河津とおるの「風よ吹け!」 鹿嶋市議会裏話

鹿島アントラーズサポータークラブ“インファイト”を立ち上げ、鹿嶋市をサッカーの街へと変貌させた男「河津とおる51歳」。 彼が新たに挑戦の場に選んだのが、保守的風潮の残る鹿嶋市議会。 現在、鹿嶋市議会議員6期目となり、古い体質に風穴を開けるべく奮闘するブログ。

2020年05月

IMG_20200531_070025
IMG_20200531_065904

(茨城新聞5月31日記事)
参考として、神栖市議会の減額案は鹿嶋市議会議員有志が提案してきた案と同様です。

小美玉市議会の減額案は、今回、議長派が提案してきた案と同様です。正確には報酬減額よりも10万円(特別定額給付金)の返還方法ととらえます。

この2つの案を取り入れた鹿嶋市議会の減額案が新聞には取り上げられていません。これから記事になるのかもしれませんが、記者は、

鹿嶋市議会の減額案が市民のための行動ではなく、新聞記事にしてもらうための減額


だとわかっているのかもしれません。

ーーーーー


昨日のブログでは、鹿嶋市の新型コロナウィルス対策を審議するための議会が、とても市民には理解されない混乱だったことを、恥ずかしいことではあるが報告した。

その理由は、議長派議員達の常識的な議会ルールを破る行為からなのだが、私はルールを破る意図ではなく、説明を怠ったからではないかと、思いを書いた。

しかし、漏れ聞こえる情報を聞き判断すると、どうやら

混乱することがわかっていた確信犯だった


ようです・・。

こうなると、行動の裏にあるものが全て変わってくる。

議会がひとつになることよりも、議会を分裂させて、議長派だけが減額をした姿勢を示すことが目的だったのかな・・。

以前、鹿嶋市議会からは市議会特別委員会を通して鹿嶋市に要望書を提出し、鹿嶋市は独自政策を発表したことで、お互いが市民向けの役割(責任)を果たした感があることを指摘した。

まだまだコロナウィルスの感染には注意が必要であり、市民の窮状は続いているのに、安心している場合ではないのにだ。

しかし議長派議員達は、議員有志から多数提案された要望を、議会としてまとめたことで体面を保ち、これで終わりにするために混乱をさせて最後に議長派の要望を強引に押し付けることでプライドを保とうとしたのだろう。


今はこんな事をしている場合ではない!市民の事を1番に考えろ!


私は何度、議会のなかでこの言葉を議長派議員に言っただろうか。



「神様に賄賂を送り、天国へのパスポートをねだるなんて、本気なのか?
誠実さの欠片もなく、笑っている奴がいるよ
隠しているその手を見せてみろよ」(ブルーハーツ青空の歌詞抜粋)

私が今でも聞いているブルーハーツの「青空」の歌詞の一部です。今まではここから続く歌詞が好きなのですが、今はこの歌詞が頭の中を流れています。






昨日の臨時議会は大変な混乱であった。

また議会はバラバラになってしまった。

その原因は昨日書いた通り・・。


市民への支援策については、協議もスムーズに進み、可決されました。

本当はこのことについて、詳しく書きたいし、鹿嶋市の支援策がまだまだ足りないことを皆さんにも知ってもらい、市民の不安を取り除くための情報をドンドン書いていきたい。

しかし、情けないことに、まだ鹿嶋市議会はその議論をする以前に、議長派議員達の行動に振り回されています。

いつになったら前向きな政策を報告できるんだ!とお怒りの声もあります。




昨日の臨時議会が揉めるであろうことは始まる前から予測できました。

なぜなら、全員協議会で決めた約束を一方的に破る議案を議長派議員達が通告してきたからです。

臨時議会の3日前に、議長派議員達が自ら進んで賛成した内容を、手のひらを返したように数の力で変えてしまうと言うものです。

全員で決めたこと、そして自らも「異議なし」と答えておきながら、即、説明もなしに決定を数の力で変えるようなことをすれば、議会の根本的な役割りは意味がなくなってしまうし、そもそも議員も議会もいらなくなってしまうんです。そのような馬鹿なことを許してはいけない。


