このだんごの醤油の焦げ具合、香ばしくてウマいんです。

 

埼玉県の“小江戸”川越には美味しいものがたくさんありますが、焼きだんごも名物の1つ。川越市に2年間住んでた私の想い出の味が、時の鐘の下のオダンゴ「田中屋」。米粉を熱湯で硬めに練って、手作りの串に刺して焼いたものだんごは1本60円です。

 

 

のれんに「創業文久元年(1861年)」。文久2年が、坂下門外の変、寺田屋事件の起きた年です。まさに勤王討幕の嵐吹き荒れる幕末から数えて、今年で150年という歴史あるだんご屋さんです。

 

午前11時前に開店して、日曜ならば正午過ぎに完売します。平日は運がよくて午後3時頃までというのは昔も同じで、あの頃も大人気でした。炭火でこんがり焼いて、煮きり醤油をつけて、焼き上がったら木のおひつで保管。注文が入れば軽く炙って出来上がり。

 

 

「ごちそうさんでした。これを食べるのも25年ぶりですよ」
「25年といえば四半世紀じゃねえか」と笑うご主人。
「ええ、この(写真パネルの)先代のおばあちゃんにも焼いてもらいました」
「そうかい。そういえば婆さんも死んで25年くらいになるなあ」

 

この素朴な味が、私の想い出の味なのです。オヤジさん、頑張ってください。

 

調査費用: 300円 (おだんご60円×5本) 2008年訪問

 

鐘撞堂下 田中屋

埼玉県川越市幸町15-10 (食べログによる店舗情報)

 

川越の観光(川越市役所ホームページ)