ブラジル（レアル）投資、完全崩壊！中国崩壊より酷い状態のブラジル（レアル）いったい何が原因なんですか？今後の見通しは？

ブラジル（レアル）が完全崩壊中！

ブラジル株投資、ブラジルの通貨レアル投資、
ほんの数年前まで大変なブームでした。
それが今、中国の崩壊よりも、大変ひどい状況になっています。

◆ブラジルの株価は毎年、値下がり
リーマンショック直後、ブラジルの株価指数は一時、Ｖ字回復を遂げました。しかし2010年頃を境に、株価は年々、下り坂。約5年前のピーク時と比較して約6割の水準まで下落しています。

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◆ブラジルレアル円は、リーマン後の最安値を下回る
今から5年ほど前、ブラジルでのワールドカップ開催（2014年）や、オリンピック開催（2016年）を期待して、ブラジルレアル型の投資信託が、ほとんどの証券会社で売れ行き上位に並ぶほど販売が過熱しました。その当時はおよそ1レアル＝50円前後の水準でしたが、今年はだいたい40円近辺まで下がり、そして今回の中国発の世界的波乱により、今月1レアル＝31円の安値を記録。リーマン危機直後の安値（35円）をも、かなり下回ってしまうほど悪化しています。

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◆ブラジルで何が起きているのか？
ブラジルの最大の問題は政治（大統領）。
高成長が続いていた2011年に就任したルセフ大統領は、「初の女性大統領」「弱者に優しい政治」などで国民的人気を博すも、あまりに左派的な政策により、国内経済が悪化。2014年の大統領選挙では、さすがに経済回復を願う国民が多いため、2期目は無理との見方が多かったものの、低所得層の絶大な支持により、僅差で勝利。まともなブラジル人いわく「民衆にカネをばらまき、バカな指導者が選ばれ、低レベルな政治が続いた」結果、ブラジルの株価も通貨（レアル）も、とことん売り込まれる状況に陥っています。

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◆ブラジル株＆レアルの見通しは？
ブラジルの株もレアルも大幅に売り込まれていますので、いくらか反発することは期待できるかもしれません。ただ、日本の民主党政権時代と同じように、ブラジルでも現在の左派政権が居座る限りは、本格回復の見込みは薄いでしょう。
希望は、現大統領を熱烈に支持していた低所得層が、経済が行き詰まり予算がカットされる現実に気づき始めて、大統領の弾劾を求める声も強まっていますので、大統領が辞任を表明するようなことがあれば、劇的な回復のシナリオも現実味を帯びるでしょう。ただ、そのようなウルトラＣでもなければ、任期はあと3年も残っていますので、重苦しい状況が続きそうです。



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