2005年09月30日

円金利先物

昨日(9/29)の記事の続きです。

円金利先物とは実際には、日銀の政策金利そのものではなくて、3ヶ月物金利を表します。3ヶ月物金利が、将来どうなっているだろうか? を示す指標となります。

現在、日本の3ヶ月物金利はほぼゼロパーセント、正確には0.1%弱です。
しかし、将来は小数点以下の域を脱して、1%や2%になる時代も来るでしょう。
将来どうなっているのか?将来どうなると相場参加者は思っているのか? その指標となるのが円金利先物です。

来年の6月には0.25%、9月には0.3%、12月には0.4%・・・・・。

最近の円金利先物相場からは、以上のようなことがわかります。
つまり、来年あたりからは、まだ小数点以下の世界ながらも、徐々に短期金利上昇の圧力がかかり始めるのではないか・・・。実際に短期金利が上昇するのではないか・・・。

このような金利の先物市場の動きが実際の日銀の政策を後押しすることも考えられます。まずは、現在の量的緩和策を解除する必要がありますが、そうなれば、いわゆる“まともに金利がつく時代”にようやく戻る、その始まりとなります。

ところで、そんな円金利先物はどこでチェックできるのか?
日経新聞のマーケット欄には毎日載っています。

金融先物の、円金利3ヶ月として期日が直近のものから来年2006年12月の先物まで一覧が出ています。99.910とか、99.745とかいう価格が表示されています。独特な表示形式ですね。
例えば・・・、
06年12月の価格が99.565と表示されていたとすると、100から99.565を引くと、100−99.565=0.435になります。すなわち、将来の2006年12月の時点での3ヶ月金利は0.435%であろうということになります。

このような短期金利の微妙な変化も、為替投資や株式投資など、あらゆる投資活動の分析材料として生かすことができます。




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Posted by kawase_oh at 09:06TrackBack(3)

今日のポジション(9/30)

昨日のUSD/JPY相場は一昨日に引き続き、やや円高気味に推移し、欧州市場では一時、112円60銭あたりまで円高になりました。この動きはすでに申し上げましたとおり、9月初旬から中旬にかけての保ち合いエネルギーにより、113円という目標値を達成したため、その反動の動きが出やすくなっているためだと考えます。なので、特に、ドル安・円高になるべき経済指標やイベント等が生じている訳ではまったくありません。

今後ですが、
7月の円安のピークの113円70銭手前では、上値を抑制されやすい展開がまだ続くかも知れません。が、その水準をクリアして、短期的にさらにドル高・円安が加速する可能性が残っていると考えます。その際の目標値は115円あたりとなります。

長期投資戦略においては、目先の変動にかかわらず、徐々に米ドル投資比率を高める戦略の継続を推奨します。

昨日申し上げたEUR/JPYですが、引き続き、重要ポイントの136円台前半あたりで推移しています。昨日日中は、136円40銭あたりまで円安になりましたが、やはりその重要水準においては上値を抑制する相場の力が強いようです。本日も、136円台前半の水準を注視し、136円台中盤から後半にしっかり入ってくるようならば、その後、短期的にユーロ高・円安が進む可能性があると予想します。



<USD/JPY>
「ドル買い・円売り」戦略を継続します。
玲子さんの現在の戦略
USD/JPY買い3万ドル 取引(9/13)110.18
USD/JPY買い3万ドル 取引(9/14)110.64
重要ポイント:円安方向への強気目標値は115円あたり。7月のドル高値(円安値)の113円70銭あたりを上抜けることがポイント。円高方向に対する抵抗帯は112円00銭前後、その次の111円00銭前後は強力な抵抗帯。

  
Posted by kawase_oh at 08:59TrackBack(0)
2005年09月29日

日銀の偉い人はココを見ている!

日本銀行は日本経済にとって最も重要な金利(金融政策)についての決定を下します。会議で偉い委員の人たちが話し合って、日本の金利をどうするかを決めます。現在の異常とも言える超低金利の状態にしているのも彼らが決めたからであり、今後、金利水準をどうするのかも彼らが決めます。

そのため、彼らの考え方や見通しといったものはとても重要です。
彼らの考え方次第で、金融政策が変われば、世の中のすべての金利が変わります。私たちの預金金利や住宅ローン金利など国民生活に極めて甚大な影響があります。もちろん、為替市場や株式市場にも多大な影響を与えるので、金融市場で資産形成を目論む投資家にとっては重要で見逃せない情報だと思います。


そこで気になるのは、日銀の委員の方は、どんな指標を見ているのか?


三井物産出身で、2002年から日銀審議委員をずっと務めている福間年勝さん。たった9人しかいない日銀政策委員の一人である福間さんが最近気にしている指標とは?

