昨日、議会は閉会しました。

無事に終わったわけではありません。

ひとつの問題をやり残しました。

それが、ここ数日、テレビや新聞で取り上げられている、急傾斜地土砂流出の問題。

簡単に訳すと、急なガケの上の竹林を伐採したことでガケの下に土砂が流れ出てしまった問題です。

これは住民の命にかかわる大変なことなんです。

そこで、ガケの下に住む方々が議会に請願書を提出。内容は、土砂流出の原因究明や安全対策の実施、それに建設までに至る問題の調査。 住民としては当然の請願ですから、この願いは、議会でも全会一致で採択されました。

さて、本来ならばこれらの調査をした上でガケの補強などの安全対策をすぐにでも行えば問題が広がることはないのですが、これはそうもいかなくて、建設までの一連に色々な不備があったり、議会の中でも一部の議員が議員の発言や行動を規制して、この問題の審議を不十分にさせたり、住民からの理解がされていないなどと大混乱。

それゆえに、私が委員長をしている文教厚生委員会では、議会会期中に審議が足りなかったことを補填するために、議会が終わった後でも委員会を開き協議ができる「閉会中の所管事務調査」をすることに決定。今後、「幼児の安全対策」を協議することになりました。

さて、ここはからは裏話。

ガケの上の土地を・整地・販売・購入・建設、これらに関わるのは民間の事業。ですから一般の市民です。
そしてガケの下に住んでる方々も一般の市民。
ですから、この問題は議会としては大問題でも、議員としてはなかなか公にこの問題の考えを言いづらい点があります。

ですが、もしSNSやブログを書いている議員ならば、この問題に触れないのは議員の資格はないのかもしれません。

ですから、私も正直に言うと、私の考えを書きづらい部分はありますが、今回の問題の原点は、建設に関わる側も鹿嶋市も、問題なく簡単に建設ができると甘く考えていたことで、問題とはならないであろう小さな違反に目をつぶることを重ねてしまい、それが大きな違反となったような感があります。

ですから、大きな問題を隠そうとするのではなく、小さな問題をひとつひとつ正直に話すことができれば、ここまでこじれることはなかったのかもしれません。

そして建設までの一連を知ってもらうことで、ガケの下に住む方々に疑問を払拭してもらうことから理解を求めていかなければならなかった。

ようは「甘く考えていた」のです。

そして、今回の問題をこじらせてしまった間接的な原因は議会にもあります。

住民からの請願を全会一致で採択したのですから、議会は全員が住民の安全を支持したことになります。
しかしその裏では、建設側に立ちこの問題をどうにか隠そうと考えた議員達がいたと思われても仕方がないこともあり、そういった議員達の言動が、議員達の感情にも多少なりとも影響して、協議を長引かせる理由になったりもしました。

一部の議員達が数の力で強引に進める議会運営の間違いが悪影響となっている例です。

議会が会期中にしっかりと調査して、住民にも業者にも報告することができれば、住民・業者・鹿嶋市(保護者含む)の三者にとって前向きな調整役になることができたと私は思っています。

ですから、議会としての役割に規則上の不手際はなくとも、議会として三者にプラスとなる調整役を目指すべきが、三者にマイナスとなる可能性をだしてしまったのではと私は思うんです。

今回の問題となった事業は、業者側と鹿嶋市は、確認しながら進めていたつもりですから、事業を進める側は、感情的には問題がこじれた理由を議会に向けたくなるかもしれません。そして、議会の対立構図を、市長派・反市長派だとか、与党・野党などとわけて、野党が議会でジャマしたからなどと思うのでしょう。
ですが、これは大きな間違い。

今の鹿嶋市議会は、鹿嶋市や鹿嶋市議会を良くしていくために発言し行動する側と、
何も発言しないで、議員としての行動を規制する側に別れているようなもの。

そして行動する議員達が充分な調査を求めたことに対して、保守的な議員達がそれをやめさせた。その結果として、議会が調整役をつとめることができなかった、これが私が考えている議会のせいでもある理由なんです。