2005年07月31日

2005年7月の相場を振り返る

2005年7月の株式市場は世界中で上昇しました。今年4月に世界的に株価が下落し、世界景気後退か!? と、話題になったのは記憶に新しいところですが、その後、5月から3ヶ月連続で、日、欧、英、加、豪など主要先進国の株価指数は上がり続けています。6月に世界の中で唯一調子の悪かった米国ですが、7月は反騰しました。いつもは世界経済をリードする米国ですが、7月は世界主要国の株式市場の好調さに米国も引っ張られたという印象です。

世界的に株価が上昇した一方で、債券価格は下落しました。債券価格の下落はすなわち金利上昇を意味しますが、米国債利回りは償還まで2年の米国債でも4%台に乗ってきました。
読者の方で米国債購入を検討されている方は少なくないと思いますが、USD/JPYの為替レートだけでなくて、米国債の利回りの変化にも注目したいです。今から1年前、米国債2年物利回りは2%台でした。それが4%まで上昇したということは、1年前に2年物米国債を購入した投資家はがっかりする話ですが、これから購入しようとする人にとっては、投資対象としての魅力度が増したということになります。
ちなみに日本国債利回りは依然として低い水準で、2年物利回りは0.1%程度です。

最後に為替市場。
対円で考えると、およそどの通貨に投資していても若干ですが円安傾向にあったので、国内投資家にとってはまずまずの月であったと思います。しかし、英ポンドだけは例外でした。英国経済が鈍化の兆しを見せていたことに加えて、痛ましいテロ事件などもあり、主要通貨の中では英ポンドの下落が目立ちました。

私は長期的にドル高・円安を予想しています。今年に入ってからは4月が円高だった以外はどの月も月間ではずーっと円安で、5月以降の上昇率も7%を超えています。今後も長期的なドル高・円安予想を堅持しながらも、さすがにそろそろちょっと調整してもいいのでは、というのが率直な印象です。

  

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2005年07月30日

債券先物

日本株なら日経平均、米国株ならNYダウ、為替ならドル円レートなどは注目度が高く、それらを見れば、およその市場動向がわかります。債券・金利市場の動向を知るには何を見れば良いでしょうか?


ひとつは政策金利。ただこれは、毎日変化するようなものではないので、ノートに毎日同じ数値をつけ続けるのもちょっとバカらしいです。もうひとつの重要指標としてはやはり10年債利回り。現在、日本国債10年物利回りは1.3%前後で推移しています。これを小数点以下2桁くらいまでくらいをノートにつけるなどして、毎日チェックするのは良いと思います。

そしてもうひとつ。国内債券市場を代表する重要な指標があります。
「債券先物」と呼ばれるものです。現在日本では、東証で10年物の日本国債先物が盛んに売買されています。すべての債券投資家はこの「債券先物」の価格動向に日々注意を払っています。株式投資家が、日経平均やTOPIXの動きを気にするのと同じで、債券先物をチェックしない債券投資家はいません。個別銘柄まで見ている暇がなくても、日経平均などと同様に、債券先物を見ていれば、だいたいの景気動向や市場の需給関係、あるいは何かイベントが生じたのかなどがよくわかります。


現在債券先物相場は140円あたりで推移しています。金利が下がると債券価格は上がります。現在超低金利ですので、債券先物価格は歴史的に見て極めて高い水準にあります。今から2年前の2003年、日本国債10年物利回りが0.4%という信じられないような低い水準まで下がったときに、債券先物は145円という歴史的最高値をつけました。私は、その水準がピークであり、超長期で見た場合の金利・債券価格トレンドはすでに転換していると思っています。

債券先物の相場動向は株式市場や為替市場と関連した動きをすることもあります。株式しか投資しない、為替しか考えていない、という人でも、債券市場動向をチェックすることはとても有益です。その際のチェック対象として、「債券先物」の価格動向を、株式指数などと同様に、できれば毎日見ることをお薦めします。
金利・債券市場をチェックすることは資産形成・資産保全するにあたって、極めて重要なポイントであると私は考えます。
  
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玲子さんの戦績(7月25日〜7月29日)

0507042004年7月22日100万円で為替投資を始めた玲子さん。為替王の「今日のポジション」を見ながらUSD/JPYとEUR/USDの売買をしています。前週末で199万円だった資産は、今週末時点で184万円に減少しました。



USD/JPYは、まったく売買しませんでした。ドル調整を見込んで構築していたドル売り・円買いポジション5万ドルを保有したままですが、今週はドルがじりじり上昇したため、含み損を抱えることとなりました。

EUR/USDは、7月12日に1.2130で構築したユーロ買い・ドル売りポジション5万ユーロを7月27日に1.2020で損切りしました。同時にユーロ売り・ドル買い戦略に転じましたが、その後ユーロ上昇が進んだため、これも含み損を抱えることとなり運用成績悪化につながりました。


