2005年03月31日

鈴やんとドラちゃん その3

「鈴やんとドラちゃん その2」で、ドラちゃんこと田中さんに、証拠金を元手に外貨を売ったり買ったりできることを教えてもらった鈴やんこと鈴木さん。鈴木さんは、外国為替証拠金取引業者のサイトに、“少ない資金で大きな取引が可能”と書いているのを見たので、その点を質問しました。

「ドラちゃん、為替業者のホームページに、“資金の何倍もの取引が可能!”と書いてあったんだけど、それって怪しくないの?どうゆう意味なの?」
「鈴やん、意味はそのまんまや。鈴やんが100万円の軍資金持ってるんやったら、300万分の取引でも500万円分の取引でも可能なんや」
「ええっと・・・? ドラちゃん、意味がよくわかんないよ」
「例えばやなぁ。1ドル=100円とすんでぇ。普通の外貨預金するんやったら、5万ドル買うのに500万円必要や。ところがやなぁ。証拠金取引では、500万も必要あらへん。業者によってちゃうんやけど、その何分の一かで済むんや」
「普通の外貨預金では500万円必要なのに、証拠金取引では100万円で5万ドル買えたりするの?」
「そやっ」
「何でそんなことができるの?」
「例えばやでぇ。5万ドル買った後、1ドル=95円まで円高になってしもたとするやろ。そのとき5万ドルは円換算で475万円。つまり、25万円損しとるわけや」
「ちょっと待って、電卓で計算するから・・・・・。ああ確かにそうだね」
「100万円の証拠金があったんやから、100万から25万引いて残りが75万円」
「そうだね」
「多少損しても充分証拠金で賄えとるわけや。つまり、ある程度の為替変動に見合う分の証拠金さえ差し入れといてもらえれば、業者にとっては何の不都合もあらへん」
「ドラちゃん、業者の都合なんて俺には関係ないよ! 俺達投資家には何かメリットあんの?」
「おおありやで。鈴やんが相場見通しに自信があるんやったら、資金の何倍かの取引をしたらええんや。2倍のレバレッジをかけたら、予想が外れたら損は2倍になるけど、当たったら儲けも2倍や」
「ちょっと待ってドラちゃん、レバレッジって何?」
「実際の資金の何倍もの取引をすることを、専門用語で“レバレッジをかける”ゆうんや」
「そうなんだ」
「他にもメリットあるで。仮にレバレッジはかけたくないとしようや。500万円分の取引するときでも、業者には100万円しか差し入れんでええねん。残りの400万円は信用できる銀行口座に置いたままでええんや」
「ふむふむ」
「鈴やんが500万円外貨預金してもうたら、ペイオフ発動されたときには外貨預金はまったく保護の対象にはならへん。ところが100万円で証拠金取引やって、残りを銀行に預金しておいたら万が一ペイオフ発動されても1,000万円までは保護されるやろ」
「なるほどぉ」
「でも鈴やん、メリットはこれだけやないでぇ」
「ドラちゃん、もったいぶらずに教えてよぉ」


続く・・・・・。


  

Posted by kawase_oh at 16:05TrackBack(15)

今日のポジション(3/31)

<USD/JPY>
「ドル買い・円売り」ポジションを継続保有します。

<EUR/USD>
「ユーロ売り・ドル買い」ポジションを継続保有します。

USD/JPYの日本時間今朝のNY終値は前日比でほんのわずか円高になり、連続円安記録は9営業日連続で途切れました。が、EUR/USDも含めて見通し・戦略に変更はありません。

今日で今年度が終わります。ちょうど1年前のUSD/JPYは104円だったので、今年度は少しだけ円安になりました。年度ベースでUSD/JPYが円安になるのは3年ぶりです。EURもGBPもAUDもCHFも1年前と比較すると円安になりました。


玲子さんの現在の戦略
USD買いJPY売り5万ドル 取引レート105.10 重要ポイント104円台前半
EUR売りUSD買い5万ユーロ 取引レート1.3310 重要ポイント1.34台前半
*取引レートは玲子さんが売買執行したレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。

