2007年07月
2007年07月31日
クマムシは最強生物？ 2007年7月25日
学生のころから、生物が割と好きな友人から聞かされたことがあって、世の中にはクマムシと呼ばれるとんでもない生き物がいるということは知っていました。その彼によると、乾燥に強かったり放射線にも耐えられるとか一見信じがたいことを言っていたのを思い出しました。
それから数年。この記事を見るまではすっかり忘れていたのですが、改めてニュースの記事を読み替えずとそのすごさに驚かされてしまいました。日経新聞の電子版で読んだものなのですが、このクマムシは超高圧の世界でも耐えられることができるというのです。
そもそもクマムシというのは、緩歩動物とよばれるもので、 8本の足を持っているずんぐりとした生き物。形がクマに似ているというところからクマムシと名づけられたそうです。大きさは一ミリほど。なので名前のわりには小さな小さな生き物。
生息域はあらゆる場所にいるらしく、熱帯から寒帯地方、海底から高山、温泉のなかにまでいるというから驚きです。 えさは、堆積物中の有機物に富む液体や、動物や植物の体液（細胞液）を吸入しています。なのでわずかな有機物と水があれば何とかなってしまうんでしょうかね？
そのクマムシが今回新たに乾燥や温度・放射線以外にも圧力にも耐えられることが分かったというのです。岡山大学の小野文久教授（物理学）と三枝誠行准教授（生物学）らが24日、発表しました。それによると、クマムシは乾燥すると体内の水分がほとんどなくなり、休止状態になる。この状態のクマムシ20匹に7万5000気圧をかけて実験。6時間後に水に戻すとすべて生存、12時間後では5匹が生き残った。13時間までは生存の可能性があるという。通常、動物の細胞は3000気圧以上で死滅するとされるそうです。
三枝准教授は「水分があると細胞は壊されやすく、水分がほとんどないことがダメージを少なくしているようだ。まさかと思うような生命力に非常に驚いた」と話したという。まさに研究者もびっくりということのようです。この7万5000気圧というのは、地球内部の上部マントルで地下180キロ付近の圧力に相当といわれているようですが全く持ってピンと来ないですよね。(笑)
とにかく、かなり過酷な環境下に置かれてもこのクマムシという生き物は大丈夫なようにできているようです。世界中がとんでもない異常気象になったりかなりたいへんなじだいになっても、このクマムシにとってはさほど重要なことではないんでしょうかね？
クマムシにとって見れば、宇宙へ行くようなことさえなければ、この地球はまさに楽園そのものということでしょうか？それにしても、どうしたらこんなトンでもない生物が誕生したのでしょうかね？なんだかそっちのほうに興味がそそられてしまいます。
===こちらもよろしく===
それから数年。この記事を見るまではすっかり忘れていたのですが、改めてニュースの記事を読み替えずとそのすごさに驚かされてしまいました。日経新聞の電子版で読んだものなのですが、このクマムシは超高圧の世界でも耐えられることができるというのです。
そもそもクマムシというのは、緩歩動物とよばれるもので、 8本の足を持っているずんぐりとした生き物。形がクマに似ているというところからクマムシと名づけられたそうです。大きさは一ミリほど。なので名前のわりには小さな小さな生き物。
生息域はあらゆる場所にいるらしく、熱帯から寒帯地方、海底から高山、温泉のなかにまでいるというから驚きです。 えさは、堆積物中の有機物に富む液体や、動物や植物の体液（細胞液）を吸入しています。なのでわずかな有機物と水があれば何とかなってしまうんでしょうかね？
そのクマムシが今回新たに乾燥や温度・放射線以外にも圧力にも耐えられることが分かったというのです。岡山大学の小野文久教授（物理学）と三枝誠行准教授（生物学）らが24日、発表しました。それによると、クマムシは乾燥すると体内の水分がほとんどなくなり、休止状態になる。この状態のクマムシ20匹に7万5000気圧をかけて実験。6時間後に水に戻すとすべて生存、12時間後では5匹が生き残った。13時間までは生存の可能性があるという。通常、動物の細胞は3000気圧以上で死滅するとされるそうです。
三枝准教授は「水分があると細胞は壊されやすく、水分がほとんどないことがダメージを少なくしているようだ。まさかと思うような生命力に非常に驚いた」と話したという。まさに研究者もびっくりということのようです。この7万5000気圧というのは、地球内部の上部マントルで地下180キロ付近の圧力に相当といわれているようですが全く持ってピンと来ないですよね。(笑)
とにかく、かなり過酷な環境下に置かれてもこのクマムシという生き物は大丈夫なようにできているようです。世界中がとんでもない異常気象になったりかなりたいへんなじだいになっても、このクマムシにとってはさほど重要なことではないんでしょうかね？
クマムシにとって見れば、宇宙へ行くようなことさえなければ、この地球はまさに楽園そのものということでしょうか？それにしても、どうしたらこんなトンでもない生物が誕生したのでしょうかね？なんだかそっちのほうに興味がそそられてしまいます。
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シンガポール3〜4日目 2007年7月24日
シンガポールへ来てから3日目。今日は朝からお仕事です。といっても、同じお仕事をしている同士でいろんな話を聞いたりと大変ながらも楽しいものです。多くの人たちが集まり、会場は年に一度のことということもあってその盛り上がりはすごかったです。私がこのお仕事に携わって思うことは、どんな人でもできてしかも世界どこでも同じ仕事をしているというそのスケールの大きさ。そういうのを今回もまた感じることができました。場所はMRTにのって空港の手前の駅。にほんでいうところの幕張メッセみたいな場所でした。
