1/9の日記
・今日からインドへ。タイを経由。
・朝10時に福岡空港を出て12時に台湾着。「台湾ウオ-カー」や女性誌も日本の真似が多い。
・機内では30年前の田岡ランチェスターを読む。
・夕方にタイのバンコクに。空港から59番のバスに乗りカオサンロードへ向かうが、途中でわからんくなり下車。飯食って歩く歩くでわけわからなくなり、結局5時間も歩く！
・結局、タクシーでカオサンへ。300バーツ＝約800円？でももったいない！くそ！
・朝4時半にオリエンタルホテルにイン。300バーツ。しかし、中は前の客のちらかしがそのままで、なんとコンドームまで落ちている！くそったれ！
・・・・・・・・・
1/10の日記
・7時半起床。
・おかゆ20バーツ、揚げパン５バーツ、パイン１０、ポテト３０、ネットで８５バーツを使い、11時までうろうろ。
・さあ、空港へ行くかと５９番のバスを待つが、来てもバス停で止らない。身を乗り出さないととは聞いていたが・・・。そこで次のバスは道に乗り出して手を振ったが、通り過ぎる！くそ！
が！3回目も通り過ぎ、２００ｍはなれた別のバス停で止った。なんだ、あそこかとそこへ行き、4回目に来た５９に手を振るが、また通り過ぎる！クソッタレ！そしてなんと！5回目は前のバス停に止っているじゃないか！！！！
どうなってるんだ！！！！！クソッタレ！また前のバス停に戻るが、6回目も通り過ぎ、だんだんと投げやりに・・・。立ったまま眠り、ふと目がさめたら59番で、ついに止った。ここまで4時間。馬鹿が！なめるな！くそタイが！
・空港でピザセット１５０、コーヒー６０。地球の歩き方「インド」と田岡ランチェスターを熟読。本はこの2冊しかない。だから良かったね。田岡さんのはずっと読めなかったが、こういうときは読める。
・夜11時、インドのコルカタ（昔の読み方はカルカッタ）空港に着く。降りてすぐ、タクシーのキャッチセールスが寄ってくる。フン！だまされないぞ！やばいと地球の歩き方に乗っているからな！馬鹿が！
・と、空港を出て10分でバス亭があると知り、客引きを無視して歩く。その中の一人がしつこい。５分位ついてくる！この馬鹿が！と、裏拳とハイキックを寸止めで食らわす。逃げた。ざまあ見ろ！
・で、歩く、歩く、歩く。10分立ってもバス停がない。まあインドだ、10分は1時間と同じかなと歩く、歩く、歩く。
いつのまにか歩道もない。車だけ。途中、タクシーが何度か止り、俺を乗せようとするが、「フン！そんなもんに引っかかるか！」と無視し、歩く、歩く、歩く。
・気づくと２時間。疲れた。しょうがない、タクシーに乗るかと待つが、今度は来ない！くそ！
・するとラブホテルがあった。どうしようか迷いながら・・・結局通り過ぎる。ここにあるということは、この先にもあるだろうと歩く、歩く、歩く。
・ウンコがしたくなった。が、こんなところにはトイレはない。まあいいや、だんだんヤケクソになってきた。道路わきの林に入り、野グソをする。これがホントのヤケクソだ！
・あー、すっきり。が！蚊にかまれた？のか痒い。痒い、痒い。やばい。インドの蚊はコレラになるかも？と不安がよぎる。急がねばと歩く、歩く、歩く。
・本には「空港から市内まで１３キロ」と書いてあったから、時速4キロで3時間・・・・ということはもうすぐのはず。よし、こうなったら歩き通してやる。これも修行だ。
・で、歩く、歩く、歩く。途中で何度か、数人が道に立っている。やばい。強盗かもしれないと、林に入り、木の棒を探す。これと少林寺とキックでなんとかなるか？！
またいた！ついにやるか！と、しかし怖いので道の真中あたりで無視したふりで歩くと、警官だった！ほっとしたが、むこうもなんでこいつはこんなとこ歩いている？みたいな顔でこっちを見る。パトカーがあり、勇気を出して「乗せてくれ！」と言おうとしたが、まあ、もうすぐだと、歩く、歩く、歩く。
・あ、なんとなく市街みたいな交差点で左に。うん、家みたいな壊れたビル？や、倉庫がある。うん、なんとか助かった！
