2009.2.1014:52:44
経済危機、金融パニック、世界恐慌、経営破綻、派遣切り・・・
ついには、将来の世界経済における、基軸通貨崩壊といった話題(予言?)までのぼりはじめた、連日のメディア報道。
人々の不安をあおり、買い渋りがおこる。
「消費活性化」のため、と銘打った定額給付金も「貯蓄や家計の足しにする」と答える人々がほとんどらしい。
そんな情勢不安が忍び寄った2008年、
「なぜそんな時期に起業したの?」という素朴な質問を、あるセミナー参加者の方から受けた。
不況不況と言われると、つい右へならえで「節約」「経費削減」に動きたくなるのが日本人気質なのかもしれない。
好景気のときは80%の企業が儲かり、20%の企業が潰れる。
不景気のときは15%の企業が儲かり、85%の企業がダメージを受ける。
つまり不景気と好景気は繰り返すが、12%の企業は、好景気でも不景気でも残り続けることができる。
好景気と不景気は繰り返すので、結局、その企業が残ってゆけるかどうかは、不況であろうと好況であろうと、ただその12%に入れるかどうかが問題なだけという単純解釈も可能だ。
逆に好景気の頃、つまり80%の企業が儲かる状況で起業し、資金を大量に投下して事業が拡大しきったところで不況に叩き落されてしまったら、そちらの方が怖い。
どうせ残れるか残れないかの結果がいつか出るのだったら、痛手の少ない初期の段階から、15%しか残らない厳しい状況下で、痛手が少ないうちにふるいにかけられた方が良いとも考えられる。
また 好景気のときは、ネームバリューのある大企業のブランド商品が飛ぶように売れるが、不景気のときは皆、より慎重に商品を吟味する。
ネームバリューやブランドに左右されない、機能面重視の購買層が増える。
ノーブランド、ノーネームバリューの、起業間もない会社にとってはチャンスである。
そのうえ行政は、中小企業活性化のための補助対策や助成金、様々な「手助け」となる政策を打ち出しはじめる。
好景気であれば、銀行は起業家にもどんどん資金を貸すが、銀行からお金を借りて起業すればそれはあくまで「借金」であり、赤字経営だ。
VCやエンジェルから投資を受けて起業すれば、経営実権の所在が複雑になり小回りが効きづらくなる。
しかし行政から資金支援を受けて起業するのは、借金でも投資でもなく、(モノによっては)タダでもらえる「プラスの資金」である。
「不況だからこそ」の、良い事業アイデアがある人は、支援体制が充実したタイミングで起業するほうが、やり易いと思いませんか。
日本経済を良くするための「支援」なのだから。
特に首都圏よりも地方に本社を置いて始める方が、その恩恵が非常に受けやすいです。
私も、起業前には東京の品川で物件探しをしていましたが、やはり鹿児島を本社とすることにしました。
ここでなぜ、同じ九州でも市場規模も動きも大きい福岡じゃなくて、あえて鹿児島なのか、というお話はたまにTVやセミナーなどでもお話してきましたが、ここでは省きます。
以上のことから、事業アイデアのある人は、
「お金をなるべく使わず、節約の方向を向く」ことや
「今は動くのを控え、なるべく消費せずに内にこもる」ことよりも、
「不景気のときにも喜ばれる新しいサービス」を生み出す方向へ考えを向けた方が、資金調達面からも商品力の面からも、プラスに動きやすいと思いませんか。
もう一つ
好景気のときの商品開発は、マーケティングもしやすい。
(と言い切るのもどうかとは思うけれど)
しかし不景気のときの商品開発は、色々と複雑になってマーケティングがしづらいだけじゃなく、どんなにマーケティングをしっかり行っても、それだけでは商品力として不十分。自分達の地頭を使って、不景気だからこそ新たな価値を創造し、それを付加して提案営業してお客様の結果につなげてゆく商品力が求められる。