「円金利先物市場」

読んで字のごとく、円の金利の先物市場です。

福間さんが言うには、
「円金利先物相場は、早めのゼロ金利解除を織り込み始めている。先取りしている。このままでは金融政策の方が後追いしてしまう」

この福間さんの言葉を訳すと、
日銀は現在、量的緩和という政策を取っていて、短期金利をゼロに抑えている。しかし、円金利先物相場の動きを見ると、来年あたりにはゼロ金利解除するだろうという市場参加者の予想・思惑が反映されている。実際の金融政策を変更が、そのような相場の動きを後追いする形になるのは避けたい・・・。


さて、福間委員が気にしている円金利先物市場っていったい何? 
続く・・・。




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Posted by kawase_oh at 09:59TrackBack(5)

今日のポジション(9/29)

昨日、113円台前半で始まったUSD/JPY相場は、やや円高気味に推移し、夕方には113円を割れる場面がありました。その後、欧米市場で113円50銭近くまで円安になったものの、今朝もまた113円00銭前後で推移しています。
この動きにつきましては・・・、
昨朝申し上げましたように、113円台という目標値を一旦達成したことから、どうしても「反落」とか「揺り戻し」と言われるような反動的な動きが生じやすくなります。
このような局面では、超短期トレーディングスタンスとしては、7月のドル高・円安のピークの113円70銭あたりを意識しながら、その手前の113円台中盤で果敢にドル売り戦略を取るといった手法も考えられます。この場合、損切り値幅を小さくしながら、利喰いも素早く行うような戦略を取りたいです。ただ、この手法はリスクも高いので、相場に集中してもいられないような場合はあまりお薦めではなく、ドル買い戦略をそのまま継続するスタンスで良いと考えます。
7月の113円70銭あたりのドル高値・円安値を超えてくると、そのまま勢いが加速し、短期的にも115円あたりまで円安になる可能性が残っていると考えます。
また、長期投資スタンスとしては、まったく変更はなく、徐々にドル投資比率を高める戦略を推奨します。

さて、最近あまりコメントしていなかった他の通貨について、
EUR/JPYなどは、9月に入ってからドイツ総選挙に関する世論調査および選挙結果を受けて、とても鈍い動きが継続していました。EURは他の主要通貨に対して下落していたものの、USD/JPYが円安になっていたため、その動きに助けられて対円では大きく下落する(=円高になる)ことはありませんでした。現在、136円台前半で推移していますが、ここが重要ポイントであると認識しています。もし、現在の水準をクリアし、136円台中盤から後半あたりにしっかり入ってくれば、さらにスーっとユーロ高・円安が進むこともあると予想します。



<USD/JPY>
「ドル買い・円売り」戦略を継続します。
玲子さんの現在の戦略
USD/JPY買い3万ドル 取引(9/13)110.18
USD/JPY買い3万ドル 取引(9/14)110.64
重要ポイント:円安方向への強気目標値は115円あたり。円高方向に対する抵抗帯は112円00銭前後、その次の111円00銭前後は強力な抵抗帯。

  
Posted by kawase_oh at 09:28TrackBack(1)
2005年09月28日

ドイツに続き、ポーランドよお前もか?

9・11日本の総選挙結果は、世界の投資家に「期待」を持って受け止められました。
9・18ドイツの総選挙結果は、世界の投資家を「失望」させました。
構造改革推進を旗印に掲げた政党が圧勝した日本に対して、ドイツでは構造改革に積極的な政党の議席数が伸び悩みました。

選挙結果はそれぞれの国民が選択したことですが、世界の投資家はシビアな投資行動を取りました。それは、双方の株式市場に顕著に表れました。
日本の株式市場(TOPIX)は選挙後の1週間で2%上昇しました。
一方、ドイツの株式市場(DAX)は選挙後の1週間で2%下落しました。


さて、去る9月25日、東欧の新興国ポーランドでも総選挙が実施されました。ポーランド総選挙でも、“改革”が争点でした。旧共産党系の与党の政権下で20%近くもの驚異的な高さの失業率を叩き出していたことに対して、複数の野党たちはそれぞれ改革案を持って与党に対決を挑みました。

結果、与党は大敗しました。

良かった!と思いきや・・・、あまり良い結果ではありませんでした。

構造改革(経済活性化や財政建て直し)を旗印に掲げた野党「市民プラットフォーム」は、第一党の座を得ることができませんでした。ポーランド国民の最大の支持を受けたのは、改革にはそれほど積極的とは見なされていない野党「法と正義」でした。「法と正義」って政党名からしてちょっと・・。

選挙の翌日、
ポーランドの通貨ズロチは、一時、2%近くも急落しました。

単に選挙結果だけでポーランドあるいはユーロ圏経済を判断するのではなく、今後、政権政党が政策を実現・実行していく過程を冷静に分析する必要がありますが・・・。
これまでポーランドは、新興国として注目され、それなりの投資資金流入もありました。将来、そのような資金を経済発展に生かして先進国の仲間入りを目指すのか、それとも新興国ポーランドは新興国のままなのか・・・。
欧州諸国の経済動向は、政治リスクも踏まえて注視したいです。




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Posted by kawase_oh at 09:27TrackBack(7)

今日のポジション(9/28)