・で、狭い道に入ると犬がいた。インドは狂犬病が常態化していて危ないと聞いていたので、無視して歩く。歩く。
ところが、一匹の犬が吼えてきた。まあ、無視、無視。気にせず、早く通り過ぎるんだと歩くが、なんとその犬は後を追いかけてきて吼える！歩いてもついてくる！だんだん近づいてくる！やばい！振り向いて戦うか、逃げるか！？
まあ、やっぱり無視して歩く。すると、道路の左右から、なんか１０匹・くらいが出てきて、一斉に吠え出した！！！！！！！！
ここは犬の住処だった？？？？
まさに、頭から血の気が下にいっせいに下りていった。身の毛がよ立つというが、まさに頭も精神もパニックで、ものすごい恐怖に襲われた！！
なんということだ！さっきのタクシーめ！なんでもっと強引に俺を誘わなかった！犬がいると知っていたのか？
警官！おまえも教えろ！ああ、死にたくない！狂犬病！怖い！俺はバンパイヤになるのか！狼男。水谷ひろし？のデビュー作か。あれは18歳だったという。そんなことはどうでもいい。
犬の武器は口と手足の爪。俺は１ｍの木の棒だけ。突きも蹴りも、怪我をする恐れがある。どうするか！！！と考えながら、一気に、しかし、やっぱり早足になると、逃げると追ってくると思い、勇気と賭けで、普通に歩く。
・この間、約5分。いや1分。いや30秒？わからんが、なんとか次の交差点へ出て、もう追ってこなくなった。
あー、助かった！うれしい！
こんな歓喜は今までの人生で覚えが無い！
あー、そうか。崖から落ち、あーもうダメだと思ったら夢だった。あれと同じ気分。
・さあ、もう市街は近いはず。どっちかわからんが、とにかく坂を降りようと再び歩く、歩く、歩く。タクシーが乗れ！と数台止りかけるが、フン！と無視。ぼられてたまるか！
・しかし、２００ｍ行くとまた、遠くに犬。しかし、こんどはなんとなくおとなしそう。ごみをあさっている。大丈夫かなと遠くから見ていると、おばあさんが通りかかり、吠え出した！
やばい！またも道路の左右から5匹も出てきた。おばあさんも気にせずにごみをあさっているが、噛み付かない。
なんか知らんが、インド語で犬をしつけているのだろう。しかし、日本語はあっちもわからん？やばい！やっぱりタクシーに乗ろう。
・ところが、こういうときに限ってタクシーが来ない。やばい！歩道ではなく、道路の真中を歩く。ここなら犬も来ないだろう。車が来るからな・・・・と思っていたら、中の一匹が俺を見つけ、俺に向かって吠え出した！！！まだ１００ｍ？５０ｍは離れているが、やばい！どうしよう？？
・道路の真中に警官が乗るような交通整理？の台があった。高さは５０センチくらいか？四方にリングみたいな柱があり、上には屋根。これで大丈夫かと思ったが、またタクシーは全然来ない！！！
人を乗せた変なリヤカーが何台か通り過ぎる。これはリクシャー：人力車ではない。乗用車やトラックに乗せてくれ！と手を振ろうと思ったが、なかなか手を上げられない。しかし、恥ずかしがっている場合ではない！20分ほど台に立ち、３輪車みたいなタクシー？が着たので手を上げる。
なんとか止ってくれたが、タクシーではない。懇願してどこか駅まで送ってくれ！という気持ちで「ステーション！ステーション！」というと、乗れ！みたいな感じで、体を半分車からはみ出した状態で乗せてくれた！助かった！２度目の歓喜だ！歓喜の歌だ！
インドはすばらしい！だましが多いというが、いいじゃないか！
・５分で鉄道？の駅に。どこかわからん。でも、人がたくさんいて、もう大丈夫だ。
・ほっとしたのか、またウンコがしたくなり、駅のトイレへ。有料制。いくらかわからんが、何ルピーか：１ルピー＝２，４円を払う。
・時計を見ると朝の５時半。空港から６時間ほど歩いたのか。よくわからんが、適当に切符を買う。乗って一駅でシアルダー？駅へ。終点だった。ここはコルカタの大きな駅。なるほど、結局やっぱ、空港から市内へ俺は歩いてきていたんだ、よくやった！栢野！と誉め、駅を降りる。
・しかし、まだまだ寝ることは出来なかった・・。
