2012年02月11日
2012年02月05日
『話の終わり』 リディア・デイヴィス

お正月から原書を先に読み始めた『話の終わり』
答え合わせするようにたまに翻訳を後から読んで
また原書に戻る
『話の終わり』は別れた男を追いかける話なんだけど
一人称で語られているのにどこか客観的で
「どうしてかわからないけど追いかけてしまう / そうしてしまう自分を抑えられない」
でも、そこにはどろどろした情念めいたものがあるわけではない
リディア・デイヴィスの文章は、軽く乾いた風が顔に吹き付けるような印象がある
日本語で読むとその風のような感じがなくなる気がする
もっと硬質で
小さいけどちょっと持ち重りのするような石を手のひらに置いたようなかんじ
訳者に問題があるのではなく
違う言語に置き換わったことでほんの少し変わる印象
彼女の領域のフランス語がおそらく一番しっくりくるような気がする