昨日、112円台前半で始まったUSD/JPY相場は、じりじりと円安方向に推移しました。夕方には113円台に達しました。欧米市場においてもドル高・円安の勢いが衰えることなく日本時間の深夜には113円50銭まで円安になりました。

これまで申し上げてきた113円という短期的な目標値は達成しました。

さて、ここからですが。
9月初旬から中旬にかけて、109円〜111円の値幅で保ち合った際に蓄積された相場エネルギーは、ほぼ放出しきったと考えます。したがいまして、過去の通常の相場変動例に照らし合わせれば、このように全エネルギーが相場変動に費やされて目標値に到達した後は、戻る動き(このケースではドル安・円高の動き)が生じやすいです。

コンスタントに過去の経験則に従いながら短期売買を繰り返す戦略ならば、この水準で、あるいはここから上昇する過程においては、徐々に利益確定しながらポジションを減じる戦略が妥当と考えます。

しかしながら、現在の相場環境が過去の事例とはやや異なると考える場合。
すなわち、2002年初135円から3年間継続したドル安・円高トレンドが、今年に入ってから大転換し、ドル高・円安トレンドはまだ始まったばかりである。加えて、マクロ経済環境においても、米国の圧倒的な経済的優位、日米金利差の拡大、そして、日本国内の過剰な流動的資金が外貨建て資産に向かう可能性、などなど。
そのような観点を踏まえて・・・。
今回109円で底を打った短期的な相場トレンドが、7月のピークの113円70銭あたりを越えてくる場合は、このままの勢いで115円あたりまで到達する可能性も少し残っていると判断します。

もっとも、短期予想はさておきますと、長期的はまだまだドル高局面が続くであろうとの見通しを堅持しています。
長期スタンスで米ドル投資を行っている方は、このように円安になったからと言って興奮せず、今後多少円高になったとしても悲観せず、むしろ円高に戻るような場面ではドル買いのチャンスなので、少しずつ着実に米ドル投資比率を高める戦略を継続したいです。



<USD/JPY>
「ドル買い・円売り」戦略を継続します。
玲子さんの現在の戦略
USD/JPY買い3万ドル 取引(9/13)110.18
USD/JPY買い3万ドル 取引(9/14)110.64
重要ポイント:円安方向への目標値113円は達成。短期的にさらに強気目標値を設定するとすれば、115円あたり。円高方向に対する抵抗帯は112円00銭前後、その次は111円00銭前後は強力な抵抗帯。

  
Posted by kawase_oh at 09:13TrackBack(0)
2005年09月27日

9月23日の中国人民元制度変更

先週末9月23日に人民元の制度変更が発表されました。2ヶ月前の7月21日の人民元切り上げ発表は衝撃的でしたが、今回は、内容も市場に与える影響もだいぶ異なります。どのような点が変更になったのか?ここでおさらいしましょう。


7/21に、人民元は対米ドルで約2%の切り上げが実施された。
9/23に発表されたのは、人民元が“対ユーロ”、“対円”、“対香港ドル”で1日の変動率が拡大することを容認するというもの。これまではそれぞれ上下1.5%であったのが、上下3%へ拡大。
対米ドルの1日の変動率は0.3%であったが、それに関しては変更なし。


9/23の中国人民銀行の発表について私の見解は、
為替市場に大きな影響があるものとは考えません。これまで場合によっては無理が生じるかも知れない細かい部分について、技術的な対応を取ったに過ぎないという解釈です。また、先週末にはG7が開催されており、その直前に、「我々中国は為替制度改革を着実に実施しているんですよ〜」とアピールしたい意図もあったと思います。
つまり、上下1.5%の幅でも平常時は特に問題ないのですが、念のため上下3%に拡大することで、結果的に、為替制度改革を進めている雰囲気を醸し出そうという作戦だったように思います。


エコノミストたちの見解をいくつかご紹介しますと、
「人民元高圧力と背景とした制度改革は、円買いの機運が高まりやすい」
と言う人がいれば、一方で、
「今回の制度変更は、対ドルでは変更なしで、他の主要通貨に対する上昇を容認するものだから、結果として、それらの通貨が対ドルで相対的に弱くなる可能性がある」
と指摘する人もいます。

いずれもの解釈も相場の大きな流れを作る要因にはならないと考えます。
既述の通り、対ドルでは変更がありませんでしたので、USD/CNYレートも特に大きな動きはなく、1ドル=8.09元あたりで推移しています。ちなみに1元=13円80銭〜90銭程度です。




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Posted by kawase_oh at 09:27TrackBack(4)

今日のポジション(9/27)

昨日のUSD/JPY相場は、112円台での小さな値動きにとどまりました。先週1週間は、111円00銭〜112円00銭あたりの値幅で推移して、週末に112円台にしっかり乗ってきたわけですが、今後は、先週の高値を抑えていた112円00銭前後の水準が下値をサポートする水準として作用しそうです。ただ、先週しきりに申し上げていた110円台後半〜111円00銭前後の水準と比較すると、保ち合い(上値抑制水準として作用していた)期間が短いだけに、やや軽めの支持水準として認識したいです。
いずれにしましても、短期的にはもう一息、ドル高・円安方向に動くことを狙います。
長期投資スタンスにおいても、これまでとまったく変わりなく、徐々にドル投資比率を高める戦略を推奨します。