USD/JPYは人民元切り上げ報道直後を除けば112円前後で膠着した状況が1ヶ月以上続いており、EUR/USDは1.19〜1.22あたりの狭いレンジでの値動きが2ヶ月くらい続いています。トレンド追随型の戦略では利益を出すのが難しい局面ですが、そろそろ大きめの相場の動きが生じても良い頃だと思っています。

長期的なドル高基調は変わらない。今年に入ってからのドル高・円安基調は当分の間続く。しかし、目先はドル上昇が一服し、数週間程度のドル調整局面に入る可能性がある。というシナリオを維持します。


玲子さんの過去の戦績については、こちらを参照
玲子さんが見ている「今日のポジション」は、こちらを参照

  
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2005年07月29日

超巨大基金の運用戦略と運用成績

カルパースは、運用資産額が日本円換算で20兆円を超える米国最大の公的年金基金であり、常に時代を先取りするような運用戦略は世界中の投資家が注目しています。カルパースとは、CalPERS=California Public Employees’ Retirement Systemのことで、訳すと、カリフォルニア州職員退職年金基金となります。これまでこのブログでも彼らの運用戦略を度々取り上げてきました。(ご参照:4/22記事、 6/13記事


カルパースの直近過去1年の運用成績は13%という好成績です。個人投資家が13%という成績を挙げることはそれほど驚くべきことではないかも知れませんが、巨大な機関投資家がいろんな制約がある中で大金を動かし好成績を残すことはそう簡単ではありません。13%という成績を金額に直すと、1年間でなんと2兆円も増えた計算になります。

なぜ、それだけ増やすことができたのか?
米国株式は市場全体では過去1年間で4%しか上昇していません。米国債券もクーポンや債券価格上昇から得られる収益を全部合計しても平均的には過去1年間で7%程度の収益です。どうやって二桁の収益率を獲得できたのでしょうか?

カルパースの好成績の理由は、海外株式、不動産、プライベートエクイティ投資などにあります。彼らは総運用資産のうち、20%を海外株式へ、15%を不動産・プライベートエクイティ投資に割り振っています。
過去1年の各国株式市場の上昇率は、ドイツが13%、英国が15%、カナダが16%、そして豪州に至っては20%です。ちなみにその間、日本の株式は全体としてはマイナスの成績でした。つまり、過去1年間、日本と米国を除いて、世界的に株式投資は絶好調だったようです。

世界の株式に分散投資するという発想は昔からありますが、カルパースは、その発想を確実に取り入れる一方で、不動産や未公開株投資にも積極的でした。そのような投資に対する柔軟な発想が好成績の要因であったと感じます。
日本国内の年金基金で不動産や未公開株式に手を出している基金はごく少数です。もちろんリスクも大きいので勉強することが必要ですが、勉強して少しでも運用成績を上げようとする努力が乏しいように感じます。それ以前に、海外の市場に分散投資するという発想はあるものの、投資比率はとても低いままです。どうしても、国内株式や国内債券への比重が高くなりがちです。

カルパースのアグレッシブな投資配分戦略をそのまま取り入れることには私はやや抵抗がありますが、しかしながら、機関投資家だけでなく、私たちが個人として資産形成を考える上でも、いろんな示唆を与えてくれているように思います。

  
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今日のポジション(7/29)

USD/JPYは昨夜、NY市場で瞬間的に112円を割れる場面があったものの、依然として112円台をキープしています。基本的な見通しは変わらず、目先はドル高・円安の最終局面にあるとの判断です。もし万が一、先週の高値の113円70銭あたりを越えて上昇するような場合(その可能性は極めて低いと判断します)でも、せいぜい115円あたりが限界で、いずれにしても、今後、やや期間の長いドル調整局面に入るとの見通しを維持します。水準にすると110円を割れる、期間にすると数週間に及ぶドル調整局面を想定しています。しかしながら、今年に入ってからの長期ドル高・円安トレンドが変化するまでには至らずに、調整後は、しっかりしたドル高・円安基調に戻り、年末には117円から120円あたりを目標値とするシナリオは堅持します。

郵政法案に絡む政局を為替市場の材料とする向きもありますが、私は、中長期的に為替相場の変動要因としてはまったく考慮しなくて良いと考えています。



<USD/JPY>
「ドル売り・円買い」戦略を継続します。

<EUR/USD>
「ユーロ売り・ドル買い」戦略を継続します。

玲子さんの現在の戦略
USD/JPY売り5万ドル 取引(7/21)111.60 重要ポイント 112円台半ば〜113.00
EUR/USD売り5万ユーロ 取引(7/27)1.2020 重要ポイント1.21台後半〜1.22
*取引とは玲子さんが売買執行した日付とレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。

