相場で破産する理由
(1)FX取引は株の信用取引きのように期限があったりするのですか?(株は無期限信用も最近はありますが・・・)
(2)商品先物で家庭崩壊に至った人を複数知っています。経験的には外貨預金なら損してもせいぜい元本の10%程度ですが、FXは商品先物のようにリスクの高い取引なんでしょうか。
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「円資金だけでドル売り・円買いできる理由」(5/14記事)のところでいくつかご質問を頂戴しましたので、今日と明日にかけてお答えしたいと思います。
(1)について
株の信用取引には3ヶ月や6ヶ月といった期日がありますが、FX取引にはありません。株の無期限信用取引をイメージして頂いて良いと思います。ただ、FX取引にはスワップポイント(=スワップあるいはスワップ金利とも言う)というものが発生します。取引通貨ペアによって、スワップポイントを受け取ることができるケースもあれば支払わなければならないケースもあります。この点は、取引する前に、どの程度のスワップポイントが発生するのかをチェックしておきたいです。
(2)について
為替市場は基本的に、株式市場や商品先物市場と比較して価格変動率が小さいです。すなわち損したり儲かったりする程度の度合いが低いです。もっとも、株式市場や商品先物市場も市場価格の変動性そのものは、特別恐れるような高いものではありません。ではなぜ家庭崩壊に至る人がいるのか? セールスマンの対応や本人の意志にも問題はあるのでしょうが、主な原因のひとつは“レバレッジ”にあります。
FXをレバレッジをかけずに取引すれば、その為替変動リスクは外貨預金をしているのと同じです。しかし、レバレッジを何倍にしても取引すれば、商品先物取引よりもリスクの高い取引となります。レバレッジを過度にかけて取引すれば、やくざに囲まれて博打をやっているよりもはるかに怖い取引にもなります。
レバレッジをかけることは本来まったく悪いことではありません。ある株Aの価格変動率が40%で、ある通貨Bの価格変動率が10%であることがわかっているとき。通貨Bを4倍のレバレッジをかけて取引して初めて、株Aを普通に取引するのと同じリスクになります。3倍以下であれば、レバレッジをかけているにもかかわらず、株Aよりも低い価格変動リスクしか抱えていない計算になります。
このように、FX取引にしても商品先物取引にしても、「リスクが高い」、「怖い取引だ」と感じるのはなぜなのか?その理由を探り理解すると、どのように対応すべきかがわかってきます。その上で、自分の投資スタイルに合うかどうかを判断したいです。しっかり仕組みを理解することで、「危険」と思っている取引から身を守るだけでなく、場合によってはその仕組みを自分の資産形成の味方にすることもできます。
*レバレッジをかける=手持ちの資金以上の取引を行うこと。 「鈴やんとドラちゃん その3」(3/31) をご参照。
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※本ページの情報は私「為替王」と協力会社株式会社インタースペースが独自に調査したものを公開しています。その情報の正確性につい ては随時精査しますが、完全性は必ずしも保証されていません。また、サイト内情報を利用した結果に対しての責任は負いかねます。
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※FX取引は運用方法によっては魅力的な金融商品だと思いますが、リスクも存在します。
くれぐれもご自身の判断と責任においてお取引ください。
【FXのリスクについて参考記事】-------------------------------------------------------
?“FX取引が危険!”の理由は
?今こそレバレッジの管理
?FX取引は危険だ!
?相場で破産する理由
それとコメント・トラックバックのところに投資・経済系のブログの方がズラリと集まっていて面白いです、地道なトラックバックの成果ですか?
