ライブドア VS フジテレビ
ライブドア社のニッポン放送に対する買収工作の手法については、将来的に議論の余地はあると思います。ただ、法律に違反しているような点はないように思います。一方の、フジテレビとニッポン放送の対応策。これはちょっと法的には“クロ”に近いのではないかなあと思います。私は、相場参加者として、市場ルールに違反する行為は良くないと考えます。その観点から、今回のフジテレビの対応策を認めてしまうと、もはや企業防衛のためにはルールを飛び越えて何でもありになってしまいます。なので、法的な解釈の下ではフジテレビ側の分が悪いと思っています。
この件に関して、宮澤喜一元首相は、「気持ちには抵抗があるが、頑張って一生懸命やんなさい」と、ライブドア社に好意的な発言をしたそうです。同じ日本の首相経験者である森喜朗氏が、物凄い勢いでライブドア社の堀江社長個人を誹謗中傷したのとは対照的ですね。
森氏の子供じみた発言に対して、宮澤元首相の“大人な”発言が印象的でした。英語が堪能でグローバルな見識を持つ宮澤氏の、あらゆる側面を総合的に判断した上での意見表明であったと推測します。若い人の多少のマイナス面には目をつぶって、長い目で見た日本経済活性化のためにプラス面を評価する宮澤氏の考え方に私は共感しました。
今日のポジション(2/28)
「ドル売り・円買い」ポジションを継続保有します。
<EUR/USD>
「ユーロ買い・ドル売り」ポジションを継続保有します。
USD/JPYは引き続き104円〜106円での膠着状態をどちらの方向に脱するかに注目しています。EUR/USDは先週末はやや急落する場面もありました。現状では、1.32台をキープすることが重要であると考えます。従って、再び1.32割れがあるようだと戦略変更を検討します。
玲子さんの現在の戦略
USD売りJPY買い5万ドル 取引レート104.50 重要ポイント105.80〜106.00あたり
EUR買いUSD売り5万ユーロ 取引レート1.3101 重要ポイント1.31台後半
*取引レートは玲子さんが売買執行したレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。
上田ハーロー
あれは一体何なのか?
上田ハーローとは普通の民間会社と同じで、営利目的の株式会社です。為替取引注文の仲介をしています。よく映像で出てくる場面はまさに取引の仲介を行っている様子です。たくさんの相場参加者の様々な注文をつなぐのが役割です。為替レートは皆さんご承知の通り刻々と変化するため、あのように1秒を争うような取引風景が生まれるのです。
昔、東京証券取引所での株の取引風景も、大人たちが押し合いへし合いしている様子がありました。あれに似ています。しかし、ひとつ違うところがあります。
株は取引所などの具体的な市場を通して売買されることが多いですが、為替には明確な市場というものが存在しません。上田ハーローもあくまで東京為替市場のごく一部に過ぎません。
近年は、上田ハーローなどの仲介業者を通じた取引は減少傾向にあります。皆さんが為替証拠金取引などで出した注文は、おそらく大部分は上田ハーローとは関係のないところで取引されていると思われます。
そんな中、仲介業者たちは為替のデリバティブ取引に力を注いだり、合併したりして生き残りを図っています。
玲子さんの戦績(2月21日〜2月25日)
2004年7月22日100万円で為替投資を始めた玲子さん。為替王の「今日のポジション」を見ながらUSD/JPYとEUR/USDの売買をしています。前週末で163万円だった資産は、今週末時点で158万円に減少しました。USD/JPYは、1月25日に103円50銭で構築したドル買い・円売りポジション5万ドルを2月22日に104円50銭で利益確定しました。同時にドル売り・円買いポジション5万ドルを構築しました。前週末よりも含み益が減少した時点での利益確定であったため成績を悪化させました。
EUR/USDは、2月4日に1.2975で構築したユーロ売り・ドル買いポジション5万ユーロを2月22日に1.3101で損切りしました。同時にユーロ買い・ドル売りポジション5万ユーロを構築しました。
玲子さんの過去の戦績については、こちらを参照。
玲子さんが見ている「今日のポジション」は、こちらを参照。
為替王倶楽部では現在、玲子さんの3月最終週終了時点での運用成績予想アンケートを実施しています。最近の横ばい傾向が続くのか?上がるのか?下がるのか?とても楽しみですね。まだの方は是非ご参加ください!
