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三越前、金子半之助「江戸前天丼」

日本橋「つじ半」のぜいたく丼に感激したので、姉妹店の天丼「金子半之助」はどんな店かと興味を持ちました。なるほど、こっちも繁盛するはずだ。食べる喜び!?を提供してますから。

テレビの“行列が長い店”特集で紹介された直後には、最大4時間待ちにもなったという金子半之助。無事1時間待ちで「江戸前天丼」食べることが出来ました。 
三越前、天丼 金子半之助 メニュー

食事メニューは「江戸前天丼」1品のみで、天ぷらの追加オプション一切なし(穴子、または海老をキスに変更はOK)。これならオーダーミスが発生しにくいし、調理スピード=お客の回転も上がりますね。

江戸前って本来は東京湾の幸のことですが、上方に対しての東京流儀の意味もあります。 「江戸前天丼」はイメージ的なネーミングのようです。

三越前、金子半之助「江戸前天丼」

目の前で白メシを盛ってるときに、「おおお!」と驚いたですよ。吉野家の牛丼(大)より大きいぞ、間口が広いから、この丼は。

実はトリックというか工夫があって、「保温のための」二重底=上げ底になっているのです(底の下が空洞)。ご飯が入るところは60%くらいじゃないかな、ビジュアルの。ガツガツかっこむ丼メシはガッツリ系であって欲しい、でもメタボが心配で喰えない…という世代の方も、目で楽しめて胃袋にも安全。

皮肉じゃなくて、本当に感心したわけ。すごい演出力だ。

三越前、金子半之助「江戸前天丼」

エビが2本に、アナゴの1本揚げ、イカがメインのかき揚げ、しし唐、海苔に、秘密兵器は「半熟玉子天」。江戸風の色の濃い天つゆを丁寧にかけて、ボリュームを演出しています。

付け合わせとして卓上にあるのは、これも感心した「がりごぼう」。ガリ(しょうが)とゴボウの漬物ですが、口の中がさっぱりして、天丼にイイ!です。

三越前、天丼 金子半之助 半熟玉子天

黄身がとろーり!と流れだす半熟玉子の天ぷら。これもイイなー。
「食べ手の気持ちを分かってる」というか、楽しませ方を心得てるというか、行列が絶えないのも分かるような気がします。 味が平均点+ちょいプラスだったとしても、目で楽しむ要素とか、他で味わえないワクワク感がありますもの。

三越前、天丼 金子半之助

細い路地裏の、1Fカウンター6席、2F14席の小さな店です。でもこの角度の写真を縦にトリミングすると、老舗天ぷら屋の風格に見えるンですよ(ホームページの写真参照)。つじ半といい、金子半之助といい、よく考えてあるなーと感心しました。

ランチの1時間行列は確かにツライけど、でもまた行ってみたいなー、この店は。味も好みだったし。

天丼 金子半之助(かねこはんのすけ)
公式サイト 食べログ

03-3243-0707
東京都中央区日本橋室町1-11-15
月〜金 11:00〜22:00(21:30 LO)
土日祝 10:00〜21:00
不定休(年末年始ほか)


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