  
Posted by kawase_oh at 09:02TrackBack(1)
2005年03月30日

EURのほころび

3月8日の記事でユーロ圏の財政規律について書きました。欧州統一通貨EURを使用する国は現在12カ国ですが、それぞれの国が財政赤字をつくり過ぎてはいけないというルールがあります。具体的には財政赤字をGDP(国内総生産)の3%以内に抑制せねばならないというものです。

先週このルールが破られました。破られたという言い方は実は正しくなく、すでにドイツなどはルールを破っていましたが、その事実を追認するような形で、財務相会合でルールを緩和することが決定されました。

面白いのは、EURが発足した1999年。それに先立って財政規律をつくるべきと主張したのはドイツです。そのドイツが過去3年間ずっとルール違反をしていました。もちろんルール違反には罰則が与えられる規定があります。それも大国ドイツのごり押しでうやむやになっていました。もうひとつの欧州の大国であるフランスは何も言わなかったのか? フランスも仲良くルール違反をしていました。

私は一時的に財政赤字が増えることについては否定的ではありません。国の景気を回復させるには、金融政策に加えて、減税などの財政政策が不可欠だと考えるからです。むしろ、ドイツの場合は、財政規律に縛られて思い切った財政政策を採れなかった事の方が問題だったと思います。その結果、米国や日本は景気回復基調にあるのに、ドイツ経済はまだ先が見えません。先月のドイツの失業者数は第2次世界大戦後最悪を記録しました。(ドイツの総人口8千数百万人に対して失業者数は約500万人)

しかしだからと言って、ユーロ圏の各国が財政規律を失えば、USDに次ぐ地位にある統一通貨EURの信認にもかかわってきます。もともと、主権を有する国同士が同じ通貨を使用するということを、私は“大いなる実験”だと認識しています。わが日本を含むアジア地域にもアジア共通通貨圏構想という議論が存在します。が、私は現時点でその構想には100%反対です。統一通貨EURが発足してからまだ6年しか経っていないユーロ圏の行方をもう少し見定めてからその議論を始めても遅くはありません。
  
Posted by kawase_oh at 16:05TrackBack(3)

今日のポジション(3/30)

<USD/JPY>
「ドル買い・円売り」ポジションを継続保有します。

<EUR/USD>
「ユーロ売り・ドル買い」ポジションを継続保有します。

見通し・戦略に変更はありません。

USD/JPYは先週戦略変更してから連日円安になっていますが、NY市場の終値ベースでは、なんと9日連続でドル高・円安になっています。言い換えれば、日足ローソク足チャートでは、9日連続で陽線(その日の始値より終値の方が高い)だということです。これほど連日ドル高・円安になるのは、あの2001年末に120円台から一気に130円台に急上昇したとき以来です。


玲子さんの現在の戦略
USD買いJPY売り5万ドル 取引レート105.10 重要ポイント104円前半
EUR売りUSD買い5万ユーロ 取引レート1.3310 重要ポイント1.34台前半
*取引レートは玲子さんが売買執行したレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。

  
Posted by kawase_oh at 08:28TrackBack(1)
2005年03月29日

輸出企業のドル売りオーダー

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為替アナリストのレポートにしばしば書かれている「106円台では依然として輸出企業からのドル売りオーダーが強く・・・」というような文言。この「輸出企業からのドル売りオーダー」とは何のことでしょうか?そんなことも知らずに為替取引するんじゃないと言われそうですが、なんとか教えていただきたく思います。
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お答えします。

日本で誰もが知っているような会社の多くは輸出中心の企業です。輸出企業とは、日本国内でモノを作ってそれを海外に輸出して収益を上げている会社のことです。例えばトヨタ。トヨタが自動車を作って、米国に輸出したとします。車の代金はドルで受取ります。トヨタは受取ったドルを円に換えないといけません。そのとき、ドルを売るオーダーを銀行に出します。それが輸出企業のドル売りオーダーです。

この場合トヨタとしては、104円よりも105円。105円よりも106円でドルを売った方が得です。できれば円安になっているときにドルを売りたいのです。その方が円換算の受け取り代金が多くなるからです。ご指摘のレポートを深読みすると、「これまで円高で困っていた。やれやれやっと少し円安になってきた。106円まで円安になってくれれば御の字だ。よし、106円でドル売りオーダーを出そう」となります。