会場はホールがいくつかあるのですが、私の行くところは一番端。この期間は他の会場では特に催し物などが出ていなかったので、そういう意味では結構楽だったのかも知れません。会場に入ってからはずっと外の出ることもなく、同じお仕事をしている顔見知りの仲間の方と真剣に聞き入っていました。
途中昼食をはさんで、終わったのがもう夕方の6時。今日の朝ほてるを出たのが7時ちょっと前ですから思いのほか長くいたようです。それでも会場にいるとそういうことはあまり感じず。時間の流れはあっという間な感じでした。
今日の夜は、遠出をせずホテルの周りをぶらぶらしようと決めていました。普段はこれほどカレーを食べたりしないのですが、何せ私の滞在しているところはリトルインディア。カレーを食べないわけには行かないですよね。(笑)というわけで今日の夜もカレーです。
今日入ったお店でいただいたのは、ドーサ、プーリーと呼ばれるもの。私も始めて知ったのですが、どうやらライスとナンしか知らなかった私にとってはこういうのもあるのかあという思いです。ドーサというのは、南インドの食べ物のようで、見た目はクレープ。どうやって作るのかは分かりませんがこれが結構大きく中にイモ？などが入っていて結構なボリューム。それからプーリーというのはパンらしいのですが、見た目が面白く、薄い皮でできているのですが風船のように膨れているんですね。どちらも美味しくまたカレーも違うものがそれぞれ3種もついてきていたのでかなりおなかいっぱいになってしまいました。
リトルインディアは夜くるべき。そう思ったのが夕食後歩いていて思いました。皆夜行性なのか、バザールも9時を回ったあたりだったのですが人が沢山いて、にぎやかでした。このシンガポールに訪れてもしかしたら一番地元の人々の息遣いを感じたひと時だったように思います。
次の日もあさからお仕事。早々にホテルをチェックインしてまた会場へ向かいました。いろいろと感じたこと反芻しながら、空港へと向かいました。到着したときは良く見ることは無かったのですが、このチャンギ国際空港は実はかなり大きく。それでいてすごく綺麗で近代的な感じがしました。なぜ成田とかもこんな風にならないのかな？と思ってしまうくらい。
映画を見るスペースがあったり、ラウンジではピアノの生演奏をしていたり…出発まで少し時間があったので、のんびりすごしました。ラウンジの横には足裏マッサージ器が設置してあったのでそれを利用しながらしばしボーっとしていました。もしかしたらこのたび始まって以来のんびりしていたかも。
搭乗ゲートへ行き見慣れた航空機を前にしてああもう帰るんだなあという思いがしました。もう少しここにいても良かったかなという思いもしながら私は、エコノミークラスのシートの体を預けてしばし睡眠をとることにしました。
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2007年07月26日
シンガポール２日目�ぁ�2007年7月23日
やっぱりというか、シンガポールへ行きましたという記念といえば言わずと知れた『マーライオン』早速それを見にシティ・ホールと呼ばれるエリアへいきました。しばらく歩いてガイドブックを見てみると、手前にはラッフルズホテルがあるのを発見。通り道なのでちょっと立ち寄ってみることにしました。ラッフルズホテルはシンガポールの顔とでも言うべきホテル。言わずと知れた高級ホテルですが、そのつくりもかなり立派。一階部分はショッピングプラザになっていたり、バーやレストランが併設しているようです。ここでお金を出す余裕は無いので、中にはで一休みだけ。思っていたよりも大きなホテルですが、従業員がキビキビと働いている姿をみるとさすがは一流という感じがしました。
ホテルを後にして途中に現れたオベリスクのようなものは戦争記念公園。ガイドブックによるとここは、『日本占領時期死難人民記念碑』というそうです。先の大戦のときに日本がシンガポールを占領した10日間にわたり、数万人の華人が虐殺されたと言われているそうです。この塔は日本とシンガポール両政府の協力で1967年に作られたものだそうです。観光できているとはいえ少し複雑な気持ちですが改めて過去から学ぶことは覆いと思わされました。
さらにしばらく歩くとドリアン？と思わせる建物が海沿いに建っていました。ここはマリーナエリアと呼ばれるところらしく、そのドリアン？のようなものは、エスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイで複合文化施設のようです。中はシアター・コンサートホール・展示スペース・図書館・ルーフテラスなどがあるようです。そろそろ夕方になってきたので、4階のルーフテラスへ行くことにしました。
まだ暑いながらもさすがに海に面していると風も心地よいです。それだけでなくここは見晴らしが良い。シンガポールの中心から海がわまでぐるりと見渡すことができなかなかの穴場のようです。しばらく夕涼みをしていたのですが、ここはどうやらシンガポールの恋人たちの憩いの場であるようなので、私たちは夕涼みもそこそこに引き上げることにしました。
マーライオンはシンガポール川をはさんでちょうど反対側。なので川を渡るとすぐでした。遠くから見るとそれほど大きくないのかな？と思っていたのですが近くで見るとそれなりに大きいのでビックリ。本来なら口から勢い良く水が出ているのでしょうが残念ならが工事中で出ていませんでした。
