カナダドルは優等生!?
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「高金利通貨の預金はおトク」というセールストークに惹かれ新生銀行のマーケット情報で加ドルについて調べてみました。(以下、一部抜粋。)
「アメリカの陰に隠れがちですが、カナダはG7の一員で、良好な経済成長と財政を維持しており、また加ドルは米ドルより金利水準が高く、為替レートの変動は比較的小さいため、“優等生通貨”といわれています。」
あまり馴染みのない加ドルに注目しているのですが、為替王さんの見解はいかがでしょうか?
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まず、“銀行や証券会社のセールストークは鵜呑みにしてはいけない!”というのが私の持論です。しかしながら、今回ご紹介の新生銀行のカナダ情報は客観的な表現でとてもいいと思いました。順にチェックしていきましょう。
まず、「カナダが良好な経済成長と財政を維持している」という部分。まったくその通りです。主要先進国の中では高い経済成長率をキープしていて、財政収支もここ数年ずーっと黒字です。次に、「加ドルが米ドルよりも金利が高く」というのは1月まではその通りでしたが、現在では間違いです。カナダの政策金利は最近ずっと2.5%のまま。一方、米国政策金利は2月に2.25%から2.5%に引上げられ、3月には2.75%に引上げられました。そして、5月にはさらに3%くらいに引上げられる可能性があります。なので当面は、“米ドルの方が加ドルよりも金利が高い”状態が続くと思います。最後に、「為替レートの変動は比較的小さい」という部分はまったくその通りです。過去のいろんな通貨の変動率を比較検討すると、加ドルはかなり変動率が低い部類に属します。そのような観点からも昨年は、私は基軸通貨米ドルが不安定な時期は代替通貨として加ドルを保有することをお薦めしていました。
結論。
米加の金利差が逆転したことで、従来よりは加ドルの魅力度は低下した。加ドルを“高金利通貨”と呼べるかどうかはちょっと微妙。しかし、米国は双子の赤字(財政赤字&経常赤字)を抱えている一方、カナダは財政収支も経常収支もともに黒字。加えて経済基盤も堅調であり、それらの観点では低リスクと判断できる。
儲けてやろうという趣旨にはそぐわないが、リスク分散の観点からの保有は積極的に検討する価値があると考える。自分の外貨資産のうちある程度(全外貨資産の5〜20%くらい)の範囲で加ドルを組み入れるのは運用成績安定に貢献すると判断する。となります。
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為替を始めて初めてのGWを迎えることになりました。
ブログをここのところ忘れ気味だったので気合を入れて書いていきます。^^;
また勉強させていただきます。
円高になると為替損益から元本がマイナスになる可能性はありますが
外貨運用は「やるのがリスク」ではなく「やらないのがリスク」であり、
資源の乏しい日本としては輸入インフレから資産を守るためにも
リスク分散の観点から外貨資産の一部にカナダドルを組入れることを
検討してみようと思いました。
また全体の成績を左右する重要な資産配分(アセットアロケーション)に関しては「外貨資産のうちある程度(全外貨資産の5〜20%くらい)の範囲で」という
、より具体的な戦略レベルの話まで語られていたのは非常に好感がもてました。
ありがとうございました。
ケーイチさん、こんにちは。
ケーイチさんのブログで書かれてらっしゃるように、GWに銀行がネットも含めて休業することは要注意だと思います。年末年始などにも私はいつも思うのですが、「休まず営業します」という銀行があってもいいのにと思っています。
ビジネスノウハウ大学内田拓男さん、こんにちは。
男前の内田さんのブログは大変興味深く思いました。お邪魔して勉強させて頂きます。
gold1977さん、こんにちは。
米ドルを軸にしながら他の通貨を取り入れるのはとても良いと思っています。100%米ドルにせずに別な通貨を少し組み入れることで、資産全体の理論上のリスク・リターンの期待値は確実に向上するのでgold1977さんご指摘のような資産保全の観点からはとても良いと思います。
トラックバックの方、ありがとうございました。
確かにカナダドルは安定通貨だと思います。
というか、ブログのご拝読ありがとうございます。
実践ではなく実戦、取引ではなく戦闘だと思います、個人的には。
外国為替取引も含めて、この業界はとても厳しい世界だと思います。
しっかり身構えないと、たやすく大損失を被るという、
未熟な自分への戒めも含め、そういう見方をしています。
初心者なので、調べてもトラックバックって何だろ?という感じですがw
為替は最近始めまして、中々面白いなと思っています。
私、株式の経験しかないので、為替の勝手はどう違うのかと
模索している日々です。日々是勉強です。
それでは。
カナダドルはリスク軽減のつもりで購入したつもりだったんですが、最近どうも雲行きが怪しい・・・・。
今厳しいです・・・・。
為替王さんのカナダドルに関する見解すごく興味深いものがありました。
私は為替超初心者ですが、色々参考にさせていただきます。
ヘッジさん、こんにちは。
長期間の検証結果においては、加ドルは他の通貨と比較して変動率が小さいとのデータがあります。もちろん、短期的には、他の通貨と同じように、あるいはそれ以上に下落したり上昇したりする局面は当然あります。
センリツさん、こんにちは。
まったくおっしゃる通りだと思います。相場に熟練した人でも大損してあっという間に財産をなくす人が過去にたくさんいるので本当に厳しい世界だと思います。
npaさん、こんにちは。
株式は通常、上昇するのが良くて下落するのが悪いという考えがありますが、為替は相対的なもので、どちらが良いということはあまりないので、そういう点は面白いなあと私は思っています。
たかこさん、こんにちは。
現在の加ドルは政治的リスクにより久しぶりに大きな下落局面にありますが、政治的混乱はそろそろ落ち着くのではと思っています。
小心者の外国為替取引さん、こんにちは。
戦国武将の武田信玄は勇猛で才覚ある武将よりも、臆病者の武将を重用したと言われています。才覚あると過信する武将は大失敗を犯すことがあるけれど、臆病な武将は味方に大損害を与えることがなく、そのことがとても大事なのだそうです。
相場の世界も、才覚あると過信するとついつい調子に乗って大損するので、私もそうなのですが臆病な人や小心な人が最終的には成功するのだと思っています。