ここで私たち投資家が注意すべきは・・・。
ひとつは、「輸出企業のドル売りオーダーが強い」と言っても、そのような注文状況をすべて把握することは誰にもできません。(ご参照: 2004年12月27日記事、 2005年3月14日記事) なので、そういった情報は積極的には参考にしないようにしたいです。

もうひとつは、最近の輸出企業は為替に左右されにくい体質に変わりつつあること。輸出企業がドルで受取った代金を105円かそれとも106円で円に換えるかどうかはとても重要で、収益に大きな差ができます。企業としてはなるべく為替変動に影響されないような体制にしたいです。過去、円高に苦しめられてきた輸出企業は、国内ではなく海外で生産を行ったり、海外から部品調達を行ったりして対策を講じてきました。その結果、輸出企業のオーダーが為替レートに与える影響や、逆に為替レートが輸出企業の収益に与える影響は昔よりは小さくなっているようです。


蛇足ですが、グローバルな荒波に揉まれて国際的な競争力をつけてきた製造業界に習って、はやく金融業界も国内の横並び経営に甘んじているのではなく、国際的な地位向上を目指して独自色を打ち出しながら強くなって欲しいです。

  
Posted by kawase_oh at 16:04TrackBack(1)

今日のポジション(3/29)

<USD/JPY>
「ドル買い・円売り」ポジションを継続保有します。

<EUR/USD>
「ユーロ売り・ドル買い」ポジションを継続保有します。

USD/JPYは昨年11月以来久しぶりに107円台に乗って来ました。先週の「今日のポジション」で連日申し上げた見通しに変更はありません。

ただ、何名かの方の返信コメントに書きましたが、私の手書きのUSD/JPYチャートでは2002年初頭の1ドル=135円からのドル安・円高トレンドの上値抵抗ラインが現在、ちょうど107円あたりに位置しています。一般的には、そのようなテクニカル分析における上値抵抗ラインまで上昇した場合は、それ以上はなかなか上昇しにくく、反落しやすいと理解されています。そしてしかし、上値抵抗ラインを明確に破って上昇した場合はトレンド転換のサインだと考えます。
あっさり突き破って本格的なトレンド転換に向けた布石を打つのか、それとも一旦は円高方向に押し戻されるのかに注目しています。


玲子さんの現在の戦略
USD買いJPY売り5万ドル 取引レート105.10 重要ポイント104円台前半
EUR売りUSD買い5万ユーロ 取引レート1.3310 重要ポイント1.34台前半
*取引レートは玲子さんが売買執行したレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。

  
Posted by kawase_oh at 09:23TrackBack(1)
2005年03月28日

原油と為替

昨年来、メディアに頻繁に取り上げられる市場のひとつに原油市場があります。「高騰!」、「高値更新!」などと連日のように取り上げられてきた原油市場は、為替市場とは関係があるのでしょうか?

昔から、GBP(英ポンド)やNOK(ノルウェー・クローネ)などの産油国は原油相場との関連が注目されることが多くありました。原油価格が高くなるとそれらの通貨は買われる、逆に原油価格が下落すると売られる、というようなことが連想され、“原油通貨”と呼ばれることもあります。

私の分析によれば、原油価格が上がれば“原油通貨”が上がるかと言うと、常にそうとは限りません。理由は、為替変動要因は他にもたくさんあるので、原油価格が上がっているときにGBPが他の要因の影響が強くて下落することもあり得るからだと思います。

具体的な数字を挙げますと・・・、
GBPは過去3年間、原油価格との相関はかなり高かったです。GBP/USDやGBP/JPYと原油価格との相関はともに+0.7〜+0.8程度で高い相関があることを示しています。ところが、さらにその前の3年間を分析すると、GBPと原油価格の相関はマイナスになってしまいます。相関がマイナスというのは、原油価格が上昇したときにGBPが下落しているというよくわからない結果だということです。

ただ、私は直近の原油価格と“原油通貨”との相関が高いことは注目に値すると考えます。今後私は、これまで高騰していた原油相場が徐々に落ち着きを取り戻すと予想しています。その場合・・・。原油価格高騰がどの程度、“原油通貨”上昇に貢献したのかはわかりませんが、今後原油価格が落着けば、当然これまでとは逆の圧力がかかりやすいと考えます。


  
Posted by kawase_oh at 16:22TrackBack(4)