昨夜、ECB(欧州中央銀行)政策委員会のメンバーが、原油高がインフレ率上昇につながるような事態になれば、利上げをする用意があるといった趣旨の発言をしました。その発言を受けて、ユーロが買い戻される場面もあったようです。が、経済指標でしっかりしたデータが出てこない間は、ユーロ圏が利上げをすることはまだ難しいと思います。



<USD/JPY>
「ドル買い・円売り」戦略を継続します。
玲子さんの現在の戦略
USD/JPY買い3万ドル 取引(9/13)110.18
USD/JPY買い3万ドル 取引(9/14)110.64
重要ポイント:円安方向への目標値は112円台後半から113円あたり。円高方向に対する抵抗帯は112円00銭前後、110円後半〜111円前半。
  
Posted by kawase_oh at 09:15TrackBack(2)
2005年09月26日

民主党代表の前原誠司さんは電車男!?

9・11衆院選挙で、小泉自民党が圧勝しましたが・・・・・、
その結果を受けて、各種世論調査などでは、“自民党が勝ちすぎた”という感想を持つ人が多いようです。これは裏を返せば、野党第一党の民主党がだらしない! もうちょっとしっかりしてくれ! といったところだと思います。気になったブロガーの見解を一部引用させて下さい。


大西宏さんの「マーケティング・エッセンス」より、
********************
民主党を立て直し、政治の拮抗力をつくらないと、日本は大政翼賛会が握るのような構造になってしましい、やがてそれが暴走や腐敗を生み出すこともなりかねません。健全な政治のメカニズムを失うことになります。
民主党の立て直しはきっと日本の将来がかかっていると思うのでそういった危機感、また自覚を望みます。
********************

「メガ放談」のmegawattさんは、
********************
(先の国会で自民党の郵政法案に)対案を出さない民主党は駄目なのは十分承知の上で、私は民主党に投票した。「改革」の前に「政権交代」ありき、と思ったからだ。
********************

その他のブログを拝見していると、民主党は党内対立をいい加減に止めて、あるいは、左派をズバッと切って、政権を取るにふさわしい政党になるべく頑張って欲しいとのご意見が多勢を占めているように思います。

「時事を考える」のマルセル・プルーストさんの主張はとても印象的です。
********************
もし(旧社会党系の)横路さんのグループが(民主党から)離れるというならそれもいいでしょう、小泉さんのように次回の選挙で刺客を送ればいいだけです
********************


民主党代表に選出されたのは前原さん。私は不勉強で、前原さんのことをあまり存じ上げていませんでしたが、そのまっとうな主張・方針には、意外と言っては失礼ですが、期待できるのでは!?と感じた方も少なくなかったと思います。

民主党党首になった前原さんをどう思うか?緊急アンケートを実施しました。

積極的に期待する人が25%、
消極的ながらも前原代表を肯定する人が46%。
合わせて、7割以上の人が前原代表に好印象を持っているようです。

代表選挙でわずか2票差で敗れた菅さんですが、
菅さんが民主党代表になって欲しかったと思う人は14%でした。
民主党議員の考えと、国民世論との間にズレがあるように感じます。

小沢一郎さんに立候補して代表になって欲しかったと思う人は9%。
小沢人気は根強いようですね。

私がよく勉強させていただいているブログ「Espresso Diary@信州松本」の斉藤さんは、前原代表を電車男にたとえてらっしゃいます。斉藤さんのご見解はいつもながら大変興味深く思いました。ぜひご一読を。


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Posted by kawase_oh at 06:50TrackBack(15)

今日のポジション(9/26)

先週9月19日に111円台で始まったUSD/JPY相場は、111円台での推移を続けながら、週末金曜日のNY市場では、大きくドル高・円安方向に動き、112円台に乗ってきました。
9月に入ってから上値を抑えてきた111円00銭前後の水準が、先週は逆に下値を支える水準として作用したことが特徴的だったと思います。先週21日、22日には円高になる場面があったもののいずれも111円00銭前後の水準でサポートされ、さらに23日には、人民元の変動率拡大のニュースが発表された後、円高となりましたが、またしても111円ちょうどあたりの水準は死守され、その後、するすると円安方向に戻り、勢い余って112円台まで円安になりました。

週末のG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)の声明についてですが、
中国がすでに人民元切り上げをわずかながらも実施していることなどから、特定の通貨を暗に示すような形で為替相場の柔軟化を求めるといった表現は削除され、代わって、中国当局の決断を歓迎するとの文言が入りました。その他を読んでも、当たり障りがなく、特に気にすべき表現はなかったと思います。

