円キャリートレード分析、ヘッジファンドが日本円すべて買い戻したらドル円いくら？

2024年夏、米ドル円161円→141円へ暴落
円キャリートレード分析による円高メド

●2024年夏の世界同時株安＆円高の原因は、日銀低金利を背景とした「円キャリートレード」の巻き戻しが原因との見方が有力
（ご参照）日経平均株価暴落を起こした円キャリートレードとは？
↓
●7月31日の日銀利上げ及び、植田日銀総裁の利上げを続けるとの会見を受けて円キャリートレードの急激な巻き戻しが発生し、米国株急落、ドル円急落、日経平均暴落へ。
↓
●8月5日暴落した時点で、外資系金融機関の推計で、「巨額の円キャリートレードの50％程度」が巻き戻しされたと発表。（当時、米ドル円の急落は最大一時141円まで）
↓
●その後6日〜7日にかけても、円安への戻りが鈍かったり、円安に戻ってもすぐ再び円高に押される展開。おそらくその間も、まだ半分残っている円キャリートレードの巻き戻しが随時発生していたと考えられます。
↓
●8月8日時点で、外資系金融機関の推計で「円キャリートレードの75％が解消された」と発表。
円キャリートレードを行っていたヘッジファンド（機関投資家、投機家）らの動きは本当に速いですね。危険を察知してから1週間で全体の4分の3のポジションが巻き戻しされました。
↓
●今後の展望
本当に75％が解消されて、残り25％ならば、今回のこと（日銀利上げと円キャリートレードの巻き戻し）に起因する強烈な円高や株安は、もう大部分が終わったと考えられます。75％解消により、米ドル円160円→145円程度へとざっと値幅15円程度の円高要因になったと仮定しますと、今後もし円キャリートレードが100％解消された場合の円高メドはずばり140円前後が浮上。円買いが加速したとしても一時的に140円を割れる程度が想定されます。

なお円キャリートレードが100％解消された場合。
日米金利差、貿易収支、経済成長比較、投資家需給など主な為替変動要因を総合的に分析すれば、円買いよりも円売りが多い状況はこれまでと何ら変わりませんので、再び緩やかに円安になりやすいのではないかと考えられます。


日経平均リピートCFD投資やってみた。ツタン君、株価暴落で含み損-25万円、連日空前の利益ラッシュ10週目で獲得利益+12万円


松井証券リピートFX、カニさんやってみた。為替暴落で含み損きついけど空前の利益ラッシュ徹底抗戦で毎日爆益！全部ロスカット撤退しても数カ月で取り戻せるから絶対大丈夫！