2012年02月10日

就職活動における面接対策

2回生の皆さんは、学期末試験も終わって、春休みに突入。今、一番幸せな時期でしょう。4回生は、卒業旅行などの思い出づくりの時期であるのと同時に、「4月から働かなくてはならないんだぁ〜」「学生やめてくないよぉ〜」って憂鬱な気分になる時期でもあります。

そんな中、3回生は、就職活動が本格化。就職活動期間が12月からに短縮されたおかげで、短期決戦…といえば聞こえがいいですが、短期集中で密度の濃い時間を過ごしていることと思います。

最近、私が一生懸命書いているにもかかわらず、このブログへのアクセス数が少なくて、しかもコメントも少なくて、張り合いがなく、私も春休みをとろうかなって思いましたが、今回は、3回生のために面接の心得を書いていこうと思います。

正直、私は就職活動をしたことがないので、その現場に立ったことはありません。だから、これから書くことは、歴代OB・OGの話をまとめたものです。就職対策本と重なるところ、矛盾するところがあるかと思いますが、参考になるところだけ参考にしてください。

面接は、一言でいえば営業の場です。自分という商品を買ってもらえるようにアピールする場です。企業にとっては、人件費に見合うだけの貢献をしてくれるのかを見極めたいと思っているわけなので、自分がそういう人材だということを売り込んでください。

面接の準備をする際の重要なポイントは、相手の立場に立つということです。

今日面接する人は、どのような立場の人かを考えて、答えを準備する必要があります。たとえば、面接官は、多くの場合その企業の人なので(人材コンサルが入る場合もありますが)、自分の企業についてよく勉強してきた人と、一般的なことしか言えない人とどちらが高い受けるかは一目瞭然だと思います。いくら正しくても、その企業や業界を批判するような物言いは、相手に不快感を与えます。

はじめの方の面接は人事担当の人たちが面接にあたります。彼らは、人材として使える人間なのかを見極めようとします。多くの場合、その学生を採用して職場に送り込んだとして、職場になじむか、この学生が部下にいたら仕事がしやすいかといった観点から評価することになります。

最終面接は、その企業の幹部です。かつてゼミ生で、最終面接において10何連敗したのがいます。彼は、人材としてひじょうに優秀なのですが(最終面接に残っているわけですから)、どこか評論家的なところがあって、内定を出しても自分の企業に来てくれるか、入社してから一生懸命働いてくれるのかについて、幹部が確信を持てなかったのだと思います。最終面接では、もしも入社したら骨をうずめるつもりで働くことを、目を泳がせずに言ってください。

準備にあたっては、自分がアピールできる話を5つほど用意してください。そのうちの1つ2つはエントリーシートに書いてあるはずです。できるだけ具体的でリアリティのある話の方がいいです。そして、その武器を、相手の質問に絡めて繰り出すつもりで面接に臨んでください。

次に、面接会場においてです。私のゼミの選考をした3回生ならばよくわかっていると思いますが、会場に入ったところから選考が始まっていると考えてください。もちろん遅刻は、電車が遅れたといった不測の事態も含めて、絶対にマイナスに評価されます。待合室で、端っこの方にポツンと座っているヤツと、和やかに話しているヤツとどちらが好印象でしょうか?

部屋に入って座るまでの時間は黄金の時間です。ドアを開けて面接官と目を合わせる。そのときにどのような表情を浮かべるかをよくよくよ〜く考えてください。緊張感がないのもダメだと思います。あるレベルの緊張感を持っているけど、少しでもいい印象をもってもらおうと頑張っているな、と相手に思わせることが肝心です。

場数を踏めばだんだん慣れてきますが、面接は緊張するのが当たり前です。「緊張してるな、自分…」と思うことができれば、自分を客観視できているので、大丈夫です。椅子に座ったら、頭をフル回転させてください。集団面接の時、ほかの人が答えている時の態度もみられています。

多くの場合、企業の志望理由が聴かれます。ここで印象的な話をするようにしてください。印象的というのは、後で人事担当者が選考するときに、話題に上るような話ということです。この企業でなければ自分は生かされないという積極的な理由をひねる出せるかがポイントです。