今日のポジション(3/28)

<USD/JPY>
「ドル買い・円売り」ポジションを継続保有します。

<EUR/USD>
「ユーロ売り・ドル買い」ポジションを継続保有します。

見通し・戦略に変更はありません。

本日(3月28日)はイースターで主要国の多くはお休みなので、先週金曜日と同様に、相場は閑散とすることと思われます。今週は明日以降、特に国内で重要な経済指標の発表が続きますので注目です。4月1日発表予定の日銀短観は仮に悪化するようなことがあったとしても限定的であると予想します。したがって、日本経済の着実な回復傾向を示すと考えます。木曜日3月31日で今年度が終了しますが、昨年度末、2004年3月31日のUSD/JPYレートは104円台でした。


玲子さんの現在の戦略
USD買いJPY売り5万ドル 取引レート105.10 重要ポイント104円台前半
EUR売りUSD買い5万ユーロ 取引レート1.3310 重要ポイント1.34台前半
*取引レートは玲子さんが売買執行したレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。

  
Posted by kawase_oh at 08:51TrackBack(2)
2005年03月27日

為替王の推薦図書 「ゼミナール日本経済入門」

「どのような本を読んで勉強すればよいのかわからず、行き詰ってます。金融といえどもかなり広いですから。私は為替にかかわる事を深く掘り下げて勉強したいのですが、経済学を勉強すべきか、金融(工学)を勉強すべきか、またどのように勉強すべきなのかわかりません。なにかお勧めの本があればまた紹介してください」

上の読者の方からのコメントは私も同感です。経済学の本は勉強にはなるけど実践からは程遠い・・・・・。金融工学の本も面白いけどそこまでは・・・・・。いろんな本をたくさん読めればそれに越したことはないと思いますが、そんなにおカネも時間もありません。

私としては、ちゃんと歴史を振り返りながら、当時の経済動向と市場環境などを経済学的な理論も絡めて解説してくれている本が良いのではと思います。斬新な見方や思い切った予測や主張がある本の方がインパクトがあるし、販売部数も伸びるのかも知れません。が、真面目に勉強したい私たちにとっては、まずは、過去を忠実に理解することを助けてくれる本が良いような気がします。過去の偉大な相場師の中には「歴史は繰り返す」と言った人もいました。不確実な未来や混沌とする現在についてああだこうだと論じている本のほとんどは、時間が経てば読み返す気も起きなくなります。それよりも少しでも事実としての過去を紹介し、解説してくれる本の方が将来にわたってもよっぽど有益でケースが多いように思います。

そんな有益な本のひとつが・・・、
「ゼミナール日本経済入門」(日本経済新聞社)

私は昔、たまたま本屋で良さそうだなあと思ったので買いましたが、ひょっとしたら、学校の参考図書として買った人もいらっしゃるかも知れません。それくらいしっかりした内容の本です。それでいて、「経済学はちょっと苦手・・・」という人にも読みやすいと思います。もちろん過去の重要な為替を含めた金融市場に動向についてもたくさんのページが割かれています。なんか聞いたことはあるけど、実はよくわかっていないことについて、「あー、そうだったのかぁ」と納得することも多いです。内容が充実していて分厚い本なのにリーズナブルな価格である点も良いと思います。


*****過去の推薦図書一覧*****
第一弾「ラリー・ウイリアムズの相場で儲ける法」 (解説)
第二弾「はじめてのテクニカル分析」 (解説)
第三弾「ギャンの相場理論」 (解説)
第四弾「実戦・オプション取引入門」 (解説)
第五弾「ピット・ブル」 (解説)
第六弾「税金のウソのような本当の話」 (解説)
第七弾「人民元切り上げ論争」 (解説)
  
Posted by kawase_oh at 00:00TrackBack(2)
2005年03月26日

玲子さんの戦績(3月21日〜3月25日)

0503042004年7月22日100万円で為替投資を始めた玲子さん。為替王の「今日のポジション」を見ながらUSD/JPYとEUR/USDの売買をしています。前週末で156万円だった資産は、今週末時点で180万円に増大しました。