  
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2005年07月28日

インデックス運用

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インデックス運用には運用会社が利益を追求するという目的ではなく、社会の為にという目的があるのかな?と感じてしまってます。つまり運用会社の社会的立場から生まれたものかな?と。為替王さんはこの点どうお考えですか?宜しかったら教えてください。 
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インデックス運用は顧客のニーズに応えるという観点では、運用会社の社会的役割を果たしていると思います。
顧客が例えば、TOPIX(東証株価指数)の変動率と同じような運用成績を望んでいて、それで満足すると言うのなら、それに応える運用会社があるべきと思います。
ただ、インデックス運用とは、インデックス通りに運用していれば良く、特殊なノウハウを必要としないため、運用会社が顧客から頂戴できる手数料水準はとても低いです。その点で、インデックス通りに運用するのが当たり前で、それが出来たからと言って、その会社の運用力が特別評価されるわけではありません。私が、インデックス運用をやれと言われたら断ります。経済見通しも相場分析も関係ない、単にインデックス構成比率に従うだけのつまらない仕事と思うからです。

しかし、時代の流れとしては、年金基金などはその運用資産配分をアクティブ運用からインデックス運用にシフトさせる傾向にあります。背景には、アクティブ運用をする運用会社に高い手数料を支払っても、大して超過収益を得ることができていない。あるいはインデックスよりも悪い成績に甘んじている運用会社がたくさん存在するからです。

しかし中には、タワー投資顧問のように超アクティブな運用で、ファンドマネージャーのスキルを遺憾なく発揮し、優れた運用成績を上げている会社も存在します。
すべての運用会社で学歴やサラリーマン精神など投資運用にまったく関係ない要素が排除され、完全にプロと呼べる人達だけが残った時に、本当のファンドマネージャー間の競争が始まり、運用会社間の競争が始まると思います。インデックス運用会社に加えて独自性を持つたくさんのアクティブ運用会社がそろった時に初めて、顧客には選択肢が揃った状態になり、その状態こそが運用業界として社会的役割を果たしていると言えると思います。


*インデックス運用:国内株式ならTOPIX、米国株式ならS&P500などのように、株式指数や債券指数を基準として、その指数の変動に合った運用成績になることを目指す運用スタイル。
*アクティブ運用:基準とした指数に勝つことを目的とする運用スタイル。例えば、TOPIXの上昇率がマイナス5%だったとき、インデックス運用の運用成績もマイナス5%であれば、顧客ニーズに応えたとして評価されます。それに対してアクティブ運用はTOPIXの変化率よりも良い運用成績を残すことを要求されます。

  
Posted by kawase_oh at 11:06TrackBack(2)

今日のポジション(7/28)

USD/JPYは今週に入ってから反発基調が継続しています。昨夜も米経済指標が予想より良かったことを受け、ドルが続伸する場面がありましたが、その後は上昇の勢いが続かずに反落しました。目先のドル調整を警戒するスタンスは継続します。
今朝、ニュージーランドの中央銀行は政策金利を6.75%のまま据え置くことを発表しました。その後の声明で中銀総裁は、「今後一段の利上げの可能性は排除できない。予想しうる将来において、金融緩和の可能性がないことは確実だ」と述べました。同じ高金利の英国が景気鈍化と利下げの可能性が出てきた一方で、NZ経済はNZ当局はまだまだ強気見通しのようです。そんな発表を受けたNZDは朝から若干上昇していて、現在76円台半ばです。今後、USD/JPYの調整があれば、それに引っ張られて円高になることが懸念材料ですが、今年3月以降の安値水準である75円レベルを損切り水準としながら買い持ちする戦略などが良いと考えます。



<USD/JPY>
「ドル売り・円買い」戦略を継続します。

<EUR/USD>
「ユーロ売り・ドル買い」戦略を継続します。

玲子さんの現在の戦略
USD/JPY売り5万ドル 取引(7/21)111.60 重要ポイント 112円台半ば〜113.00
EUR/USD売り5万ユーロ 取引(7/27)1.2020 重要ポイント1.21台後半〜1.22
*取引とは玲子さんが売買執行した日付とレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。

  
Posted by kawase_oh at 09:33TrackBack(0)
2005年07月27日

人民元切り上げで香港ドルは?

人民元切り上げ報道直後の7月21日夜、香港ドル(HKD:Hong Kong Dollar)も上昇しました。と言っても、たった0.2%程度の上昇で、その後は値を戻しています。

香港ドルは過去20年以上にわたり、米ドルにリンクする制度を採用しており、1米ドル=7.8香港ドルあたりの極めて限られた変動幅で推移してきました。
そして香港通貨当局は、現在でも、一国二制度の下、中国の人民元制度とは別に、独自の為替制度を取ることを明確にしています。人民元切り上げが決まった21日以降も次のような声明を発表しています。
「21年以上も香港経済の支えとなってきた米ドルにリンクする為替レートシステムを変更する意図はまったくない」
さらに、
「異常な変動があった際には、為替介入の可能性も排除しない」
としています。

