今日のポジション（11/30） アメリカFRB議長、利上げ推進か？縮小か？ ドル円を動かすアメリカの金利動向

ドル円はどんよりした重たい状況＝調整局面が続いています。
しかし長期ドル投資の観点では心配ないでしょう。
本日、日本時間の深夜にはアメリカFRB議長の発言が予定されており注目されます。

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ドル円は、重たい状況が続いていますね。

当ブログでも公式ツイッターでも今週の注目ポイントとして
お伝えしておりますのが137円の攻防。

月曜日から早速137円の攻防が見られましたが、防衛に成功して反発。
火曜日も再び137円の攻防の第二ラウンドが見られましたが、防衛に成功。


これを何度か繰り返していくうちに
いわゆる“攻め疲れ”により売り方がいつ買い戻そうか、そろそろ売り方みんな買い戻すのではないかと疑心暗鬼になり、それがピークに達すると一気に買戻しの動きが強まり急騰するケースもしばしば見られます。

今回のドル円のケースでは、売り方は“攻め疲れ”だけでなくて
日々マイナススワップの負担が蓄積されていきます。これはなかなかキツイです。
このような戦いの日数を重ねるごとに、売り方は早期に買戻しをしないといけない焦りも生まれてきます。

ですので、ドルを保有している私たちとしては何も問題ありません。
但し、137円の攻防に敗北した場合には、136円から134円へとずるっと下げが拡大するおそれが高まり、最大132円の下落メドも浮上することになりますので、一応そうなるリスクがあることだけは頭に入れておきたいです。


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今夜、注目されているのはアメリカFRB議長発言。
実は今週すでにFRBの主要メンバーから金利についての重要な発言がチラホラ出ています。

●FOMC投票権持つ12人のうちの1人ブラード氏の発言
「2023年と2024年通して十分に高い金利を維持する必要があります」

●FOMC投票権持つ12人のうちの1人メスター氏の発言
「利上げ休止する時期が近いとは思わない」

●FOMC投票権持つ12人のうちの1人ウイリアムズ氏の発言
「2024年に金利を引き下げる可能性がある」

ブラード氏とメスター氏は、もともと利上げ積極派（タカ派）でしたが、ウイリアムズ氏は消極派（ハト派）の人物。彼が2023年に利下げに転じるのは難しく2024年になると考えているのは興味深いです。

市場では楽観論（あまり利上げしない、利上げは早期に停止されて利下げに転じるだろうとの見方）が広がっていますが、アメリカ当局の主要メンバーはまったくそうではないことがわかります。

今夜の議長発言が一番注目されるわけですが、議長も上記3人のメンバーと同じように
利上げに比較的積極的であれば、やはりドル高圧力となりやすいであろうと考えられます。


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