さて、今週のUSD/JPY相場ですが、引き続き、113円あたりまで、短期的にももう一息、円安を狙いたいです。



<USD/JPY>
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USD/JPY買い3万ドル 取引(9/14)110.64
重要ポイント:円安方向への目標値は112円台後半〜113円あたり。円高方向に対する抵抗帯は110円後半〜111円前半。

  
Posted by kawase_oh at 06:35TrackBack(0)
2005年09月25日

「日本が景気回復すると円高になる」の誤り

「日本が景気回復すると、円買い需要が増えて円高になる」

という論調をよく目にします。


この考え方に私は賛成しかねます。
大きな理由は2つ。


一つ目は。
日本の景気回復に伴い、国内株式や国内不動産への投資意欲が高まり、世界中から日本へ資金流入が生じるというシナリオは確かにあります。2003年以降の日本株上昇局面である程度の円買い需要があったことは否めません。しかし、債券市場はどうでしょうか?

例えば、米国の資金流出入を分析・予測するとき、いつも米国債(米ドル建債)のことが話題となります。それは、株式市場と比べて債券市場は圧倒的に規模が大きく、債券市場を無視してグローバルな資金フローを論じることは不可能だからです。
米ドル高は、米ドル建て債券需要がたくさんあって初めて成り立ちます。

翻って、日本の金融市場を見ると、景気回復しようがどうなろうが、現状ではなかなか国内債券市場はグローバルな資金の受け皿とはなりにくいと考えるのが妥当です。だとすると、単に日本株が魅力的だからとの理由で円高になると結論付けるのはあまりに短絡的で、グローバルな投資家の円建て債券需要の高まりを指摘できて初めて、金融市場的背景に基づき為替市場は円高になるとの理論が成り立つのではないかと思います。


さらに、二つ目が私は重要だと思うのですが。
日本の景気回復は、国内投資家のリスク許容度を増大させます。
国内機関投資家の多くは、 “カネ余り”の状態でありながら、為替リスクを積極的に取りにいくことはできていませんでした。理由は財務内容が脆弱であること、収益見通しが良好でなかったことなどが挙げられます。
しかし、財務内容が強固になり、収益に余裕ができれば、外貨建て資産に投資してリスクをある程度許容しつつ、ポートフォリオの期待リターンを最大化する戦略を取り入れることができます。

つまり、日本の景気回復により、海外の投資家が日本への投資比率をここからさらに引き上げることよりも、世界第2位の経済大国である日本の投資家が外貨建て資産への投資を増進することの方が、潜在的規模が大きく、為替市場への影響も大きいであろうと考えます。




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Posted by kawase_oh at 09:08TrackBack(11)
2005年09月24日

金融庁がまたしてもFX業者を処分

金融庁は9月22日、外国為替証拠金取引業者(FX業者)の富田国際商事(東京都港区)が、顧客財産と自社財産の区分を行っておらず、さらには債務超過の状態にあることを確認しました。金融庁は同社に対して、業務停止命令・業務改善命令を出しました。


「FX業者が悪い事をした」と言うよりは、
「犯罪者がFX業者になりすましていた」と表現した方が良いと思います。


それにしても・・・、
今年7月に改正金融先物取引法が施行されましたが、金融庁が処分したFX業者はこれで早くも6件目です。

まだまだ悪質なFX業者、債務超過に陥る可能性がある危険な業者は残っているようです。
わけのわからんFX業者は、FX業者ではなく単なる詐欺グループですので、くれぐれもお気を付け下さい。




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Posted by kawase_oh at 11:18TrackBack(8)

玲子さんの戦績(9月19日〜23日)

0509042004年7月22日100万円で為替投資を始めた玲子さん。為替王の「今日のポジション」を見ながら売買をしています。前週末で198万円だった資産は、今週末時点で205万円に増大しました。



今週はまったく売買しませんでした。
9月13日と14日に構築したドル買い・円売りポジションをそのまま保有しています。運良く、予想通りドル高・円安が進行したため、含み益が膨らみ運用成績向上につながりました。

この1週間のポイントは・・・、
経済ファンダメンタルズ分析においては、
ハリケーン被害などは、マスコミや経済評論家がそれを過度に取り上げたり煽ったりする傾向にあるので、米国経済に与える影響などを冷静に分析することが必要だと思います。巨大ハリケーンの影響でドル安・円高になると言っていたエコノミストにはおしりぺんぺんしてやりましょう。

テクニカル分析においては、
前週に111円ちょうどの壁を上に突き破った後、今週は、これまで上値を抑えていた111円ちょうどあたりが今度は逆に、相場の下値を支えることとなりました。そのような教科書的なテクニカル理論(ご参照:9/199/229/23)を知っているかどうかもポイントだったと思います。

具体的なポジショニングに関しては、
前週に110円台でドル買い・円売りポジションを構築した後、USD/JPY相場は111円台に乗ってきましたが、それを利益確定の決済をしてしまわずに我慢して保有し続けられるかどうか?という点にあったと思います。もちろん、超短期スタンスで、111円台後半で一旦利益確定して、111円台前半で再度ポジション構築を行うことができれば、それがベストだったと思います。


