Kayano_soto

#83 2014上半期Bestな○○ -- ry01

■EP / LP Best 5

・car10
『Everything Starts From This Town』〈Sauna Cool〉 
・D/P/I『RICO EP』〈Leaving〉
・Copeland『Because I'm Worth It』〈self-released〉
・Cashmere Cat『Wedding Bells EP』〈LuckyMe〉
・銀杏BOYZ『BEACH』〈初恋妄℃学園〉



■MIX Best 3

・Amnesia Scanner『AS LIVE [][][][][]』〈self-released
LEF!!! CREW!!!『THIS IS HARDCORE』〈ULTRA-VYBE〉
・悪魔の沼『涅槃 -Nirva魔-』〈BLACK SMOKER〉



■Track Best 5
・Pa's Lam System - "I'm Coming"〈Maltine〉


・ラブリーサマーちゃんと芳川よしの
 - "Moonlight(三毛猫ホームレス Remix)"
〈self-released〉


・パブリック娘。 "#LVSS"〈self-released〉


・カタコト "からあげのうた"〈P-VINE〉


・Quirke - "Break A Mirrored Leg"〈Young Turkes〉




 今年の3月にAkiocamにDJをやらないかと誘われ、それ以来、マンスリーで開催している"kayano_soto"にて、僕もDJをやらせて頂いております。"kayano_soto"自体はベース・ミュージックのパーティですが、僕は元々がインディ脳な人間なので、隙あらば非ベース・ミュージックをミックスしたい欲があります。このパーティに参加するようになってからは、今までよりもベース・ミュージックを意識するようになりましたが、それでもレコードを買う量的には、まだまだインディものが多かったり……という訳で、上半期ベストは自然と、非ベース・ミュージックが多くなりました笑

 まずEP/LP部門では、いきなり青春パンクがふたつ。car10は栃木県足利出身のガレージ・パンク・バンドで、〈Snuffy Smiles〉からリリースされた7inchがめちゃめちゃかっこいいな〜と思っていたら、Teen Runningsのとんちゃん率いる〈Sauna Cool〉からアルバムがリリースされ、それがとにかく最高でした。2009年頃のWavvesとBlack Lipsの最良な部分だけ抽出したようなドタバタなジャングリー・ギターとリズム隊、そしてひたすらグッド・メロディなヴォーカルにやられました(録音も素晴らしい!!)。
銀杏BOYZは、『光のなかに立っていてね』も素晴らしい作品でしたが、よりカオティックなライヴ・リミックス盤の方を選びました。意図的にノイズが増幅されていたり、音響的なチャレンジが施された本作は、『光のなかに〜』収録の「ぽあだむ」が言うところの「ノイズってきもちーね、カオスって綺麗だね」状態で、とにかくきもちーです。「駆け抜けて性春」でのYUKIのパート(「私は幻なの……」以降)を、切実に声を絞り出すようにして観客がシンガロングする場面には、いつも泣きそうになります。
 海外では、ビートの面白さという意味で、D/P/Iの鬼ポリリズミックなビートが断トツで良かったです。Sun Arawのバンド・メンバーでも知られるアレックス・グレイによる最新作で、最近はMatthewdavid(新作やばい!)のレーベル〈Leaving〉からリリースしています(同じく上半期リリースの『08.DD.15』も鼻血もの……)。個人的に、下半期は
D/P/IやDeaths Grips(つい先日、解散してしまいましたが……泣)のビートと、ジュークを上手く組み合わせることができないか模索していきたいと思っています。そしてCopelandは、かつてのパートナーだったHype WilliamsのDean Bluntがオーケストラルな精神世界へ進んでいく中、真っすぐベース・ミュージックとの融合を目指した作品。Hype Williams時代から続く、すべての意味を煙に巻くような胡散臭さが好きでしたが、最近の切迫したようなシリアスな表現も好きです。キーーーーーーンと耳をつんざく高周波音で始まるオープニングが最高です。最後に、ようやくベース・ミュージックな1枚と言えそうなCashmere Catは、そのアーティスト名さながら、コロコロした肌(音)触りとほのかにエキゾティックな上モノ、浮き足立つことのないゆったりしたビート、それらを時流のど真ん中の音として落とし込むバランス感覚、すべてが心地良かったです。Ariana Grandeの新作にも参加しているそうですし、これから実際に時流のど真ん中で活躍していきそう。