そこで、急遽、全員で決定したことを覆さなければならない理由を、議長派議員の代表(議案提出者)にたずねると、

「コロナウィルス対策が緊急だから」だと言う。

そんな事はわかっていることだし、その対応のために連日私達議員有志は協議を続けている。その説明では全く理由にならない。

その後も、議長派議員達の口から出るのは、「市民のために」「市民のことを考えて」「コロナウィルスで多くの人が苦しんでいる」と、市民のための議案だと説明するが、全員で決定したことを覆す理由の説明を全くしない。

要は、説明ができないんです。

その後も的外れな説明の議長派議員、それを責める議員有志、説明のできない議長派議員を助けるために、議長派議員達のヤジも止まりません。

間違いを誤魔化すために声を荒げる議長派議員と、それに対応する私も含む議員有志で、とても品位ある議会とは言えない状態になってしまいましたm(__)m


議会が揉めることがわかっていて、理由も説明できない議案をわざわざ出す意味がわかりませんでした。


結果として、この議案は多数決で可決されました・・。


ではなぜ議長派議員達は、全員で賛成した案を破ってまで強引に可決しようとしたのか?


当初は議長派議員達が充分な行動をしていない負い目からの市民に向けたパフォーマンスなんだと私には思えたんです。


昨日の臨時議会で最初に提案された、鹿嶋市議会議員の費用弁償を返上する議案は、私達議員有志の提案でした。これは全議員賛成で可決されました。

次の議案として提案されたのが、「地方への生活支援・経済再建支援を求める意見書」を国に提出するもの。これも議員有志の中から提案されたものなんです。これも全議員一致で可決。

そして次の議案が、議長派議員達が急に出してきた議案。わざわざ議会を混乱させてまでの急務な議案ではありません。そして、これほど説明ができないものが、パフォーマンスだとしたら、これは全くの逆効果。市民には必ず嘘はバレてしまうからです。

だとすれば議長派議員達は、何を目的としていたのか?

私なりに考え付いたこと、それは、急に出すことに目的はないのではないか?ということ。

そもそも出し方を間違えたのではないのか?

と思うんです。

今回の議長派議員達の議案の提出は、未来会派の代表から、各会派の代表への電話で知らされました。

電話を受けた方々から聞いた内容では、一方的に「明日の臨時議会で、報酬削減案を出すから」と言って、少ない説明で電話を切ったとのこと。

もしこれが、もっと丁寧に、かつ議会の形式を重んじていれば、電話での説明はこうなります。

「私達(議長派)としては、どうしても報酬の10%削減をしたい。有志の案にも協力するので、どうかこちらの案にも賛成をしてもらえないか?  全員協議会を開いて、前回賛成した意見の訂正をお願いするので、よろしくお願いします」と。このような説明がされれば反対はいなかったと私には思えます。