・今日からインドへ。タイを経由。
・朝10時に福岡空港を出て12時に台湾着。「台湾ウオ-カー」や女性誌も日本の真似が多い。
・機内では30年前の田岡ランチェスターを読む。
・夕方にタイのバンコクに。空港から59番のバスに乗りカオサンロードへ向かうが、途中でわからんくなり下車。飯食って歩く歩くでわけわからなくなり、結局5時間も歩く！
・結局、タクシーでカオサンへ。300バーツ＝約800円？でももったいない！くそ！
・朝4時半にオリエンタルホテルにイン。300バーツ。しかし、中は前の客のちらかしがそのままで、なんとコンドームまで落ちている！くそったれ！
・・・・・・・・・
1/10の日記
・7時半起床。
・おかゆ20バーツ、揚げパン５バーツ、パイン１０、ポテト３０、ネットで８５バーツを使い、11時までうろうろ。
・さあ、空港へ行くかと５９番のバスを待つが、来てもバス停で止らない。身を乗り出さないととは聞いていたが・・・。そこで次のバスは道に乗り出して手を振ったが、通り過ぎる！くそ！
が！3回目も通り過ぎ、２００ｍはなれた別のバス停で止った。なんだ、あそこかとそこへ行き、4回目に来た５９に手を振るが、また通り過ぎる！クソッタレ！そしてなんと！5回目は前のバス停に止っているじゃないか！！！！
どうなってるんだ！！！！！クソッタレ！また前のバス停に戻るが、6回目も通り過ぎ、だんだんと投げやりに・・・。立ったまま眠り、ふと目がさめたら59番で、ついに止った。ここまで4時間。馬鹿が！なめるな！くそタイが！
・空港でピザセット１５０、コーヒー６０。地球の歩き方「インド」と田岡ランチェスターを熟読。本はこの2冊しかない。だから良かったね。田岡さんのはずっと読めなかったが、こういうときは読める。
・夜11時、インドのコルカタ（昔の読み方はカルカッタ）空港に着く。降りてすぐ、タクシーのキャッチセールスが寄ってくる。フン！だまされないぞ！やばいと地球の歩き方に乗っているからな！馬鹿が！
・と、空港を出て10分でバス亭があると知り、客引きを無視して歩く。その中の一人がしつこい。５分位ついてくる！この馬鹿が！と、裏拳とハイキックを寸止めで食らわす。逃げた。ざまあ見ろ！
・で、歩く、歩く、歩く。10分立ってもバス停がない。まあインドだ、10分は1時間と同じかなと歩く、歩く、歩く。
いつのまにか歩道もない。車だけ。途中、タクシーが何度か止り、俺を乗せようとするが、「フン！そんなもんに引っかかるか！」と無視し、歩く、歩く、歩く。
・気づくと２時間。疲れた。しょうがない、タクシーに乗るかと待つが、今度は来ない！くそ！
・するとラブホテルがあった。どうしようか迷いながら・・・結局通り過ぎる。ここにあるということは、この先にもあるだろうと歩く、歩く、歩く。
・ウンコがしたくなった。が、こんなところにはトイレはない。まあいいや、だんだんヤケクソになってきた。道路わきの林に入り、野グソをする。これがホントのヤケクソだ！
・あー、すっきり。が！蚊にかまれた？のか痒い。痒い、痒い。やばい。インドの蚊はコレラになるかも？と不安がよぎる。急がねばと歩く、歩く、歩く。
・本には「空港から市内まで１３キロ」と書いてあったから、時速4キロで3時間・・・・ということはもうすぐのはず。よし、こうなったら歩き通してやる。これも修行だ。
・で、歩く、歩く、歩く。途中で何度か、数人が道に立っている。やばい。強盗かもしれないと、林に入り、木の棒を探す。これと少林寺とキックでなんとかなるか？！
またいた！ついにやるか！と、しかし怖いので道の真中あたりで無視したふりで歩くと、警官だった！ほっとしたが、むこうもなんでこいつはこんなとこ歩いている？みたいな顔でこっちを見る。パトカーがあり、勇気を出して「乗せてくれ！」と言おうとしたが、まあ、もうすぐだと、歩く、歩く、歩く。
・あ、なんとなく市街みたいな交差点で左に。うん、家みたいな壊れたビル？や、倉庫がある。うん、なんとか助かった！
