FXフォーランドフォレックス 注文受付停止、建玉決済措置について
為替王さま
突然のメールで失礼致します。ふじと申します。
毎日ブログを拝見しております。また、2010年の投資マニュアルも購入し、CHF/JPYが年当初は最近のレンジの上限にありましたのでショート戦略でのトラップリピート順張りを仕掛け、現在まではうまくいっております。ありがとうございます。
今回は、今週に入りフォーランドオンラインより、以下のようなメールがきたことに対して為替王さんのご意見をいただければと思いメールを差し上げました。
まず初めに指値注文がいきなり取り消され、その後に新規注文停止に関する連絡が連続してきました。2月1日からの法令改正に伴うもののようですが、今後他の業者でも同様の処置がなされる可能性はあるのでしょうか。
私は複数の業者に口座を開設しておりましたため、取り消しされた注文を他の業者で発注しなおし、狙い通り80円ちょうど付近で買いポジションを持つことができましたが、いきなり注文を取り消しされるのはいかにも不誠実だと思います。
また、現在のところは保有中のポジションに関しては強制決済はなされていない状況ですが、今後はポジションの強制決済が行われる可能性もあるというようなメールも流されています。
このような状況に関しまして為替王さんはいかがお考えでしょうか。
ふじ
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ふじさん、こんにちは。
私が優良企業と認識している会社で万が一そのような事態があれば、私も投資家代表として、該当企業に適切な措置を取るよう厳しく要求するなど、多少なりとも読者の皆様のお力になれると思いますが、フォーランドフォレックスという会社の詳細(財務状況や経営陣など)についてはまったく存じておりませんので、あまり軽率なことは申し上げられません。
ただ、同じ投資家として、ふじさんのご心中を察するに余り有りますので、あくまでも私なりの推測を含んだ見解ということで、今回のフォーランドフォレックス(以下、フォーランド社)の件について申し上げます。
原因は、2月1日からのFX業者への新規制。
顧客の証拠金は、基本的には「信託銀行に金銭信託されているので安心」と思われがちですが、実際に取引する際に、カバー取引先(FX業者の取引相手)にも一部差し入れられていました。
顧客がFX業者と取引するために、証拠金をFX業者に差し入れるのと同様に、
フォーランド社はカバー先と取引するために、顧客の証拠金を差し入れていたと考えられます。
FX業者が顧客とマーケット(カバー先)との取引をつなぐ役割を果たしているという観点からいえば、この行為自体は、特別問題があるスキームだとは思いません。
ただ、カバー先の銀行が急に倒産する事態が発生した場合、カバー先に差し入れていた証拠金をフォーランド社が適切に回収することができず、さらにそれをフォーランド社が穴埋めできない事態に陥った場合。このように不運が重なった場合、FX業者の経営は一切問題がなくても、カバー先の不祥事により、顧客の証拠金が返還されないリスクが厳密にいえば存在していました。
今回のFX新規制では、カバー先のリスクまで顧客の自己責任を求めるのは酷ということもあり、そのリスクを未然に回避するために、顧客の証拠金をそのままカバー先に差し入れることは禁止され、顧客の証拠金はあくまでも全額信託銀行へ、カバー先に差し入れなければならない証拠金は別途全額FX業者が自前で用意しなければならないことになりました。
簡単にいいますと、顧客から100億円の証拠金を預かれば、顧客の取引量によっては、FX業者は自前で100億円用意してカバー先に差し入れなければならないケースも出てくるということです。
これは、顧客にとってはかなり手厚い規制ですが、一方のFX業者にとってはかなり厳しい規制です。そのため、たとえ経営内容が黒字で健全であっても、顧客の証拠金および取引量に見合う資金を自前で用意できないFX会社は2月1日の新規制実施以降、続行できないというわけです。
おそらく、フォーランド社は、ぎりぎりまで資金調達や、カバー先との交渉を頑張っていたと思われますが、交渉がうまくいかず、結局、現状の取引量に見合う資金を自前で用意することができず、やむなく、新規取引停止や既存の建玉決済などで取引量の圧縮を顧客にお願いせざるを得ない事態に陥ったと思われます。
本来ならば、顧客にたくさん取引して欲しいFX業者が、逆に、取引を抑制することをお願いすることは断腸の思いであったと察しますが、実際にフォーランド社で取引していた顧客にしてみれば、非常に迷惑なことなので、彼らの見通しの甘さを恨みたい気持ちかもしれません。
非常に好ましからざる事態であることはたしかですが、いずれにしましても、私としましては、なるべく財務基盤が強固で、規制に対してもしっかり先手を打って対応できている優良FX会社と取引されることをお勧めします。
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