2017年03月04日

なぜ万博は夢洲なのか?

なぜ「夢洲」が万博の候補地になったのかという私の「疑問」。
 
まず、大阪府の検討の経過を、下記サイトから抜粋しました。
 
http://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku/kokusaihakurankai/
 
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■大阪府のこれまでの検討状況
●平成27年4月、行政、経済界、有識者で構成する「国際博覧会大阪誘致構想検討会」を設置し、オール大阪の体制で幅広い視点から意見を聴取し、大阪誘致の可能性を探ることとしました。
●平成27年8月には、報告書「国際博覧会大阪誘致の可能性検討状況について」として、計4回の検討会で委員からいただいた意見や論点、国際博覧会の概要、歴史、最新の動向等の各種情報・調査内容をとりまとめました。
●平成27年9月、2015年ミラノ国際博覧会視察、BIE(博覧会国際事務局)事務局長との意見交換を行いました。
●平成28年6月、2025年万博を大阪に誘致するための基本的な構想をとりまとめるにあたり、行政、経済界、有識者のみなさまから、専門的見地からのご意見を幅広くいただくことを目的に、「2025年万博基本構想検討会議」を設置しました。
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「検討経過」の中にある、平成27年8月の報告書「国際博覧会大阪誘致の可能性検討状況について」の中には、「開催可能地の例示場所」として、次のように書かれています。
 
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/25447/00207305/hokokuhonpen%20.pdf
 
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北部エリアから「彩都東部と万博記念公 園」、「服部緑地」、中部エリアから「鶴見緑 地」、「舞洲」、南部エリアから「大泉緑地」、 「りんくう公園とりんくうタウン」を例示地区として抽出し、現状を調査している。
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ここでは、候補地として「夢洲」は入っていません。
 
次に、「例示地区の検討項目比較」として、「それぞれの例示地区について、……項目ごとに検討内容を比較し、留意しなければいけないと考えられる点をまとめた。 」ということで、次のような検討がされています。
 
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(検討内容)
1)会場用地の確保 ・会場規模にあった用地が確保できるか。
2)交通基盤
●「空港アクセス」 関西国際空港や大阪国際空港とのアクセスは良好か。
●「鉄道」 アクセス手段としての鉄道の状況(既存の交通基盤施設があるか) 利用可能路線数、輸送力(列車本数、混雑状況)、シャトルバス輸送の可能性はどうか。
●「道路」 アクセス手段としての道路の状況(既存の交通基盤施設があるか) 利用可能高速道路等の有無 アクセス道路として利用可能な既存道路の有無、現況交通量(混雑状況)はどうか。 駐車場台数の確保が可能か。
●「海上」 海上アクセスは利用可能性か。
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その結果、添付の画像のような比較表が作られています。
 
さて、「舞洲」については、「開発済(138ha)」ということで、各検討項目を見ると、
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●「空港アクセス」…関西国際空港からのアクセスは良好
●「鉄道」…アクセス5路線(JR桜島線・JR大阪環状線・阪神なんば線・地下鉄中央線・ニュートラム)/1路線集中を避け分散可能/5路線とも会場直通不可→シャトルバス輸送が必要/鉄道利用来場者数がJR桜島線最大輸送量を上回ることが想定されることから、輸送力不足に対する検討が必要
●「道路」…既存高速道路等最寄IC:3路線2か所/工事中1路線3か所/一般道は国道・府道でアクセス可能/現状混雑無し/駐車場のための検討が必要:想定必要台数10600台(現状台数2722台)
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となっています。
 
ここでは、「夢洲」は候補地に入っていませんが、仮に、「舞洲」と「夢洲」を比較すると、面積にあまり差がありませんが、交通アクセスの面では、「夢洲」の方が「舞洲」よりもあきらかに海上側にあるので、どう考えても、「舞洲」と比較した場合「劣勢」となるはずです。
 
さて、次に平成28年6月に「2025年万博基本構想検討会議」が設置されましたが、その中での経緯を見ていきたいと思います。
 
http://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku/kokusaihakurankai/banpakukihonkaigi.html
   
「2025 日本万国博覧会」基本構想試案には、冒頭、松井知事名で、「試案作成に当たって」ということで
  
「…本資料は、あくまでも現段階における私の試案である。会場候補 地についても、必要面積の確保やアクセス条件等を踏まえ、今後、 検討・決定していく必要があるが、本資料においては「夢洲地区」 と想定して作成した。…」
 
といきなり書かれています。
 
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/25447/00221998/6-2_shian_honbun.pdf
   
第1回全体会議(平成28年6月30日)の議事録を見ますと、「2025 日本万国博覧会」基本構想試案が示され、「事務局」からの説明があり、議事録によると次のような説明がされています。
 
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/25447/00221998/1_gijiroku.pdf
   
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…次に「会場」としましては、本試案では、夢洲地区を想定して作成しております。 しかし今後、必要な面積確保やアクセス条件等、他の開催可能地区との比較などを踏まえて、検討・決定する必要があると考えております。 現在、大阪府・大阪市では、「夢洲を軸とした大阪市内ベイエリア」を候補地としてIR(統合型リゾート)の立地促進に取り組んでおり、夢洲地区の場合の会場としての「利用可能面積」としましては、資料にも記載しておりますが、その前提としましては、「IR用地の面積は、未確定ですが、早期利用が可能な約30ha は最低限使うであろう」と仮定した場合として、資料には最大160ha と想定しているもので ございます。夢洲地区を国際博覧会の会場とした場合、IR計画との整合により、国際博覧会としての活用可能な面積は変わる可能性があるものとしてご覧ください。…
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平成27年8月には、報告書「国際博覧会大阪誘致の可能性検討状況について」の中では、一言も「夢洲」なんて触れられていないのに、報告書にも一言も「夢洲」とは書かれていないのに、平成27年4月、行政、経済界、有識者で構成する「国際博覧会大阪誘致構想検討会」から引き継いだ平成28年6月に「2025年万博基本構想検討会議」では、第一回全体会議でいきなり候補地が「夢洲」とされているのです。
 
何度も言いますが、資料にも、議事録にある通り、「…『「会場」としましては、本試案では、夢洲地区を想定して作成…』と…、最初から「夢洲」ありきの議論になっているのです。
 
一体、誰が「6候補地」だったところに「夢洲」を追加して「7候補地」にし、「7候補地」になった途端に、「夢洲」を試案の「想定候補地」としたのか。私は、ここに大変な違和感というか疑念を感じています。
 
議事録をよく読むと色々と????に感じる部分があります。詳細を書いても難しいので、私と同じように疑念を感じた方には、是非とも資料や議事録をじっくりと読んでいただきたいと思います。
 
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(facebookより転記 2017.03.04)
 大阪市会議員_川嶋広稔_Facebook


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