しかし幾らトラックバックを繰り返してもサイトに説得力が無ければ何度も足を運んでもらう事は不可能、敵わないな思いました、降参です。今後は読者の1人として定期的に通わせていただきます。
そうレバレッジは重要ですね〜為替は、分散投資には2通りあると思っていて、自分は通貨の分散と時間の分散ですね。
通貨の分散をすれば、国という銘柄に投資をしているようなものなので、どんなに相場変動が激しくても同一方向にはいかないし安全です。やくざに囲まれるような事はありません^^。
あとは私は時間の分散をけっこう気にしています。欲しいと思ったレートでも時間をかけて一月の値幅と一日の値幅を考えてからじわ〜とポジション構築をしています。
それでは、良い週末を
日本株に対しあまりよいコメントを出せない私ですが、実は金(現物)と海外銀行口座ぐらいしかしておりません。むかし株をしてましたが。
しかし、外為取引を始めようと数年間勉強してきまして、ようやく重い腰を上げる決心がつきました。
レバレッジについてですけど、要は頭金500万で時価5000万相当の土地付き住宅を「買う」のと同じ考えですよね?地価(相場)があがれば評価益、下げれば評価損。ついでに我が家は評価損(笑)
あと、レバレッジ一倍で評価損を抱えたら強制手仕舞いがおきにくいので逆にリスク高くなりますよね(損失確定したくないため)?高レバレッジなら予想に反したら強制手仕舞いで損失を確定できますしね。レバレッジだけが問題でしょうか?
長文失礼しました
上の方もコメントで書いてたけど、プロが無料で質問に答えちゃいますって、かなりパンチが効いておりますよっ。
リスクなどについてはここ1年くらいでやっと、朧気ながらわかってきましたわっ。
ちょっと前までは「商品先物」とかは無条件に「恐ろしいもん」って思ってたし。
でも、まだこゆ考え方をなさってる方は多いみたいですねー(レックの周りだけかしら?)、投資って聞くと、「破産」等のネガティブなイメージに直結させちゃうみたいな。
そういた方への啓蒙活動としても素晴らしいブログでござるm9っ゚ x ゚*)
あれ?なんかちょっと話ずれたかな。。←
しっかりした知識を、学びながら、挑戦してほしいものです。
破産のほとんどが、知識の不足によるものだと考えます。
長期トレンド探索中さん、こんにちは。
御ブログではいろんなニュースをピックアップされていて、それぞれについて興味深いコメントがされていることに私は脱帽です。複数のニュースサイトを見ている時間がない人や、ニュースを鵜呑みにしたくない人にとって、長期トレンド探索中さんのブログはお薦めだと思います。
dmuraさん、こんにちは。
時間の分散というのがとても興味深いご表現だと思いました。
「じわ〜っ」とポジション構築することで、「かっ」と熱くなって「さっ」とポジション構築した後相場が逆方向に動いて「はっ」と青ざめるリスクが減ると思います。
仕事中に時おり
「○○さん!今とうもろこしが大変なことになってます!!」
とか
「冷凍えびがチャンスです」
とか電話が来ますが、そんな出来事も原因かと思います。
アメリカの富豪がプレミアのマンUを買収して騒ぎになってますが
為替を始めてからそういうニュースも別の視点で見れるようになりました。
よしざわんさん、こんにちは。
家を買うのもレバレッジをかけてるというご指摘はおっしゃる通りで、個人の資産における不動産のリスクが高すぎると言っていた人もいました。投機はともかく、実需であればある程度は仕方ないのかなあと私は思います。
高レバレッジで含み損が発生して強制手仕舞いに従える人はいいと思います。追い証をずるずる差し入れ続ける行為は避けたいです。
LECさん、こんにちは。
応援して頂きまして大変嬉しく思います。
私が読者の方のご質問にお答えすることに、どれほどの意味があるのかわかりませんが、既存の金融機関の個人投資家に対する姿勢(傲慢さ、金融商品を理解できていない人間がそれを売っているレベルの低さなど)への批判も込めているとご理解頂ければ幸いです。
植木屋の恋愛事情・株式上場2005さん、こんにちは。
まったくおっしゃる通りだと思います。知識を身に付けることで破産から身を守り、さらに勉強することで資産を増やすことができると私は思っています。
投資歴7年、36歳の男性です。
これまでは株式一本やりでしたが、投資額が増大するにつれ、
ちょっと、びびりが入って来たので、資金の分散というか精神的な休養を求めて、初めて、米ドル建てMMFを購入してみました。
積み重なって増えていく資金に、今は自分の器が追いついていけないので、
ポジションも縮小し、気持ちを入れ替えています。。
今後も投資で勝ち続けていける自信はあるのですが、階段が段々と高くなっていくと心境は弱気になってしまいます。
どこかで守りに入ってしまうんですね。
関係ないようなお話をして申し訳ありません。
機会があれば、「お金の器」について学ばせて頂ければ幸いです。
これからも、宜しくお願いします。。
破産する理由として、レバレッジを利かせ過ぎたり、損切りできずにいたりで、リスクを取りすぎることが一般に言われますが、
トレードで生き残るには、1トレードあたりのリスクは自己資金の何%程度が適切だと思いますか?