このマーライオンは上半身がライオンで下半身が魚とユニークなもの。ライオンなのは、シンガポールの名前の由来でもあるシンガ(サンスクリット語でライオン)から、魚は港町であるシンガポールの象徴なのだそうです。良く見るとなんとなくかわいらしくもあり、なんとなく親しみが湧いてしまいます。
そのあとはアートハウスをとおり、夕食を食べに向かいました。この界隈も大きなビルがある地区それから国会議事堂や裁判所などといった感じす。それを抜けるとチャイムスというところへたどりつきました。ここは、160年ほど前にフランスの尼僧によって立てられた修道院が前身とのことで、今でも中央にそびえる教会は美しいのですが、おもしろいことにこの周囲はレストランやバー・ショップなどが入っている施設。なんだかそのアンバランスさが面白いなということでここで最後夕食を取ることに。
ぐるりと回った挙句、スペイン料理のお店で食事をすることに。ろうそくで照らされてなかなか雰囲気があるところで冷たいビールで今日一日を振り返りながらしばしのんびりと過ごしました。観光らしい観光は今日しかできませんでしたが、我ながら充実した感じです。
明日からはいよいよお仕事ということで、一日中忙しくなるなあと思いながら、早めにホテルに帰って急速を取ることにしました。
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シンガポール２日目�� 2007年7月22日
リトルインディアを後にして次に目指したのがアラブストリート。ちょうどブギス駅の反対側(南東)ですがそう遠い距離ではないのでテクテクと歩いて移動しました。せっかくだからと、大通り沿いではなく路地をハイって向かうことに。大通り沿いは大きなビルや建物が並んでいて近代的な面を見せていますが、一歩路地に入ると、生活感がにじみ出ている感じがします。歩いた界隈は、仕事中休憩している姿だったり、なにやらトラックに大勢が乗り込んでこれから出かけるところだったり。子供たちが道路でなにやら遊んでいたりする光景を目にしてほほえましかったりもしました。ブギス駅に近づくとここは大通りなのでこれを横切りながらしばらく歩くと、リトルインディアの地区とは違いまた趣のある建物が姿を見せ始めました。リトルインディアのあたりは建物の色も割とはっきりとしたものが多い印象でしたが、ここアラブストリート界隈は漆喰の？壁に淡い色合いの色調でまとめられていて、みせの構えも割とシンプルな感じ。雑踏というよりは静かに立ち並んでいるという印象を受けました。
もしかしたら、活動時間が違うのかな？と思うほどに待ちは静かでにぎやかにしているのは観光客という感じです。裏通りからきたものですから、ここの見所であるサルタン・モスクはちょうど裏側からみ他感じになりました。細いとおりの抜けて現れたモスクは思いのほか大きくその存在感は際立っていました。
このサルタン・モスクはガイドブックによると、シンガポール最大最古のイスラム教寺院だそうです。先ほどのスリ・ヴィラマカリアマン寺院といい、途中で立ち寄った教会といいこれだけの至近距離でありながら各々の寺院が立ち並ぶのはちょっと無いんじゃないかなと思いました。
一応見学はできるようなのですが、長ズボンを着用しなくてはならないそうです。そうじゃない場合はイスラムの服を貸し出しているのだとか。時間がちょっとずれてしまった為、礼拝の時間というわけではありませんでしたが、中では数人の方が祈りをささげていました。
中はかなり広く、作りは割とシンプル。それでいながら凛とした空気が流れているのを感じました。イスラムの寺院もはじめて見ました。祈りをささげている人を見かけてイスラムの教えが人々の心のよりどころになっていてその敬虔さは、もしかしたらどの宗教よりも普段着で生活している人に根付いているのかもしれないと思いました。
モスクが良くみえるブッソーラ・ストリートを歩きながら角にある喫茶店で少し休憩をすることに。観光客ではなく現地の人がなにやらクリーム入りの飲み物を飲んでいるのでちょっと美味しそうだなあということで皆で頼むことに、出てきたのはなんと豆乳。以前体で甘い豆乳を飲んだ経験があって日本以外ではちょっとと思いながら一口。確かにちょっと甘いのですが比較的のみやすかったです。
日差しは多くないものの暑い中歩いてきたのでちょっと一息できて良かったです。その後私たちが向かったのがブギス駅のまた反対側今度は今いる場所からだと西側に移動。見に行こうとしているのは、ブギスストリートを通って観音堂。しばらくは大きなビルのあるエリアでそれを抜けて突然ゴチャゴチャとしたアーケードが出現。ここがブギスストリート。
観光客も多いですが、現地の若者が多い感じです。みやげ物屋さんもあるのですが、目に付いたのはスイーツを売る屋台。人を掻き分け進みながら所々でフルーツとくにドリアンなど南国特有の果物たちが所狭しと並んでいました。
とおりを抜けて、ウォータールーストリートに出るとそこにはヒンドゥー教の寺院と中国寺院が立ち並んでいました。中国寺院の観音堂は多くの人がひっきりなしに線香を上げており祈りをささげる姿は日本のそれと近いものを感じました。ブラブラ歩くつもりがなんだか寺院めぐりになってしまった午後。これからはちょっと中心地へ足を向けます。
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2007年07月25日
シンガポール２日目� �2007年7月20日