今回の人民元切り上げを香港経済の観点から見てみると。
香港ドルは影響を受けなかったとしても、香港経済は大きな影響を受けると考えます。人民元が切り上がる一方、香港ドルがほぼ固定されたままと言うことは、人民元高・香港ドル安になったということです。たくさんの人が中国から訪れる香港にとっては、人民元高で中国から来た人の購買力が高くなることは短期的には良い影響を与えるでしょう。

しかし、通貨安によるそんな好影響はこれまでの中国と同じで、長期的には負の効果ももたらします。となると・・・。
目先はちょっと考えられませんが、長期的には香港ドルも、人民元の通貨価値変動の影響を考慮した為替レートシステムへの転換を迫られる時期がいずれ来ることを私は予想します。

ちなみに、アジアへの影響という観点では、人民元切り上げが発表された21日に、マレーシアが自国通貨リンギット(MYR:Malaysian Ringgit)を中国と同様に、固定相場制から通貨バスケット制へ移行することを発表しています。MYRは対ドルで1%強切り上がりました。



*中国の人民元切り上げが大変話題となっていますが、人民元切り上げ問題について勉強したい!という方には以前このブログ上で取り上げました「人民元切り上げ論争」がお薦めです。興味のある方は、私の書評(2/13記事)もご参照ください。


  
Posted by kawase_oh at 09:47TrackBack(1)

今日のポジション(7/27)

24時間取引されている為替相場には「窓」という発想はあまりありません。(*窓=相場において、前日取引されていた値幅から乖離した水準で翌日取引が開始されるとき。例えば、先日の安値が111円で高値が112円のとき、翌日の取引がいきなり113円で始まると113円と前日高値の112円の間の1円を窓と呼び、109円で取引が始まると、前日安値の111円と109円の間の2円を窓と呼ぶ。言い換えれば、直近に取引がされていない価格帯のこと。)
21日の人民元切り上げ報道前は、112円半ばで取引されていましたが、発表後にUSD/JPYは、ストンと急落しました。大きく取引値を下げながらの急落であったため、それが窓のようなものだと認識しています。そして、今週のUSD/JPYの上昇は、その窓を埋めるような動きだと判断しています。したがって、現時点での状況判断としては、窓を埋めきった状態であり、まだ短期トレーディング戦略においてはドル売り戦略を継続する考えです。
一方のEUR/USDは6月以降ずっと、1.19から1.22の保ち合いが続いています。まだそのレンジ内の推移なので、短期ポジションとしては率直に申し上げて、ポジションなしか、もしくはどちらを狙った戦略でも良いと思います。がここは、戦略全体のドルのリスク量を減らす意味からも、ユーロ売り・ドル買いに転じたいと思います。


<USD/JPY>
「ドル売り・円買い」戦略を継続します。

<EUR/USD>
「ユーロ買い・ドル売り」戦略を決済して、「ユーロ売り・ドル買い」戦略に転換します。

玲子さんの現在の戦略
USD/JPY売り5万ドル 取引(7/21)111.60 重要ポイント 112円台半ば〜113.00
EUR/USD売り5万ユーロ 取引(7/27)1.2020 重要ポイント1.21台後半〜1.22
(EUR/USD買い5万ユーロ 取引(7/12)1.2130 は7/27に1.2020で決済)
*取引とは玲子さんが売買執行した日付とレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。

  
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2005年07月26日

株取引は政治家・官僚の義務

先日のある新聞記事で木村剛氏の切れ味鋭い主張が載っていました。
経済産業省の官僚がインサイダー取引をやったことは、記憶に新しいと思いますが、その後、同省は全職員に対して、向こう1年間の株取引を禁止する措置を発表しました。そのことに対して木村剛氏は、「インサイダー取引が悪いのであって、株取引が悪いわけではない。経済産業省の発想が理解できない」といった趣旨のことを述べられていました。

私もまったく同感です。
経済産業省は、職員がスーパーで万引きをしたら、全職員にスーパーに行くことを禁止するのでしょうか? 職員が電車で痴漢をしたら、電車に乗ることを禁止するのでしょうか?

インサイダー取引をやったから、全職員の株取引を全面的に禁止する!? 頭がおかしいとしか思えません。中学校の校則のような間抜けな発想です。官僚がインサイダー取引をしたことへの国民の批判をそれでかわせると考えたのなら一層手に負えません。真面目な職員が資産形成の一手段である株取引ができなくなったことに私は同情します。見方を変えれば、経済産業省の人間が、株式市場に興味を持たないとしたら、それはそれは恐ろしいことです。

政治家の中にはよく資産形成に無頓着であることを誇らしげにアピールするバカがいますが、そんな経済音痴がこの国の政治を担っているために、不景気からなかなか立ち直れない上に、借金まみれになっているのだと私は考えます。