さて、週明け以降の戦略ですが、
「今日のポジション」で書いてあります目標値の113円に近づきつつあります。その水準を超えてくると円安の勢いがやや衰える可能性があると考えます。その際、短期戦略においては、一部ポジションを利益確定させる手法も良いかと思います。が、長期スタンスにおいては、何の問題もなく、ドル強気・円弱気戦略を継続したい考えです。



玲子さんの過去の戦績については、こちらを参照
玲子さんが見ている「今日のポジション」は、こちらを参照

  
Posted by kawase_oh at 10:42TrackBack(2)
2005年09月23日

資産運用相談 Q&Aメルマガ

「為替王・資産運用相談Q&Aメルマガ」は8月に創刊して以来、週1回発行するというペースで続けてきまして、先週までで、第6号まで発行いたしております。お陰様で登録者の方が早くも4,000名を超えてきました。大変ありがたいことでして、身の引き締まる思いです。これからも一生懸命メルマガを書きたいと思います。
どのような内容なのかをを最新号から一部抜粋してご紹介したいと思います。(メルマガ登録はもちろん無料ですので、まだの方は こちらからどうぞ!


********************
(Question No.17)
「まめぞう」と申します。
損失ばかり出してネット上をふらふらしていたところ為替王さんのブログに行き着き、心理的精神的にに余裕を持って投資できるようになりました。もう少しで損失を取り戻せそうです。ありがとうございます。
質問ですがいろいろな雑誌などで「今後日本がハイパーインフレになるかもしれない。」「そしたら政府はデノミをするだろう。」「デノミになると預金が目減りする。」と書かれています。もし、そうなったとき外貨預金や外国為替証拠金取引で他国通貨を保有していることはデノミの影響を受けないのでしょうか?相場はどうなるのでしょうか?

  続きを読む
Posted by kawase_oh at 10:39TrackBack(5)

今日のポジション(9/23)

昨日のUSD/JPY相場は、相場を勉強して今後生かすための良い教材となります。

昨朝111円台前半で始まったUSD/JPY相場は、

朝9時前〜9時半頃にかけて、
夕方16時半〜18時半頃にかけて
夜20時頃〜21時頃にかけて、

1日のうちに、朝・夕・夜と合計3回同じような相場推移を繰り返しました。いずれの時間帯にも、111円ちょうどあたりまでドル安・円高が進み、あわや111円割れかと思うような水準まで下落した後に反発をしました。

朝の下落の後は、111円80銭台まで反発。
夕方の下落の後は、111円30銭台まで反発。
夜の下落の後は、111円70銭台まで反発。

これは、昨朝の「今日のポジション」で申し上げましたが、
9月1日〜9月15日にかけて109円〜111円の保ち合いが長らく続いていて、110円後半から111円ちょうどあたりの水準でドルの上値が抑えられる形となっていました。そんな水準を上値抵抗帯と呼んだりします。9月16日以降、その上値抵抗帯を上抜けて111円台にしっかり乗ってきました。そんなときは、これまで上値抵抗帯と考えられてきた水準が、今後は逆に下値を支える水準として作用することがあります。

私はデイトレ・日計り(=日中の細かい値動きを狙って短期売買を繰り返して収益を上げること)はそれほど頻繁には行いません。が、昨日のUSD/JPY相場の動きは、テクニカル理論を反映した典型的な短期値動きであり、為替相場のデイトレを志す方、中長期スタンスでもたまには超短期売買をしてみたいと思ってらっしゃる方には、とても役に立つ具体例ではなかったかと思います。



<USD/JPY>
「ドル買い・円売り」戦略を継続します。
玲子さんの現在の戦略
USD/JPY買い3万ドル 取引(9/13)110.18
USD/JPY買い3万ドル 取引(9/14)110.64
重要ポイント:円安方向への目標値は112円台後半から113円あたり。円高方向に対する抵抗帯は110円後半〜111円前半。

  
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2005年09月22日

米国政策金利はテロ事件前の水準を上回る

9月20日、米国政策金利が3.5%から3.75%へ引き上げられました。為替王倶楽部の予想アンケートでは、約8割の方が予想されていました。一般的にも今回の0.25%の利上げは予想の範囲内と言えると思います。

3.75%と言えば・・・、
あの2001年9月11日米国同時多発テロ事件が起こる直前、当時の米国政策金利水準が3.5%でしたから、ついにそれを上回ってきた訳です。テロ事件以後、4年かかってようやく・・・、いや、わずか4年でテロ以前の水準以上に回復してきたと言った方が適切かもしれません。ここ数年、日本やユーロ圏が金利引上げまったく実施できていないことを考えると、米国の景気回復・拡大には、根本的な力強さや舵取りの上手さを私は感じます。

さて、今回のFOMC(米国連邦公開市場委員会)の声明も気になりますのでいくつかチェックしましょう。

まず、ハリケーン「カトリーナ」については、
「短期的には経済成長に対する不確実性を高めたものの、今後、継続的な脅威にはならないと我々は考える」
として、ハリケーン被害を嬉しがって取り上げて、米国ならびに世界経済の不安感を過度に煽るような論を米当局は一蹴しました。