フライトは順調で、特に何事もなく快適に過ごしました。サービスもなかなかで心地よい時間を過ごした感じです。機内食は、鶏の赤ワイン煮を中心に数品出てきました。私はというと、今度社会科(中学)を教える可能性があるかもしれないということで、少し復習をしていました。久々に一人の空間ということもあってかかなり集中できた気がします。気が付けば、あっという間にフライトもあと1時間半ほどになっていました。たまにはこういう時間の使い方も悪くないです。成田を出発してから約7時間無事にチャンギ国際空港に着きました。入国手続きを済ませて、早速ホテルへの移動。はじめは、空港からエアポートシャトルという乗合タクシーみたいなのを利用しようと思っていたのですが、値段を聞いたら47S$ (1S$≒86円) ガイドブックよりもかなり高いので普通のタクシーを使うことに。本当ならMRTと呼ばれる鉄道を使いたかったのですが、終電になっているようですので仕方なくタクシー乗り場へ。
しかしここでもちょっと雲行きが怪しくなって着ました。ホテルの名を告げていってくれるかというと？？？どうやら泊るホテルを知らないようなのですそれでも最寄の駅がブギスやリトルインディアだというとちょっと納得してくれました。途中ガイドブックや地図などで詳しい場所を確認したいということでみせたりしながら移動しました。ちょっと不安になったので大丈夫か？とたずねたのですが、OK、OKというばかり。
不安になりましたが、20分ほどしてたどり着いたのはちゃんとホテルの目の前でした。値段はというと22S$
どうやらこれで正解のようでした。
ホテルは、予約したあった『PERAK HOTEL』という、イギリスのB＆Bのようなところ。部屋はそう大きくなかったですが、清潔で落ち着いた感じでした。夜も蒸し暑いシンガポールでは、クーラーの効いているところで寝られるだけで十分な感じです。まあ強いて言えば、これでバスタブがあればなあと言うくらいです。
シャワーも浴びて一息ついて寝ようかなあと思っていたのですが、いろいろとあったためかなかなか寝付けませんでした。それでもベッドに入って物思いにふけっているといつのまにか眠ってしまったようです。
朝は7時半に目が覚めました。昨日最後に時計を見たのがもう3時半を回っていたのでちょっと寝足りないです。今日は大きな予定は特に入っていなかったので、待ちをブラブラしようかなあと考えていました。同じ仕事できている仲間の人に連絡を取ってみると、会場にいるとの事。明日からのイベントに備えて受付をしているようなので私も出かけることにしました。
シンガポールはMRTという都市交通が走っていてそれにのり目的地まで移動。このMRTは日本でいうところの地下鉄のような感じ。駅も列車も近代的でかなり快適でこちらのほうがいいくらい。仲間の方とは連絡が行き違いになってしまったりしてなかなかあえなかったのですが何とか合流できたので、受付を済ませた後に、待ちへ散策することにしました。
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2007年07月24日
シンガポールへ 2007年7月19日
いよいよこの日が着ました。待ちに待った？海外です。とはいっても、仕事を兼ねているので羽を伸ばして遊ぶというわけではありません。初日に少し時間が取れるのくらいなので、そのときに少し日本とは違った文化の地へ訪れるというのは良いものです。と浮かれてばかりいられないのが今回の旅。今まで海外旅行の先輩であり、英語もできるパートナーの妻は、娘がまだ小さいというと事もあって留守番。そう人生初めての一人旅となってしまいました。
何をするのも一人なので、一番心配しているのは言葉の壁。私はというと英語という教科は残念ながら全くダメで喋るなんて全然。(爆)そう入ってもいくことには変わらないので、何とか頑張ろうと決意してやっとこの日がきたということもまたあるわけです。
海外には今回で5回目。なので成田での手続きについては大丈夫だと思うのですが、問題は現地についてからです。自宅からは、つくばまで妻と娘が車で送ってくれました。いつもの代わらない娘の顔を見ているとなんだか海外へ行くなんて嘘のようです。つくばで家族に別れを告げ、高速バスで一路成田へ。向かうバスの中では熟睡していました。気がついたら成田空港の第二ターミナルちょっと前あたり。もしかしたらいびきを書いていたかもしれないと思うと、周りのお客さんには申し訳ないです。
チケットカウンターで手続きをすませて、出国手続きへ。手荷物については、特に液体の持ち込み尾が厳しくなっていました。私も一つ引っかかってしまい荷物検査に回されてしまいました。平日にもかかわらず割と出国審査は混んでいました。良く見ると中学生・引率の先生らしきひともいるので、修学旅行か何かでしょうか？京都・ならがていばんだった私たちのときからすると時代は変わったんですかね？
種コック手続きを済ませる前に思ったことが一つ。今回はすべて個人手配ということもあってか、かなり自由度が高いのはいいのですが、すべて自分で行わなくてはならずいろいろと確認しながら手続きしていました。その中でちょっとビックリしたことがありました。それは航空チケットの受け取り。今回JALでネット注文をしてきたのでいつもの違い印刷した紙一枚しか持っていなかったのですが、思いのほか手続きがかかりませんでした。紙とパスポートそれからマイレージカードを渡してすぐにチケットが発行。
知らないうちに、空港も進化しているんですね。その後は保険にも入っていなかったので、自動販売機の前へ行ってまず各社のパンフレットを取ってきては見比べました。とりあえず基本的なものは揃っていてそれでコストパフォーマンスの良い一社に決めて申し込み。ガイドブックにはいろいろと制限があって…と書いてありましたが、こちらのほうがわずらわしくなくていいかなって思いました。
少しのんびりとしてから搭乗口へ。搭乗する飛行機は定刻どおりに出発しました。というわけで続きはまた後で。
