なにが問題なんだか…?んん?

2016年04月04日

日本の電機

いよいよシャープが鴻海に買収されたみたいで、これで倒産はのがれたんだろうか?

不思議なのは、日本のメーカーが、いつまでも白物家電なんかで利益を上げようと
思っているところで、あれが不思議でならない。

白物家電の買い換え周期は10年と言われていて、つまり10年に1度しか
買わない。日本の世帯数が激減しているのに、そんな買い換えの少ないもので
儲けようという方がおかしい。だいたい、冷蔵庫にしても冷えるだけだし、
洗濯機だって、突き詰めてしまえば水と洗濯物を入れてかき混ぜるだけのものだ。
それだけのものだったのに、いつのまにやら小理屈を付けて、やたらと高価な
ものにしてしまったのだから、シンプルで安価なものが出てきたら、これはもう
負けるしかない。テレビもしかりである。

人間は成功経験からなかなか抜け出せないものだけれど、状況は常に
変化している。時代に合わせたことをやっていかないと、いつでも転げ落ちる
可能性がある。ちなみに、シャープが亀山モデルがどうのこうのと、日本で
言っていた頃、東南アジアの空港ロビーのモニターはほとんどサムソンとLGに
かわっていた。変化の兆候を読み取れるかどうかが生き残りのカギだな。

kawatarou at 22:08│
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