政治家も官僚も皆、株取引や為替取引を積極的にすればいいのです。私たちの税金を源泉とする給料で株を買えばいいのです。
株価が上がらないのはなぜなのか? 間接金融から直接金融への転換が遅いのはなぜなのか? 国内から海外へ資金シフトしないのはなぜなのか? 勝ち組みと負け組みがあるのはなぜなのか? 規制を撤廃すれば良いのか? 税制に問題があるのか? どこをどう変えれば良いのか? 自分で取引をすれば、嫌でも少しは気が付くでしょう。

政治家や官僚など、経済大国日本を導く立場にある人は全員、株・為替取引を行う義務がある。と、私は思います。市場に参加して市場を理解し、市場動向を肌で感じれば・・・・。経済的センスが身に付いた指導者の下では、景気回復も借金返済も、今よりはるかに容易になるでしょう。


  
Posted by kawase_oh at 10:14TrackBack(4)

今日のポジション(7/26)

USD/JPYは昨日上昇しましたが、結局112円にわずかに届きませんでした。短期的なドル調整局面であり、ドルの上値が重いとの見方を維持します。USD/JPYが円安になりにくいために、ユーロや英ポンドなども対円での上昇が限定的で、これまで絶好調であった加ドルも、3ヶ月近く続いた上昇の勢いは鈍化し、若干ながら反落しやすい局面にあると考えます。
対円ではまだ厳しい見方の英ポンドですが、対ドル(GBP/USD)では底値圏内にあり、1.73台あたりをロスカット水準としながら、超短期で買う戦略も妙味があると考えます。
長期的な米ドル強気見通しは堅持しながら、USD/JPY、EUR/USDの短期トレーディング戦略は下記の通り継続します。


<USD/JPY>
「ドル売り・円買い」戦略を継続します。

<EUR/USD>
「ユーロ買い・ドル売り」戦略を継続します。

玲子さんの現在の戦略
USD/JPY売り5万ドル 取引(7/21)111.60 重要ポイント 112円台半ばから113.00
EUR/USD買い5万ユーロ 取引(7/12)1.2130 重要ポイント1.20台前半
*取引とは玲子さんが売買執行した日付とレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。

  
Posted by kawase_oh at 09:15TrackBack(1)
2005年07月25日

人民元と米国対中貿易赤字

07257月21日、人民元が対ドルで2%切り上げされることが発表されました。米国はこれまで中国に対して人民元切り上げを強く要求し、圧力をかけ続けてきました。その背景のひとつに、貿易不均衡、すなわち、米国の対中貿易赤字が拡大していたことが挙げられます。





それがどの程度だったのかを上のグラフで示しています。青い線が米国の貿易赤字全体額で赤い線が対中国の貿易赤字額です。(単位は億ドル)
昨年6月から、米国の貿易赤字額は月額500億ドルの大台を越えた状態が続いています。その内、対中国の貿易赤字は2002年に初めて100億ドルを突破して以来、若干の増減の変化はあるものの、ほぼ継続的に増加傾向にあります。1年ほど前からは恒常的に150億ドル前後の大きな数値を示し、それは実に、米国貿易赤字全体の3割を占めるに至っています。

この点が、米国には我慢ならないようです。
家計も同じですね。仮に家計が赤字だったとして、夫のパチンコ代がその内3割を占めるとしたら妻は激怒するでしょう。赤字の3割が妻のブランド品購入に充てられていることを知ったら、夫はやってられない気持ちになるでしょう・・・。

話を戻しまして、最近、米国との貿易摩擦があまり目立たない気がする我が日本はどうでしょうか?
米国の対日貿易赤字は月額でおよそ60〜70億ドル程度の状態が続いています。これは米貿易赤字全体のおよそ10%です。昔は日本が米貿易赤字のすべての元凶のように言われたりして、実際に数字上はそうだったのですが、その頃に比べると、数値自体はかなり改善しました。

今後、中国と米国の貿易収支はどうなるのか? 米国の対中貿易赤字額が改善するのか?しないのか? 注目してこのブログ上で情報発信したいと思います。
  
Posted by kawase_oh at 12:02TrackBack(4)

今日のポジション(7/25)

地震など大災害があった場合は、通常、その国の通貨にとって売り材料となります。先週末の東京は震度5強の大きな地震がありました。がしかし、特に深刻な経済的打撃を与えた訳ではなく、為替市場の材料とはなり得ないと判断します。
また、郵政法案に絡む政治的不透明さが円売り材料となるとの見解もあるようですが、先日の記事「政局と為替相場」で書きました通り、為替市場への影響があったとしても一時的且つ限定的なものだと考えます。

先週は、人民元切り上げという私たち為替市場参加者にとって、極めて印象深い出来事がありました。今週は29日金曜日が月末ということで国内の重要経済指標発表等が控えていますので注目したいです。

長期的なドル強気スタンスを堅持します。一方で、短期トレーディングスタンスにおいては、目先は、USD/JPYの111円台という水準では売りポジションを構築するなど、目先のドル調整局面を警戒する戦略を継続します。