USD/JPYは、2月22日に104円50銭で構築したドル売り・円買いポジション5万ドル3月22日に105円10銭で損失確定の反対売買をしました。約1ヶ月間ずっと、ドル安・円高を狙っていました。私はドル売り材料となる経済指標が出ることを予想していて、ドル売り・円買いポジションを持ったまま静かに我慢していました。実際に、ドルにネガティブな材料がいくつか出ました。が、為替市場ではあまりドル売りが進みませんでした。その結果、私は、ドル売り戦略をあきらめて、3月22日にそれまでのポジションを損失確定の決済をして、同時に、ドル買い・円売りポジション5万ドルを構築しました。その後、市場はややドル高・円安になったため、運用成績向上につながりました。

EUR/USDは、3月18日に1ユーロ=1.3310で構築したユーロ売り・ドル買いポジション5万ユーロをそのまま維持しました。今週はユーロ下落・ドル上昇へと大きく動いたため、含み益が増加しました。


玲子さんの過去の戦績については、こちらを参照
玲子さんが見ている「今日のポジション」は、こちらを参照

  
Posted by kawase_oh at 07:38TrackBack(1)
2005年03月25日

久しぶりに急落したNZD

ここ数日、USD以外の通貨の下落が目立っていますが、特に、NZDの下落が大きく、今週に入ってから2円以上円高になりました。気にされている方も多いかと思いますので、今日はその動きについて解説します。

私は、これまでニュージーランド経済の減速を予想(1月26日記事3月15日記事)していました。にもかかわらず、ニュージーランド中央銀行は自国経済にとっても強気な見通しを持っており、政策金利をバンバン引き締め続けてきました。中央銀行総裁のポラード氏は景気に勢いがあると判断して、景気過熱抑制のため利上げが必要だと信じていました。ところが・・・・・。

ニュージーランドの前四半期の経済成長率はわずか+0.4%。ポラード総裁が予想していた+1.1%には遠く及びませんでした。これはすなわち、これまでの利上げがニュージーランド景気過熱を冷やすに充分であった。もしくは冷やし過ぎたかも知れない。と、投資家を不安にさせるような数字でした。

加えて、今週発表された2004年の経常赤字は過去最悪を記録しました。
経常赤字と言えば・・・・・!
米国も豪州も同じ経常赤字国ですね。米国の米ドルは昨年、経常赤字を理由に大きく下落しました。しかし私は、経常赤字そのものは問題ではないとの主張をいつもしています。あくまで、赤字を埋め合わせるだけの資金流入があるかどうかが重要だと考えます。

もし、景気がトーンダウンしたニュージーランドへの資金流入が鈍るようなことがあれば、ニュージーランドの経常赤字がクローズアップされ、NZDに売り圧力がかかることになるでしょう。
景気が減速したことは事実として確認できましたので、今後は、その傾向が続くのか、またそれにより資金流入が鈍るのか? そういった点を注目します。現時点で私は、どちらかと言うと、NZDにとってはネガティブな結果が出やすいことを懸念しています。
  
Posted by kawase_oh at 16:03TrackBack(1)

今日のポジション(3/25)

<USD/JPY>
「ドル買い・円売り」ポジションを継続保有します。

<EUR/USD>
「ユーロ売り・ドル買い」ポジションを継続保有します。

戦略変更はありません。

今朝でこの話題は4日連続くらいになりますが、今週私はUSD/JPYも EUR/USDも ドル強気の戦略に転換しています。私は先週までは、ドル安・円高のリスクがあるのでそれに注意すべきだとのスタンスを取ってきました。しかし、現時点ではそのリスクはかなり和らいだと判断します。したがって、金融資産における米ドルへの投資比率をある程度引上げることを検討しても良い時期に入っているのではないかと考えます。具体的には、これまで外貨投資を控えてきた投資家ならば円から米ドルへ投資する、これまですでに積極的にいろんな外貨に投資してきた投資家ならば他の外貨から米ドルに乗り換えて外貨は米ドルを軸にした構成にする、などの対応が有効と考えます。

本日(3月25日)と月曜日(3月28日)はイースター(復活祭)ということで西洋諸国の多くはお休みです。


玲子さんの現在の戦略
USD買いJPY売り5万ドル 取引レート105.10 重要ポイント104円台前半
EUR売りUSD買い5万ユーロ 取引レート1.3310 重要ポイント1.34台前半
*取引レートは玲子さんが売買執行したレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。


