2007年10月
2007年10月17日
内祝い
休みを利用して娘の内祝いの準備に奔走しました。早朝に起きてひと仕事し、松江市のフレーム屋さんを訪ねた後、さらに備前焼の窯元を訪問。休みとはいえ一日中、大忙しでした。
窯元では誕生記念に頼んでいた長皿に対面。思っていたよりも大きく、仕上がりもきれいになっていました。牡丹餅にわらを用いた線もくっきり出ていて、使い込むほどに生き生きとしていくような予感がします。予備として焼いた皿を2つプレゼントしていただき、さらに感激しました。
内祝いの品は迷った末に、アドバイスをいただいた七点を選択。親せきに分けて贈ることにした五点セットの鉢は、鮮やかな赤褐色の色合いと自然釉の垂れが見事で、正直、自分が引き取りたいほどです。
初心者の兄には大きめの鉢を選びました。花活けや煮物用に使ってもらうのにちょうど良さそうです。もう一つは少し個性的な形の片口。どちらも使い育てる楽しみがありそうな器です。
もう一つ、娘の食い初め用にとご飯茶碗をいただきました。いろいろ出していただき、さんざん迷った末に薄手で軽く、内側の色が夕日のような茜色をしたものを選びました。写真はとりあへずこちらにしようと思います。
わが家用の品々は、2人が帰ってきてから再び訪問することを約束し、それまで保管していただくことに。カメラにおさめて帰路に着き、さっそく写真を妻に送りました。次に出掛ける時が今から待ち遠しいです。
窯元では誕生記念に頼んでいた長皿に対面。思っていたよりも大きく、仕上がりもきれいになっていました。牡丹餅にわらを用いた線もくっきり出ていて、使い込むほどに生き生きとしていくような予感がします。予備として焼いた皿を2つプレゼントしていただき、さらに感激しました。
内祝いの品は迷った末に、アドバイスをいただいた七点を選択。親せきに分けて贈ることにした五点セットの鉢は、鮮やかな赤褐色の色合いと自然釉の垂れが見事で、正直、自分が引き取りたいほどです。
初心者の兄には大きめの鉢を選びました。花活けや煮物用に使ってもらうのにちょうど良さそうです。もう一つは少し個性的な形の片口。どちらも使い育てる楽しみがありそうな器です。
もう一つ、娘の食い初め用にとご飯茶碗をいただきました。いろいろ出していただき、さんざん迷った末に薄手で軽く、内側の色が夕日のような茜色をしたものを選びました。写真はとりあへずこちらにしようと思います。
わが家用の品々は、2人が帰ってきてから再び訪問することを約束し、それまで保管していただくことに。カメラにおさめて帰路に着き、さっそく写真を妻に送りました。次に出掛ける時が今から待ち遠しいです。
2007年10月13日
和牛のオリンピック
久しぶりの書き込みです。子どもの誕生など、本来であれば書くべきことはたくさんあるのですが、14日まで開催中の和牛博について少し触れたいと思います。
実はこの催しすごいんです。何がすごいかと言うとこの大会でここ5年間、種雄牛だと10年以上もの間、和牛のスタンダードが決まってしまうからです。いわば和牛の価値(今は脂肪交雑の状態に応じた等級で見るのが一般的)の決めてしまう大会なのです。
私は霜降り信仰が転換期を迎えるのではと、ひそかに期待して今回の大会に注目していました。前にも書いたかも知れませんが、鳥取県をはじめとする中国産地の周辺は巷を席巻している但馬系以外の系統がまだ残されている地域であり、それらの見直しが進むのではと思っていたからです。
思うに肉の旨さは、育てた期間やえさの種類、成形した後の熟成の度合いなどさまざまな条件で決まります。それぞれの系統に適した条件が研究されてこそ、面白さが加わるはずです。今のように脂肪交雑や口溶けだけを基準にしていれば、いずれ限界が生じることは請け合いです。
そのような意味で鳥取県勢の活躍に期待していたのですが、思うような評価が得られたとは正直、言えませんでした。今後、和牛改良がどういう方向に進んでいくのか懸念すら感じます。
ただ、岡山県の関係者とも話したのですが、今回の催しは和牛の置かれている状況を肌身で体験するにはとても良い機会でした。審査には各県の関係者に混じり、オーストラリアやアメリカ、韓国など海外の農家の姿もありました。何年か後には、彼らとの競争も始まるかもしれません。
また、よく手入れをされた和牛に感心している人も多く見かけました。よく競走馬の美しさに惹かれる人がいますが、あれと同じ感動を味わっている人もいて、微笑ましく感じました。和牛を身近に感じるという意味では、非常に良い機会と言えます。
私はたまたま和牛農家の近くに居て、機微をつぶさに見つめることができましたが、牛舎の中ではいろいろなドラマが繰り広げられていました。ここでは詳しく書けませんが1つだけ、差し入れで届いた旬の香茸を用いたおにぎりが美味しかったことは忘れられない思い出です。
大会は残すところあと一日、お近くの方はぜひ足を運ぶことをおすすめします。
実はこの催しすごいんです。何がすごいかと言うとこの大会でここ5年間、種雄牛だと10年以上もの間、和牛のスタンダードが決まってしまうからです。いわば和牛の価値(今は脂肪交雑の状態に応じた等級で見るのが一般的)の決めてしまう大会なのです。
私は霜降り信仰が転換期を迎えるのではと、ひそかに期待して今回の大会に注目していました。前にも書いたかも知れませんが、鳥取県をはじめとする中国産地の周辺は巷を席巻している但馬系以外の系統がまだ残されている地域であり、それらの見直しが進むのではと思っていたからです。
思うに肉の旨さは、育てた期間やえさの種類、成形した後の熟成の度合いなどさまざまな条件で決まります。それぞれの系統に適した条件が研究されてこそ、面白さが加わるはずです。今のように脂肪交雑や口溶けだけを基準にしていれば、いずれ限界が生じることは請け合いです。
そのような意味で鳥取県勢の活躍に期待していたのですが、思うような評価が得られたとは正直、言えませんでした。今後、和牛改良がどういう方向に進んでいくのか懸念すら感じます。
ただ、岡山県の関係者とも話したのですが、今回の催しは和牛の置かれている状況を肌身で体験するにはとても良い機会でした。審査には各県の関係者に混じり、オーストラリアやアメリカ、韓国など海外の農家の姿もありました。何年か後には、彼らとの競争も始まるかもしれません。
また、よく手入れをされた和牛に感心している人も多く見かけました。よく競走馬の美しさに惹かれる人がいますが、あれと同じ感動を味わっている人もいて、微笑ましく感じました。和牛を身近に感じるという意味では、非常に良い機会と言えます。
私はたまたま和牛農家の近くに居て、機微をつぶさに見つめることができましたが、牛舎の中ではいろいろなドラマが繰り広げられていました。ここでは詳しく書けませんが1つだけ、差し入れで届いた旬の香茸を用いたおにぎりが美味しかったことは忘れられない思い出です。
大会は残すところあと一日、お近くの方はぜひ足を運ぶことをおすすめします。