2010年06月22日
3分間スピーチ
河村市政になり誕生した市民3分間スピーチに、河村サポーターズのメンバーが参加しました。
原稿を頂きましたのでアップします。
原稿を頂きましたのでアップします。
3分演説 ―民主主義社会の議員について―
議員の皆様に要望を述べます。
皆さんは民主主議とはどんな社会だとお考えですか?
多数決で決めることが民主主義だとお考えでしたら、それは一面的です。
民主主義・デモクラシーはデモスとクラティアの二つのギリシャ語からできていてデモス、民衆、クラティアが力を意味するそうです。つまり市民が力を持つそれが民主主義です。だから日本はまだ民主主義になりきっていません。
市長、議員、市の職員は公務員です。
公務員は公僕つまり公の使用人と言われます。突き詰めると、議員の皆さんも市長も市職員も、主権者市民みんなに雇われている使用人なのですね。
本来雇われている人の報酬は雇い主つまり主権者市民が決めるべきことです。議員の場合いくら条例や法律で決められてとは言え、雇われている立場でありながら自分達の報酬を決める現在の仕組みが僕はおかしなものだと思います。
ちょっとこれを(原稿を見せながら)、白鴎大学教授の福岡政行さんの刺激的なタイトルの著作「公務員ムダ論」の48頁に公務員の人件費についての記述、それを紹介します。
日本の国家公務員は66万人、地方公務員は290万人で計356万人になります。
その人件費は実に年間35兆円。
独立行政法人などの人件費を加えますと実に37から38兆円になるそうです。
2009年度、国民の払っている税金(国税、地方税)の総額は77兆円です。
全税収のほぼ50%が公務員の人件費(給与、退職金、年金充当金に)当てられています。
そして哀しいことに、税金を払っている側の国民、民間サラリーマンの平均年収が430万円で、税金で生活している公務員の年収は660~730万円になるのだそうです。実に200万~300万円の差があります。
税金は本来光の当たらない人たちのために使われるものだと僕は思っていましたが、それが現在の日本で全く違うようです。
議員の皆さん、議員の報酬の対案をだされるそうですが、この日本の実態とDHメドウズら「成長の限界・人類の選択」や 1992年のリオで開かれた地球環境サミットの警告、「地球は有限」なのだということ、奪い合う競争社会にさようならして、分かちあい、今年はCOP10の年でもあり、自然との共生という視点、これからの税収を考慮して、後の世代につけが廻らない無理の無い報酬額を出されるよう切にお願いして終わります。