特に集団面接のときには、発言の順番によって、自分が用意していた話と似たような話を先にされてしまう場合があります。絶対に同じ話をしてはいけません。集団面接の場合、そのグループで一人しか残らないと考えてください。一番すぐれた人材であるとアピールするべく回答してください。

1対1の面談で注意すべきなのは、話が弾んだからうまく行ったと思ったらダメだったというパターンが非常に多いということです。面接時間の早い段階で、「うちの企業にはいらないな」って判断したとき、すぐに帰らせるのは悪いので、雑談をして時間を経過させるということがよくあります。

逆に、厳しい質問が来てタジタジになりダメだと思ったら結果よかったというケースもあります。これは、面接担当者が真剣に人材を見極めようとしている場合があるからです。ストレス耐性を見ている場合もあります。だから、圧迫面接の場合はともかく、どのような質問にも、やわらかい表情で誠意をもって答える必要があります。

政策学部および私のゼミの活動を説明した時に予想される反応は、そういう勉強しているんだったら公務員向きなんじゃないの?っていうことです。これで答えが詰まって失敗した学生がいます。これはチャンスボールです。答え方はそれぞれ考えてほしいですが、政策学部が養成しようとしている政策能力というのは問題を発見する能力と問題を解決する能力のことを言っていて、そういった力を身につけるためのカリキュラムの下で鍛えられてきたこと、そしてゼミでは公務員になる人は意外と少なくて、卒業生は優良な民間企業で活躍している人が多いことをしっかりとアピールしてください。

さて、面接対策でよく聴かれる質問は、自分をありのままに出すのか、作った自分で臨むのかです。偽った人間を装うと、入社した後に厳しくなるので、素の自分で行った方がいいというのが一般的な答えでしょう。素の自分であっても採用されるような素だったらそれでいいでしょう。つまりは、自己分析をきちんとしていて自分に合った業界・企業・職種を志望しているのならば、それでいいかもしれません。

ただし、企業社会においては、正直者=使える人材とは限りません。2期生の某学生が残した名言で「バレない嘘は全部つけ!」というのがあります。そいつは、嘘八百並べ立てて、面接は連戦連勝でした。彼はそういうキャラクターだというのも重要なポイントですが、おそらくたくさんの人間を見てきている人事担当者は、彼が嘘を言っているかもしれないと思ったはずです。ここからが重要なのですが、嘘かもしれないけど、そのように一生懸命嘘をつく人材は、営業などの採用にはマイナスにはならず、プラスになるということです。営業という仕事では、どこかで嘘をつかなければならない場面が出てくるということです。

おそらく面接室に入った瞬間と同じくらい重要なのは、「最後に何か質問はありますか?」という問いかけにどう答えるかです。ここで気のきいた質問ができるかが重要になります。福利厚生なんかを聴くのは愚かで、その会社の企業戦略にかかわる部分でいい質問ができるといいですね。

最後に、いい印象を残して去っていくのが大切です。「ありがとうございました」と心をこめて言えるかどうか。面接官もたくさんの人間に会っていて疲れています。その人たちの心にすっと入ってくる一言が言えれば理想です。

面接が終わったら、帰りの電車の中で、ノートに、その日聴かれたこと、それに対して答えた内容、もしも失敗したと思ったら、理想の答えは何だったのかなどを必ず書きとめてください。面接の後は、テンションが上がっていて、あるいは疲れていて、そういうことをする気が起きないものですが、その積み重ねがひと月ふた月経つと、大きな差になって現れてくるのです。

就職活動とは、多くの学生にとって挫折の連続です。50社エントリーしたら49社からは「お祈り」メールが来ます。49回落胆するわけですが、1社志望度が高い会社から内定をもらえれば、勝利者なのです。

重要なのは、自信を失わないということ。自分は社会に役立たない人間なのではないか…ってけっして思わないこと。今の3回生には、社会に役立ちそうもない人間はひとりもいません。うまくいかないのは、自己分析、企業選び、面接対策などのどこかに問題があるからです。

春休み中、いつでも相談に乗るので、メンタルやられたぁ〜って感じたら、メールをください!!



kazamasemi
posted at 15:21
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