シンガポール出発前日。 2007年7月18日
明日から来週の月曜日にかけて、仕事半分・旅行半分でシンガポールへ行きます。本当なら妻といきたいところなのですが、娘がまだ小さいこともありますし、もう少し大きくなったらということで今回は私一人で参加することになりました。
少し前から準備しようとしていたのですが、何かとバタバタして結局前日に準備ということで行くための準備をし始めました。前もって用意したことといえば航空券とホテルの予約くらい。これも結局だいぶ悩んでの結果でした。はじめは仕事をしている仲間同士でのツアーに参加ということも考えたのですがちょっと高い。うーんと悩んだ挙句今回は初めてですが、個人でいくことに決めました。
というわけで個人で航空券をJALで割引チケットを購入。それからホテルはシンガポール観光協会のサイトからいくつかピックアップしたものから選びメールで問い合わせて何とか確保しました。なれない英語を駆使して書くわけですからちゃんと予約できるかどうか不安でしたがなんとかなりほっとしました。
なので準備というと持っていくものをまとめるくらいなのであまり慌てていなかったというのも正直なところです。言ってみればパスポートと航空券との引き換え用紙・クレジットカードがあればなんとか事足りるわけですから。
一人ということで小さめの旅行ケースに３泊分の着替えや洗面用具を詰めてました。今回厚生労働省の海外情報によると、シンガポールをはじめ東南アジアではデング熱というのが流行しているということでしたので蚊よけ対策として携帯用蚊取り・部屋に置く液体タイプ・虫除けスプレーなどを持っていくことにしました。刺されないに越したことは無いですからね。
あとは、メモ用のノートとガイドブックそれとカメラ。あと結構大事なのが変圧プラグ。これがないとシンガポールでは家電製品が使えないですから。シンガポールはイギリスと同じ三口タイプですからこれを二口へ変換するものがないとバッテリー切れで使えなくなってしまいますものね。
あとはタオルやちょっとした携帯食などもつめました。これで準備はほぼOKという感じです。考えてみれば、というかちょっと思ったことは海外へ行くからということで特別用意しているものというのは意外に少ないなあということ。間隔としては北海道や沖縄へいくのとあまり変わらない感じです。現地での行動についてはいろいろと注意しなくてはならないけれども、行く前というのはそれほどでもないなあなんて思ってしまいました。
さて、飛行機は明日の夕方６時すぎ。なので早く行くことというのも無いので普段どおりすごすことにしました。いよいよ明日出発。体長管理だけは気をつけて何事もなく帰ってこようと思います。
===こちらもよろしく===
少し前から準備しようとしていたのですが、何かとバタバタして結局前日に準備ということで行くための準備をし始めました。前もって用意したことといえば航空券とホテルの予約くらい。これも結局だいぶ悩んでの結果でした。はじめは仕事をしている仲間同士でのツアーに参加ということも考えたのですがちょっと高い。うーんと悩んだ挙句今回は初めてですが、個人でいくことに決めました。
というわけで個人で航空券をJALで割引チケットを購入。それからホテルはシンガポール観光協会のサイトからいくつかピックアップしたものから選びメールで問い合わせて何とか確保しました。なれない英語を駆使して書くわけですからちゃんと予約できるかどうか不安でしたがなんとかなりほっとしました。
なので準備というと持っていくものをまとめるくらいなのであまり慌てていなかったというのも正直なところです。言ってみればパスポートと航空券との引き換え用紙・クレジットカードがあればなんとか事足りるわけですから。
一人ということで小さめの旅行ケースに３泊分の着替えや洗面用具を詰めてました。今回厚生労働省の海外情報によると、シンガポールをはじめ東南アジアではデング熱というのが流行しているということでしたので蚊よけ対策として携帯用蚊取り・部屋に置く液体タイプ・虫除けスプレーなどを持っていくことにしました。刺されないに越したことは無いですからね。
あとは、メモ用のノートとガイドブックそれとカメラ。あと結構大事なのが変圧プラグ。これがないとシンガポールでは家電製品が使えないですから。シンガポールはイギリスと同じ三口タイプですからこれを二口へ変換するものがないとバッテリー切れで使えなくなってしまいますものね。
あとはタオルやちょっとした携帯食などもつめました。これで準備はほぼOKという感じです。考えてみれば、というかちょっと思ったことは海外へ行くからということで特別用意しているものというのは意外に少ないなあということ。間隔としては北海道や沖縄へいくのとあまり変わらない感じです。現地での行動についてはいろいろと注意しなくてはならないけれども、行く前というのはそれほどでもないなあなんて思ってしまいました。
さて、飛行機は明日の夕方６時すぎ。なので早く行くことというのも無いので普段どおりすごすことにしました。いよいよ明日出発。体長管理だけは気をつけて何事もなく帰ってこようと思います。
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2007年07月18日
誘拐されたのは、データファイル…。 2007年7年17日
ウィルス感染には注意…、インターネットを行う祭の常識ですが、セキュリティ対策を施しているのは以外にも少ないのではないのかな？なんて思ったりします。時々ビジネスホテルなど似設置しているPCでインターネットを利用する祭に、確認するのはセキュリティ。