今後については、
「緩和的な政策スタンスは慎重なペースで解除する」
つまり、3.75%まで金利水準が回復してもなお、当局は、現状を“緩和的”と見なしており、今後も利上げするつもりであることを示唆しています。

いつ利上げをするのかわからないような日本やユーロ圏、先月は利下げを実施した英国など主要先進国と比較すると、米国の金融政策は目立ちます。
私は、金融政策(金利)は、為替相場の主要な変動要因と考えており、米国がじわじわと金利を引き上げ続けてきたこと、そしてそのスタンスをもうしばらく続けるであろうことは、為替相場においては確実に長期的に米ドル優位に作用すると判断します。


<追記>
次回の委員会が開催されるのは11月1日です。
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Posted by kawase_oh at 09:24TrackBack(7)

今日のポジション(9/22)

昨日のUSD/JPY相場はじりじりと円高方向に値を戻し、瞬間的に110円台に突入する場面もありました。これにつきましては、先週末以降、急速にドルが買い進まれたことに対する反動であるとか、ハリケーン「リタ」による米国経済への悪影響を懸念してドルが売られているといった解説もあるようです。が、いずれも経済基盤の根底にかかわる話ではないので、目先の短期的な変動要因として働くに過ぎないと考えます。

私の見通しは変わりありません。引き続き、ドルの買い持ち戦略を継続したいとの考えです。
目標値は引き続き113円あたりを考えています。万が一、逆に円高が進んだ場合も、極端な円高は想定しづらいです。
9月に入ってから109円〜111円の保ち合いが続き、110円台後半から111円00銭あたりが上値抑制水準となっていましたが、先週末にそれをクリアしたことで、今度は逆に、これまで上値抑制として働いていた110円台後半から111円ちょうどあたりが下値抑制水準として作用しやすくなります。このような相場の重要水準の認識例は、いろんな相場局面で応用が効きます。もちろん絶対そうなるというものではなく、そうなる確率が高いというだけの話ですが、教科書的な相場理論のひとつとして知っておきたいです。



<USD/JPY>
「ドル買い・円売り」戦略を継続します。
玲子さんの現在の戦略
USD/JPY買い3万ドル 取引(9/13)110.18
USD/JPY買い3万ドル 取引(9/14)110.64
重要ポイント:円安方向への目標値は112円台後半から113円あたり。

  
Posted by kawase_oh at 09:13TrackBack(1)
2005年09月21日

ドイツ国民は座して衰退を待つのか?

9月18日に実施されたドイツ総選挙。
注目点は、シュレーダー首相率いる社会民主党(SPD)と、メルケル党首率いるキリスト教民主同盟・キリスト教社会同盟(CDU/CSU)連合の対決でした。

SPDは、主に労働者層の支持を受けている与党ですが、SPD政権の下で、これまでドイツは過去最悪の失業率・失業者数を記録しました。選挙戦では、高額所得者への課税強化や失業手当ての充実などを訴えました。一方の、CDU/CSUは中道右派で構造改革を強く推進することを主張しています。各所得税率の引下げに加えて、消費税率アップなどを堂々と訴えました。


私は、当然、ドイツ国民はCDU/CSUを断然支持するものと思っていました。
しかし結果は、ほぼ同議席数でした。私だけでなく世界中の多くの投資家は、この結果に失望したことでしょう。

私たち日本国民は先の選挙では、構造改革遂行を望むという選挙結果を出しましたが、ドイツ国民は変化を望まず、船が沈むのをそのまま待っているかのような印象です。得票率を並べると、

キリスト教民主同盟・キリスト教社会同盟(CDU/CSU)連合:35%
社会民主党(SPD):34%
自由民主党(FDP):10%
左翼党:9%
緑の党:8%

改革推進派のCDU/CSUが過半数を取れなかった点で、日本とドイツでは、選挙結果に明暗がはっきり出たと言っても良いでしょう。

この結果、どのような連立政権が誕生するのか? についてはいろんな選択肢があり、まったく読めませんが、ドイツにとって必要不可欠な構造改革が停滞することは、ほぼ間違いなさそうです。
ドイツ経済の低迷はユーロ圏経済全体の足を引っ張り、通貨ユーロにも影響を与えます。短期的には、CDU/CSUの得票率が伸び悩み、政局不安に陥るリスクはかなり織り込まれていたため、ここからの下落幅は限定的だと思います。むしろ、今後の政策運営の自由度の低さが根本的にドイツ経済復活の妨げとなり、ユーロが対ドルで長期的な下落トレンドを描く可能性が高いと予想します。

私たち円ベースの投資家にとって、米ドルとユーロを比較した場合、今後長期的には米ドルの投資収益率がユーロのそれを大きく上回ることを私は予想します。
分散効果を考慮してユーロをいくらか組み入れることには私は賛成ですが、やはり米ドルを中心とした外貨ポートフォリオを構築することが最善であると判断します。




