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甲府鳥もつ煮・B-1バージョン

第5回ご当地B級グルメの祭典「B-1グランプリ」で優勝=ゴールドグランプリを獲得した甲府鳥もつ煮。昭和25年ごろ、甲府の蕎麦店「奥藤本店」で誕生したご当地グルメです。

食材は鳥もつだけど、甲府の焼きとり屋で置いている店は少なく、そば屋に行くと必ずあるという不思議な存在です。発祥の店・奥藤本店のレシピは、生もつと砂糖・醤油のみ。

甲府を中心に、山梨県の一部にしかないB級ご当地グルメの「甲府鳥もつ煮」のおいしい店を、みなさまの縁をとりもつ隊の皆さんに教えてもらいました。ごく一部ですが、ご紹介します。
みなさまの縁をとりもつ隊、出陣式

B-1グランプリは、町おこしを目指す一般人が調理する団体が主流です(例:富士宮やきそば、十和田バラ焼き、なみえ焼そば等)。
しかし「本場・本物の味を伝えたい!」と飲食店のプロの助っ人を仰ぐ混成チームもあります(こちらは、久留米やきとり、津山ホルモンうどん)。

甲府は後者で、調理補助や販売をする市役所職員ボランティア“みなさまの縁をとりもつ隊”がメインながら、調理の仕上げは本職が援軍に駆けつけてます。

写真は土曜日スタート前の朝礼風景。茶色の作務衣を来ているプロ集団、左から川田奥藤第二分店・名取信造さん奥藤本店・塩見大造さん生そば きり・川西司郎さん住吉奥藤第八分店・土屋大介さん、そして衣装が間に合わなかった敷島奥藤第五分店・名取義雄さん(黒いポロシャツは、みなさまの縁をとりもつ隊の面々)。

甲府鳥もつ煮・奥藤本店

トップバッターは、甲府鳥もつ煮発祥の店「奥藤本店」4代目・塩見大造さん作の甲府鳥もつ煮。醤油と砂糖のテリをまとわせるのがコツ。

とんかつ力・甲府鳥もつ煮

ポスターに使われる率の多い「とんかつ力」の甲府鳥もつ煮。

「あれれ、さっき蕎麦屋の定番書いたよね。何故とんかつ屋?」というのには、とってもふかーいわけがある。奥藤本店・初代の5男で、甲府鳥もつ煮のレシピを考えた塩見力造さんは、その後、独立してとんかつ屋を開業(そば屋は実家と競合するので、職種を変えたんだって)。

とんかつ力 塩見力造翁・順造マスター奥藤本店・塩見大造さん+パンチ砂糖

特別公開。
左の写真、左が甲府鳥もつ煮のレシピを考えた伝説の人、塩見力造翁(とんかつ力の創業者)。お歳を召したので、営業時間中に厨房には立たないけど、ふわふわの玉子焼きを作ったり、赤だし味噌汁の出汁をひいたり料理人として今も現役。右は息子の順造さん。

右は奥藤のれん会総帥の本店4代目・塩見大造さん(パンチ佐藤さんが取材に来たときの記念写真)。

よく「甲府鳥もつ煮には、本家と元祖がある」って誤解する人がいるけど、実は一族。発祥の店・奥藤本店4代目・大造さんの大伯父が、レシピ考案者でとんかつ力初代の力造翁。

この人たちの店から、甲府市内にどんどん広まって行ったそうです。

とんかつ力 元祖鳥もつ丼

とんかつ力の元祖「鳥もつ煮丼」。

甲府鳥もつ煮が誕生した昭和25年はまだ終戦直後、食糧統制があって、外食(食堂営業)も簡単に許可されなかった時代。今では酒のつまみとして食べられている「鳥もつ煮」も、まずは安くて旨い丼メシとして登場したそうな。

筍スライスをご飯に敷き、椎茸と青物野菜、もつが乗るのが「とんかつ力」に伝えられている“考案者バージョン”。筍と椎茸のコンビは、「五目そば」の材料として必ず蕎麦屋にある食材だったからなんだって。

川田奥藤・甲府鳥もつ煮

甲府鳥もつ煮(みなさまの縁をとりもつ隊)調理班のリーダーにして作戦本部長、川田奥藤・名取信造さん作「甲府鳥もつ煮」。コリコリした砂肝やハツ、やわらかいレバーで構成してます。

川田奥藤はある意味“でか盛りの店”なので訪問時注意ね。週末や休日はメッチャ混む店です。

鳥もつ煮丼

調理班第3の男、住吉奥藤・土屋大介さんとこの「甲府鳥もつ丼」。

テリが強く、汁があまり底に残らない調理法は「とんかつ力」の塩見力造翁の直伝。仕上げにタレを飴状にして、キャラメルみたいにコーティングするのが元祖流で、まさに職人の技。

甲府鳥もつ煮 生そば・きり

調理班No.4の「生そば きり」生そば きり・川西司郎さん作。こちらは、砂糖・醤油に、みりんや酒も加えたオリジナルタレで勝負してます。そば屋はほとんど夜8時で閉まっちゃいますが、「きり」は深夜2時までやってるので、2軒目に便利。

丸の内第八分店 鳥もつ煮丼

食べログなんかで評判のいい奥藤丸の内第八分店の「鳥もつ丼」。こちらも元祖流で、味はしっかりついてるのに、余分なタレはご飯にのせないこだわりがあります。

これはごくごく一部だそうです。元祖系の店を食べ歩きましたが、甲府には甲府鳥もつ煮を出す店がたくさんありますので、ぜひ一度足をお運びください。