結構ウィルス対策ソフトが入っていないことが多かったりします。最近は分からないですが、以前はちょくちょくネットカフェも利用していましたがやっぱり入っていなかった気がします。皆さんの家庭ではどうでしょうか？私は念のため大手のセキュリティソフトを導入してはいますがそれだからといってなかなか安心はできません。
ITmediaエンタープライズが伝えている記事によると、恐ろしい記事が載っていました。『ファイルを取り戻したければ金を出せ』こんな要求をされたらかなり動揺すると思います。そう、身代金を要求するのですが、取られたのはユーザーファイル。といっても、奪われたのではなく暗号化されてしまうというもの。
ユーザーのデータを暗号がして取り戻したければ金を出せと脅すのは、ファンサムウェアというものだということをロシアののセキュリティソフトメーカー、Kaspersky Labが伝えています。初めて登場したのは昨年の1月。それ以来なりをひそめていたそうなのですが、新たに今回被害報告が寄せられたといいます。
被害者の文字・写真は暗号化されて、無意味な文字の羅列になってしまう。英語テキストの「read_me.txt」というファイルを表示。内容は「われわれのソフトを買わなければ暗号は解けない。値段は300ドル。7月15日までに連絡がなければ、個人情報をすべて公開し、データはすべて失われる」と脅す内容になっているといいます。
被害はロシア国外のようですが、作成された場所や本拠地はどうやらロシアにあるようです。Kaspersky Labでは、万が一この種のランサムウェアの被害に遭っても、決して犯人に金を払うようなことはせず、ウイルス対策ベンダーに連絡を取ってほしいと助言。定期的にデータのバックアップを取ることも推奨している。
まさにそのとおりというか、バックアップを取る癖をつけておかないとダメだなあと思います。私も何打噛んだ言っても、HDDが飛んでしまってからというものはこまめにバックアップを取っています。やはり何が起きるのかは分かりませんからね。
ロシアというと、あまり知られてはいないのかもしれませんが、IT大国。多くの技術者を抱えていて、かなり優秀でヨーロッパ諸国ではかなり知られているのだとか。近年まではさほどインターネットもふきゅうしていなかったそうなのですが、ここに来て、モスクワ近郊もかなりの人がネットをするようになってきたといいます。
もともとロシアは多くの優れた技術をもつ国です。しかも技術供与をせずとも自らの力で生み出し発展させるところはすごい。こういった優れた技術があり、また技術者がいるといいときはいいのですが、その反対ももちろんありうるということです。
日本はIT技術に関しては遅れをとっているわけではないと思いますが、決して傑出して優れているとも言いがたいと思います。自分のみは自分で守る。ネット上の常識かもしれませんが、今回のタイプが日本まで影響を及ぼすようになるとかなり混乱するのではないのかなと思います。
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ITmediaエンタープライズが伝えている記事によると、恐ろしい記事が載っていました。『ファイルを取り戻したければ金を出せ』こんな要求をされたらかなり動揺すると思います。そう、身代金を要求するのですが、取られたのはユーザーファイル。といっても、奪われたのではなく暗号化されてしまうというもの。
ユーザーのデータを暗号がして取り戻したければ金を出せと脅すのは、ファンサムウェアというものだということをロシアののセキュリティソフトメーカー、Kaspersky Labが伝えています。初めて登場したのは昨年の1月。それ以来なりをひそめていたそうなのですが、新たに今回被害報告が寄せられたといいます。
被害者の文字・写真は暗号化されて、無意味な文字の羅列になってしまう。英語テキストの「read_me.txt」というファイルを表示。内容は「われわれのソフトを買わなければ暗号は解けない。値段は300ドル。7月15日までに連絡がなければ、個人情報をすべて公開し、データはすべて失われる」と脅す内容になっているといいます。
被害はロシア国外のようですが、作成された場所や本拠地はどうやらロシアにあるようです。Kaspersky Labでは、万が一この種のランサムウェアの被害に遭っても、決して犯人に金を払うようなことはせず、ウイルス対策ベンダーに連絡を取ってほしいと助言。定期的にデータのバックアップを取ることも推奨している。
まさにそのとおりというか、バックアップを取る癖をつけておかないとダメだなあと思います。私も何打噛んだ言っても、HDDが飛んでしまってからというものはこまめにバックアップを取っています。やはり何が起きるのかは分かりませんからね。
ロシアというと、あまり知られてはいないのかもしれませんが、IT大国。多くの技術者を抱えていて、かなり優秀でヨーロッパ諸国ではかなり知られているのだとか。近年まではさほどインターネットもふきゅうしていなかったそうなのですが、ここに来て、モスクワ近郊もかなりの人がネットをするようになってきたといいます。
もともとロシアは多くの優れた技術をもつ国です。しかも技術供与をせずとも自らの力で生み出し発展させるところはすごい。こういった優れた技術があり、また技術者がいるといいときはいいのですが、その反対ももちろんありうるということです。
日本はIT技術に関しては遅れをとっているわけではないと思いますが、決して傑出して優れているとも言いがたいと思います。自分のみは自分で守る。ネット上の常識かもしれませんが、今回のタイプが日本まで影響を及ぼすようになるとかなり混乱するのではないのかなと思います。
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2007年07月17日