このような言葉で調整ができていれば、全員協議会でのルールを破ることなく、全員賛成でまとめることができたはずなんです。

わざと、揉めさせるための議長派の作戦ならば仕方がないが、市民がそんな事を望んでいないことは充分わかっているはず。

議会が揉めることは、決して市民のためにはなりません。

逆に議会がひとつになれば支援策もさらに提案できるはずなんです。


今日は、本来ならば臨時議会でした。

臨時議会では、鹿嶋市から提案されるコロナウィルス対策について議会が審議をして可決されると実行されることになります。

やっと市民に向けた支援策の第一歩が進むはずでした。

しかし、昨日から

また議長派議員達が強引な議案を提出することを決めた


と連絡がありました。事務局にも提出済みで今日の日程にも、その議案を審議する時間が急遽とられました。

これで、また私達議員有志が求めてきた臨時議会が混乱することになります。

本当に市民に申し訳がない・・


冒頭で、「強引な」と表現したのは、議長派議員達の行動が、あまりにも

議会のルールを逸脱したものだから


前回の、議長派議員達による議案泥棒の後での市民要望否決に続いて、今回は、議員全員協議会において、自分達も賛成したことを、急遽、違う意見を押し通そうというのです。

議員が、議会の正式な場での自らの発言に責任を持たなくなっては、議論にもならないし、議会も成り立たなくなってしまいます。

では今回の議長派が、全員協議会での決定を破ろうとしている内容とはどのようなものなのか

それは、

コロナ対策費用に充てるため議員の報酬も削減

しようとする内容の議案。これについては過去のブログでも取り上げましたので、ご参読ください。

鹿嶋市議会では、会派の意見、各議員の意見などを調整した上で、今日の臨時議会で

議会経費を全て返上し、議員個人で経費を払うことで減額補填すること
そして、更なる減額については、コロナウィルスの第2派に備えて、6月以降に協議をすることを約束として条例として可決するはずでした。


議員の経費を削減することが、予算の削減とコロナウィルス対策への利用につながることと、次の報酬削減にもつなげることが議員全員で決められていたのに、議長派議員達は今すぐに議員報酬の10%を3ヶ月削減することを協議もなく求めてきたのです。

読んでくださっている方々には、議員報酬削減10%3ヶ月には賛成の方も多いと思います。

私達議員有志も、最も費用削減効果の高い経費返上が認められれば、次は議員報酬の見直しであり、議員全員での協議の上で根拠と効果が示されれば、賛同すると発言しています。

しかし、それらの主旨がハッキリしなければ、それは単なる市民向けのパフォーマンスでしかなく、そこには、議員間の私情や思惑も入ってしまうんです。

これは乱暴な言い方になりますが、

何もやらない議員にとってはパフォーマンスしか市民に報告できない


と思われることにもつながるんです。

ですから私達議員には、「市民が苦しんでいるから自ら身を切ることも必要」という言葉を話すために、その裏付けとなる市民の苦しみを知る努力と、身を切る理由が必要になりますが、それをやらないでいると逆に市民に嘘をつくことにもなってしまうんです。

今回の議長派議員達の行動は、

◯議会全員協議会で、自ら賛成した事を覆すこと。

◯議員報酬削減には全議員が賛同していて、今後の協議事項にしているのに、議長派議員達だけが急に推し進めようとしていること

これらを考えると、どうしても市民のためではなく、議長派議員達のために市民に向けたパフォーマンスが必要だからだとしか思えないのです。

今から、議会で全員協議会が始まり、この問題が議論されます。

どのような事になるか・・。

ただ救いは、議長派と呼ばれる議員達の中にも市民の窮状を心配し、今回の行動を間違えていると話す声もあると漏れ伝わってきているんです。

議員全員賛成しての決定を覆すことを、当たり前のようにしては絶対にいけない。

















DSC_0116
DSC_0109
DSC_0110

やっと荒れ放題の家庭菜園から、スナップエンドウと空豆と玉ねぎを収穫して、畑に土と養分の補充をして次の野菜作りの準備ができました。

さて、ここからは素人野菜づくりの勝手な話しをします。

野菜作りに詳しい方からすれば、間違いだらけのはずですが、笑って読んでください。

数年前から、家庭菜園を始めて色々と試してみましたが、作った野菜を取り忘れることが多く、結局、食べるのはお酒のつまみになる豆類だと気づき、昨年は、空豆をメインに、スナップエンドウを植えて、その隙間に玉ねぎを植えました。