  
Posted by kawase_oh at 09:21TrackBack(2)
2005年03月24日

イングランド銀行副総裁アンドリュー・ラージ

2週間前の3月10日、英国の中央銀行であるイングランド銀行の金融政策委員会において、政策金利を4.75%のまま据え置くことが決定されました。政策金利についての議論は、英国経済や英ポンドの動向を見通す上で極めて重要な要因ですが、昨日、その議事録が公表されました。

今回の議事録の注目点は、「為替王」読者の方にはお馴染みの利上げ派ポール・タッカーに同調して、利上げを主張するメンバーがいたのかどうか という点でした。

いました! アンドリュー・ラージ(Andrew Large)です。
今から40年前に名門ケンブリッジ大学を卒業したエリートのアンドリューは、民間の大手銀行の要職などを経てイングランド銀行副総裁の地位にまで登りつめました。ちなみに副総裁になる前の民間銀行役員時代の年俸は公表されていましたが、日本円換算で軽く3千万円を超えていました。羨ましいですねぇ。顔つきは、いわゆる鷲鼻で、とがった大きな耳を持ち、私たち日本人がイメージする西洋人の特徴を備えています。

さて、話を今回の議事録に戻しまして・・・、
イングランド銀行総裁のマービン・キング(Mervyn King)が提案した4.75%金利据置き案について、総裁を含む7人のメンバーは賛成票を投じました。それに対して、ポール・タッカー理事とアンドリュー・ラージ副総裁の2人は、反対を表明し5%への利上げを主張したのです。

結局は7対2の賛成多数で金利据え置きが決まったのですが。今回2人の委員が経済成長やインフレ圧力などを考慮の上で、英国経済は利上げすべき環境にあると判断したことは注目に値します。来月以降も、イングランド銀行金融政策委員の、利上げ派V.S.慎重派のバトルから目が離せません。

*為替王倶楽部では現在、英国政策金利予想アンケートを実施しています。倶楽部内にもイングランド銀行と同じくらいの割合で、利上げ派の方がいらっしゃってとても興味深いです。
  
Posted by kawase_oh at 16:17TrackBack(5)

今日のポジション(3/24)

<USD/JPY>
「ドル買い・円売り」ポジションを継続保有します。

<EUR/USD>
「ユーロ売り・ドル買い」ポジションを継続保有します。

戦略はそのまま維持します。

EUR/USDはユーロ売り・ドル買いに転じて以来、急激にユーロ安・ドル高が進みました。現在の1ユーロ=1.30ドルを割れた水準では一旦利益確定するのも良いと思います。ただ、もう少し長い目で見れば、現在のユーロ売り・ドル買い戦略を継続したいところです。

USD/JPYもドル買い・円売りに転換してから、ドル高・円安が進んでいます。毎朝申し上げていますが、当面のドル安・円高のリスクが和らいだと判断しています。為替市場全般的に米ドルへの資金還流、それも長期的なサイクルでの資金シフトが場合によっては、ここから始まる(すでに始まっている)可能性もあります。昨日の繰り返しになりますが、金融資産における米ドル資産のウエイトをある程度増やすことを検討して良い時期ではないかと考えます。


玲子さんの現在の戦略
USD買いJPY売り5万ドル 取引レート105.10 重要ポイント104円前半
EUR売りUSD買い5万ユーロ 取引レート1.3310 重要ポイント1.34台前半
*取引レートは玲子さんが売買執行したレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。

  
Posted by kawase_oh at 07:49TrackBack(2)
2005年03月23日

鈴やんとドラちゃん その2

「鈴やんとドラちゃん その1」で、ドラちゃんこと田中さんに、証拠金取引では外貨を売る取引が可能であることを教えてもらった鈴やんこと鈴木さん。鈴木さんには外貨を持っていないのに外貨を売るという点がひっかかりました。