<USD/JPY>
「ドル売り・円買い」戦略を継続します。

<EUR/USD>
「ユーロ買い・ドル売り」戦略を継続します。

玲子さんの現在の戦略
USD/JPY売り5万ドル 取引(7/21)111.60 重要ポイント 112円台半ばから113.00
EUR/USD買い5万ユーロ 取引(7/12)1.2130 重要ポイント1.20台前半
*取引とは玲子さんが売買執行した日付とレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。

  
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2005年07月24日

推薦図書「人とお金が集まるブログ作りの秘伝書」

「人とお金が集まるブログ作りの秘伝書」
(出版社:C&R研究所、著者:石崎秀穂)


ブログ作成に関する本はたくさん目にされると思いますが、この本はお薦めです。

内容がしっかりしていて具体的です。
良いブログを作るための68の秘伝と、トラブル脱出のための33の秘儀が紹介されています。どれもこれも、ブログ作成・運営していると、誰もが一度は感じる点について、具体的な対処法、改善策が詳細に書かれています。

ブログの上辺だけをなぞっているような本は多いですが、この本は、おそらく著者の石崎氏の豊富なご経験を余すところなく正直に書かれたのだと思います。アクセス数を増やしたり、読み手を引きつけるという難しい論点に、真正面からぶつかっていると感じました。

それだけに、ブログをやっている人なら共感したりヒントをもらえたりする“秘伝”や“秘儀”ばかりです。私もこれまで1年間、ブログ作成・運営をやってきましたが、「そーゆーことあるある」とか「そんな困ったこともあったなあ」と感じたことも、この本ではしっかり解決法が載っています。

内容が濃いだけでなく、読みやすいです。確かに、読み手を引きつけるブログの作り方を教えてくれる本が、読みにくければ、笑い話になってしまいますね。

定価1,680円というのは、総ページ数が230ページのこの充実した本の内容を考えると、とってもリーズナブルだと思いました。
章末にあるコラムでは「為替王」のことも取り上げて下さっています。それは別として、人気ブログを作りたいと思っている人、ブログ運営で悩んでいる人には是非お薦めしたい一冊です。

  
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2005年07月23日

人民元と通貨バスケット制

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人民元が±0.3%以内の変動相場を許容するとかですね。しかし結局は、当局の為替介入、通貨バスケット制などにより、対ドルでの大きな上昇が進行しないように制限をする事になるとかいう話を聞きました。人民元が今後1ヶ月の対ドルレートで数%上昇するということはないのでしょうか?
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お答えします。
毎日0.3%ずつの元高を許容し続ければ、1ヵ月後には積もり積もってかなり上昇しているということが理論上はあり得ます。が実際には、中国当局がそんな動きを許容しないと思います。

これまで対ドルで固定されていた人民元の為替レートですが、今後、通貨バスケット制に移行すると発表しました。「通貨バスケット制」とは、ドル、ユーロ、円など複数の通貨をある比率で加重平均してレートを算出し、それに基づいて為替レート変動幅を抑制するという管理通貨制度です。
中国は、通貨バスケット内の各通貨ウエイトを公表しませんでしたので、詳しいことはわかりませんが、おそらく貿易額など経済的合理性を重視したウエイトに決定したものと思われます。

そして、日々、人民元高の圧力が過度にかかるようなら、これまでと同様に、為替市場への介入、すなわちドル買い・人民元売りの市場操作を実施すると思われます。
これまで中国は市場介入で得たドルを用いて米国債を購入するということをやっていました。私は、場合によっては、これまで以上に市場での人民元高圧力がかかると考えます。そのため、今後の中国のドル買い需要とそのドルを用いた米国債需要はなんら衰えることはないだろうと予測します。

また、中国が今回の制度変更に合わせて巨額の外貨準備をユーロなどにシフトするため、為替市場ではドル安になるという主張をする専門家もいます。私はそうは思いません。それぞれの目的や趣旨が異なるため、通貨バスケット制における各通貨ウエイトと、外貨準備内の通貨ウエイトは同じである必要はまったくありません。この点では、私は引き続き、外貨準備を長期的な為替変動の主要因と位置づけるような見解はナンセンスだとの考えです。

  
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玲子さんの戦績(7月18日〜7月22日)

0507032004年7月22日100万円で為替投資を始めた玲子さん。為替王の「今日のポジション」を見ながらUSD/JPYとEUR/USDの売買をしています。前週末で202万円だった資産は、今週末時点で199万円に減少しました。



USD/JPYは、7月19日にドル買い・円売りポジションをすべて利益確定の決済をしましたが、その後さらにドル上昇の動きがありました。直近高値を越える動きに対応する形で、ドル買い・円売りポジション5万ドルを112円60銭で再構築しました。その後、113円台に急騰したものの、そぐさま反落し、そして人民元切り上げのニュースを受けて、損切りすることと相成りました。これが運用成績悪化につながりました。

EUR/USDは、売買しませんでした。7月12日に1.2130で構築したユーロ買い・ドル売りポジション5万ユーロを継続保有しました。前週末よりも若干ユーロ高・ドル安に動いたため、収益向上にわずかながら貢献しました。


短期トレーディングスタンスとしては、ここ数ヶ月、ドル上昇がほぼ一方的に継続しただけに、当面は、ドル調整(円高)局面での収益獲得を狙いたいと考えます。
一方で、長期資産配分戦略としては、今後USD/JPYが110円を割れて円高になる可能性も想定していますが、そんな局面でも、少しずつドル投資比率を高める戦略を継続したいです。


玲子さんの過去の戦績については、こちらを参照
玲子さんが見ている「今日のポジション」は、こちらを参照

  
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2005年07月22日

7月の英国金融政策会合は大荒れ!

