2004年12月12日

円背(丸まった背中)って

『背が丸まってきてなぁ・・・』
こんなこと、よくおとしよりが言ってますね。

確かに丸まった背より、ピンと伸びてるほうがかっこいい。
でも、それだけ?

円背がどうしてだめなのか?
おとしよりの体にもあまり良い影響を与えないであろうコトはなんとなくわかるけど、具体的にはどうなのかな?
・背中が丸まった状態では頚部を伸展(後に反らすこと)しないと前が見えない。
→頭を持ち上げ続けるのはしんどい。首が痛い。
このため、斜め下から上を覗きあげるような仕草になってしまいやすい。

・丸くなってしまうと両側の肩甲骨が外側に開き、肋骨の動きが妨げられる。
→肺活量の減少、呼吸機能の低下。これは深呼吸をするとき背筋が伸びて、胸が開きますよね?そんとき背中の肩甲骨は内側に寄るでしょ?それができないんです。また、横隔膜の動き自体も阻害されるしね。

・腹部が圧迫される。
→内臓機能の低下。体幹筋力の低下。筋肉ってのはある程度の『張り』がないと有効に働かない。体が丸くなることによって、お腹の筋肉が緩んでしまい、そこで『張り』をなくしちゃうってこと。

・骨盤が後傾する。
→重心が後方に位置する。→後方に転倒しやすくなる(しりもち転倒)

座った状態で骨盤を持って背筋を伸ばしたり、背中を丸めたりしてください。骨盤が起きている状態を「前傾」、後に倒れた状態を「後傾」という。立って目線は前方のままで骨盤を『後傾』すると、膝は曲がり、背中は曲がり、前を向いておくために顎を突き出して、だらんと腕を前に垂らしておくのもしんどくて後で組むと楽ですよ。ほら「おばあさん」「おじいさん」の姿勢完了です。
 また、ただまっすぐ立っているときより、足首はより曲がっているはずです。つまり、足首が固いと、バランスがうまく取れずより後方に転倒がしやすい、とか、前に支えがあったほうがラクだから「シルバーカー」って愛用されてんのかな、とか色々わかると思います。
 

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