アルゼンチン、あれから3年
それ以来、国の再建に取り組んできたアルゼンチンですが、最近では10%近くの高い経済成長率を達成しています。アルゼンチンの株価指数は過去3年で6倍程度上昇しました。そして、問題の財政も黒字化していて、黒字額は過去最大を記録するまでになりました。
こうした中、アルゼンチンはデフォルトして以来初めての、国債発行を計画しています。世界にはアルゼンチン国債に投資したいと考える投資家もいるようです。最近の新興国市場への投資意欲の高まりなども背景にあるのかも知れません。
ちなみに、アルゼンチンの通貨単位はアルゼンチン・ペソです。昔は米ドルにリンクするドル・ペッグ制でしたが、2002年2月から変動相場制に移行しました。今日現在、1アルゼンチン・ペソ=36円くらいです。
そんなアルゼンチン国債ですが、今、投資したいと思うか?
私の答えは、やっぱり「ノー」です。
今日のポジション(2/25)
「ドル売り・円買い」ポジションを継続保有します。
<EUR/USD>
「ユーロ買い・ドル売り」ポジションを継続保有します。
戦略に変更はありません。USD/JPYは104円〜106円での膠着状態が長期化しています。私のようにドル売り・円買い戦略なら、105円80銭〜106円あたり、逆にドル買い・円売り戦略なら104円前半あたりを損切りポイントに設定して、レンジを放たれるような動きには柔軟に対応したいです。
昨日注目された、米耐久財受注(1月)は前月から減少しましたが、資本財受注が伸びており、総合的には底堅いと判断します。
日米金利差とドル円相場
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きちんとトレースをしたわけでないので恐縮ですが、どうもUSD/JPYに限っては、日米の名目金利差と実際の相場との素直な相関があまりなく、むしろ(他のファクターがワークするためか)逆相関しているような印象があるのですが、もし直近のデータがあればご教示下さい。
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答えを先に言うと、この質問をされた読者様のご認識は正しいです。
日米金利差(名目短期金利差)とUSD/JPY相場の相関を調べると・・・・・。
2004年はマイナス0.2、2003年はマイナス0.4でした。しかし、2002年はプラス0.7でした。
その前に「相関」って何?
ある為替変動要因について、それが為替相場に影響を与えているのかどうか?関係あるのかどうか?をチェックするときに見る統計学的指標です。マイナス1からプラス1までの範囲の数値で結果が出ます。
「めっちゃ関係ある」ときはプラス、「すげーどうでもいい」ときはゼロ、「えっ、逆の関係があるじゃん!」というときはマイナスの数値が出ます。
例えば“要因A”と為替相場との相関がプラス1に近ければ近いほど、Aを信じて投資すれば儲かります。逆に、相関がマイナス1に近いとき、Aを信じて投資すれば大損します。(その逆をやれば大儲けできます。)
相関はもともとは、過去においてどういう関係があったかを調べるもので、そこから発展させて将来を予想するのに利用します。
話を戻しますと。
去年や一昨年の日米金利差は、USD/JPYレートにとって重要なファクターではなかったことがわかります。相関がマイナスでしたので、むしろ日米金利差をもとにUSD/JPY投資した人は損をしていたことになります。しかし、その前の年の2002年まで遡りますと、相関はプラスです。しかも、数値が大きく1に近い。すなわち金利差が為替変動の重要なファクターであったと言えます。
過去2年のUSD/JPYに関しては、金利差というファクターは運用成績を悪化させるものでした。しかし私の考えでは、金利は経済の根幹をなすファクターであり、為替市場全般を分析するときにも、分析対象からは絶対に外せないと考えています。
今日のポジション(2/24)
「ドル売り・円買い」ポジションを継続保有します。
<EUR/USD>
「ユーロ買い・ドル売り」ポジションを継続保有します。
戦略・損切りポイント等に変更はありません。
昨日、USD/JPYは円安になりましたが、AUD/JPYやCAD/JPYは少し円高になりました。これは、一昨日の韓国が外貨準備をUSDから他の通貨にシフトするとのニュースが、昨日否定されたため、特にAUDやCADが対USDで大きく下落したことに伴うものです。
為替王倶楽部 ではAUD/JPYの予想アンケートを実施していますが、先月中旬以降の上昇が急激だっただけに、一旦円高方向に調整すると予想する人が多いようです。
また、来月予定されている英国政策金利予想も実施していますが、それについても大変興味深い結果が出ています。
為替相場に韓流ブーム
2月初旬のG7が終わり、中国人民元の話題もようやく一段落していました。と、油断していたら、中国の次は韓国が出てきました。昨日・今日と、韓国の話題が円相場をかく乱する要因となっています。
どんな話題だったかというと、昨日は、
「韓国の中央銀行が、外貨準備を米ドルから他の通貨にも分散する計画である」