またも中越地方で地震 2007年7月16日
日本は改めて地震大国なんだということをまざまざと思い知らされた感じがしました。3年の間に2度も大きな地震に襲われた新潟に住む人々にとってはつらい一日だったと思いますし、亡くなられた方に対しては、まずご冥福をお祈りします。
地震は恐ろしい。過去において私自身は震度5のゆれを経験したことがありますが、それでも家がつぶれるんではないかという恐怖に襲われたのを覚えています。多少のゆれに対してはなんとも思わないけれども、大きなゆれがおきたときには咄嗟に身構えてしまいます。
朝起きて休日ということもあり午前中はのんびり過ごそうかななんて妻と話していた矢先でした。今まであまり経験したことの無いタイプの揺れが茨城でも感じました。ゆっくりと大きな船に乗って揺さぶられているあるいはつり橋にいて端がゆれているという感じでした。
直感でどこかで大きな地震が起きたんじゃないかと思いました。かなり長く一分くらいは揺れていたように感じました。テレビをつけると、NHKではもう津波警報とともに震度6のアナウンスが流れていました。それを見たときに何でまた…。と思ってしまいました。
今年の3月に能登で地震がありましたが、能登でも震度5弱。私が小・中学校のころの教科書だと思うのですが、過去に新潟で大きな地震があったことが記載されていたのを覚えています。そういう意味で、大きな地震がおきやすい地域の一つのなのかもしれませんがだからといってこの頻度で来なくても…。
地震が恐ろしいのは一瞬にして破壊してしまうこともそうですが、その後の余震もまた恐ろしいです。被害が地盤そのものに起きることもあって、復旧にも多くの時間・お金がかかってしまいます。それを乗り越える為には、並大抵のことではないと思います。
しばらくは余震が続くようなときに限って雨が降る予報が出ているということもまた被害を一段と深刻なものにしてしまうようで胸が痛みます。なんとか落ち着いて一刻も早く安全に活動できるようにとまずは願うばかりです。
日本列島に住んでいるということは、火山の上で生活をしているということ。温泉などの恵みを得てもいますが、それと同じくらい地震などの災害とともに歩んでいるということを忘れてはならないと思いました。
気になって気象庁のHPを少し覗いて感じたのは、日本列島では毎日どこかで必ずといっていいほど地震が起きているということ。
TVや速報で伝えられるのは、震度3以上ですが、それ以外にも小規模の地震は沖縄から北海道に至るまでどこかで発生しているという事実があります。頻度から考えると、どこで大規模な地震が発生してもおかしくないのが日本列島。自分の住んでいる地域は地震が来ないなんて保障はどこにも無いということです。普段からの備えを確りして対応しなくてはならないということをまた思いました。
===こちらもよろしく===
地震は恐ろしい。過去において私自身は震度5のゆれを経験したことがありますが、それでも家がつぶれるんではないかという恐怖に襲われたのを覚えています。多少のゆれに対してはなんとも思わないけれども、大きなゆれがおきたときには咄嗟に身構えてしまいます。
朝起きて休日ということもあり午前中はのんびり過ごそうかななんて妻と話していた矢先でした。今まであまり経験したことの無いタイプの揺れが茨城でも感じました。ゆっくりと大きな船に乗って揺さぶられているあるいはつり橋にいて端がゆれているという感じでした。
直感でどこかで大きな地震が起きたんじゃないかと思いました。かなり長く一分くらいは揺れていたように感じました。テレビをつけると、NHKではもう津波警報とともに震度6のアナウンスが流れていました。それを見たときに何でまた…。と思ってしまいました。
今年の3月に能登で地震がありましたが、能登でも震度5弱。私が小・中学校のころの教科書だと思うのですが、過去に新潟で大きな地震があったことが記載されていたのを覚えています。そういう意味で、大きな地震がおきやすい地域の一つのなのかもしれませんがだからといってこの頻度で来なくても…。
地震が恐ろしいのは一瞬にして破壊してしまうこともそうですが、その後の余震もまた恐ろしいです。被害が地盤そのものに起きることもあって、復旧にも多くの時間・お金がかかってしまいます。それを乗り越える為には、並大抵のことではないと思います。
しばらくは余震が続くようなときに限って雨が降る予報が出ているということもまた被害を一段と深刻なものにしてしまうようで胸が痛みます。なんとか落ち着いて一刻も早く安全に活動できるようにとまずは願うばかりです。
日本列島に住んでいるということは、火山の上で生活をしているということ。温泉などの恵みを得てもいますが、それと同じくらい地震などの災害とともに歩んでいるということを忘れてはならないと思いました。
気になって気象庁のHPを少し覗いて感じたのは、日本列島では毎日どこかで必ずといっていいほど地震が起きているということ。
TVや速報で伝えられるのは、震度3以上ですが、それ以外にも小規模の地震は沖縄から北海道に至るまでどこかで発生しているという事実があります。頻度から考えると、どこで大規模な地震が発生してもおかしくないのが日本列島。自分の住んでいる地域は地震が来ないなんて保障はどこにも無いということです。普段からの備えを確りして対応しなくてはならないということをまた思いました。
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2007年07月16日
日本人の心＝富士山？ 2007年7月15日