為替市場は人民元の話題で大盛り上がりですが、その前に、英ポンドの動向も目が離せません。
一昨日7月20日午後5時半、英ポンドが急落しました。対円ではほんの数秒の間に60銭も、対ドルでは80ポイントも急落しました。理由は・・・・、英国金融政策会合の議事録発表でした。

7月6〜7日に開催された会合ですが、大荒れだった様子です。今までは多数の金利据置派に対して、1人か2人が反対意見を表明する程度でした。しかし今回は・・・。

4.75%のまま金利据置を主張したのは5名。4.5%への利下げを実施すべきと主張したのが4名。意見が真っ二つに割れた格好です。利下げ派の内訳を見ますと、Mr.ビーン、ケート・バーカー、スティーブン・ニッケル、そして新入りのデビット・ウォルトンです。

今回の会合の最中に英テロ事件が発生しました。しかし、議事録によると、「金融会合は経済評価のみに基づいて行われ、同時テロの影響を主張したメンバーは1人もいなかった」とあります。ならばなおさら、利下げ派は4人は、英テロ事件以前から英国経済状況に悲観的な見方をしていたのか!ということにもなります。

次回会合は8月3〜4日に予定されています。イングランド銀行の総裁・副総裁など、今回は金利据置を主張したメンバーの中から、利下げ派に転じる者が果たして出るのか!注目です。
もし仮に次回、英国が4.75%から4.5%に利下げを実施して、一方の米国は逆に3.25%から3.5%に利上げするようなことがあれば・・・。1年前には英米金利差は3%以上もあり、高金利通貨の英ポンドが買われて、米ドルが売られるという局面がありました。その英米金利差がたった1%になってしまいます。

私はこのような金利差の変化は、長期的にはじわじわとそして確実に為替市場に影響を与える要因になると考えています。



*為替王倶楽部では次回の英国金融政策の予想アンケートを実施していまが、数字に間違いがあり、大変申し訳ありません。もう数字訂正ができないのですが、正しくは、「1.金利据置4.75%、2.小幅利下げ4.5%、3.大幅利下げ4.25%以下」ということでご理解ください。一度投票頂いた方もまだ変更可能ですので、ご迷惑をおかけしましたが、よろしくお願い致します。

  
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今日のポジション(7/22) -人民元切上を踏まえて-

昨夜、人民元が対ドルで約2%切り上げられ、日本円も円高になるなど大きな影響を受けました。今後の私のUSD/JPY戦略は明確です。


短期戦略としては戻り局面での「ドル売り・円買い」スタンス。
長期戦略としては、引き続き、「ドル買い・円売り」スタンスを堅持。


最近何度か書いてます通り、5月以降のドル高はやや過度であり、短期的にはすでにドル上昇の最終局面に入っていました。したがって、人民元切上の有無にかかわらず、目先はある程度のドル調整が入るのは自然だと考えます。人民元要因に絡む投機的な円買いがあり得ることや、7月の112円前後での保ち合いの期間が長く、その相場エネルギーが下方に放たれたと考えると、ドル調整局面はやや長引く可能性も否定できません。期間としては長い場合、数週間のタームでのドル調整も考慮に入れています。

一方で、人民元が対ドルで2%切り上がったところで、中国経済にはもちろん、世界経済にもマクロ経済的な観点からは影響は微々たるものだと私は分析しています。したがって、USD/JPYの相場変動が、日米金利差や日米景況感格差などを主要因としている限り、人民元切り上げがUSD/JPYに長期的に円高要因となり続けることは考えられません。また、テクニカル分析の観点からも、2002年初頭135円という水準から、約3年間もドル安円高トレンドが継続しましたが、そのトレンドは何度も申し上げてます通り、すでに転換しています。大きな基調がすでにドル高・円安に転換していますので、そう簡単に、その基調が崩れることはないと判断します。110円を割れて、108円あたりまで下落し、さらにそんな局面がだらだら続くこともあり得ます。が、そんな展開になってもこつこつとドルを買い増しする戦略を取って良いと考えます。年内の私の目標値である117円〜120円という見通しはまったく変更ありません。