この話題で、米ドルが急落しました。(=円高になりました)
そして今日、
「韓国の中央銀行は、外貨準備として保有するドル資産を売却したり、他の通貨に変更したりする計画はない」
このニュースで、米ドルが買い戻されました。(=円安になりました)
昨日出た話題は、実は、一昨日にすでにニュースとして出ていました。それを、昨日わざわざ大きく取り上げた人がいたようです。さらに、韓国の外貨準備高は円換算で20兆円程度で、そのうち一部のドル資産を売却したところで、大きなインパクトはありません。
私たち投資家としては、余裕があれば韓国経済もチェックするに越したことはありませんが、世界経済における韓国の経済規模や影響度はかなり小さく、必須項目ではありません。
為替市場の“韓流ブーム”は短命に終わるでしょう。
今日のポジション(2/23)
「ドル買い・円売り」ポジションをクローズして「ドル売り・円買い」ポジションを構築します。
<EUR/USD>
「ユーロ売り・ドル買い」ポジションをクローズして、新規に「ユーロ買い・ドル売り」ポジションを構築します。
先週一貫して上昇してきたEUR/USDですが、昨日、お昼前からまたしても上昇し始めました。私が重要ポイントと見ていた1.30台後半をするする上昇し、悩む暇もなく後追いする形で、1ユーロ=1.3101ドルで2月4日から継続保有していたユーロ売り・ドル買いポジションをクローズしました。同時に、ユーロ買い・ドル売り戦略に転換しました。ユーロの上昇が一方的ですので、一旦は調整する場面があるかも知れません。短期戦略としては、そんな調整局面は買い場と考えます。
USD/JPYは昨日円高に進み、1月25日から保有していたドル買い・円売りポジションをほぼ1ヶ月ぶりに104円50銭でクローズすることとなりました。米ドルが対ポンドでも、対ユーロでも先に弱気転換をしていたため、USD/JPYも早い段階で戦略転換しました。私は早期に戦略転換しましたが、104円台をキープしている間は、まだドル買い円売りポジションを継続するとの考え方もあると思います。
ドル売り円買いポジションの損切りポイントとしては、先週来の高値の105円80銭〜106円あたりを目処とします。
EUR/USDは昨日ドル安が大きく進行しましたが、それと比較すると、USD/JPYのドル安の度合いはマイルドです。ドル安予想をするなら相対比較の上では、USD/JPYが狙い目とも言えます。
*玲子さんのポジションは、ドル売り・円買い5万ドル、ユーロ買い・ドル売り5万ユーロ
ポートフォリオ=紙ばさみ!?
ポートフォリオの意味を教えてください。最近よく出てくる言葉で気になってます。
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野村證券さんの用語解説では次のように出ています。
もともとは紙ばさみを意味する言葉であったが、有価証券は紙ばさみに挟んで保管されることが多かったため、この言葉が保有証券を意味するようになった。投資家が保有する有価証券を一体として見る時、それをポートフォリオという。
なるほど・・・。野村證券さんの御解説で言葉の由来はわかりましたが、意味がいまいちピンと来ませんね。具体例を挙げましょう。
例えば、
A子さんが、ライブドア株とNTT株とJR東日本株を保有していれば、それらをひとまとめにして株式ポートフォリオと言います。
B夫君が、日本国債と米国債と豪ドル建社債を保有していたら、それらをまとめて債券ポートフォリオと言います。
C美さんが、米ドルとユーロと英ポンドを保有していれば、それは外貨ポートフォリオです。
D太郎君が、A子さんの株式とB夫君の債券とC美さんの外貨と同じモノをすべて保有していたら、それをD太郎君の資産ポートフォリオと呼ぶことができます。
つまり、ポートフォリオとは複数銘柄を組み合わせたファンドや口座、あるいは資産全体をまとめて指し示すときに使う言葉です。何銘柄以上ならポートフォリオと呼べるという定義はありません。外貨を1通貨、株式を1銘柄しか保有していないとき、それが私の資産ポートフォリオです、と言っても間違いではありません。
業界の人は、ポートフォリオと言うと長いので、単にポートと言ったりします。ポート、ファンド、アカウント、すべて同じような意味で使います。
運用担当者が自分の運用するポートフォリオが全体で大きな含み損を抱えているとき、「ああっ!私のポートが大変だぁ〜!」という言葉を発したりします。
今日のポジション(2/22)
「ドル買い・円売り」ポジションを継続保有します。
<EUR/USD>
「ユーロ売り・ドル買い」ポジションを継続保有します。
具体的な見通し・戦略に変更はありません。
為替王倶楽部では、AUD/JPY予想アンケートを開始しており、その予想も今のところ大変拮抗しています。豪ドル予想のポイントのひとつは何と言っても、豪州中央銀行が現在5.25%の政策金利をどうするか? という点ですが、私は今年前半に利上げをする可能性があると見ており、早ければ来月にもあり得ると考えます。
経済成長率の何を見るか?
