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手作業で麺を丸めてるのは負死鳥カラス氏です。
六厘舎の鎖国麺の開発をはじめ、いろいろ巷をお騒がせしている「戦う製麺屋」負死鳥カラス氏が勤めてる浅草開化楼。ボニート・ボニートのマスターにくっついて、工場を見学してまいりました。
「下町屈指、手作りの味」浅草開化楼は、かっぱ橋道具街のすぐ近く、大通りをちょっと曲がった路地にありました。事前に釘を刺されてはいたんですけどね。「本当に小さい工場ですよ」って。
ほんとに、ちーちゃかった。これでほぼ全部ですがな。
最初ね「あー、ここが出荷倉庫か。隣が工場かな…」と。ここでしたよ、奥が工場。隣にもう1つ小さな倉庫がありましたけどね。
これは工場(こうじょう)とは読みません。町工場(まちこうば)です。
入口の脇では、麺を袋詰めしてました。……手作業で。
もうツッコミどころ満載じゃないのか、ここは。文章でどう美化しても、写真がゴマかし切れないぞ、これじゃ。
奥の工場から出てきた麺は、左の冷蔵庫に入れられて熱をとり、1日寝かせます。冷蔵庫の左では、蒸し麺を作る蒸気があがってました。
「あの、カラスさんは…」
「おーい、カラス。お客さんが見えられたぞ。おーい、カラス…」
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会社でも本当にカラスって呼ばれてんのか、おめーはっっ。
もう、ツッコむ気力もなくなってきたよ、おれ。
工場の中はですね、こういう感じでございました。結構若い方も多かったですね。その中に、帽子かぶって六厘舎の藍色Tシャツを着て、麺をまるめてる人がいましたよ。負死鳥カラス氏です。
「やあ、いらっしゃい。小さくて驚いたでしょ」
普通、驚きます。驚くなってほうが無理です。この小さい町工場で、【q=(^ー゚)チーメン】はじめ、強麺、鎖国麺その他もろもろが製造されてるわけですか。
某製麺所さんなんか、コンピュータで温度管理に湿度調整、エアシャワールームで外気遮断、衛生徹底のオートメーションだそうですよ。テクノロジー最先端ですよ。21世紀ですよ。開化楼さんの工場なんか、失礼ですけどカレンダーに昭和83年って書いてありそうだもんな。
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あんたら竹槍でB29と戦うつもりか。目眩してきた
。
時間は午前11時半。朝6時からという工場は、まだまだ麺を作っております。これは粉のミキサー。いろんな配合の粉を攪拌してます。
これからローラーで圧力かけて、ベルト状になる生地でございます。雑然というか、コンパクトにまとめられたというべきか、中学校の体育館のほうがはるかに広いというこの狭いラインの中で、次々と種類の違う麺が作られていくわけですね。
圧力かかって、帯になった生地がロールに巻き取られていきます。これを切る作業は別の機械なわけですが…。
裁断された麺を丸めるのは、やっぱりまた手作業。
1列5個の玉にまとめまして、木箱に入れて、あら熱をとるため表の冷蔵庫へ。この「丸め」の作業で、人によって力の差、縮れの差ができちゃうらしいです。なるほどね、同じ店で2日連続で食べても、麺の形状がビミョーに違うのはこのせいなのか。
しかしですね、六厘舎の鎖国麺が一番わかりやすいだろうけど、1軒のラーメン屋さんのために特殊生地(しかも他の店には出さない専用品)を作っちゃったりしてるんですね、この小さな町工場で。朝6時から午後4時までの長丁場の作業の中で。
ほんとね、あらゆる意味でびっくりの連続ですよ、浅草開化楼は。
左手前は計量中の麺。10玉に1つくらい「人力」で、重さが狂ってないか計量してました。
工場見学してたら、カラス氏が言うんですよ。「ぎずもさん、どんどん写真撮っちゃってください」。いつもテレビや雑誌の取材が来たとき、工場の中も撮影させるんだけど、1回も放送されたことがない、雑誌に載ったことがないって嘆いてました。
そうだよな、そりゃそーだろー。どう考えても、吠える製麺屋、負死鳥カラスという「珍獣」に取材申し込みをしてるんであって、工場の中は普通すぎてニュースバリューはないと思うぞ。ある意味正しいと思う。
でも、その町工場で作られてる麺が、人気のラーメン屋さんに届けられてるわけだからね。たまには、全工程をじっくり取材する雑誌の1つくらいはあってもいいような気がするけど…。dancyuさん、次回のラーメン特集のときでもいかが?
など考えつつ写真を、薦められるまま撮っていたら、帰ってきてやっこさんのブログに
同行のぎずもサンも含め、まぁとにかく工場の狭さと、反比例する人の数にビックリされたと思います(^ー゚)b
その内ぎずもサンがレポしてくれるんじゃないかな?
どーだ!ぎずも(`・ω・´)オレの手丸めの技におそれいっただろ!(爆)
てっ、てめー、ハメやがったな。リポート書かなきゃならない立場に追い込みやがって。俺は浅草開化楼の広報マンじゃねーやいっっ
。