 MIX部門は、昨年のArca『&&&&&』にやられた人間として、やはりこのAmnesia Scannerは外せないかと(正しくはMIXの部類ではないかもしれませんが)。Vapor WaveやDistroidについては詳しくありませんが(TINY MIX TAPESを読むぐらい)、起こるかどうか解らない2045年問題について考えを巡らせてしまうぐらい、この冷たいビートには破壊力があります。続いて、LEF!!!のMIXはAkiocamも挙げていましたが、どう遊ぶかという点において、僕もめちゃめちゃ影響された1枚でした。というのも、個人的な事情でここ2年間ぐらい夜遊びができずにいたのですが、5月のLEF!!!のリリース・パーティ@UNITで本当に久し振りに夜通し遊ぶことができ、LEF!!!をはじめ、かっこいい遊び方を知っている人たちが沢山いる中で、これでもか!! というぐらい楽しむことができて良かったです。先日のOPPA-LAでのファイナルも最高でしたし、これからも勉強させてください! そして最後は、コンピュー魔、A魔NO、Dr.NISHI魔RAの3人による悪魔の沼の〈BLACK SMOKER〉からのMIX。パーティ自体は行ったことがないのですが、コンピューマさんのサイケデリックなアンビエント・ドローンMIX『Something In The Air』『Magnetic』にやられてしまった人なら間違いなくハマる、鬼エクスペリメンタルなMIXです。タイトルは謎ですが。

 トラック部門は、5つのうち4つが国内の作品で、まずPa's Lam Systemは、おそらく上半期もっとも聴いた1曲。清涼感たっぷりの夏感! がとにかく最高で、ジャージ—・クラブとの組み合わせもバッチリ。5月に行われた〈Maltine〉主催の『東京』は本当に素晴らしいパーティで、上に書いたLEF!!!のパーティと同じくらい、今年もっとも影響を受けたパーティです。この日の一番の発見は、ラブリーサマーちゃんの凛とした歌声で、「Moonlight」の三毛猫ホームレスによるリミクスでは、
ジャージーな跳ねるビートとラブサマちゃんの憂いを帯びた歌声の組み合わせが新鮮です。パブリック娘。は、下北沢サウンドクルージングの朝方に観たライヴで、この「#LVSS」=レバ刺しの曲をやっていたのが印象に残っています。その後、豚レバ刺しも規制される羽目になるとは……。カタコトのこの曲は、アルバム『HISTORY OF K.T.』に収録されている1曲ですが、前の曲「リスからの手紙」と合わせてぜひとも聴いて頂きたいです。めちゃめちゃ笑えます。「からあげのうた」は、「安心」や「平和」逆説的に批評しているようで、その演じ方が素晴らしいです。最後のQuirkeは、ドローン+鬼ベースな1曲。序盤の静けさと打って変わって、嵐のように連打されるベースとキックの応酬には鳥肌が立ちます。



 ……てな感じで、個人的な上半期ベストでした!
 7月23日には喫茶スマイルでパーティがありますので、諸々の作品が好きな方がぜひー!
 パーティの詳細はこちらから!

ry01

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all back number can be read here→http://radiokayanosoto.wix.com/kayanosoto
Party Info
////kayano_soto vol.4////

May 4 (fri)
at. Ruby Room Shibuya
open/start 24.00
¥1500 w/1drink


[Guest Live]
guchon (Merry Works)

[Guest DJ]
O.T.A. (OZ)

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