鹿嶋市議会は議会の会期中です。

昨日は、文教民生委員会(教育・福祉を管轄します)にて、決算事業評価(予算が使われた事業の検証)として、図書館について調査と協議をしました。

以前から、図書館への予算が少ないことが問題になっているんです。

私は現在、文教民生委員会の委員長を努めているので、図書館を調べるにあたり、この際にコロナの影響で市民の外出を控えている中で利用者を増やしている電子図書について、利用方法を実際に経験しながら検証できるようにお願いして準備してもらったんです。

お恥ずかしいのですが、私は鹿嶋市の図書館に行ったことは今までの人生において数えるほど。

利用したことは記憶にはありません。

少年時代には、学校の図書館にさえ寄り付くこともありませんでした。

本は嫌いではなかったのですが、静かにすることが苦手だったんです。

そして電子図書と聞くと、最近普及してきたスマホやタブレットで読む電子文庫のようなものなのだろうと理解していました。

しかし、電子文庫は読む際の利用方法が面倒で、操作が苦手な私は、字が大きくなったり、次のページに行ってしまったり、どこまで読んだかわからなくなったり。

実際に手にする本は、どこまで読んだかわかりやすく、本自体を読んだ満足感はやはり紙の本。読み終えた本がたまっていくことも知識のストックと感じることも現実の本の魅力のひとつだと思うんです。

実際の本は、自分を周囲に飾る役割もあるように思うんです。

ですから、電子図書と聞くと、まだまだ一部の利用者のためだと思っていたし、読むことができる本にも選択肢は少ないのだろうと思っていました。

しかし、実際に会議室においてプロジェクターを使用しながら説明していただくと、電子図書自体は私が考えていたことと違いはないのですが、蔵書数も多く、図書館までいかなくても良いし、24時間利用できることなど、便利なことが多々あります。
返却も自動です。私のようなうっかり者には返却を自動でしてくれることはとてもありがたいこと。

利用するにはネット環境が必要ではあるし、スマホやパソコンよりは、やはりタブレットが便利だと思うけれど、もしタブレットを持っている方は、一度、鹿嶋市の図書館のホームページを開くか、図書館に出向いて説明を受けてみると、こんなに便利なものがあったのかと感じるかもしれません。

知らないでいるよりは、知っておいた方が良い

と思います。

そしてもうひとつ感じたのが、電子図書館はお子さんのいる

お母さん達にも便利だということ

例えば、電子図書には絵本も多数あるんです。
その中から毎日たくさんの絵本を選んで寝る前に読んであげることもできるし、そんな中から気に入った絵本を実際に購入すれば、子供達も喜ぶと思うんです。

毎日の献立に悩んでいたり、急な問題に悩んだり、趣味の知識を増やしたり。

小さな子供達に汚されたり破かれることもありません。

いそがしい人には無縁のような施設だと思われがちな図書館ですが、いそがしい人にも喜ばれるのが今の図書館なのだと知りました。


まだまだ知られていない電子図書館ですが、便利なこともまだまだ増えていくはずです。

そして実際の図書館も、私が思っているような昭和の図書館(騒ぐとにらまれる)ような雰囲気ではなく、小さな子供達を連れていけるような図書館になっていくように思います(もうなっているかもしれません)。

ぜひ、皆さん、時間がある時の行ってみたい場所のひとつとして、ネットで利用してみたいことのひとつとして覚えていてください。


そして、それでもやはり私達大人は、図書館が本や知識に触れる場所ではあっても、本当に必要な本は自分のもとに置いておくことも大切。

紙の本が重要だからこそ、電子図書が便利なのだと思うんです。