しかし、これが野菜素人の治らないクセで、野菜が大きくなることが予想できないので、畑に隙間なく植えてしまうんです。

結局、玉ねぎは日が当たらないし、空豆もスナップエンドウも、奥の実が見えない状態。

さらに、今年始めの強風で空豆は倒れてしまいましたが、それを立てることもできない。

空豆は倒れながらも育つという、根性育成になりました。

そもそも、畑の土もホームセンターで買ってきた菜園用の土を適当に合わせて、石灰も適当にまぜて、耕運機でかき混ぜただけです。

種や苗を植える時に肥料をまき、それから2ヶ月に一回肥料をまきました。

それが良かったのか、空豆も特にスナップエンドウはプリプリに育ちました。

玉ねぎは・・。

豆類は連作ができないとのことですから、数年間は別の野菜を作るのですが、心のどこかに、肥料をやれば豆類もやればできるんじゃない?  とも素人ですから思っているんです。

しかし、豆類の全滅だけは避けたいので、豆類を一部にして、トマトやオクラならばサラダにできるかなと考えましたが、過去に、トマトを腐らせて、オクラも巨大化させてしまったことを思いだしました。

変わった野菜を作る勇気もありません。

しかし、収穫にタオルで汗をふく自分が好きなんです。  できた野菜を自慢げに見せたいんです。味の違いはわからなくとも「苦労して作った野菜はうまい」と言いたいんです。

ですから今年も畑を耕しました。

ホームセンターで買ってきた土や石灰や、耕運機用のガソリンを片付けていた時に、今年もこの言葉を聞きました。


野菜を買った方が安くて美味しいじゃん


釣りにはまった時も、同様の言葉を耳にしました。

そんな事は言われなくてもわかってるんです。






昨日は、議会全員協議会が開かれました。

内容としては、コロナウィルスの影響で窮状が続く市民に向けて、議員からも予算を減額しようとするもの。

詳しくは5月22日のブログにも書いています。

各議員(各会派)から、具体的な減額案が出されます。

そんな中で、議長会派は会派内でもまとめることができずに結局、議長会派から提出した案を議会のホームページから削除まですることに・・。

最終的には、私達議員有志が提案した、議会経費の削減案が採用されました。

この詳細については同僚である佐藤議員のブログに書かれていますので、興味のある方は検索して、読んでください。

私とは違う視点から鹿嶋市議会の問題がわかります。

これで、市民に向けたパフォーマンスの意味よりも、本来の議会とは、そして議会の活動経費を削減しながらもいっそう議員活動を市民に見ていただかなければ、意味がなくなります。


全員協議会の後、午後からは議会運営委員会が開かれました。

内容としては、29日に開かれる臨時議会の説明です。

この中で、

宮中地区賑わい創出事業(歴史資料館)の減  1億2430万円

が報告されました。

これは、要するに歴史資料館のために準備していた1億2430万円をコロナウィルス対策に利用するとのことです(正式に決まるのは臨時議会での賛否)。


これについての経緯は4月24日のブログを読んでくださると、よくわかります。

この問題がのし掛かっていたからこそ、

重い荷物を背負った鹿嶋市は動きが遅くなっていた


とも言えます。

まだまだやらなければならないことたくさんあります。

今日は、地方事務組合議会に出席します。

これは神栖市議会から選出された議員と鹿嶋市議会から選出された議員で、広域事業について審議する会です。





昨日発表された6月8日からの鹿嶋市内の小・中学校の学校再開。

予定だった6月15日から一週間早く学校が再開することになりました。

国や茨城県の動き、鹿嶋市内に感染者がいないこともあり6月8日になりました。学校再開には多くの保護者が理解を示していますし、児童達も喜んでいると聞いています。

鹿嶋市のホームページには掲載されていませんが(なぜ掲載しないのだろうか)、学校給食も再開。

夏休みの日程は8月1日から19日までと決まりました。

もしかすると夏休みがほとんどないのかな?と心配していましたが、通常の授業数を改善して対応したようですね。

学校ごとにも少しは違いもあるかもしれません。詳しくは、学校からの連絡をお待ちください。


さて、心配なことも書いておきます。

まずは児童達の学力。

教育委員会をはじめ、関係各所の担当の方々がまず最初に取り組むべき課題のはずです。

その上で夏休みの日程も決めたはずですが、これは児童の学習時間不足対策だけで決めたわけではなく、夏の登下校の暑さや、お盆休み、先生方の日程なども考慮されているはず。