つまり会社の皆が暗にそれを意識しながら商品開発を行うので、会社自体にそういう素地(人材、体制、商品企画力)を作るのに最適な状況と言え、そこでうまく素地作りが出来た会社は、好景気になってもうまく機能してゆく可能性は高のでは。
今この大恐慌まっただ中のタイミングで、地方の商業用不動産をネタに、かつてのマイケル・R・ミルケンのようなことをしようとしている日本人が居る。
(※ サブプライムローン等とは切り離した例えとしてご理解下さい)
昨年末から今年にかけて、商業用不動産への注目度が高まってきている中、地方にそのウェーブが届く直前に仕掛けを発動した。タイミングはバッチリだし、実力を持った支援者も居る。運営資金も億単位を見込んでいる。
事業経営そのものとその現場に思いをめぐらせ、細分化して想像すると、実は地方不動産を扱う事業ならではの問題も山積しているようにも思えるが、起業者自身が目先の暫定対処だけに囚われるタイプでなければ、きっとマイケル・R・ミルケンと全く同じ方法ではなく、実践してゆくなかで時流に乗った独自の方法論を築き上げてゆき、「問題」を「得策」に変えながら運営してゆかれると、後輩は希望を持っていたい。その大先輩の手腕を「世の中」を通じて見てみたいと、近い将来の楽しみの一つにしています。
・・・なんて、まだまだエピソードは沢山あるのですが、限られたブログ枠ではあまり深いところまで書ききれませんね。そしてこんなことを俯瞰で書いていても、私自身がまだまだ勉強不足。偏らない知識と教養に裏づけされた分析や、未来予測ができるようになりたいと考えて、経済を学ぶことにしました。
ちなみに去年、入学選考を受けるときの設問の一つにあった、「学部で学ぶ専門分野に関連した書籍を読み、論評しなさい」という問題で私が選んだ本はこちら。
かつて同大学の教授をしていた竹中平蔵氏の本ですが、私なりの書評なので自由に論評させていただきました。あのときは決して良い点ばかりを羅列はしなかったけど、興味のある方はとっても簡単な本なので是非読んでみてください☆
(但・経済の専門家はあえて買わないほうがいいかもしれません^^)
ついには、将来の世界経済における、基軸通貨崩壊といった話題(予言?)までのぼりはじめた、連日のメディア報道。
人々の不安をあおり、買い渋りがおこる。
「消費活性化」のため、と銘打った定額給付金も「貯蓄や家計の足しにする」と答える人々がほとんどらしい。
そんな情勢不安が忍び寄った2008年、
「なぜそんな時期に起業したの?」という素朴な質問を、あるセミナー参加者の方から受けた。
不況不況と言われると、つい右へならえで「節約」「経費削減」に動きたくなるのが日本人気質なのかもしれない。
好景気のときは80%の企業が儲かり、20%の企業が潰れる。
不景気のときは15%の企業が儲かり、85%の企業がダメージを受ける。
つまり不景気と好景気は繰り返すが、12%の企業は、好景気でも不景気でも残り続けることができる。
好景気と不景気は繰り返すので、結局、その企業が残ってゆけるかどうかは、不況であろうと好況であろうと、ただその12%に入れるかどうかが問題なだけという単純解釈も可能だ。
逆に好景気の頃、つまり80%の企業が儲かる状況で起業し、資金を大量に投下して事業が拡大しきったところで不況に叩き落されてしまったら、そちらの方が怖い。
どうせ残れるか残れないかの結果がいつか出るのだったら、痛手の少ない初期の段階から、15%しか残らない厳しい状況下で、痛手が少ないうちにふるいにかけられた方が良いとも考えられる。
また 好景気のときは、ネームバリューのある大企業のブランド商品が飛ぶように売れるが、不景気のときは皆、より慎重に商品を吟味する。
ネームバリューやブランドに左右されない、機能面重視の購買層が増える。
ノーブランド、ノーネームバリューの、起業間もない会社にとってはチャンスである。
そのうえ行政は、中小企業活性化のための補助対策や助成金、様々な「手助け」となる政策を打ち出しはじめる。