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Posted by kawase_oh at 09:12TrackBack(4)

今日のポジション(9/21)

USD/JPY相場は昨日、東京市場では、111円台前半での小さな値動きに留まったものの、NY市場ではやや円安方向に動きました。そして、瞬間的には112円台を回復する場面もありました。

112円台まで円安になった背景のひとつは、米政策金利は3.5%から3.75%へ引き上げられたことです。加えて、ハリケーン「カトリーナ」の影響についても、「一層の継続的な脅威をもたらすことはないとみている」との声明が当局から発表されました。これは、私が過去記事(9/6)で申し上げたこと と同じような認識です。
「カトリーナ」が米国経済に及ぼす悪影響について大騒ぎしていた経済評論家、エコノミストは多かったです。“カトリーナの影響で米国は景気後退する”、“カトリーナの影響で米ドル安になる”・・・。彼らは舌の根も渇かないうちに意見を変えていることでしょう。

USD/JPY相場の見通しは変わりありません。
月曜日の「今日のポジション」で申し上げたような理由などから、まだ円安圧力がかかり易いと考えます。ドル買い・円売りポジションはそのまま継続保有して、ここからもう一息、113円あたりまでドル高・円安を狙いたいです。
もっとも、長期スタンスの投資においては、多少の相場変動に動じずに(目先の円高に悲観せず、目先の円安に興奮せず)、機械的に徐々に米ドル投資比率を高める戦略を継続して良いと思います。



<USD/JPY>
「ドル買い・円売り」戦略を継続します。
玲子さんの現在の戦略
USD/JPY買い3万ドル 取引(9/13)110.18
USD/JPY買い3万ドル 取引(9/14)110.64
重要ポイント:円安方向への目標値は112円台後半から113円あたり。

  
Posted by kawase_oh at 09:01TrackBack(1)
2005年09月20日

経済用語解説 デノミ

Q&Aメルマガ最新号で、デノミと為替市場についての論点でご質問を頂戴し、それにお答えしましたが、デノミそのものについてもう少し掘り下げたく思います。

デノミとは、デノミネーションの略です。
通貨呼称単位の変更を意味します。
英語では、denominationと言うと、単に“通貨呼称単位”という訳になりますので、redenominationと言った方が、“通貨呼称単位の変更”の意に近くなると思います。


デノミとは具体的には・・・、

例えば、現在の100円を1円と呼ぼう。
というのがデノミです。

モノの値段が安くなる訳ではありません。
呼び方・認識が変わるだけで、通貨価値は変わりません。
すべてが100分の1になるので、儲かる人はいないし、損する人もいません。

では、なぜ、そんなことをする意味があるのか?

いろんな為替レート(2005年8月末時点)を見てみると・・・、
EUR/USD=1.23
GBP/USD=1.80
USD/CAD=1.18
EUR/GBP=0.68
・・・・・
USD/JPY=110
EUR/JPY=136
AUD/JPY=83

.あれれれれ・・・。
日本以外の国同士、すなわち外貨同士の通貨ペアのレートは、1に近い小さな数字が並んでいますが、日本円(JPY)が絡んだ為替レートは、桁が違いますね。
為替の世界に入ると、最初に「なんでだろう?」と思うことのひとつかも知れません。

3大国際通貨(USD、EUR、JPY)のひとつである日本円の通貨呼称単位を他の主要先進国と同じくらいに揃えよう、普通の通貨にしよう、円の国際化をさらに進めよう、という考え方がデノミ論者の拠所のひとつです。


しかし、デノミの意義・効果についてはいろんな論点があり、賛否が分かれています。

賛成派は経済効果などを主張します。
値札や販売機、帳簿類などをの需要を生み出し、経済活性化に資するとの論もあります。一方で、それらはコスト負担を意味するため、トータルで見ればあまり効果が無いとの指摘もあります。私も、実際には、デノミによる経済効果は特に期待できるほどのものではないのでは、と思っています。

デノミは心理的には、値段が安くなったかのような錯覚に陥り易い(実際に1万円だったモノに、100円という値札が貼られていたら、ついつい買っちゃうかも知れない・・・。)ので、需要サイドからの価格上昇圧力や、便乗値上げなどによる供給サイドからの値上げ圧力も発生しやすく、経済全体として物価上昇(インフレ)の方向に作用するとの意見もあります。

デノミ否定派は、「今までの100円を1円と呼ぼうと言われても、混乱を招くだけじゃないか!」と主張します。デノミのメリットが国民に強く印象づけられない間は、「デノミは混乱を招く」という意見を一蹴することは難しいように思います。

政治の世界において、これまでの自公連立与党においては、デノミが検討課題にはなっていましたが、まだ、意見がまとまっていないという印象です。
昔は、中曽根総理あたりはデノミ論者だったと記憶していますが、さて、郵政民営化で圧倒的な支持を受けた小泉さん、デノミ論についてはどう切り込むでしょうか?





  
Posted by kawase_oh at 09:21TrackBack(4)