ですから、本当に授業数を取り戻すために必要なのは、学校での授業の補佐となる家庭学習が大事になってきます。

家庭で学習しやすくなるための方策も考えないといけません。オンライン学習、塾への助成、教室を使ったボランティアによる放課後授業など、子供達に合わせた無理のない学習方法を考えないといけません。

「学校が始まったので、後は各家庭に任せます」なんてことがないように提言したいと考えています。


そしてやはり重要なのが、さらなる感染防止に力をいれること。

市内に感染者がでたり、それがもし児童に感染した場合は、また学校をはじめ、市内の感染対策が強化されます。

感染者が責められることはあってはならないことですから、やはり感染防止は鹿嶋市として注意を怠ってはいけないし、保護者の皆さんも決して安心はしないでください。

コロナウィルスが終息していないことを忘れないためにも、報告しておきますが、カシマスタジアムでのPCR検査において、すでに50人以上の鹿嶋市民が検査を受けています。
この方々は、周囲への感染を心配して、進んで保健所に連絡して検査を受け、陰性と判断(結果がわかるまでは感染防止にも協力)された方々です。感染が報告されていないのは安心ですが、まだ気を抜いてはいけません。


今回の学校再開以前に、保護者の方々がネットを使い、学校の状況についてのアンケートをしてくださっているのを知っています。

アンケートの内容によっては、学校再開についての項目もありました。このアンケートの結果がどのようなものかはわかりませんが、このような声も決してムダでなく、保護者の声として次に活かされるし、

何よりも、このような保護者の声が、今回のコロナウィルス対策の1番の功労者であり、これからのコロナウィルス対策に手を抜かないためにも必要なことなんです。保護者の皆さんの注意があることが今の結果、そしてこれからの結果につながります。