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欧州連合統計局が発表したユーロ圏の2004年の経済成長率について教えてください。“2%”の成長率を「4年ぶりの高成長」というポジティブ発言と「米国(4.4%)の半分にも満たない水準」というネガティブ意見がありますが、何と比較する(国?前年?)べきなのでしょうか?
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運用担当者A氏を登場させて仮定の話を交えてお答えします。
運用担当者A氏は顧客から資金を預かり、米国とユーロ圏の経済成長を分析して分散投資をしています。現在、A氏の投資配分比率は、米国に80%、ユーロ圏に20%です。米国の経済成長率は5%、ユーロ圏は1%です。
A氏が一生懸命分析した結果、翌年は米国の成長率は4%に落ち、ユーロ圏は2%に上昇しそうです。A氏は早速、米国の投資比率を70%に落として、ユーロ圏の投資比率を30%に引上げることを決定しました。
このときのA氏の分析結果をよく見ると・・・、
経済成長率は引き続き米国がユーロ圏に優っていることは変わりません。
しかし、過去との比較においては、米国は悪化して、ユーロ圏は改善しました。
A氏の既存顧客のファンドについては、米国資産(米ドル)を売却してユーロ圏資産(ユーロ)を購入するという投資行動を取ります。
一方で、新規顧客がA氏に資金を託せば、A氏は米国にたくさん(70%)投資して、ユーロ圏は少なめに(30%)投資します。
結論として。
過去との比較も、現在における他国との比較も両方大切です。しかし、どちらをより重視するかという点についてはとても難しいです。機関投資家にとっても課題となっていることが多いです。
私は、長期的には絶対的水準での他国との比較に基づき投資比率を決定しながら、短中期的には過去との比較、すなわち変化率を重視して柔軟に比率を操作するのが良いと考えます。
今日のポジション(2/21)
「ドル買い・円売り」ポジションを継続保有します。
<EUR/USD>
「ユーロ売り・ドル買い」ポジションを継続保有します。
具体的な見通し・戦略に変更はありません。
今夜のNY市場はお休みです。大統領の日(Presidents' Day)です。初代大統領ジョージ・ワシントンの誕生日(2月22日)と、南北戦争・奴隷制廃止で有名なアブラハム・リンカーンの誕生日(2月12日)をお祝いする日です。もともと別々の祝日だったのが一緒になって、さらには今では2月の第3月曜日は2人以外の大統領も称える日、という感じになっています。
ちなみに為替王倶楽部の第1回チャット親睦会も明日、ワシントン初代大統領誕生日と同じ日の夜10時に開催です。縁起がいいですね。
人の行く道の裏に花あり
USD/JPYとGBP/JPYについて、先週(2月第3週末=2月18日)の終値予想アンケートを実施していました。
USD/JPYは1週間前は105円台でしたが、先週、円安になるか円高になるか105円台のままか?という質問設定でした。結果は皆さんすでにご承知の通り、105円台で終わりました。実は、これを予想していた人は最も少数派で全体の18%でした。
GBP/JPYは1週間前は197円前後だったですが、先週は200円には達しないか、達した後下がるか、達した後も200円台を超えたままか?という質問設定でした。結果は、200円台をクリアして引けました。これを予想していた人は極めて少なく、全体のたった8%でした。
相場の格言「人の行く道の裏に花あり」
まさに格言どおりの結果でした。
*資産形成・資産保全について私は、実際にはどれだけ資産配分するか?あるいはどれだけのポジション量を構築するかという点が極めて重要だと考えます。しかし一方で、正しく予想するということも重要で、私はそれらを両輪と考えています。
今回、難しい局面で正確な予想をされた方々には“お見事です!”という他はありません。
玲子さんの戦績(2月14日〜2月18日)
2004年7月22日100万円で為替投資を始めた玲子さん。為替王の「今日のポジション」を見ながらUSD/JPYとEUR/USDの売買をしています。前週末で173万円だった資産は、今週末時点で163万円に減少しました。USD/JPYは、まったく売買せず、1月25日に103円50銭で構築したドル買い・円売りポジション5万ドルを継続保有しています。含み益は前週末とほぼ変わりません。
EUR/USDは、まったく売買せず2月4日に1.2975で構築したユーロ売り・ドル買いポジション5万ユーロを継続保有しています。今週EURが一方的に反発したため含み益が一気に吹き飛んでしまい、運用成績の悪化につながりました。
玲子さんの過去の戦績については、こちらを参照。
玲子さんが見ている「今日のポジション」は、こちらを参照。
経済用語解説「信用創造」
バブル崩壊後の日本経済を回復させるために、日本銀行はたくさんのおカネを供給してきました。しかしおカネのめぐりが悪く、経済活性化に上手く作用しなかったから景気低迷が長引きました。では逆に、おカネのめぐりが良い、信用創造機能が上手く働いているとはどんな状態を言うのでしょうか?