好景気であれば、銀行は起業家にもどんどん資金を貸すが、銀行からお金を借りて起業すればそれはあくまで「借金」であり、赤字経営だ。
VCやエンジェルから投資を受けて起業すれば、経営実権の所在が複雑になり小回りが効きづらくなる。
しかし行政から資金支援を受けて起業するのは、借金でも投資でもなく、(モノによっては)タダでもらえる「プラスの資金」である。
「不況だからこそ」の、良い事業アイデアがある人は、支援体制が充実したタイミングで起業するほうが、やり易いと思いませんか。
日本経済を良くするための「支援」なのだから。
特に首都圏よりも地方に本社を置いて始める方が、その恩恵が非常に受けやすいです。
私も、起業前には東京の品川で物件探しをしていましたが、やはり鹿児島を本社とすることにしました。
ここでなぜ、同じ九州でも市場規模も動きも大きい福岡じゃなくて、あえて鹿児島なのか、というお話はたまにTVやセミナーなどでもお話してきましたが、ここでは省きます。
以上のことから、事業アイデアのある人は、
「お金をなるべく使わず、節約の方向を向く」ことや
「今は動くのを控え、なるべく消費せずに内にこもる」ことよりも、
「不景気のときにも喜ばれる新しいサービス」を生み出す方向へ考えを向けた方が、資金調達面からも商品力の面からも、プラスに動きやすいと思いませんか。
もう一つ
好景気のときの商品開発は、マーケティングもしやすい。
(と言い切るのもどうかとは思うけれど)
しかし不景気のときの商品開発は、色々と複雑になってマーケティングがしづらいだけじゃなく、どんなにマーケティングをしっかり行っても、それだけでは商品力として不十分。自分達の地頭を使って、不景気だからこそ新たな価値を創造し、それを付加して提案営業してお客様の結果につなげてゆく商品力が求められる。
つまり会社の皆が暗にそれを意識しながら商品開発を行うので、会社自体にそういう素地(人材、体制、商品企画力)を作るのに最適な状況と言え、そこでうまく素地作りが出来た会社は、好景気になってもうまく機能してゆく可能性は高のでは。
今この大恐慌まっただ中のタイミングで、地方の商業用不動産をネタに、かつてのマイケル・R・ミルケンのようなことをしようとしている日本人が居る。
(※ サブプライムローン等とは切り離した例えとしてご理解下さい)
昨年末から今年にかけて、商業用不動産への注目度が高まってきている中、地方にそのウェーブが届く直前に仕掛けを発動した。タイミングはバッチリだし、実力を持った支援者も居る。運営資金も億単位を見込んでいる。
事業経営そのものとその現場に思いをめぐらせ、細分化して想像すると、実は地方不動産を扱う事業ならではの問題も山積しているようにも思えるが、起業者自身が目先の暫定対処だけに囚われるタイプでなければ、きっとマイケル・R・ミルケンと全く同じ方法ではなく、実践してゆくなかで時流に乗った独自の方法論を築き上げてゆき、「問題」を「得策」に変えながら運営してゆかれると、後輩は希望を持っていたい。その大先輩の手腕を「世の中」を通じて見てみたいと、近い将来の楽しみの一つにしています。
・・・なんて、まだまだエピソードは沢山あるのですが、限られたブログ枠ではあまり深いところまで書ききれませんね。そしてこんなことを俯瞰で書いていても、私自身がまだまだ勉強不足。偏らない知識と教養に裏づけされた分析や、未来予測ができるようになりたいと考えて、経済を学ぶことにしました。
ちなみに去年、入学選考を受けるときの設問の一つにあった、「学部で学ぶ専門分野に関連した書籍を読み、論評しなさい」という問題で私が選んだ本はこちら。
かつて同大学の教授をしていた竹中平蔵氏の本ですが、私なりの書評なので自由に論評させていただきました。あのときは決して良い点ばかりを羅列はしなかったけど、興味のある方はとっても簡単な本なので是非読んでみてください☆
(但・経済の専門家はあえて買わないほうがいいかもしれません^^)