ある本では、2〜3%にとどめた方が良いと書かれていましたが、
私自身は、1トレード当たり10%程度の最大リスクを損切りの目安としています。
http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/22534705.html#comments
で、為替王さんも失敗したことがあると書かれていてホッとしました。
私も、これまでに強制ロスカットに3回ほど引っかかり、その都度、かなりの痛手を負ってきました。「家庭崩壊」という言葉が頭をよぎったこともあります。今現在、そうした失敗が教訓になっているかどうか怪しいところはありますが、未だにこの世界に残れていることに満足してます。
為替取引に於いて、レートを占う以上に「レバレッジ管理」は最も基本的なテーマだと思います。どれだけ優れた予想をする人でも100%というのは有り得ないでしょうから…。
「先物で破産した」という言い方は、先物を悪者にして自分を正当化しているに過ぎないと感じるので嫌いです。
小銭にゃんこさん、こんにちは。
まったく小銭にゃんこさんのおっしゃる通りです。付け加えさせて頂くと、元部長さんの知り合いの方が数千万円損している陰で、数千万円儲かった人もきっといます。勉強しているかどうかの差だと思いますので、私も小銭にゃんこさんに負けないように日々勉強しようと思います。
太郎さん、こんにちは。
もし迫真の演技でそう言われたら・・・、冷凍えびにどんなチャンスがあるのか、ちょっと気になってしまいます・・・。
過去には欧米間の企業買収(M&A)が、EUR/USD相場を動かした要因だと言われたこともありました。
レノンさん、こんにちは。
私はレノンさんのお考えや実際に取ってらっしゃる戦略に大賛成です。
私はかつて上手くいった後、びびることを忘れて調子に乗って失敗し、利益を帳消しにしてしまった経験が何度かあります。なので、レノンさんの爪の垢を煎じて飲ませて頂きたいです。
武田信玄は才覚あると自惚れている武将よりも、臆病な武将を重用したと言われています。この言い伝えはとても含蓄があると私は思っています。
オレンジさん、こんにちは。
とても重要な論点だと思います。
2%や3%などが本来は良いとは思いますが、個人投資家の場合、そうやっているといつまで経ってもおカネがなかなか増えないので、給料などキャッシュインフローがある投資家の場合は、10%程度まで許容する戦略であっても特別リスクを取り過ぎだとは思いません。
私は自分の勝率なども考慮したいと考えます。最大で20%の損失まで耐えられるとして、自分の戦略が最悪で4連敗までの可能性があると仮定すると、1トレード当たりの損失許容度は5%だ、というように考えています。
ヒロさん、どうもこんにちは。
私は大損をして、本当に自殺をしてしまいたいと思ったことがあります。最近でも想定以上の損をしたときは自分の足で立っていることすらできなくなり、へたり込みます。
ヒロさんのように勇気を持って厳しい環境で相場にチャレンジされている方を私は尊敬します。
なるほど、自分のシステムの勝率も考慮して最大何連敗しそうかというのを
考慮に入れるわけですね。ありがとうございます、勉強になりました!