信用創造
A銀行に10億円あるとします。A銀行は預金引出しや通常業務に備えて2億円を手元に置いておき、残りの8億円をB会社に融資します。8億円を借りたB会社はそのうち5億円をC会社に工事代金として支払います。C会社は受取った5億円をD銀行に預金します。D銀行は1億円を日々の業務用に置いておき、残りの4億円をE会社に融資します。4億円を借りたE会社は・・・・・。そう言えば、B会社が借りた8億円のうち5億円をC会社に支払いましたが、残りの3億円は・・・・・。
このように、最初10億円だったはずが、いつの間にかぶくぶく膨れ上がっちゃいました。膨れ上がる過程では、それぞれの会社の「信用」が土台になっています。信用がなければおカネを借りられませんし、事業計画を進めることもできません。
このように、信用に基づき、銀行間で預金や融資が繰り返されて、社会に流通するおカネが増えることを信用創造と言います。
今日のポジション(2/18)
「ドル買い・円売り」ポジションを継続保有します。
<EUR/USD>
「ユーロ売り・ドル買い」ポジションを継続保有します。
EUR/USDはまったく調整することなく、私が重要と考える1.30台後半までほぼ直線的に反発してきました。このままですと、残念ながら損切り・戦略転換するなどの対応を検討しないといけません。USD/JPYの見方は変更ありません。
為替王倶楽部でGBP/JPYの予想アンケートを実施したところ、多くの人が、今週中に200円に達することはないと予想していました。実は私もそのうちの1人です。199円あたりで一旦止まると思っていました。週初には197円前後だっただけに、予想以上に強いですね。もし、200円を超えて今週終われば、それを予想していた人はたったの5人しかいません。さあ、どうなるでしょうか?
日銀金融政策は変更なし
「日本はデフレで困っているから、デフレから脱却して景気回復が軌道に乗るまで、日銀は民間経済活動をサポートするような金融政策を取り続けます」といった感じになります。
ただ・・・・・。
実際には大手企業を中心に業績は回復傾向にあり、株価も2年くらい前と比較すると5割ほど上昇していて、大手銀行の不良債権処理も峠を越えた・・・。
それでもまだ、日銀の超緩和的な金融政策を継続する必要があるのか? という議論もちらほら出始めているのは事実です。
日銀は今から4年半前、ゼロ金利政策の解除を強行し、景気回復の芽を摘んだ苦い経験があります。当時の日銀総裁は、生粋の円高論者としても知られる速水優氏で、彼が最終判断を行いましたが、政策決定委員の判断もゼロ金利政策解除に対して賛成7、反対2と分かれていました。ちなみに、当時の新聞社の評価は、朝日と毎日は賛成。読売と産経は強い懸念を表明していました。毎日はさらにゼロ金利政策解除の時期が遅きに失したとまで言い切っていました。
判断を間違うことは誰にでもあるので過去のことはもういいのですが、今回だけは福井俊彦総裁に政策を誤らないように頑張って欲しいです。現在の量的緩和策をいつ、どのように正常な状態に戻していくのか? これって、ものすごく日本経済に重要なことですので、これからも注目しましょう。
今日のポジション(2/17)
「ドル買い・円売り」ポジションを継続保有します。
<EUR/USD>
「ユーロ売り・ドル買い」ポジションを継続保有します。
USD/JPYは昨日の安値の104円40銭あたりを割れない限りは円安見通しを維持します。その他の見通し・計画は維持します。
昨夜、英国失業率が発表されました。日本の直近の失業率は4.4%ですが、英国はどれくらいだと思われますか・・・?
ナント! たったの2.6%です。これまでも英国失業率は低下傾向でしたが、またさらに失業者数が減少しました。ここまでの失業率低下は、正直申し上げて私の予想以上です。
現在、為替王倶楽部では来月の英国政策金利予想も実施しています。ほとんどの人は金利据置きを予想していますが、強気な(金利引上げ)予想の方もいらっしゃって興味深いです。(ちなみにFOMCの予想はもっと興味深い結果が出ています。)