富士山をみるとちょっとほっとするというか、つい眺めてみてしまいたくなるそんな気になってしまうのは私だけでしょうか。幼いころ、川崎に住んでいたときには、富士山を見るとなると多摩川の河川敷か、小学校の屋上、それから近くにある多摩丘陵から眺めるくらいでしたが、時折何かの拍子でふと見える富士山は好きでした。
最近ではだいぶ遠くなったこともあってこの目で見る機会はめっきり減ってしまいましたが、古くから日本人が信仰の対象としてきたことはなんとなく感じてしまいます。記録によると、万葉集の中ではすでに歌われているといいますから、奈良時代にはもう良く知られた存在だったことがわかります。
江戸時代になると、江戸付近では富士塚があちこちに作られるようになったり、川崎もそうですが富士見という地名があちこちにあります。まさに庶民からの信仰を集めていた山であり、富士山の本当の意義とはそういう人々の心の中にあるのかもしれません。
さて、富士山の話題というと、近年ではユネスコの世界遺産に登録をなんていう向きも強くなっていて、ユネスコ側も富士山を暫定リストに登録したという。そんな富士山が正式に登録されないのにはいくつか理由があります。一つには富士山のような形の山が珍しくないこと、山麓の開発が進んでしまっていること、登山道またその付近にごみが多いことなどなど。
そんななか見つけたのが毎日新聞の記事で、山頂付近には、記念としてか石を並べて字や絵を書く「石文字」が、存在しているという。この行為は、一帯に生息するコケ類などに悪影響があるそうなのです。景観の問題だけでなく、植生にも影響を及ぼすということを多くの人は自覚していないとしか思えません。
そもそも、富士山は、富士箱根伊豆国立公園の特別保護地区になっています。記事によると、この地域では、土石の採取や形状変更は6ヶ月以下の懲役か50万円以下の罰金の対象になるという。静岡大理学部の増沢武弘教授によると、一帯の砂れきの間には、分かっているだけで約２０種類のコケ類や地衣類が自生。石を動かすと生息を妨げることにつながるといい、厳しい環境で生きる植物への悪影響も懸念されているという。
環境問題について最近では『エコ・エコ』なんてかんじで言われていますが、間接的な環境破壊もさることながら、自らの手でもってあえて破壊する行為を平気で行う神経はどういうことなんでしょうか。市民ボランティアの方が撤去作業をしているそうですが、空気の薄い山頂での作業は困難を極めていて、原状回復は無理だといいます。
環境省でもチラシ・ポスターで呼びかけているようですが、そういうことでもしないと身勝手なことをしてしまうとはなんだか情けなくなってきてしまいます。遠い昔の人々が今の光景をみたらなんと嘆くのでしょうか。大切なものを大切に扱っていく。あたりまえのようなことであるにもかかわらずそれができていないということ。美しき日本の風景の一つである富士山の今の姿は、今の日本人の心のありようをそのまま映し出しているのかもしれません。
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最近ではだいぶ遠くなったこともあってこの目で見る機会はめっきり減ってしまいましたが、古くから日本人が信仰の対象としてきたことはなんとなく感じてしまいます。記録によると、万葉集の中ではすでに歌われているといいますから、奈良時代にはもう良く知られた存在だったことがわかります。
江戸時代になると、江戸付近では富士塚があちこちに作られるようになったり、川崎もそうですが富士見という地名があちこちにあります。まさに庶民からの信仰を集めていた山であり、富士山の本当の意義とはそういう人々の心の中にあるのかもしれません。
さて、富士山の話題というと、近年ではユネスコの世界遺産に登録をなんていう向きも強くなっていて、ユネスコ側も富士山を暫定リストに登録したという。そんな富士山が正式に登録されないのにはいくつか理由があります。一つには富士山のような形の山が珍しくないこと、山麓の開発が進んでしまっていること、登山道またその付近にごみが多いことなどなど。
そんななか見つけたのが毎日新聞の記事で、山頂付近には、記念としてか石を並べて字や絵を書く「石文字」が、存在しているという。この行為は、一帯に生息するコケ類などに悪影響があるそうなのです。景観の問題だけでなく、植生にも影響を及ぼすということを多くの人は自覚していないとしか思えません。
そもそも、富士山は、富士箱根伊豆国立公園の特別保護地区になっています。記事によると、この地域では、土石の採取や形状変更は6ヶ月以下の懲役か50万円以下の罰金の対象になるという。静岡大理学部の増沢武弘教授によると、一帯の砂れきの間には、分かっているだけで約２０種類のコケ類や地衣類が自生。石を動かすと生息を妨げることにつながるといい、厳しい環境で生きる植物への悪影響も懸念されているという。
環境問題について最近では『エコ・エコ』なんてかんじで言われていますが、間接的な環境破壊もさることながら、自らの手でもってあえて破壊する行為を平気で行う神経はどういうことなんでしょうか。市民ボランティアの方が撤去作業をしているそうですが、空気の薄い山頂での作業は困難を極めていて、原状回復は無理だといいます。
環境省でもチラシ・ポスターで呼びかけているようですが、そういうことでもしないと身勝手なことをしてしまうとはなんだか情けなくなってきてしまいます。遠い昔の人々が今の光景をみたらなんと嘆くのでしょうか。大切なものを大切に扱っていく。あたりまえのようなことであるにもかかわらずそれができていないということ。美しき日本の風景の一つである富士山の今の姿は、今の日本人の心のありようをそのまま映し出しているのかもしれません。
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