・で、狭い道に入ると犬がいた。インドは狂犬病が常態化していて危ないと聞いていたので、無視して歩く。歩く。
ところが、一匹の犬が吼えてきた。まあ、無視、無視。気にせず、早く通り過ぎるんだと歩くが、なんとその犬は後を追いかけてきて吼える！歩いてもついてくる！だんだん近づいてくる！やばい！振り向いて戦うか、逃げるか！？
まあ、やっぱり無視して歩く。すると、道路の左右から、なんか１０匹・くらいが出てきて、一斉に吠え出した！！！！！！！！
ここは犬の住処だった？？？？
まさに、頭から血の気が下にいっせいに下りていった。身の毛がよ立つというが、まさに頭も精神もパニックで、ものすごい恐怖に襲われた！！
なんということだ！さっきのタクシーめ！なんでもっと強引に俺を誘わなかった！犬がいると知っていたのか？
警官！おまえも教えろ！ああ、死にたくない！狂犬病！怖い！俺はバンパイヤになるのか！狼男。水谷ひろし？のデビュー作か。あれは18歳だったという。そんなことはどうでもいい。
犬の武器は口と手足の爪。俺は１ｍの木の棒だけ。突きも蹴りも、怪我をする恐れがある。どうするか！！！と考えながら、一気に、しかし、やっぱり早足になると、逃げると追ってくると思い、勇気と賭けで、普通に歩く。
・この間、約5分。いや1分。いや30秒？わからんが、なんとか次の交差点へ出て、もう追ってこなくなった。
あー、助かった！うれしい！
こんな歓喜は今までの人生で覚えが無い！
あー、そうか。崖から落ち、あーもうダメだと思ったら夢だった。あれと同じ気分。
・さあ、もう市街は近いはず。どっちかわからんが、とにかく坂を降りようと再び歩く、歩く、歩く。タクシーが乗れ！と数台止りかけるが、フン！と無視。ぼられてたまるか！
・しかし、２００ｍ行くとまた、遠くに犬。しかし、こんどはなんとなくおとなしそう。ごみをあさっている。大丈夫かなと遠くから見ていると、おばあさんが通りかかり、吠え出した！
やばい！またも道路の左右から5匹も出てきた。おばあさんも気にせずにごみをあさっているが、噛み付かない。
なんか知らんが、インド語で犬をしつけているのだろう。しかし、日本語はあっちもわからん？やばい！やっぱりタクシーに乗ろう。
・ところが、こういうときに限ってタクシーが来ない。やばい！歩道ではなく、道路の真中を歩く。ここなら犬も来ないだろう。車が来るからな・・・・と思っていたら、中の一匹が俺を見つけ、俺に向かって吠え出した！！！まだ１００ｍ？５０ｍは離れているが、やばい！どうしよう？？
・道路の真中に警官が乗るような交通整理？の台があった。高さは５０センチくらいか？四方にリングみたいな柱があり、上には屋根。これで大丈夫かと思ったが、またタクシーは全然来ない！！！
人を乗せた変なリヤカーが何台か通り過ぎる。これはリクシャー：人力車ではない。乗用車やトラックに乗せてくれ！と手を振ろうと思ったが、なかなか手を上げられない。しかし、恥ずかしがっている場合ではない！20分ほど台に立ち、３輪車みたいなタクシー？が着たので手を上げる。
なんとか止ってくれたが、タクシーではない。懇願してどこか駅まで送ってくれ！という気持ちで「ステーション！ステーション！」というと、乗れ！みたいな感じで、体を半分車からはみ出した状態で乗せてくれた！助かった！２度目の歓喜だ！歓喜の歌だ！
インドはすばらしい！だましが多いというが、いいじゃないか！
・５分で鉄道？の駅に。どこかわからん。でも、人がたくさんいて、もう大丈夫だ。
・ほっとしたのか、またウンコがしたくなり、駅のトイレへ。有料制。いくらかわからんが、何ルピーか：１ルピー＝２，４円を払う。
・時計を見ると朝の５時半。空港から６時間ほど歩いたのか。よくわからんが、適当に切符を買う。乗って一駅でシアルダー？駅へ。終点だった。ここはコルカタの大きな駅。なるほど、結局やっぱ、空港から市内へ俺は歩いてきていたんだ、よくやった！栢野！と誉め、駅を降りる。
・しかし、まだまだ寝ることは出来なかった・・。
2004.01.10