さて、今日は午前中が議員全員協議会、午後から議会運営委員会が開かれます。

私達議員有志が求めている、市民のことを考える当たり前の議会になれば良いのですが、

私には、市民にアピールするための議会になっていくようにも見えます。

詳細はのちほど。




昨日のブログに書いた、鹿嶋市議会コロナ対策特別委員会から鹿嶋市への要望書については、鹿嶋市議会のホームページに掲載されています。

私がネットが苦手なせいもありますが、あちこち探してやっと見つかります。

ちょっと面倒かも・・。

少し意地悪な感想を書きますので参考にしてください。

ポイントは、コロナ対策特別委員会から鹿嶋市長に要望書を渡したのが5月22日。

鹿嶋市のコロナウィルス対策の独自政策が報告されたのが5月21日。

要望書を渡す方が遅いんです。


もうひとつのポイント。私達議員有志からも、以前から歴史館建設事業についてコロナウィルス対策に切り替える要望を出していますが、

歴史館資料館の見直しが発表されると

議長会派からも歴史館見直しの要望が急に出ています。 

 これも今後重要なポイント。


興味のある方はぜひ、鹿嶋市議会のホームページをご覧ください。


具体的な鹿嶋市の独自政策については一部報道されていますが、まだ調整中だと説明されているので、明確になり次第報告しますが、

私達議員有志が求めてきた要望のいくつかは実行されていたと受け止めています

鹿嶋市長の決断と事務作業に従事してくれた職員の皆さんに感謝します。

しかし、

本当に苦しんでいる方々にとっては、この支援策で解決するわけではないんです。

国からの臨時交付金も、児童手当ての追加支援も、自宅待機中の食費を含む生活費の足しにしかならないという声はあがっています。

鹿嶋市は独自支援策を発表することで、鹿嶋市議会は要望をまとめたことで一仕事を終えたような感がありますが


更に市民の窮状がわかり、支援が必要になるのは、ここからがスタートなんです。


私達議員有志は、更に市民の声を集めて、鹿嶋市に、そして、茨城県や国にも要望活動を続けようと話しているんです。










昨日は、鹿嶋市議会コロナウィルス対策特別委員会でした。

会議の前段は、副市長から鹿嶋市のコロナウィルスへの独自の対策がいくつか発表されました。

どの対策も、まだ調整段階なので詳しくは29日の臨時議会後に報告します。

報告の中で注目なのは、

歴史資料館(市民交流複合施設)の建設事業見直し

が発表されたこと。

議員有志でのアンケートでも99%が、歴史資料館を作っている場合ではないと答えていましたから当然のことですが、事業費を見直すために建設場所も既存の施設を検討するとも。

これを常識的に受けとれば、しばらくは歴史資料館は作らないし、作るにしても大幅な事業費用削減のために、新設ではなく既存の施設(図書館内・廃校・空き店舗など)を利用することもあるということ。

でも、この歴史資料館については、事業白紙と言いながらも、すぐに計画を進めて市民の多くから批判された経緯があります。

再度、同じように市民を欺くのか、それとも、もう同じような批判を受けないようにするのか・・私は、同じ失敗はしないで、市民に誠実な約束をしたのだと信じます。

ただ、まだ説明に矛盾があるのが、歴史資料館に合わせて作る予定の、周辺の道路や駐車場は、オリンピックへの準備としてそのまま整備するとのこと。

観光整備とオリンピックが無関係だと言ってしまえば、私の考えにも矛盾がでてしまうが、今は、それよりも市内の支援策が優先だと私は思います。


昨日は、各課からのコロナ対策状況報告の後に、議会から鹿嶋市への要望について協議しました。

特別委員会としての要望をまとめる方法として、議員の一人一人から要望を集めるのではなく、会派ごとに要望をまとめて書式にして提出をすることになっていました。


このやり方は、そもそも議員個人の考えが活かされないし、議論を無くしてしまうことから、私達議員有志は反対をしていましたが、議長派で占められている委員会では会派での意見集約を実行しました。

そこで私達議員有志は、そのルールにそって、議員有志としてアンケートでの皆さんの声を基本にした要望をまとめるための協議を続けた上で、要望案を特別委員会にて提案しました。

会派未来かしま・会派公明・議員有志から、各要望案が提案されたのです。

さて、ここからが裏話。


昨日の特別委員会の数日前のこと、各会派の代表が議長の元に集まりました。これは会議本番での混乱がないように事前に情報を共有しておく内会議です(私は参加していませんが、途中まで傍聴していました)。

その席上で、議員としても報酬をカットしてはとの議論になりました。

全国的にも、コロナウィルス対策費用として議員報酬を削減する動きはありますが、その方法や削減額は各議会の事情により違います。

私達議員有志も、以前からこの協議を続けていました。

市民へのパフォーマンスとして安易に減額をすれば今までの努力にも影響してしまうことや、議員の周辺の報酬にも与える影響、足りない財源への妥当性など意見をだしあい、議員有志の方針としては、今期の議会経費を返上(約700万減額)することが、コロナ対策の財源として、最も議員経費削減効果になると判断したんです。

これにより、各委員会での議員視察研修費用・費用弁償などはなくなり、自らの支出が増えますが、議員活動は明確になり、削減額としても一定の対策費用につながります。

私達議員有志以外にはどのような意見だったかというと、

議員報酬の10%を3ヶ月(約200万円)。
議員報酬の10%を9ヶ月(約620万円)

考えの主旨は、臨時特別交付金の10万円の返上分。もうひとつの主旨は、鹿嶋市長が発表した給与削減期間に合わせてとのものだと私は理解しました。


会派代表者会議は情報提示の場ですから、減額の方法を決めるのは昨日の特別委員会の後に開く全員協議会になります。

しかし、問題は全員協議会の前の特別委員会でおきていたんです。

全員協議会にて、議員達で減額について協議することになっていたのに、会派未来かしま(議長会派)から鹿嶋市に申し出る要望案の中に、「議員報酬の15%減額を来年3月まで(約830万円)」と書かれていたんです。