繰り返しますが結論として、短期トレーディング戦略としては、戻り局面をドル売り円買いする戦略。長期資産配分戦略としてはこれまで同様に、徐々に金融資産全体におけるドルウエイトを高める戦略を継続したいと考えます。





<USD/JPY>
短期戦略として「ドル買い・円売り」戦略から、「ドル売り・円買い」戦略に転換。

<EUR/USD>
「ユーロ買い・ドル売り」戦略を継続します。

玲子さんの現在の戦略
USD/JPY売り5万ドル 取引(7/21)111.60 重要ポイント 112円台半ば〜113.00
(USD/JPY買い5万ドル 取引(7/19)112.60 は111.60で損切り)
EUR/USD買い5万ユーロ 取引(7/12)1.2130 重要ポイント1.20台前半
*取引とは玲子さんが売買執行した日付とレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。

  
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2005年07月21日

財政危機と資産運用

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「日本の借金は多いのでいずれ破綻してIMFの管理下に入るのではないかというような本が沢山発売されていますが、為替王さんはどのうようにお考えでしょうか。破綻本にかかれているようなことが起これば1ドル1000円とかになってFXやっている人は大儲け!みたいなことになるのでしょうか?金融関係の方に将来的な日本の財政状況についてどのような展望をもたれているのかについて大変興味があります」
「預金封鎖が実施されたときにFX口座の資金も封鎖されないか心配です」
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日本国の財政状況は危機的です。他の先進諸国と比較すると、単年度の赤字額も累積された赤字額の多さも群を抜いています。尋常でないくらいひどい財政状態です。
しかし私は、日本が財政破綻するとはまったく思っていません。財政破綻・ハイパーインフレ・超円安といった状況に至るには、クリアしなければならない経済的・金融的条件が山のようにありますが、そのすべての条件を満たす確率は限りなくゼロに近いと判断します。

財政に関する個別の論点はあまりにたくさんあり過ぎますので、今日はひとまず個人投資家動向の現状認識をしてみたいです。


日本の個人金融資産の合計は1400兆円、1人当たり1千万円超。などとよく報道されますが、4人家族ならば金融資産だけで5千万円近くも保有していることになりますが、そんな人はなかなか見かけませんね。理由は、個人金融資産のほとんどがごく少数の資産家により保有されているからです。そして、その金融資産の内訳を見ると・・・。

外貨建て資産の占める割合は驚くほど小さく、わずか2%程度です。誰よりも資産運用に熱心で、資産保全には全力を尽くしているはずの資産家が、外貨建て資産への投資比率はごくわずかである実態が明らかになっています。そして誰よりも預金封鎖には敏感なはずの資産家が、金融資産のほとんどを国内銀行に預金したままであることがわかります。

日本の財政破綻を過度に喧伝する類の本は、危機的な財政状況を知らしめるという点では役に立ったかも知れません。が、実際のデータを見る限り、日本の資産家たちの資産配分にはまったく影響を与えていないと言って良いと思います。国内資産家の行動が正しいかどうかは別として、客観的な現状把握としては、現在日本で、資産逃避的な動きはほとんど見られないと認識するのが妥当なようです。

資産配分についての私の考えは。
通常のリスク分散・資産配分の観点から、外貨建て資産への投資はある程度積極的に検討すべきと私は考えます。既述の“2%”という水準はあまりに低過ぎると判断します。元本確保を気にしつつ、もう少し為替リスクなどのリスクを取って資産形成をするという発想を取り入れて良いように思います。
しかし、「日本が破綻するから」、「預金封鎖されるかも知れないから」、などという理由で、過度に資産配分比率を変更したり、労力をかけて資産逃避先を血眼になって探す必要はまったくない。通常の世界経済分析、市場分析に基づき資産形成を行えばそれで充分。というのが私の結論です。

  
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今日のポジション(7/21)

<USD/JPY>
「ドル買い・円売り」戦略を継続します。

<EUR/USD>
「ユーロ買い・ドル売り」戦略を継続します。


USD/JPYは昨夜113円代後半まで急騰し、大興奮したのも束の間、その後あっという間に元の水準に戻ってしまい、今朝の為替レートは結局昨朝とほとんど変わりません・・・。このような展開を相場用語で“行って来いの展開”と言ったりします。具体的な短期戦略としてはUSD/JPYのドル買い戦略もEUR/USDのユーロ買い戦略も維持します。
ユーロが対ドルで反発した一方で、英ポンドの動きは鈍いです。英国の金融政策メンバーは9人いますが、利下げ派が増えたことが理由です。これは重要な変化ですので、また詳しく記事にしたいと思います。


玲子さんの現在の戦略
USD/JPY買い5万ドル 取引(7/19)112.60 重要ポイント 112.00前後
EUR/USD買い5万ユーロ 取引(7/12)1.2130 重要ポイント1.20台前半
*取引とは玲子さんが売買執行した日付とレート。重要ポイントは現在のポジションを利益確定または損切りなど戦略変更する上で重要であると考えるポイント。

  
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