「ん・・・、ドラちゃんちょっと待ってくれ。ユーロを売るって言ったって、俺はユーロを持っていないぞ」
「鈴やん、何ゆうてんねんなあ。株の信用取引やってんねやろ。あれと同じや。鈴やんが持ってない株でも株価が下がる思たらカラ売りできるやろ。ドルもユーロもポンドも持っている必要はまったくあらへん! 鈴やんの円資金を証拠金として、外貨を買うことができれば売ることもできるんや」
「円資金を証拠金とする?」
「鈴やんが50万円の軍資金を持ってるんやったら、まずそれを取引業者の口座に入れるんや。それが証拠金になるねん。外貨預金みたいにそれが外貨に変わるんとちゃうねん。ゆうたらその50万円を担保に、外貨を売ったり買ったりするんや」
「なるほどそうか。普通の外貨預金なら、円を売ってそれを外貨に換えるだけ。けど証拠金取引なら、証拠金を元手にして、いろんな戦略が取れるんだね! だから、高過ぎると思った通貨を売る戦略もできちゃうわけか」
「そやっ。難しく考えることあらへん。証拠金さえあれば、上がる思う通貨を買えばええし、下がる思う通貨を売ればええんや」
「ドラちゃん、そこで出た利益とか損失はどうなるの? ちゃんと円に換算されるの?」
「鈴やん、それもそない気にすることないで。儲かったら儲かった分だけ円の証拠金が増えて、損したらその分の証拠金が減る。それだけや」


続く・・・。
  
Posted by kawase_oh at 16:25TrackBack(13)

今日のポジション(3/23)

<USD/JPY>
「ドル買い・円売り」ポジションを継続保有します。

<EUR/USD>
「ユーロ売り・ドル買い」ポジションを継続保有します。

週初にEUR/USDで戦略変更したのに続き、昨日USD/JPYで戦略変更したのが功を奏しています。

私はこれまで長期的なドル投資は控え目にするべきとのスタンスを取ってきました。ドル安・円高のリスクが少なからずあることを懸念していたからです。しかし昨日も申し上げましたが、短期戦略としてドル売りから、ドル買い・円売り戦略に転じたことで、当面の円高リスクは和らいだと判断します。したがって、中長期的な投資戦略においても米ドルへの投資配分をある程度積み増しても良い局面に入っているのではないかと考えます。

玲子さんの現在の戦略
USD買いJPY売り5万ドル 取引レート105.10 重要ポイント104円台前半
EUR売りUSD買い5万ユーロ 取引レート1.3310 重要ポイント1.34台前半
*取引レートは玲子さんが売買執行したレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。


  
Posted by kawase_oh at 09:12TrackBack(3)
2005年03月22日

米国政策金利は2.75%への引上げを予想

今夜、米国の金融政策について話し合うFOMC(Federal Open Market Committee:米国連邦公開市場委員会)が開催されます。米国の金融政策は、米国資産を保有している投資家だけでなく、世界中の債券・為替・株式投資家が注目します。それだけ、米国経済の根幹を成す米政策金利が世界の金融市場に影響を及ぼすと考えられているからです。

為替王倶楽部では、米国政策金利予想アンケートを実施していました。144名もの方にご参加頂きまして誠にありがとうございました。現在、2.5%ですが、多くの人が2.75%に利上げすると予想しました。一気に3%まで引上げると予想した人がいる一方、金利変更なしの予想をした人も少なくなく、金利予想についてはいつもながら興味深い結果が出ました。金利据置きを予想した人は、米国インフレ率が抑制されていることや、今年に入ってから米株式市場が伸び悩んでいること、あるいはその他の経済指標が必ずしも磐石ではないことを冷静に分析された上でのご判断なのかも知れません。

私は、米経済は絶好調には程遠い状態ですが、着実に回復の歩みを進めていると認識しています。為替王倶楽部でのアンケート結果と同様に、米国内においても今回は利上げを予想する人が多いです。ここでFOMCが敢えて、市場の大方の見方と異なる政策判断を下す必要性は薄いと考え、私も今夜は2.5%から2.75%へ引上げられると予想します。


*為替王倶楽部では現在、英国や豪州の政策金利予想なども実施しています。為替市場参加者にとって政策金利は極めて重要なファクターですが、投票状況はとても興味深いものとなっています。みなさま奮ってご参加下さい。
  
Posted by kawase_oh at 16:49TrackBack(6)

今日のポジション(3/22)

