考えています。

人間が出来る能力の中で、他人の命を助けるということ以上のものがあるでしょうか。

しかし、先週の朝日新聞の一面に載っていた記事を読んで愕然としました。

激務と言われている救急病院についてです。

4月7日(月)朝日新聞朝刊 一面より

救命現場 搬送の嵐

朝から立ちっぱなしで手術に立ち会っていた外科の浜田医師(42)が救命救急センター医師控室に戻ってきたのは、午後6時半。濃いひげをいっそう濃くして、頭をかきむしった。これから当直だ。

東京大田区の東邦大学医療センター大森病院。同様に朝から勤務する藤本医師(31)と研修医(25)も当直についた。午後7時半すぎ、夕食の出前を注文したとたん、重篤患者の受け入れを要請する電話(ホットライン)が消防から入った。

脳動脈瘤のある80代の女性が意識障害という。動脈瘤破裂かもしれない。医師9人が1階の初療室に入った。
10分後、顔が紅潮し目を見開いた女性が救急車で到着。「血圧は?」との声に「190/110」「わかりますか?」と藤本医師が声をかける。「ニカルピン、ニカルピン」浜田医師が降圧剤投与を指示した。
すぐCT室へ。コンピューター断層画面が映し出された。最悪の動脈瘤破裂ではない。視床出血だった。ほっとした空気が流れた。
看護師の携帯が鳴る。「先生、ホットラインです」午後8時45分、20代の男性が運び込まれた。オートバイで乗用車と衝突した。顔は腫れ上がり、腕も折れている。男性が痛みで叫び声を上げる。再び看護師の携帯が鳴った。またホットラインだ。「(受け入れは)無理!」浜田医師の声が響いた。

午後11時前にやっと夕食にありつけた。その後も午前0時すぎに吐血した70代の女性が、早朝には交通外傷の患者が来た。眠る時間はほとんどなかった。

救命救急センターの医師は全部で14人。研修医を入れて3人が当直につく。2交代制の看護師は約100人。午後4時30分から午前9時までは30床を15人前後でみる。

当直明けも医師の勤務は通常通り。医師たちはそのまま仕事を続け、夜まで働いた。午後8時15分、藤本医師が控室で栄養飲料リアルゴールドを飲み干した。この日5本目だ。「バタンキューで寝て、また明日ですね」病院を出たのは午後11時前。勤務は前日から39時間に及んだ。

9年目の医師に給料明細を見せてもらった。基本給は15万円、当直は5回で5万6,500円、総支給額は26万7,020円だった。アルバイトで週に1日半、外の病院で診療し、泊まりもする。1日約9万円、泊まりは1回約4万5千円。
救命救急センターの吉原教授(54)は「勤務医が足りない。その影響が一番出るのが救急だ」と話した。
以上

いかかですか?
連続39時間の勤務、しかも常に気を抜くことが許されない救急病院での仕事。
やはり一番驚いたのは、給料の額ですよね。

自分の仕事に対する甘さを、ガツーンと思いきり後ろから殴られたような衝撃を受けた気がしました。