これがどういうことかと言うと、

そもそも、今回の特別委員会の主旨としても要望先を間違えていること。
議員間で協議しようとしている約束も破っていること。
代表者会議での発言からも間違っていること。
根拠が示されていないこと。

これらの間違いの上で、要望案として提出してきたという事は、未来かしま(議長会派)は決まりごとを破った上で出し抜く方針だと受け取られても仕方がないんです。

そこで、この減額案を提示した会派の代表に、私は「自分達の会派で決めたのだから、自分達だけで実行してはどうか、私は議会経費の削減案に賛成なので、そちらで減額する」と各会派ごとの減額案を取り入れることを提案したんです。

実は、本来ならば各議員が違った減額方法を取るのも難しいのですが、もしそれができるのならば、反対されることを前提にした減額のパフォーマンスを止めることができるんです。

すると私の言葉を受けた会派未来かしま代表者からは「15%10ヶ月の削減案は会派でまとめた案ではない」とのこと。


??????


会派でまとめた要望案を出すことになっていたし、要望案には会派名が書いてある。それがなぜ会派の考えではないとなるのか?

そこで、なぜか争点もあやふやなままで協議は続き、協議の中では議長から「10%の3ヶ月ではどうですか?(約200万円)」との発言も。

要は、「パフォーマンスで高額の要望案を出したけれども、自分達は払いたくはないので
妥当な額を決めてください」と言っているようなものではないのか?

とこのようなやり取りもありました・・。

ただ、特別委員会を通して感じたのは、職員達の説明の中に、アンケートを通した市民の声を感じとっていること。

そして、市民からの注目が高くなり、議長派議員達にも考えることがあったのでしょう。

私意的な悪意がだいぶ薄くなっていて、全体の意識を持ちはじめてきたこと。

今回の減額要望についても、作為的な結果ではなく、あくまで会派内のコミニュケーション不足の失敗だったのだろうと私は思います。

鹿嶋市も市議会もやっと一歩を踏み出しはじめた。

それは何よりも市民の目が向いたからです。







露呈

(意味)隠れていた事柄が外から見ても分かるほどに、あらわになる、また、あらわにすること。



今日は、鹿嶋市議会コロナウィルス対策特別委員会。

その後で議員全員協議会、その後で議員有志でのごみ処理施設勉強会。

1日中市役所にいます。

昨日も触れましたが、今日の特別委員会で、議員有志でまとめた鹿嶋市への要望書を提案します。他にも、会派未来鹿嶋(議長会派)、会派公明(公明党)からも、要望書が提案されます。

これらをひとつにして、鹿嶋市議会からの要望として鹿嶋市に提出。

形的にはやっと鹿嶋市議会がひとつになります。

そして29日には臨時議会が開かれます。

ここで、鹿嶋市から提案されるであろう鹿嶋市のコロナ対策の独自政策も含めて具体的な審査や議決が行われます。

しかし、だからと言って、市民が納得する提案がされるとは限りません。むしろ、まだまだ他の自治体には及ばないはずです。

まだまだ議員有志達は、鹿嶋市の財政の見直しをしながら市民のための支出を求めていくことになります。


タイトルにある「露呈」。

このコロナウィルス対策において、鹿嶋市と鹿嶋市議会を表す言葉はこの言葉だと私は思うんです。

先日、議会の内情がわかる音声が公開されました。議長派議員による常識を逸脱した議会運営だと驚かれた方が多く、地方議会の音声は通常であれば数十回の試聴ですが、830回を越える試聴数になりました。

3月議会からコロナウィルス対策を求めてきた議員有志達に対して、反対してきた議長派が多数を占めている議会の状況が、市民の負担に繋がっていることも広く知られることになりました。