<USD/JPY>
「ドル売り・円買い」ポジションをクローズして、「ドル買い・円売り」ポジションを新規に構築します。

<EUR/USD>
「ユーロ売り・ドル買い」ポジションを継続保有します。


昨日、ユーロ急落(ドル急騰)しましたが、EUR/USDで戦略変更していたのが功を奏しました。

USD/JPYも今朝、戦略変更しました。これまでのドル売り・円買い戦略から、ドル買い・円売り戦略への転換です。私はこれまで短期戦略において円高見通しを持っていましたが、その見通しを訂正し、戦略を転換します。
短期戦略だけでなく、私はこれまで、長期的なドル買い投資も積極的に行うべきではないとのスタンスを採ってきました。今後、長期的な米ドル投資の配分をある程度増やしていっても良い局面ではないかと思っています。まだ、長期的なドル安・円高トレンドが転換した訳ではありません。が、ここ数ヶ月の相場の保ち合いエネルギーによりある程度、円安に戻る可能性は否めないと判断しています。


玲子さんの現在の戦略
USD買いJPY売り5万ドル 取引レート105.10 重要ポイント104円前半
EUR売りUSD買い5万ユーロ 取引レート1.3310 重要ポイント1.34台前半
*取引レートは玲子さんが売買執行したレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。
  
Posted by kawase_oh at 08:14TrackBack(1)
2005年03月21日

株の松井も為替では・・・

為替王倶楽部で業者さんの人気アンケートを実施しました。今回は、「初めて外国為替証拠金取引をするという知人に業者を1社だけ紹介する」という条件での人気投票です。

1位と2位の業者に得票が集中したのですが、その上位2社は初心者にはわかりやすくて安心感を与えている点が評価されているのかなあと思いました。“初心者”という条件をなくせば、手数料などの取引コストやサービス内容などの点で魅力的な業者も他にたくさんあるようです。

あまり評価が高くなかった会社の中で、この場で敢えて名前を挙げたいのが「松井証券」
松井証券と言えば、若者から年配の方まで幅広く株式投資家には愛されているネット証券界の雄です。私は昔、松井道夫社長と1時間以上もお話させて頂いたことがありますが、もちろん大ファンです。それまで大手証券が牛耳っていた証券界に風穴をあけたのが松井道夫社長です。風穴をあけたどころではなく革命を起こしたと言っても過言ではありません。はなたれ小僧の私に松井社長が「マーケットは顧客が決める」という趣旨のお話を懇切丁寧にご教授して下さったのは、まだ松井証券の名前が世に知られていない時代でした。

そんな松井証券は今回の為替業者としての人気投票では下位に甘んじています。その理由をいろいろ聞くと、人気が低いのも肯けます。株式市場で旋風を巻き起こしつづける松井証券は、為替のマーケットまで構っている暇がないのか、ビジネスとして魅力を感じていないのかわかりませんが、ここはひとつ・・・・・。
まだまだ発展途上の個人為替取引市場においても“松井旋風”が吹き荒れることを期待しています!

  
Posted by kawase_oh at 15:56TrackBack(2)

今日のポジション(3/21)

<USD/JPY>
「ドル売り・円買い」ポジションを継続保有します。

<EUR/USD>
「ユーロ買い・ドル売り」ポジションをクローズして「ユーロ売り・ドル買い」ポジションを新規に構築します。

USD/JPYの戦略は維持しますが、EUR/USDはユーロ買い・ドル売り戦略をクローズして、ユーロ売り・ドル買い戦略に転じました。ユーロ上昇(ドル下落)がもう少し継続することを予想していましたが、その勢いがあまりにも急速に衰えたと判断したため、戦略変更するに至りました。先週上値を抑えられた1.34台を損切り水準としながら、現在の1.33台ではユーロ売り・ドル買い戦略を採ります。

今週は22日のFOMC(米国の金融政策を決定する会合)も重要ですが、23日にはMPC(英国の金融政策決定会合)議事録が公表される予定です。利上げを主張したのはポール・タッカ−だけだったのかどうか? 気になりますね。

玲子さんの現在の戦略
USD売りJPY買い5万ドル 取引レート104.50 重要ポイント105.00〜50あたり
EUR売りUSD買い5万ユーロ 取引レート1.3310 重要ポイント1.34台前半
*取引レートは玲子さんが売買執行したレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。
  
Posted by kawase_oh at 08:09TrackBack(1)