そして鹿嶋市にも市民の関心は高まり、近隣自治体が住民を支援するために次々と独自政策を進める中で、何もできないでいることが市民の怒りを増している状況にあります。

鹿嶋市も鹿嶋市議会も

今までは市民に知られていないことで、体面は守られてきたが、このような非常時で市民の関心が高まると、何もしないことがわかってしまったのです。


この状況から市民のために早急に対策に乗り出せば良いのですが、私には心配していることがあるんです。

これほど市民の信頼を失くしている状況において、まずは1番大事なのは、現状を理解して反省し、改善につなげること。これが当たり前のことだと思うのですが、今の鹿嶋市と市議会においては、まず現状理解と反省と改善ができるとは思えないのです。

そのような場合に、どうなってしまうのかと言うと、嘘と誤魔化しとパフォーマンスを1番に考えてしまうんです。

例えば、今まで言ってきた事、やってきた事を否定(嘘)、それによる失敗を隠す(誤魔化し)、新たな支援策を打ち出す(パフォーマンス)。

結果的に、市民への支援策となるのならばそれも良しとはなりますが、実はこのパフォーマンスが本来の目的を隠してしまうことが多いんです。

例えば、

ある場所にはゴミが多く捨てられてしまい、毎日コツコツとゴミ拾いをしている人がいました。少しづつですが、近所の方も協力してゴミ拾いをしていました。
ある時、ある団体がゴミ拾いの協力をする事に。
休日に多数で集まり、ゴミ拾いののぼりを立てて、写真を取り、新聞社に報告をして、ホームページにも掲載。
ゴミを拾うことよりも、ゴミを拾う姿を見せることが目的なのです。

団体が去った後には、変わらずゴミは捨てられています。むしろ今まで協力してくれた近所の方々も、団体がゴミ掃除をしてくれるのだからとゴミ拾いをやめてしまいました。

団体が毎日掃除をしてくれれば良いのですが、休日だけ、一月、一年に一回となり、とうとう団体も失くなりました。

とこのような結果が実はパフォーマンスが優先された後で聞くことが多いんです。

これはあくまで例であって、特定の団体ではありません。市内にてゴミ拾いをしてくださる団体は、ゴミが捨てられないような努力や、関係機関との連携、継続性もあります。

あくまでパフォーマンスが優先された場合の例です。

このような事がないようにするのも議会の役割なのですが、このような事をしてもおかしくはないのが今の鹿嶋市議会なんです。


IMG_20200520_145932
IMG_20200520_150015
IMG_20200520_150045
IMG_20200520_150119
連日、議員有志で協議を続けています。

皆様からいただいたアンケートの結果、そして市内の窮状を訴える声は、鹿嶋市長はじめ各課にしっかりと渡しました。

そして、市議会においても提出するために、皆様からいただいた声を基本にした要望をまとめました。

アンケートにご協力いただいた皆様、そして鹿嶋市において不安を感じている皆様、どうか目を通していただければと思います。

鹿嶋市議会は、明日、コロナウィルス対策特別委員会が開かれますので、そちらにて議員有志提案の要望として扱われます。

他市よりも大きく出遅れている鹿嶋市ですが、やっと鹿嶋市長から、鹿嶋市のコロナウィルス対策を報告する臨時議会の日程が知らされました。

数日前のブログにも書きましたが、私達議員有志から鹿嶋市長に、「臨時議会を開くこと」を正式に求めていましたが、今回はこの要請を取り下げることに。

どういうことかというと、

議員有志達から、「早くやってくれ」と言うよりも、鹿嶋市長から「やります」と言った方が、なにかと良いことがあるとの判断です。

さて、鹿嶋市の独自政策を求めてきた議員有志ですが、次は自らの議会活動における予算の減額にも目を向けています。

明日の特別委員会の内容と合わせてブログにて報告します。








↑このページのトップヘ